いのちの輝きとは、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のロゴマークのテーマである。
ロゴそのものを指して言う場合もある。
公式キャラクターについては「ミャクミャク」を参照のこと。ここではキャラクターの選考過程まで記載する。
概要
日本国際博覧会協会は2019年から万博のロゴマークを公募していた。5894件の応募があり、2020年8月3日に最終候補の5作品が発表された。
https://twitter.com/meti_NIPPON/status/1290187151796142080
インターネットなどで一般の人からの意見も集め、選考委員会が最終的に決定した。
そして8月25日に、決定した公式ロゴマークが発表された。
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https://twitter.com/meti_NIPPON/status/1298152038761562112
作者は大阪市浪速区稲荷を拠点とするクリエイター集団「TEAM INARI」(チームイナリ)によるもの。「いのちの輝き」をテーマに、細胞(セル)を意識した球体を繋げたデザインとなっている。
意匠としては、1970年の大阪万博のロゴの各部5つを生き物としてとらえた上で色を反転させて、細胞の一部として組み込んでいる。
踊っている。跳ねている。弾んでいる。だから生きている。大阪・関西万博。1970年のデザインエレメントをDNAとして宿したCELLたちが、2025年の夢洲でこれからの未来を共創する。関西とも、大阪府ともとれるフォルムを囲んだメインシンボルだけでなく、CELLたちは、文字や数字を描きだし、キャラクターとしてコミュニケーションする。自由に。有機的に。発展的に。いのちの輝きを表現していく。
発表会では、「TEAM INARI」を代表してアートディレクターのシマダタモツ氏が涙ぐみつつ以下のようにコメントした。
「正直びっくりしています。小さい頃に万博で見た太陽の塔がすごく衝撃的で。岡本太郎さんのようなパンチのある作品を作りたいと思っていた。年が行くと涙腺弱くて・・・。ありがとうございます」
「企業さんであったら普通通らないもので、ここまで残ると思っていなかった。こういうものが通る万博にして欲しいなと思った」
「普通では考えられないけど、僕のなかではかわいい。本当にこいつがいろんな形になって、いろんなとこに定着していけばすごい面白い」
Twitter上での扱われ方
一種の生物のようにも見えるそのデザインはTwitter上で話題になり、ネタにされたり二次創作が多数作られたりした。ホラーチックなものから可愛らしいキャラとして見るものまで、種類も様々である。
また、テーマであった「いのちの輝き」がまるで名前のように扱われ「いのちの輝きちゃん・くん」などと呼ぶケースも出てきた。
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https://twitter.com/keiso_silicon14/status/1298149104405499904
https://twitter.com/vol__vol/status/1298164944181985281
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https://twitter.com/koga042/status/1298166053638303745
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https://twitter.com/ktss_rgm/status/1298168842531647488
https://twitter.com/Momochi_ao/status/1298180577191895044
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https://twitter.com/mukkuofficial/status/1298280936937672705
万博のイメージキャラクターのように言う人もいるが、このデザインはあくまでロゴマークであり、イメージキャラクターについては別に募集されていた。……募集されたのだが。
公式キャラクター
イメージキャラクターを募集した結果、最終候補に選ばれたのは以下の3つ。……どれも公式ロゴマークをモチーフとしたものになり、事実上公式ロゴマークをキャラクターにすることは決定的となった。最終候補の詳細についてはこちらに掲載されているので見てみる価値はあると思われる。
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https://twitter.com/meti_NIPPON/status/1498892362386345985
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https://twitter.com/expo2025_japan/status/1498916457820069891
最終的に採用されたのはC案であった。
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https://twitter.com/expo2025_japan/status/1506137204279902211
作者はデザイナー・絵本作家である山下浩平を代表とする「mountain mountain」。公式ロゴをキャラクター化した以外に、水のように変幻自在な点が特徴。
制作意図
ロゴマークをそのままキャラクターに出来ないかな?というアイデアから生まれました。「水の都」の水と一緒になることで、姿を変えられることをコンセプトに、ロゴマークをパーツに分けて、色々な形のキャラクターを考えてみました。生き生きとしたロゴマークのイメージを損なわない様に心がけました。特徴
このキャラクターに定まった形はありません。メインのデザインはあくまで形のひとつ。赤い部分は分裂し、青い部分は自在に形を変える。定まることはありません。万博に関わる全ての人々、一人一人の頭の中で、キャラクターは色々な姿に変化してゆきます。だからこそ、その形は、今の多様性の世の中から善き未来の姿をうつし出すことを願っています。キャラクターとロゴマークの関係性
生きているロゴマークは、ずっと「変わりたい」と願っていました。ある時、清い水と出会ったことで、色々な形に姿を変えることが出来る様になりました。その時から、ロゴマークはこのキャラクターと、ひとつになりました。ロゴマークは「なりたい自分になる」そう願いながら日々、より善き姿を求めて変化しています。想像する力がある限り、変化の可能性は無限大です。
キャラクターの愛称(名前)については2022年4月26日〜5月16日に公募が行われ、開幕1000日前となる7月18日に「ミャクミャク」と発表された。
あだ名集
- SCP-066
- 寄生獣
- キャラメルコーン(だったもの)
- 極めてなにか生命に対する侮辱を感じます
- コロシテ
- 最高にマッドサイエンティスト
- 沙耶の唄
- ガラナの実
- 実験体にされた○○
- 失敗作
- 島鉄雄
- 枝魔目さま
- ショゴス
- ヨグ・ソトース
- シン・ゴジラの肉片
- セルリアン(けものフレンズ)
- セフィロトモン(赤)
- スタンド能力
- カービィのラスボス
- ガンQ
- CARRION
- ゴースト眼魂
- 成れ果て/成れの果て
- 「何もない」
- 廃棄物13号
- バイド化した○○
- バックベアード
- パックマンの敵
- パタポン
- パーマンのPバッジ
- ヘクトアイズ(FFシリーズ)
- ホムンクルス
- ポンキッキのムック
- ポン・デ・リング / ポン・デ・ライオン
- ボンドルドの○○
- ナザール・ボンジュウ
- ノラガミの神器
- マキマさんの頭上のヤツ
- ミギーの○○
- 錬成失敗した○○
- ア○ルビーズ
- STAP細胞
- 流血○○
- りなちゃんズのスカート
- レアコイル / アンノーン
- 古明地さとりのサードアイ
- アライさんマンション
- ウィリアム・バーキン
- 大阪環状線
- トラウマ回のサブタイトル
- (名前を略して) いのき
ちなみにムックについては万博との公式コラボが実現し、2022年4月から万博公式でWebトークイベントを開催している(一覧)。どう言うことなの……。
…とは言え?
見た目こそ、完全にクトゥルフ神話の神話生物や増殖する細胞片のような容姿をしているものの、いのちの輝き自体は邪悪な存在ではない。
というのも、名前の通りに「いのちの輝き」を表しつつ、大阪万博で登場した太陽の塔の内部(ぱっと見は赤い部屋の中に木が生えている感じ、画像検索推奨)をモチーフにしているとされる。
つまりは「いのち」の権化であり「太陽の塔」の子とも言える光の化身と言える。
完全な光属性であり、見た目がちょっと邪悪なだけだという事を、どうか覚えていて欲しい。
関連動画
関連静画
関連立体
関連お絵カキコ
関連リンク
- 大阪・関西万博ロゴマークについて(公募と審査の過程、審査した代表の方々の名前も確認できる)
- 大阪・関西万博キャラクターデザイン公募サイト
- 同サイト「応募詳細」ページ(公募と審査の過程、審査した代表の方々の名前も確認できる)
- 作者「こいつはカワイイ」大阪・関西万博のロゴマークが決定 | Lmaga.jp
- 大阪・関西万博のロゴマーク決定 「予定調和ではないデザイン」に評価 #ブレーン | AdverTimes(アドタイ) by 宣伝会議
- 大阪・関西万博 初の公式ライセンスグッズを新発売-常設店舗・POP-UP SHOP・ECサイト等にて期間限定販売-(2021年9月から2022年6月まで期間限定発売)
関連項目
- 大阪・関西万博
- 日本万国博覧会
- 太陽の塔(内部は生物状となっている)
- ミャクミャク
- ロゴタイプ
- ロゴマーク選考委員会(大百科記事のある方)
- キャラクターデザイン選考委員会(大百科記事のある方)
- いのちの輝きくん(ガルナ@オワタP)
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