アイドルチャレンジとは、ソーシャルゲーム「アイドルマスター シンデレラガールズ」におけるゲーム内イベントの一種である。
概要
アイドルに焦点を当てたイベントとしては従来よりアイドルプロデュースが存在していた。これに加え、よりストーリー性を高めたイベントとしてアイドルチャレンジが2014年5月より定期的に開催されている。略称は公式も用いている「アイチャレ」が一番通りがよいだろう。各回の区別は、「魔女っ娘アイチャレ」「ロックアイチャレ」などのようにモチーフとした語が用いられており、判別も容易である。
アイプロとの大きな違いは、アイプロがデートイベントと揶揄されるように、アイドルという肩書きとはあまり関係なくキャラとのコミュニケーションが中心なのに対して、アイチャレではアイドルの仕事が中心にある点。その仕事、タイトル通りアイドルが「チャレンジ」する形式になる。必ずしも得意分野というわけではないので、その仕事への想いの吐露などを通じて、キャラクターとしてのバックボーンが描かれる。
アイチャレに登場するアイドルは、イベントの上位報酬に設定されたアイドルと、チャレンジするアイドルが3タイプ1名ずつ、計4名。モチーフに指定されたお仕事の、先駆者として引っ張るアイドルと、不慣れな、あくまでチャレンジャーとしてのアイドル3名という割り振りになっている。イベント予告では上位報酬アイドルは示唆する文言が、チャレンジするアイドルはシルエットが公開されるのが恒例。人気のイベントともあり、シルエット予想も活発に行われている。
ゲーム的には、CPブレッド (イベント専用アイテム)、攻コスト、スタミナ、そしてマニーという消費物をすべて活用しないといけなく、プレイしたてのプレイヤーには敷居が高いものになっている。またサポートするユニットに最大60名必要という点でも、プレイヤー資産が必要になっている。多数のアイドルを必要とするため、第2回以降はイベントパワー持ちの多いタイミングでの開催となっている (月末ガチャ、あるいは月末復刻リミテッドガチャとの併催)。
対して資産さえあればメダルチャンス報酬やラウンドpt報酬を大量に獲得できるので、「ウマい」イベントという評価が定着している。無論、アイドルの丁寧な描写も好評だ。
ただし第23回以降はイベントの復刻のみが行われており、2020年では新規イベントは開催されていない。
基本的な流れ
- チャレンジするアイドルを選択して、そのレッスンを繰り返してチャレンジLvを上げてお仕事を達成してゆく。
- チャレンジするアイドルは、イベント開始時は1名のみ。翌日開始のラウンドから1名、数日後に1名と順次追加される。切り替えは随時可能だが、ステージやLvは各人別々に設定されている。
- レッスンはキュート・クール・パッションの3タイプ、C/B/A/SPの4段階のレベル、都合12通りのものがランダムに発生する。LIVEツアーの敵ユニットに類するものであるが、ptを減らすのではなく積み増す点が異なる。
- 他イベントとは違い、レッスンをスキップしてえり好みすることも可能だが、選択肢が多い都合上、非常に多くのスタミナを必要とする。
- 高難易度の方が報酬がよくなっているが、ステージが進むと非常に必要ptが高くなる。
- レッスンへの挑戦は、LIVEツアーとは異なり自分ひとりで達成する (倒しきる) 必要がある。またLIVEツアーでは無条件に再挑戦可能だったが、アイドルサバイバルの「呼び戻し」同様にマニーが必要 (3回まで可能)。最後の挑戦 (pt獲得) から2時間の猶予が与えられており、スタミナを消費してレッスンを「再発見」することで、何度でも再挑戦できる。
- 稀に「連続チャレンジレッスン」が発生することがある。同難易度・同タイプのレッスンの発生が確約されたもので、2番目のレッスンは難易度が変わらず報酬が5割り増しになるという特典付き。
- アイプロのコミュと同様に、レッスンに成功するとptを獲得し、100に達するとチャレンジLv (イベントごとに名称は異なる) が上がる。指定されたチャレンジLvを達成すると、ステージが上がる。この際に表示される演出は必見。ステージが上がると報酬アイドルが獲得できる。第1段階はレア+、第2・第3段階は完走級Sレア。
- お仕事のステージは4段階 (レッスンスタジオ、リハーサル、本番、エンドレスなどのように)。必要Lvの多さはアイプロの比ではなく、全員を完走するのは至難の業である。
- ボルテージゲージに相当する「本気ゲージ」がチャレンジするアイドルごとに設定されている。100%に達成するとボタンが有効になり、「本気モード」が発動できるようになる。本気モードでは発揮値が5割増しとなり、高難易度のレッスンに遭遇しやすくなっている。
一覧
詳細は下記の各回項目を参照のこと。マークはボイス付きで実装されたアイドル (後日遡ってボイスが付くことがあるが略した)。マークの上位報酬アイドルは、ランキング報酬に同アイドルのぷちデレラが付いていたことを示す。
# | 上位報酬 | チャレンジアイドル | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 目指せ魔女っ娘 | 横山千佳 | 福山舞 | 成宮由愛 | 小関麗奈 |
2 | 目指せロックスター | 多田李衣菜 | ライラ | 冴島清美 | 涼宮星花 |
3 | 目指せきらきらモデル | 諸星きらり | 佐藤心 | 白菊ほたる | 松尾千鶴 |
4 | 新年かくし芸スペシャル | 鷹富士茄子 | 岡崎泰葉 | 首藤葵 | 乙倉悠貴 |
5 | 目指せ優雅なお嬢様 | 西園寺琴歌 | 池袋晶葉 | 東郷あい | 龍崎薫 |
6 | 目指せウェディングモデル | 神谷奈緒 | 佐々木千枝 | 水本ゆかり | 片桐早苗 |
7 | 目指せ大和撫子 | 小早川紗枝 | 中野有香 | 衛藤美紗希 | 結城晴 |
8 | 目指せサンタクロース | イヴ・サンタクロース | 的場梨沙 | 木場真奈美 | 棟方愛海 |
9 | チャレンジクッキング バレンタイン編 |
クラリス | 浅利七海 | 及川雫 | |
10 | サバイバルゲーム編 | 大和亜季 | 柳清良 | 小松伊吹 | |
11 | 目指せ山頂! | ヘレン | 持田亜里沙 | 村上巴 | |
- | 目指せきらきらモデル(復刻) | 工藤忍 | |||
12 | 目指せおかしなハロウィン | 椎名法子 | 並木芽衣子 | 脇山珠美 | |
13 | 目指せくのいち | 浜口あやめ | 吉岡沙紀 | 道明寺歌鈴 | |
14 | ふたりでアイドルチャレンジ 目指せクールなミュージックビデオ |
多田李衣菜 | 木村夏樹 | ||
15 | 先生と一緒に♪目指せおいしいパン作り | 大原みちる | キャシー・グラハム | 綾瀬穂乃香 | |
16 | 目指せお化け屋敷で町おこし | 藤本里奈 | 若林智香 | 古澤頼子 | |
17 | 目指せ優勝!大運動会編 | 白菊ほたる | 杉坂海 | 氏家むつみ | |
18 | 目指せメタルクイーン | 星輝子 | 黒川千秋 | 大西由里子 | |
19 | 目指せおいしいクレープ屋さん♪ | 三村かな子 | 龍崎薫 | 白坂小梅 | |
20 | 目指せネコチャン♪ | 前川みく | 松本沙理奈 | 難波笑美 | |
21 | 目指せふわもこふれあい牧場 | 及川雫 | 井村雪菜 | 大石泉 | |
22 | 目指せ流鏑馬名人 | 水野翠 | 楊菲菲 | メアリー・コクラン | |
23 | 目指せオトナのバレンタイン | 柳清良 | 川島瑞樹 | イヴ・サンタクロース |
略歴
第1回:目指せ魔女っ娘 アイドルチャレンジ (2014年5月20日~29日)
記念すべき第1回アイチャレは、「魔女っ娘」がテーマ。おそらく実写特撮モノなのだろう。上位報酬には、初登場時から魔女っ娘にあこがれているセリフが多かった横山千佳が抜擢。チャレンジするアイドルは年少組より3名が登場。舞はともかく、引っ込み思案な由愛、そしてイタズラ好きで有名な麗奈という意外な組み合わせだった。なお[マジカルガール・フレイム]小関麗奈+ (特訓後) のイラストはシンデレラガールズ(アニメ)で、類似のものが用いられていたことでも知られている。
システム的には初回から完成されており、以降バランスの微調整があるのみとなっている。チャレンジアイドルは第1ラウンドから、第3ラウンドから、第7ラウンドからというパターンでの追加。イベントが全9ラウンドにも関わらず、3人目の麗奈は3ラウンドしかプレイできないという問題はあった。
第2回:目指せロックスター アイドルチャレンジ (2014年7月31日~8月11日)
初回の好評を受けてか、第2回にして夏休みの月末イベントという重要な位置に抜擢された。上位李衣菜は彼女自身にとっても「脱・にわか」という重要な節目となっている。チャレンジするのはドラム・ライラ、ギター・清美、ベース・星花。ヴォーカル・李衣菜を加えてのロックバンド「フォー・ピース」の結成と活躍が描かれた。
今回より順次追加されるチャレンジアイドルの追加タイミングが微調整された。2人目の清美は第2ラウンドより、3人目の星花は第6ラウンドよりプレイ可能となる (全11ラウンド)。3人目であっても期間の半分はプレイ対象に出来るように変更された。
第3回:目指せきらきらモデル アイドルチャレンジ (2014年9月30日~10月9日)
今回はファッションショー「NEXT STAR COLLECTION」のモデルにチャレンジである。上位報酬には初期から衣装にこだわっているきらりが登場。モデルとしては三者三様のスタイルをとったチャレンジアイドルは意外な組み合わせながら好評を博した。
第4回:アイドルチャレンジ 新年かくし芸スペシャル (2014年12月31日~2015年1月8日)
第4回は年越しイベント。お正月番組の定番であるかくし芸に、アイドルが挑戦する形式になっている。上位報酬の茄子は趣味が「隠し芸」。タイトル発表で彼女の上位抜擢を予想したPも多かった。
第5回:目指せ優雅なお嬢様 アイドルチャレンジ (2015年2月28日~3月9日)
貴族の令嬢を演ずるために、本物の「お嬢様」を実際に体験しようというアイチャレ。舞台も上位報酬である琴歌の実家、西園寺邸となっている。「脱・ロボ頼み」を目指す晶葉、物腰とはうらはらに自信が無さげなあい、そして元気だけがとりえの薫という取り合わせ。
第6回:目指せウェディングモデル アイドルチャレンジ (2015年6月9日~17日)
第6回は季節ものであるブライダルイベントがモチーフ。今回は初回以来の、月半ばでの開催となっている。上位報酬の神谷奈緒は、これまでのアイチャレ上位とは異なりブライダルやモデルの経験者というわけではなさそう。実際イベントで「チャレンジ」する内容も、昭和の時代を思わせる「花嫁修業」だった。
第7回:目指せ大和撫子 アイドルチャレンジ (2015年9月20日~29日)
アイドルバラエティという類似イベントの導入で開催が危惧されたが、第7回はその直後、シルバーウィークにあわせての開催となった。日本舞踊や華道、茶道を体験するという、和洋の差こそあれ幾分第5回に似たテーマである。
今回よりイベントのメダルチャンス・引換券報酬のスマイル差分アイドル ([舞踊の大和撫子・S]中野有香等) のトレード制限期間が、他Sレアと同じくイベント結果発表までに短縮された。
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関連項目
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