アラビアオリックス(けものフレンズ)とは、ソーシャルゲームに始まるメディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール・フレンズ(動物が擬人化したキャラクター)である。
CV:神田朱未(ゲーム版)・井上富美子(アニメ版)・奥野香耶(けもフレ3)
概要
野生絶滅の後に動物園で繁殖した個体をオマーンに再導入された動物、アラビアオリックスのフレンズ。鋭く細長く少し湾曲しながら伸びた2本の角が特徴で、ユニコーンのモデルらしい。
強い太陽光が照り付ける砂漠で生活出来るよう進化している。白い毛皮はどんなに強烈な太陽光も反射する仕組みで、おかげで暑さはへっちゃら。また黒色の部分は熱を吸収するようになっており、冷え込む夜間でも熱をため込める。頑強な脚と蹄は荒地での活動を可能としている。
群れを作り生活(若い雄単独・若い雄の集団・メスの集団・雄1頭とメス複数頭からなるハーレムの4種類)しているためか、チームワークが巧みで、仲間意識も強い。砂漠に住む仲間などを守るという強い決意と責任感を持つ。また、どんなに恐ろしい相手であっても決して引かない勇敢さの持ち主。
外見
元の特徴である白い体色を服や髪の色で再現。肌の色も白め。尻尾は途中から黒色になっている。手足は黒色のアンダーウェアで包んでいる。この白黒の配色は元と同じ配色となっている。
立派な角はフレンズ化した際に頭頂部から跳ね出た2本の触覚へと変化している。角を模した槍を愛用武器として所持している。
ゲームでの扱い
ウシ目ウシ科、アラビアオリックス。
どんな相手だって引かないよ。砂漠に住むけものは、私が守ってみせる。
ちなみに、私の白さは太陽の光を反射するためのものなんだ。
おかげで暑いところが得意だね。
クール属性(青)のレアリティ度3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは中距離・サイズはL。角を持った草食哺乳類からなるグループ「けも勇槍騎士団」に所属している。専用スキル「天を衝く勇敢な槍先」は15秒の間自身の攻撃力を25%アップさせる勇ましい効果。
メインストーリーでは3章に登場。トムソンガゼル(通称「ルル」)のは長い付き合いで、彼女の元気な姿を好いている。ルルが砂漠の水不足の調査に一人で乗り出し行方不明になったことで心配していた。プレイヤーとサーバル達一行を見かけ、水不足の解決に協力するとともにルルの捜索を申し出る。
ルルの姉のような存在で、ルルを守ってあげなければならないと考えていたが、ルルを心配しすぎるあまりに辛い思いをさせていた事に気づき、もっとルルを信じることに決めた。
第9章のパーク・セントラルを巡る決戦では、「遺跡と砂」エリアのセルリアン相手に1人立ち向かうルルの下に駆け付けた。驚きを隠せないルルにパーク中から仲間達が援軍として集まっている事を伝え、成長したルルを戦友として認め、セルリアンの群れ相手に一緒に戦いを挑む。
アニメでの活躍
クジラ偶蹄目 ウシ科 オリックス属 アラビアオリックス Arabian oryx |
第5話「こはん」のラストと第6話「へいげん」で登場。
へいげんちほーを2分して対立している勢力のうち、ライオン陣営に所属している。ヘラジカ陣営との戦いごっこではオーロックスと共に先陣を切って迎え撃ち、立ち回りが上手く、オーロックスのパワーを活かしながら上手に試合を運び、勝利を収めて来た。ヘラジカ陣営の「道に沿って相手本拠地まで突撃あるのみ」という脳筋っぷりもあって、51回の戦いごっこ全てに勝利・全て敵陣営6人を2人で撃破というすんごい結果となっている。
52回目の戦いごっこが迫りピリピリした状況の中、偶然ライオン陣営の縄張りをジャパリバスに乗ったサーバルちゃん・かばんちゃん・ラッキービーストが通過。怪しい・スパイなのでは?と思った2人はバスを停車され乗り込んでくる。今までなかった緊迫の状況で第5話はEDとなり、次週はどうなるのかとTVの向こう側のフレンズ達を心配させた。しかし、続く第6話ではオーロックスとともにかしこさが足りないためか取り調べは上手くいかず、結局リーダーであるライオンの所へ連行して判断を仰ぐ事に。
52回目の戦いごっこでも、いつも通りオーロックスと一緒に相手を迎え撃つ。しかし、かばんちゃんのアドバイスで長所を活かした戦い方を身に付けたヘラジカ陣営のオオアルマジロの防御を崩せず、今までと違う相手の動きに戸惑っている。
また、サーバルが被った角が付いた兜を見てヘラジカだと思い込み、大将を倒せば勝てる!と棒(丸めた巻物?)を投げ付ける。しかし棒が当たって兜がズレたのを見て、首の骨が折れたと思ったのか、動揺しつつ「ご、ごめんよ!そこまでやるつもりじゃあ……」と謝った。さらにサーバルが慌てて兜の位置を戻したのを見て、「ヘラジカが折れた首の骨を自力で戻した」と勘違いしたのか、オーロックスと2人でビビりまくっていた。
勝負はライオンとヘラジカが一騎打ちの末に相打ちとなり、52戦目にして初の引き分けという結末で終わった。勝負後は仲良く次の勝負方法を試しながら遊んでいた。かばんちゃんはヒトだと判明した後も特に騒ぐ事もなく、ジャパリ図書館へ向かう一行をみんなで見送っている。
最終話「ゆうえんち」の超巨大セルリアンとの決戦では、コノハちゃん博士とミミちゃん助手に率いるフレンズ援軍軍団の1人として確認出来る。ただし、ハッキリ画面に映る事は無い。おそらくリーダーのライオンに指揮される形で戦いに参加したのだろう。
ぱびりおんでは
「どんな相手だって引かないよ。砂漠に住むけものは、わたしが守ってみせる。ところでトムソンガゼルは見なかった?もー、ひとりで…」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
「このどーぐも自慢なんだ。」
2018年6月6日のさばくエリア解放と同時に登場。けもトークの枠の色は青。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「お前」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
へいげん組は登場時期にバラつきがあり、両陣営が全員揃うのに2019年12月4日のオーロックスの実装までかかっている。
ぱびりおん内では「かっせんごっこ」が一段落した後にへいげん組は一度解散して自由行動をしているようだが、ライオンのことを大将と呼ぶなど関係性は変わってないようであり、へいげん組との交流がなくなっているわけではなく「かっせん」以外で勝負したり、一緒に遊んだりはしているようである。その中でライオンとヘラジカは相変わらず勝負をしており、ヘラジカが勝ったこともあることなども語られている。またとあるけもトークでへいげん組はライオンとヘラジカのかっせんごっこに付き合っていた関係で、別チームだっただけで別に仲が悪かったわけではないということも語られている。またアラビアオリックス自身は「かっせん」の再開にはそこまで積極的ではないものの気になってはいるようである。
ちなみにヘラジカからは「ツノくらべ」という別の勝負に誘われており参加の是非は明言していないものの、その後の時系列にあたるけもトークでも引き続き登場しているのでおそらくは参加を承諾したモノと思われる。ただ実はあまり好戦的ではないようで、そのおまけであるヘラジカからの力比べには「ナシで」と返している。
意外とストイックなようで「一番楽しいこと」を聞かれて「あまり思いつかないな。生きることは楽じゃないし、責任だってある。大将や城を守らなきゃいけない。」と答えている、ただその後に「みんなと居ることは楽しいな。」とも言っている。またこのけもトークではけもトークで「ゆきやま」のことが言及されているが、当時「ゆきやま」は実装されていなかった。
ちなみに第二世代では実装されていないが、ネクソン版での愛称である「ラビラビ」という呼び方がトムソンガゼルのけもトーク内などで出てきている。第?世代では愛称もなくなっているが口調などからトムソンガゼルとは一歩進んだ仲であることが推測される。またプロングホーンに絡まれた際には「(かけっこ好きに絡まれやすいのかな……。)」と思っている。
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