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アルファベットスープ
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アルファベットスープ(Alphabet Soup)は、以下の意味である。

  1. ABCが描かれた小さなマカロニが入ったスープニコニコ大百科では、和製英語の「ABCスープ」で記事が作られている。→ABCスープ
  2. 頭字語略語が多いことを英語喩表現。
  3. 1991年生まれのアメリカ競走馬種牡馬。本稿で記述。

概要

CozzeneIllitarate、Arts and Lettersという血統。
ジーンブリーダーズカップ・マイルを勝ち、種牡馬としても本の活躍で1996年リーディングサイアーを受賞するなど活躍した。産駒は*エイシンバーリンやアドマイヤコジーンのような快速から*ローブデコルテ、*ティッカネン(BCターフなど)、*スターオブジーン(アーリントンミリオンなど)のような中距離まで幅広いタイプがいる。
イリテレイトGIII2勝を含む67戦10勝のタフで、2003年に31歳の高齢で死亡している。
アーツアンドレターズは1969年ベルモントS敗の二冠馬マジェスティックプリンスに土をつけるとその勢いで古戦でも大暴れし、この年の全年度代表馬を受賞した活躍

ペンシルベニア州で生産された本は2歳の時に庭先取引されてデビッドホフマン調教師に預けられたが、成長が遅くデビューは3歳4月までズレ込んだ。このため、三冠競走とは縁であった。

3~4歳時

デビュー2戦で3着・4着のあと、ケンタッキーダービー翌週に出走した3戦未勝利戦で勝ち上がった。その後一般競走を5戦し、最初の3戦は敗れたが4戦から2連勝した。続けてヴォランテH(GIII)に出走したがクビ差の2着に惜敗した。その後出走したラザロ・S.バレラH(GIII)では伸びを欠いて5着に敗れ、3歳時は10戦3勝だった。

4歳時は7月に復帰し、初戦の一般競走を3着とした後にハンデ戦を1勝して臨んだデルマブリーダーズカップH(GII)を直線入り口で先頭に立って押し切った。続くグッドウッドH(GII)では上がりの本GIである*ソウルオブザマター・ティナーズウェイの3強対決され、2頭より5ポンド軽い斤量で出走したが*ソウルオブザマターの1身1/4差3着に惜敗した。続くクラークH(GIII)も3着だったが、年末のネイティダイヴァーH(GIII)ではスタートから逃げて7身半差で圧勝した。4歳時は重賞2勝を含む6戦3勝3着3回という好成績を残した。

5~6歳時

5歳時はサンタアニタ競馬場のサンパスカルH(GII)から始動し、GI6勝を挙げていた地元カリフォルニア州アイドルホースベストパルを抑えて1番人気に支持された。レースでは中終始絡まれながらの逃げになったが最後は抜け出して1身3/4差で勝利した。続くサンアントニオH(GII)でも*ソウルオブザマターをクビ差競り落として勝利したが、GI初挑戦ながら3番人気に支持されたサンタアニタH(GI・10ハロン)では全く伸びずに11頭中10着に大敗した。その後、休養に入った。

復帰戦となる8月パットオブライエンS(GIII)では後にこの年のブリーダーズカップ・スプリント勝利するリドジュスティスが1番人気だったが、これを3着に破って快勝した。しかし、続くデルマブリーダーズカップHでは逃げドラマティックゴールドを捉えきれずクビ差2着に敗れ、グッドウッドブリーダーズカップH(GII)では前走パシフィッククラシックSでシガーの連勝を止めたデアアンドゴー相手に勝ったと思われたものの同への進路妨を取られ3着降着となってしまった(逃げ2位入線のサヴィニオが繰り上がった)。

この年のブリーダーズカップカナダウッドバイ競馬場で行われた。本が出走したクラシックではデアアンドゴーの他、前年のこのレースを含む16連勝など数々の記録を打ち立ててこのレース引退するシガー、3歳からはトラヴァーズSを勝ったウィルウェイプリークネスSを勝ったルイカトルズ、日本から遠征したタイキブリザードなどが顔を合わせた。2ヶ前に連勝こそ止まったもののそこから1勝2着2回とそれなりの好調を維持していたシガーが単勝1.65倍に支持され、本は単勝7番人気(20.85倍)だった。
レースは好位から競馬を進めた本に勝負どころでシガーが並びかけ、番手につけたルイカトルズと地元マウントササフラとの4頭での叩き合いとなったが、ルイカトルズをハナ差で下して勝利した。勝ち時計2:01.0はコースレコードで、3着シガーはアタマ差、4着マウントササフラは半身差という戦であった。

6歳時も現役を続行したが、サンアントニオH(GII)でアルゼンチンから移籍してきて4連勝中のジェントルメンに逃げ切られて2着に惜敗した後、脚首を故障し引退となった。通算成績は24戦10勝、GIは1勝だったがその1勝はブリーダーズカップという二の大舞台であった。

種牡馬として

引退したアルファベットスープは、産団体であるアデナスプリングスが北各地に保有する拠点を転々としながら種牡馬生活を送り、2015年種牡馬引退時点でGI3頭を含む40頭以上のステークスウィナーを出して成功した。

2015年種牡馬引退した後はケンタッキー州の功労繋養施設であるオールフレンズで余生を過ごすことになった。2017年には芦毛が頻繁に悩まされる悪性黒色腫(メラノーマ)に患したが、ワクチン接種によって容態が改善した。その後は健康に余生を送ったが、2022年1月28日にかねてから抱えていた腎臓の疾患が悪化し安楽死措置が執られた。当時31歳で、存命のBCクラシック優勝の中では最高齢であった。

血統表

Cozzene
1980 芦毛
Caro
1967 芦毛
*フォルティノ Grey Sovereign
Ranavalo
Chambord Chamossaire
Life Hill
Ride the Trails
1971 鹿毛
Prince John Princequillo
Not Afraid
Wildwook Sir Gaylord
Blue Canoe
Illiterate
1972 鹿毛
FNo.1-n
Arts and Letters
1966 栗毛
Ribot Tenerani
Romanella
All Beautiful Battlefield
Parlo
Laurel Mae
1959 黒鹿毛
Crafty Admiral Fighting Fox
Admiral's Lady
Magic Melody Zacaweista
Dancing Deb
競走馬の4代血統表

クロス:5代内アウトブリード

主な産駒

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1 ななしのよっしん
2022/02/01(火) 22:21:36 ID: IIblI/sghO
当時はドンHでスキップアウェイを負かしたぐらいの印しかかったけど、こんなに高く評価されてただったのか…
同じ年の活躍だとジェントルメンの方は期待して注してたんだけど、やっぱり海外の勢力図ってのは大レースしかみてないようだと全く分からんもんなんだなあ
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2 ななしのよっしん
2022/02/01(火) 22:28:53 ID: IIblI/sghO
フォーマルゴールドに書くつもりが誤爆した…… >>1
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3 ななしのよっしん
2023/01/20(金) 20:30:25 ID: Re+1goCcNp
のんびりとしておいしそうな名前とは裏な戦績
魔王シガーの成績表を追うと最後に出てくる名前なのが印深い
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