イリエワニ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームを始めとする各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
CV:宇和川惠美(ゲーム版)、五十嵐裕美(アニメ版、けもフレ3)
概要
「フレンズは速さとか賢さとか得意なことがそれぞれ違うけど、パワフルで腕っぷしの強いやつらもいるのよ。可愛いだけじゃないの。ラーテルとかヤバイでしょ?パークは平和に限るけど、何があるかわからないからね。わたしはこのスペシャルボディでどんな子だって、一発でノックアウトしちゃうわよ」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
現在生息する爬虫類の中で最大クラスの生物・イリエワニのフレンズ。遊泳能力が高く海水にも適応出来るため、南洋の島々など広い地域に生息する。
サバサバした姉御肌な性格のスケバン風フレンズ。好戦的でどんな状況でも余裕たっぷり。元動物由来のスペシャルボディが自慢。戦闘でも自慢のスペシャルボディでどんな相手もやっつけると豪語する。フレンズになった事で更に高い適応力を備え雪山以外の地域なら問題なく戦える。
外見
ゲーム版
髪型は長髪を纏めたオールバック風のポニーテールで、髪の色は緑色。水色のアイシャドウを引いたツリ目。
ワニ革のライダースーツを着込み、黄緑色のタイツとワニ革ブーツを履いた女の子。暴走族のように体にチェーンを巻き、袖にトゲトゲを付けている。尻尾は元動物と同じくデカくがっしりとしている。胸は現生爬虫類最大種である事実が反映されたか巨大で、胸元を大きく露出させた大胆な衣装と相まってとても目を引き付ける。
リデザイン版
髪型は2房の前髪を垂らしたポニーテールで、髪の色は薄黄色。前髪はワニの大顎を模しており、先端部分は鋭い牙のような形状をしている。ポニーテールはワニの上顎の皮膚の形状を再現している。瞳の色は黄緑色で水色のアイシャドウを引き、瞳孔は所謂ヘビ目。
ワニ革の袖にトゲトゲが付いたライダージャケットとダメージジーンズを着用。トゲトゲが付いたブーツを履いている。ウロコで覆われた尻尾は太く長い。
ゲームでの扱い
パッション属性(赤)のレアリティレベル3のフレンズとして登場。コストは300・攻撃タイプは近距離。現生爬虫類最大の動物らしく、サイズは最大クラスのL。爬虫類系フレンズが結集したグループである「チーム・噛んじゃうぞ」に加入している。専用スキル「クラックデスバイト」は敵軍団のうち先頭1人に必殺ダメージを与える。ダメージ量は自身の攻撃力を7倍にした数値。
戦闘では己の拳による正拳突きで敵に攻撃し、スキル発動時には昇竜拳をお見舞いする(本人曰く「イリエ式シャイニングアッパー」)。
アニメでの活躍
アニメ第2期・第5話「ひとのちから」にて登場。ジャングルエリアの水辺を拠点にして生活しているフレンズで、同じワニのフレンズで妹分のメガネカイマンと常に行動を共にしている。同エリアの樹上で生活しているヒョウ・クロヒョウ姉妹とは仲が悪く小さな事でぶつかってケンカに発展しては(ただしやってる事はかなり子どもっぽい、また両チーム共ケンカの実力はサッパリなため大事にはならない)ジャングルエリアのボス役であるゴリラに怒られている。ケンカの絶えない両チームはジャングルエリアの問題児集団であり、ゴリラの胃痛の種だった。
相変わらずヒョウ姉妹と口喧嘩をしていた所に「お家」を探していたキュルルちゃん・サーバル・カラカルコンビと遭遇。キュルルちゃんがヒトだと信じてないのにゴリラに叱られるのを避けようとケンカの原因として差し出している。また、ヒトには「あらゆる動物を従え自由自在に操り戦わせる」技術を持つという噂話を思い出し、その技術を教えてもらってヒョウ姉妹を出し抜いてやろうと企んでいた。企てはヒョウ姉妹の方も同じ事を考えており、お互い近い距離で聞こえる声量で話し合っていた。
キュルルちゃんとサーバル・カラカルコンビによるある意味怖い謎演劇の後に両チーム共行動を起こし、件の技術を聞き出そうと詰め寄るがサーバルとカラカルの2人に両チーム揃ってやられている。満を持してキュルルちゃんが教えた「紙相撲」に思っていたのと違うと唖然としたが、実際に遊んでみると思ったより面白かったようで熱中いていた。
ぱびりおんでの扱い
2019年2月20日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は赤で、一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「あんた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
ワニのフレンズらしく顎の力は凄く強く、ジャガーでも開けられなかった箱を破壊こじ開けたり、貝を噛み砕いたりしている。尻尾の力も強いようで「イリエ式テールアタック」なる技で大きな流木を破壊したこともある。本人も「せっかくパワーのあるフレンズになれたんだもん、うまく使わなきゃもったいないし。」と言っている。ちなみに意外と面倒見は良い方なのだが、火が付くと止まらないタイプでもあり一度怒るとなかなか止まらないようである。
元動物由来の習性で低く唸ることで水面を揺らす通称「レインダンス」と呼ばれる技も使えるようだが、意外と疲れるらしい。この唸り声はおそらく可聴域の関係で聞こえるフレンズと聞こえないフレンズがいるようだ。けもトークではボルネオゾウやバンドウイルカが聞こえると言っている。ちなみにオオカワウソのあーかいぶ5で製作された「大声測定マシン」にもちゃんと感知されている。
ヌートリアから温泉と聞いて「なんだか心がひきつけられる言葉ね」と言っており、そのまま一緒について行っている。ちなみにヌートリアはカピバラから温泉を紹介されており、イリエワニも後にメガネカイマンへと紹介するなど、温泉の輪が広がっていったものである。[1]
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
- *ちなみに別府温泉の鬼山地獄などでは実際に温泉熱を利用してワニの飼育をしている他に、良い意味ではないが「ワニ」という温泉用語[2]もある。
- *混浴風呂で女性が来るのを待ち構えている不埒な客のことを指すようで、「ワニ注意」という張り紙が出されるところも。
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