ゴリラ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックス企画『けものフレンズ』に登場するアニマルガール又はフレンズ(動物が女の子の姿になった擬人化キャラクター)である。
概要
「私はゴリラ。森の中で静かに暮らしている。いや、暮らしたい、かな。パークの仲間はみんなにぎやかだから、たまにケンカの仲裁なんかもしなくちゃで。疲れるというか、胃が痛いというか……。でもみんな大切な家族だから、楽しくやってる。けんきゅう?とかで一緒に過ごしたヒトがいたけど、元気にしてるかな?」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
霊長類サル目ヒト科の動物・ゴリラのフレンズ。(ゴリラのどの種なのかは後述する)
ギリシャ語で「毛深い部族」を意味する元UMA扱いされていた動物で、人間の親戚的関係。今から1000万年前に分岐したらしい。
成熟したオスのゴリラの背中の毛は灰色に変化し、この状態をシルバーバックと呼ぶ。
ワイルドそうな見た目や「ゴリラのフレンズ」という厳つくて強そうなイメージから乱暴なヤンキーな印象を与えるが、実際はぶっきらぼうだが優しく繊細で神経質な娘という見た目とは真逆の性格(ゴリラの本来の性質を参考にしている)。争いを好まない平和主義な性質であり、可能な限り戦う事を避け、自分や仲間に危機が及ぶと自衛のためにようやく戦う(これも実際のゴリラと同じ、凶暴になるのは絶体絶命時の最後の手段)。
大人しく平和に暮らしたいが個性豊かなフレンズや危険なセルリアンに絶えず頭を悩ませられている。胃が痛くてしょうがないらしい(元動物は神経質な性格なため、ストレスで体調を悪くして死ぬケースもある)。
外見
ゲーム版
ボサボサな黒髪のショートヘアとチョンマゲ風のポニーテールを組み合わせた髪型。瞳の色は青。鼻の上にテープを張っている。肌の色は若干濃い目。
ゴリラの体色を模したへそ出しタンクトップにハーフパンツを着込み、灰色のタイツとグレー色のブーツを履いている。腕にはゴリラの毛を模したフサフサなアームカバーとファーを装備している。
元動物のサイズが反映されたのか、胸はとてもデカく谷間が露出している。服装が薄着なので胸の大きさがより強調されている。
こちらのゴリラのプロフィール欄の学名はGorilla gorillaと表記されているため、種類的にはニシゴリラ扱い……(ヒガシゴリラはGorilla beringei)
と思いきや、分類の欄の種名は単に「ゴリラ」とされているため、ゴリラが2種に分けられる前の古い情報が使われている可能性が高い。(ニシとヒガシの2種に分けられる前の学名もGorilla gorilla)
髪(体毛)が長めという特徴はどちらかというとヒガシゴリラに近いが、どちらがモチーフなのかは不明。
アニメ版
髪型は黒髪のストレートショートヘアで、茶色のフサフサ飾りが付いたニット帽を被っている。瞳の色は茶色。
白色のへそ出しタンクトップに灰色の長ズボンを着込み、黒色のレッグウォーマーとランニングシューズを履いている。グレー色のアームカバーを装備。
タンクトップとズボンはシルバーバックの再現と思われる。
胸はやはりデカい。スマートながら出るとこは出た容姿は女子憧れの体型だろう。
ヒトに近い霊長類のフレンズだからか、ヒトの姿かたちをしているフレンズの中でも特に人間の女性に近い容姿・格好をしている。獣耳や尻尾が見当たらない(隠れているのかも)上にファッションとして普通にありえる服装なため、街中に紛れ込んでもバレずに動けそう。
アニメ内や公式Twitterでの表記によると、正確にはニシゴリラ亜種のニシローランドゴリラ(学名がGorilla gorilla gorillaで有名なヤツ)のフレンズなようだ。
ゲームでの扱い
ピュア属性(緑)のレアリティレベル4のフレンズとして登場。コストは350・サイズはM・攻撃タイプは近距離。専用スキル「ぐるぐるメガトンパンチ」は敵集団のうち先頭1体に渾身のパンチをお見舞いし、自身の攻撃力×7倍のダメージを与える強烈な一撃。
攻撃時はタックルを放って敵と戦う。スキル発動時にはドラミングを行いパワーを溜める(ちゃんとパーで胸を叩いている)。
所属グループは無いがジャパリ警察に所属している刑事である。コードネームは「ゴリさん」。
2016年は申年と言う事で開催されたイベントガチャ申年スカウトで追加された新規フレンズの1人。他はワオキツネザル(レア度5)・ボルネオオランウータン(レア度5)・オオガラゴ(レア度3)。
カッコつければ絡まれないと思ったのか、語尾によく「オラ」と付けてヤンキーっぽく話すが、口調はとても不良には思えない感じで所々ビビっており、慣れないのに頑張って悪ぶっている感が出まくっている。
仲間思いで面倒見が良い頼れる姉貴なようで(1頭のオスが群れを作って生活する元動物の習性を反映したのか)、困ってる人は放っておけない。相談にも乗ってくれるし、たとえ戦いが嫌いだろうが・ガラスのハートだろうが・胃が痛かろうがジャパリパークや仲間の危機には迷わず駆け付けて戦うし、プレイヤーの助けになるなら嫌いなパワーアップも受け入れる(筋肉質になるのが嫌らしい)。
アニメでの活躍
けものフレンズ2の第5話「ひとのちから」で登場。ジャングルエリアのボスとして君臨しており、ケンカの仲裁や治安維持などボスとしてエリア内を取り仕切っている。特にイリエワニ・メガネカイマンコンビとヒョウ・クロヒョウ姉妹の諍いには手を焼いている模様。登場時にはドラミングを打ち鳴らして自らの存在感をアピールする。
何時も通りワニコンビとヒョウ姉妹のケンカを止めに向かった所、ケンカの原因として指摘されたキュルルちゃんとサーバル・カラカルコンビと出会う。いったんはキュルルちゃん達を自身の縄張りに連れ帰り、そこでキュルルちゃんをヒトと認めた上でキュルルちゃんにエリア内の平穏のために、僕は怖くて恐ろしいんだぞ!と芝居を打ってもらう事を頼み込んだ。
キュルルちゃんのかわいらしい怖いヒト演技とサーバル・カラカルのユルいブルブル演技によって、芝居は別の意味で怖くて恐ろしいモノとなった。「動物を自由に操れ戦わせられる」というヒトの技術を覚えて相手を出し抜こうとしたワニコンビ・ヒョウ姉妹によって一時は場が混乱したが、キュルルちゃんが代わりに教えた「紙相撲」によって争いの雰囲気は静まり、ワニコンビとヒョウ姉妹のケンカはもっと平和的に行われるようになり、ゴリラのお願いも一応は達成された。ビースト襲来時にはパニックに陥るフレンズ達をエリアのボスとして避難誘導している。
ジャングルエリアに住むフレンズの前では強くて厳しくリーダーシップ溢れるフレンズとして振舞っており、ワニコンビやヒョウ姉妹からは「ヒトに負けず劣らず怖くて恐ろしいボス」として畏怖されている。しかしそれはボスとしてエリアを纏めるために作った面であり、自分の縄張りやサーバル一行しかいない時には直ぐにだらけ、温厚で平和的・友好的な面を見せる。繊細で神経質な性質も健在。ジャングルの治安維持に日々悪戦苦闘しているようで、アニメでも相変わらず胃が痛くなっている。
ヒトと知り合いのフレンズ。本人はヒトを「デカくて怖くて恐ろしい」存在として周囲に教えており、それをジャングルのボスとしての箔付けや治安維持のために使っていた。キュルルちゃんをヒトと認定したのは実際の雰囲気や羽根飾りが付いた帽子を決め手としたようだ。特徴などから「知り合い」だというヒトとはかばんさんの事だと思われるが、もしかなりの古株フレンズだとしたらミライさんの可能性もあるかも。
ぱびりおんでの扱い
2019年2月13日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は緑。
一人称は「私」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
繊細で神経質なところもあるが、パークの仲間の事は大事に思っており、「力なんて使わないに越したことはないが、いざというときにみんなを守れないといけないから」とトレーニングは欠かさないようで、フレンズ化した今でも意外と筋肉質なようである。
「森の中で静かに暮らしたい」「張り合うのはあまり好きではない」など言っているのだが、力強いフレンズの宿命かヘラジカやトラから勝負を挑まれそうになっていたり、じゃんぐるのフレンズたちには賑やかな子も多いため、なかなか静かな暮らしは難しそうである。ただし、みんなで楽しく賑やかにすること自体は嫌いではないようである。ちなみに「どらみんぐ」の音はエリマキトカゲやインドゾウからは太鼓のような音と言われている。
プロフィールの自己紹介文で「ヒト」の事が言及されているが、ぱびりおんがシリーズ初登場のオオカワウソが「ジャパまん」という第2世代呼称を使用していたり、リデザインされたフタコブラクダが「ヒッチハイク」という第?世代ではなさそうな自己紹介をするなど、自己紹介文はヒトがいた第2世代に収録したという設定の可能性もある。ただし「ヒト」について知らない様子のカンザシフウチョウのような例もあるため断言はできない。
関連動画
関連静画
関連項目
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