イルーゾォとは、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』Parte5「黄金の風」の登場人物である。
CV:根岸朗(黄金の旋風版) / 中井和哉(EoH版)/ 成田剣(TVアニメ版)
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ギャング組織パッショーネ内「暗殺チーム」に所属する暗殺者。ホルマジオに続く、暗殺チームの第二の刺客としてジョルノ達の前に立ち塞がった。
チャームポイントはおさげ髪。登場時は6本のおさげだったが、戦闘途中から右もみあげの1本が消滅して5房になっている。
ボスの娘(トリッシュ)護衛の任務を受け、そのためにポンペイの遺跡に「トリッシュの身柄をボスの元まで安全に運ぶ、乗り物の鍵」を取りにポンペイの遺跡へやってきたジョルノ達を単身待ちうける。遺跡を訪れたフーゴ達をスタンド能力で1人ずつ順番に襲撃、鏡の中へ引きずり込み追い詰めていくが、最後にジョルノを鏡の中へ引きずり込もうとした際にジョルノが自らパープル・ヘイズの殺人ウイルスに感染しながら鏡の中へ入ってきた事で逆に自分が殺人ウイルスに感染させられる。
追い詰められたイルーゾォは感染した腕部分を切り離して鏡の外へ脱出するも、ジョルノがスタンド能力であらかじめ蛇を生み出していた事で現実世界での居場所を追跡・特定されパープル・ヘイズのスタンド能力に敗北し死亡、人体の原型すら留めずに消滅するという壮絶な最期を遂げた。
鏡の中の世界では自分が絶対的な存在となることもあり終始強気にふるまっていたが、アバッキオの行動やジョルノの決死の戦術を目の当たりにした時は一転してひどく動揺する一面もあり、そのギャップも彼の最期(跡形も残らず死亡)と並んで多くの読者に印象づけられている。断末魔のセリフ「ふああああ~」はしばしばネタにされる。
また、フーゴの殺人ウイルスに感染した状況に直面しても「感染部分さえ切り離さえばダメージが最小限で済む」と咄嗟に判断するなど暗殺者らしく頭も回り、それを即決実行できるだけの度胸も備えている。
名前のイルーゾォ(Illuso)とはイタリア語で「幻影」の意味。英語でいうイリュージョンが近い。
他の媒体でのイルーゾォ
ゲーム「黄金の旋風」でも登場。原作と同じくフーゴ達を鏡の中へ引きずり込み戦いを挑んでくる。フーゴやアバッキオを操作する鏡の中の世界はコントローラ操作が左右逆になってしまう仕様となっており、鏡の中の本体と鏡の外のスタンド(2つの世界)をそれぞれ交代しながら戦うステージはゲーム中盤にも関わらず本作における難関ミッションの1つとして定着している。もっとも原作とは異なり、本体のみでもイルーゾォを追い詰めたり叩きのめす事は不可能ではなく、マン・イン・ザ・ミラーを発現中は攻撃を加えスタンドブレイク状態にする事でチャンスが到来するので、積極的にそれら狙ってみるのもいい。あとは思い通りにキャラを動かすことさえできれば……。
フリーゲーム「ディアボロの大冒険」ではスタンド「マン・イン・ザ・ミラー」のDISCが登場する。
いわゆる射撃武器としての扱いで、鏡を投げて遠くにいる相手と場所を交代できる、という少々特殊な使い方をするものだが、足元に鏡を仕掛けて踏んだ敵を鏡の中へ半分だけ置いてくる(=鈍足状態にする)罠を仕掛ける事もでき、お世話になったディアボラーも多いことだろう。
第5部の後日談を書いた小説「恥知らずのパープルヘイズ」ではイルーゾォ自身は(死亡しているので)登場しないものの、イルーゾォに姉を殺されたという組織の構成員・シーラEが登場する。
安全で無敵にふるまえる『鏡の中・・・』! それが、おれの能力。
ここには『スタンド力』はおれの許可なくして、入る事はできない。
- マン・イン・ザ・ミラー
【破壊力:C / スピード:C / 射程距離:「鏡の中」では数百m / 持続力:D / 精密動作性:C / 成長性:E】 - イルーゾォのスタンド能力。人型で目元はゴーグル(眼鏡、サングラス?)のような形状をしている。
鏡を出入口として、本体が任意で選択した対象(人間、スタンドなど)を鏡の中へ引き込んだり外へ出すことが出来る。
鏡の中の世界とは物体の配置や文字の表示など全てが左右逆になっており(ゲームではコントローラ操作も)、生物が本体とスタンド以外に何者も存在しない「死の世界」そのもので、本体以外はマン・イン・ザ・ミラーが引きずり込んだターゲットしかいない。また鏡の中には本体のイルーゾォが許可したものしか入る事は不可能であるため、作品中でやってみせているように「スタンド使いのターゲットへ接近し、本体だけを鏡の中へ引きずり込んで、あとはスタンドが使用不能な相手を一方的にやりたい放題」というえげつない戦い方ができる。もっとも鏡の中へ出し入れする対象はマン・イン・ザ・ミラーが自動認識しているわけではなく、イルーゾォ自身が自分で確認しているため、アバッキオのムーディ・ブルースのように人間に変身できるスタンドを誤って引き込んでしまう(スタンドだけを入れる事を許可する)事がある、という弱点もある。
鏡の中の物質はマン・イン・ザ・ミラーとイルーゾォ以外には絶対に動かす事ができないが、鏡の外の現実世界で動かされたり破壊されたものは鏡の中の物体にも同じ現象が起こる。
また鏡の外からはイルーゾォの姿が視認できないため鏡の中から相手に一切気づかれず安全に接近する事ができる。作品中の描写からするとイルーゾォがターゲットに定めた人間にのみイルーゾォの姿が見えると推測される。(鏡の外から自分を視認できるかどうかを、イルーゾォが任意で選択・決定している可能性も考えられるが。)
スタンドパワーは鏡の中を構成したり、鏡の中へ相手を引き込む事に専ら費やしているのでアバッキオに「戦って勝てるのは無力な人間だけか?」と指摘されているように、破壊力は他のスタンドと比べて高くないのだが、スタンド使い(=人間)を戦闘不能になるまで痛めつけるくらいは充分可能な戦闘力を備えている。何よりスタンドが使えない丸腰の相手と戦うことが前提となっているようなのでさほど問題にはならず、敵がいかなるスタンド能力を持とうと全て無効化できるという意味では『ジョジョ』全編を通して最強のスタンドと評される事もある。
なお作中では鏡を媒体にスタンド能力を発揮しているが、『仮面ライダー龍騎』に登場するミラーワールドのように「水面やガラス窓など、鏡のように光を反射するもの」でも能力を行使できるのかは不明。
名前の由来はマイケル・ジャクソンの楽曲「Man In The Mirror」。
鏡に「中の世界」なんてありませんよ・・・
かつて第5部が開始されるより以前の第3部「スターダストクルセイダース」にて、花京院がJ・ガイルのスタンド能力(鏡など光を反射するものに潜む能力)に追い詰められるポルナレフに対して、「鏡の中とか鏡の世界とかさかんにいってますが、鏡に『中の世界』なんてありませんよ・・・ ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから」などという台詞を発したことがあり、マン・イン・ザ・ミラーのスタンド能力及びイルーゾォの存在と対比される事がよくある。
一部では作者・荒木の「ハングドマン(吊られた男)」に対するセルフオマージュとも言われているようで、実際そのように受取れなくもない。もっとも、最近は鏡の世界どころか次元の壁を越えるスタンドまで出てきている事であるし、今更大した問題ではなかろうなのだ。
というよりもあの発言に関しては、ポルナレフを一度落ち着かれるための発言と捉える方が自然だろう。そもそも花京院はスタンドにそれほど広い知識を持っているわけでもないので「設定の矛盾」には該当しないだろう。
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無関連項目は、追加する事を許可しないィィィーーーッ
- ジョジョの奇妙な冒険
- 黄金の風
- 暗殺チーム
- 鏡 / ミラー / 反転
- ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから
- ウイルスは許可しないィィィィィーッ
- ホルマジオ(チームの仲間)
- プロシュート(同上)
- ペッシ(同上)
- メローネ(同上)
- ギアッチョ(同上)
- リゾット・ネエロ(チームのリーダー)
- 輪切りのソルベ(チーム内に発生した事件)
- パンナコッタ・フーゴ / パープル・ヘイズ
- ジョジョの奇妙な冒険 関連項目一覧
- 仮面ライダー龍騎
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