インノケンティウス(イノケンティウス)とは、
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この記事は、「原作(既刊)」のネタバレ成分を多く含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
「いいか!? さっきの交渉と! 今ので! こっちの二勝無敗だ! 通常設定のゲームなら二本先取ルールだから正式にこちらの勝利! いいなあ!? おい!」
インノケンティウスとは、ライトノベル『境界線上のホライゾン』の登場人物である。
概要
名前 | インノケンティウス |
所属 | K.P.A.S |
役職 | 教皇総長 |
種族 | K.P.A.Italia人 |
HN | 教皇 |
特技 | 高所からの猛ダッシュ |
K.P.A.Italia代表、K.P.A.S教皇総長(パパ・スコウラ)にして旧派首長、聖連代表が一。
大罪武装“淫蕩の御身”の正式な担い手たる八大竜王(が、彼は旧派であるため、この称号を厭う)。黒髪を蓬髪にし、白き長衣を纏う。好戦的で交渉術にも長け、壮年ではあるが青年じみた性格をしている。
『~なぁ、おい』という特徴的な口癖を持つ。走徒は白い長衣を纏う六枚翼の女天使。オリンピアという義妹がおり、副長のガリレオはかつての師であり、現在は腹心である。
少なくとも二十数年間、教皇総長を務めており、二十年前には国力維持のため、武蔵に対し旧派振興による勢力拡大を試みた。その阻止のため、無能の武蔵代表にかわり介入した、当時の三河総長連合と激突。総長である酒井・忠次から三日三晩に渡る戦いという名の時間稼ぎを喰らい、その間に裏で動いていた三河書記の榊原・康政の交渉で、改派、英国、六護式仏蘭西までも含む聖連列強各国が武蔵支持に回ることに。結果、島原の乱と禁教令の繰り上げ再現を許してしまい、武蔵の掌握に失敗。それが切っ掛けでK.P.A.Italiaは衰退し始める。
表向きは立場を利用して、搦手や相手の弱点を突くような方法をとるが、前線に立つことを好み、考え、手を尽くし、ありとあらゆる手段を使う。無論その選択には自身が矢面に立つという選択が含まれる。極めてアクティブで、根源的には武蔵の全裸女装馬鹿と同じ所がある。違いがあるとすれば規律に厳しく、地位と権力と知恵がある事。もし自身が戒律に背くことがあれば自分で自分を破門にするような人物である。
子供の頃に「俺が教皇総長になって十字軍遠征できればなあ!」と思ったことがあり、昔は考えなしに高いところから飛び降り、走りだすという癖があった。…当時の教師による指導もあってか、今は、考えてから飛び降りているようだが。
若い頃には下積みで商人をやっており、女の身勝手さは身に染みているとか。故に戒律には厳しいが金の価値を知り、敢えて戒律の隙間を見逃すこともある。
例:旧派では金融などは御法度だが、ジェノヴァの金融を異族や聖譜記述により再現が許可されている者が行うのを
殊更咎めたりはしない。但し、旧派の者が関われば当然処断する。
時候の挨拶などを各首長によく送り、国学が得意なので詩的センスも持ち合わせる。
立場もあるが時勢に常に目を光らせているようで、神肖映像や通神を見聴きしながら、ガリレオと意見を交わしたりする姿がよく見られる。特に武蔵に関しての情報や情勢などに対してはツンデレな態度を示し、後から驚かせるためにと、武蔵と関東勢の交渉の場に盗聴器を仕掛けるなど、微妙に小物じみてきて、ガリレオから「手段と目的が入れ替わっている」と指摘され始めてもいる。ほか、自身もまた野球やサッカー等、スポーツの解説をやっており、神肖映像などでその姿を見かけることになる。
本編開始時点では、三河の君主松平・元信に完成していない“嫉妬”の大罪武装の開発と譲渡を要求し、三征西班牙を護衛に付け、三河へ赴いていた。元信が授業と称して引き起こした三河消失に際し、後継者であるホライゾン・アリアダストに、歴史再現の解釈によって引責自害を要求。その身に宿る大罪武装、彼女の魂である“焦がれの全域”を接収したうえで、水戸松平に極東の権利を継がせ傀儡とし、航空都市艦“武蔵”を接収して三河に換え、K.P.A.ItaliaとP.A.ODAとの最前線に立たせて、大罪武装を置くことで橋頭堡とする算段であった。
しかし、ホライゾンの自害の必要性を巡って武蔵アリアダスト教導院の総長連合と生徒会と対立、交渉は決裂する。即座にガリレオに大罪武装"淫蕩の御身"を持たせ武蔵を襲撃させる。が、武蔵王ヨシナオの計らいで一旦引き下がることに。そして警告を無視した武蔵勢を三征西班牙の護衛部隊と共に潰しにかかる。
一進一退の攻防を“淫蕩の御身”で押さえ込んだが、相対戦を申し出た正純に応え“淫蕩の御身”を解除。相対するために正純を待つが正純が牛歩戦術をとったのに激憤し、栄光丸から飛び降りダッシュ。激突寸前で正純が負けを認めたため、スライディングで急停止。彼女を一々理由をつけて説教し、超懺悔させ友軍の士気を高めるも、武蔵勢の奮闘によりホライゾンは葵・トーリの手で救出。三征西班牙最強戦力である立花・宗茂は本多・二代に相対で敗れ“悲嘆の怠惰"を奪われる顛末となる。
最終的には本来の主へ戻った大罪武装によってホライゾンとトーリに栄光丸を轟沈され、撤退することとなった。
戦闘方法
交渉においては対論の並べ合いを得意とし、長い年月において蓄積された旧派の見解による焦土作戦を得意とする。
相手の意見を拒絶、受け流しながら、次々と相手の意見への見解を高速で引き出し述べることで相手の自滅を待つ。
戦闘においては自身が有する大罪武装で相手の武装を骨抜きにし、圧倒的戦力差で弄ぶことすら無く徹底的かつ、速やかに潰すのが流儀である。
関連項目
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