エルトリンデ(ユニコーンオーバーロード)とは、ゲーム『ユニコーンオーバーロード』に登場するキャラクターである。CV:上田麗奈
概要
ロザリンデの双子の妹でエルヘイムの巫女。
ゼノイラの侵攻に抗しきれずに降伏するも、
統治を安定させるために人質として
巫女の立場を保障されている。
「貴方を信じ、お助けします…この先何があろうとも」
フェブリス大陸南方に位置する、エルフと森林の国エルヘイムを治める巫女。ラウルハム城を拠点に地上の統治を行っている。双子の姉にダークエルフのロザリンデがいる。彼女の父親はエルフ、母親はダークエルフであり、このため姉妹で種族が異なっている。
10年前に起きたヴァルモア将軍の反乱によりコルニアが滅亡した時、人間の難民をエルヘイムに受け入れて庇護下に置いている(明言は無いがエルトリンデの指示である可能性が高い)。しかしそれから数年後、魔女アルチーナの先導で天然の要害・迷いの森をゼノイラ軍が突破し、エルヘイムにも戦火が及んだ。決死の抵抗むなしく勝機を見いだせなかったエルトリンデは降伏を決意。エルヘイム全土がゼノイラ帝国の支配下に置かれる事となった。その後、統治を安定させるためエルトリンデは巫女の立場に留め置かれるも、彼女はアルチーナによって支配の術を掛けられて洗脳(正確には憑依)されており、その実態は帝国の言いなりになるだけの操り人形であった。辛くもラウルハムからの脱出に成功したロザリンデは抵抗軍の旗頭となってエルトリンデ救出を標榜に抗戦を続けた。アレイン率いる解放軍がラウルハムに迫ってきた時、その陣容の中に姉ロザリンデの姿があったが、「たとえ我が姉と言えど反乱に与することは許されません」と非情の討伐令を出している。
エルヘイム編のメインクエスト「水の緑の架け橋」をクリアすると仲間に加入。
解放軍との戦いに敗れた後、アレインの持つ一角獣の指輪の力で支配の術を解除されて正気に戻る。コルニアの聖所で受けた啓示によると「エルヘイムの巫女には一角獣の指輪の封印を解く力がある」との事だったが、エルトリンデはその方法を知らず、代わりに西方にある茨の塔に一角獣の指輪に関する古文書があると情報を提供。自らも解放軍に加わって茨の塔を目指した。茨の塔で仇敵アルチーナを討ち、探し出した古文書の記述に従って巫女に代々受け継がれてきた乙女の指輪をアレインに貸与。そして、解放軍のおかげでエルヘイムからゼノイラ軍を駆逐する事が出来たため、その恩を返すためにロザリンデとともに解放軍に付いていくと宣言するのだった。
クラスは彼女専用のエルフシビュラ。攻撃と回復を同時にこなす強力な兵種である。上位職のため加入さえ出来れば即戦力となってくれるが、エルトリンデはエルヘイム編の中盤まで進めないと仲間にならず、対するロザリンデは最初のイベントをこなすだけで加入するため、ロザリンデだけ取ってドラケンガルドを先に攻略する殿下が多い。ロザリンデはエルヘイム解放のために力を貸してくれるはずが、何故かドラケンガルドで槍を振るう事になる。
製品版だと仲間になるキャラ全員に指輪を贈る事が出来るが、開発初期段階では指輪を渡せるキャラは6人しかおらず、エルトリンデはその1人だった(内訳はエルトリンデ、ロザリンデ、スカーレット、ユニフィ、ベレンガリア、ヴァージニア)。ヒロインとしてデザインされていた事が窺える。
人物像
品行方正な上、エルフ特有の人間に対する不信感・偏見を持っていない事から、傭兵の間で人気がある話をエルヘイム兵から聞ける。またヤニスの町には「慈愛に満ちた眼差しが忘れられない」と語る町娘がいたり、港町ヴォイニコラには「降伏は偽りで、エルヘイム復権のための大計だった」とオーバー気味に彼女を称える者がいるなど、領民のエルフからも慕われている。ちなみにヴォイニコラ地方は迫害を受けた半エルフや掟に背いたエルフが流れ着く場所で、如何にも体制側に不満を持ってそうな彼らだが、意外にもエルトリンデに対する憎悪の声は聞こえてこない。統治者としては優秀と言えよう。
女王的立場にありながら、近衛のガラドミアから槍術の鍛錬を受けているため、自ら槍を振るって戦う事も可能である。『Acoustic Arrange Album』のジャケットではフルートを吹いているので音楽にも詳しい様子。また、巫女の力は森全体に及び、命令一つで森そのものが牙を剥いて敵対者を消してしまえるとされる(ただしゼノイラの侵攻で森の力が減じているため現在は不可能との事)。加えてエルヘイム領内にいる間は神樹からの魔力供給を受けられるという。
スカートがあるため分かりにくいが、実は凄い角度のハイレグを履いている。しかもそのスカートも良く見れば透けている。このためロザリンデともども「スケベエルフ姉妹」や「エロフ」と呼ばれる事も。それどころかエルヘイムまでもが「エロヘイム」だの「スケベエルフの森(国)」だのと言われる始末。
一方で他人と感覚が大変ズレている部分がある。地下室でこっそりキノコを栽培して驚愕した乳母に焼却処分されたり、花園にミントを植えたり、コルニアで普段見かけない毒草を見つけて興奮するなど、おもしれー女枠である。年齢については不明。ただ、姉ロザリンデがレックスに「おばあちゃんみたい」と言われてブチギレてる所を見るに、意外と歳を重ねている可能性がある。
主人公アレインに対し、契約の儀式を行う前から明確に恋心を抱いている女性キャラの一人(女性にとっての理想像のひとつである白馬の王子様を体現する人物な上に、自身を洗脳状態から助け出してくれたのだから当然ではある)。しかし人間とエルフの覆しようがない寿命差を理由に一歩が踏み出せないでいる様子。その一方で、親密度会話では大胆にもアレインに抱きついたり、恋敵スカーレットの前でアレインの名を使って花占いをするなど、あざとさフルスロットルな部分もある。やっぱりスケベエルフじゃないか!
関連人物
- リナラゴス
エルトリンデの側近を務めるイケメンエルフ。幼い頃は兄妹のように遊ぶ関係だった。しかしエルトリンデが巫女だと分かると身分の違いから距離を置くようになり、近衛になる事も拒んでいた。だが親密度会話にて遂に近衛を拝命する。
- ガラドミア
エルトリンデの近衛である女性エルフ。エルトリンデに槍術を教え、また鍛錬の相手も担っていた。模擬戦ではいつもガラドミアが勝っていたようだがエルトリンデも密かに腕を上げていたようで、親密度会話における模擬戦ではガラドミアを苦戦させた。ラウルハム失陥時、ガラドミアはたまたま遠征で首都を離れており、近くでお守りする事が出来なかったと悔やんでいる。
- ロザリンデ
双子の姉。エルトリンデとは互いに身を心配するほど仲睦まじい。特にロザリンデは妹の事を想い過ぎて「自分が代わりに傷付くべき」と考えており、危うい愛情を抱いている。
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- イスタニア砦解放戦
- オーシュ(ユニコーンオーバーロード)
- ガレリウス(ユニコーンオーバーロード)
- ギャメル(ユニコーンオーバーロード)
- スカーレット(ユニコーンオーバーロード)
- セルヴィ(ユニコーンオーバーロード)
- セレスト(ユニコーンオーバーロード)
- ニーナ(ユニコーンオーバーロード)
- フラウ(ユニコーンオーバーロード)
- プリム(ユニコーンオーバーロード)
- ヘルマン(ユニコーンオーバーロード)
- メリザンド(ユニコーンオーバーロード)
- リディエル(ユニコーンオーバーロード)
▶もっと見る
- 2
- 0pt

