ヴァニラウェア有限会社 (VANILLAWARE Ltd.) とは、ゲーム開発会社である。
概要
非常にクオリティの高い2Dゲームを制作することで知られるゲーム会社。
制作されたゲームは鮮やかで色彩豊かなグラフィックと、情緒あるストーリーと演出、そして病的なまでに滑らかに動くキャラクター、背景の描写によって国内外から高い評価を受けている。
「オーディンスフィア」では舞台劇のようなキャラクターの演技やステージ(背景)の演出で、「朧村正」では徹底した時代劇、落語調の語りで見事な世界観構築を魅せた。
また、食べ物とおっぱいの描写に異常な執着を見せる会社でもある。
意外と知られていないが、ヴァニラウェアが最初に関わったゲームはファンタジーアースである。
グリムグリモア以降は全ての作品の音楽をベイシスケイプが担当しており、これも人気の要因となっている。
代表はかつてアトラスで「プリンセスクラウン」(1997)のディレクターを務めた神谷盛治。プリンセスクラウンが完成した後に結局開発チームは解散してしまったが、紆余曲折を経てヴァニラウェアを立ち上げた。[1]
氏は「プリンセスクラウン」のディレクションだけでなくキャラクターデザインも手がけており、その多才さを「オーディンスフィア」や「朧村正」などではディレクター兼キャラデザ兼脚本兼監督という形で発揮している。
同社には「ハバネロたん」で有名なシガタケ氏も在籍し、「くまたんち」ではシガタケ氏が背景、キャラクターを含む全てのグラフィックを一人で制作していたことがわかり、ファンを驚かせた。
どういうことなの…。
作品一覧
発売 | タイトル | 機種 | 販売会社 |
---|---|---|---|
2006年 | ファンタジーアース | PC | スクウェア・エニックス |
2007年 | グリムグリモア | PS2 | 日本一ソフトウェア |
2007年 | オーディンスフィア | PS2 | アトラス |
2008年 | くまたんち | DS | ディンプル(また開発にはアシナガおじさんも関わっている) |
2009年 | 朧村正 | Wii | マーベラスエンターテイメント |
2011年 | グランナイツヒストリー | PSP | マーベラスエンターテイメント |
2013年 | 朧村正 | PSVita | マーベラスAQL |
2013年 | ドラゴンズクラウン | PS3/PSVita | アトラス |
2016年 | オーディンスフィア レイヴスラシル | PS4/PS3/PSVita | アトラス |
2019年 | 十三機兵防衛圏 | PS4 | アトラス |
2024年(予定) | ユニコーンオーバーロード | Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox Series X|S | アトラス |
関連動画
プリンセスクラウンは厳密にはヴァニラウェア開発ではないが、ここに貼らせていただく
関連商品
関連項目
外部リンク
脚注
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