ナマケモノ(けものフレンズ)またはフタユビナマケモノ(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場する、アニマルガール/フレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。
同じナマケモノのフレンズであるミユビナマケモノのフレンズについてはこちらの記事へ。
概要
ほぼ一生の間木にぶら下がり、その大半を寝て過ごすことで知られるナマケモノの一種であるフタユビナマケモノのフレンズ。木を降りるのは用を足す時のみ。かつては霞を食べて生きているとまで言われていた。
フレンズ化した事により、地上でも二足歩行で活動できるようになったが、大元の動物が大元だけにやっぱり寝るのが大好き。パーク中でも名前の通りの『怠け者』と認知されているようで、また本人も何かとつけてサボろうとしたり、私はナマケモノだからと二度寝するなど、マイペースに、なおかつ流れるように怠けようとする。
ネクソン版アプリでは『ナマケモノ』の名で登場し、ゲーム中のステータス画面の綱目科でのみ『フタユビナマケモノ属フタユビナマケモノ』と言及されていた。2018年6月30日開始予定の日本平動物園とのコラボイベントにて改めてフタユビナマケモノが登場。姿かたちも大きく変わり、ほぼ新フレンズといっても差し支えない。
ちなみに後日けもフレ公式が世界ナマケモノの日で公開した紹介ツイートでは、「わたしは泳げません~」と言っており、ぱびりおんでもその設定が採用されているが、実際のフタユビナマケモノは泳ぎが達者だという話もある[1]。
本項では、どちらもフタユビナマケモノを元にしたアニマルガールとして、ネクソン版のナマケモノ、新デザインのフタユビナマケモノの両者を併せて記す。
容姿
ネクソン版「ナマケモノ」
白いワイシャツの上に、茶色いカーディガンを羽織り、黄緑チェックのプリーツスカートを穿く。首元にはファーを巻き、胸元には赤茶色のリボンを着けている。カーディガンは体のサイズと比較して大きめでダボっとしており、袖は手をほとんど隠すほど長い。どことなく学生っぽさもあるルックスだが、カーディガンとリボンが着かけ(脱げかけ?)状態なのが「怠け者」らしさ。お尻からはちょこんと短い尻尾が出ている。
茶色いパーマがかった髪に、瞳の色は深い黄緑で垂れ目。元のけもののスタイル故か、獣耳は生えておらず、ヒトにより近い印象。
新デザイン「フタユビナマケモノ」
ベージュのパーカーにホットパンツと、一見アクティブさも感じられる服装。しかしながらパーカーは羽織るだけだったり、左足の脱げかけのニーソと履かずに左手に持った靴、右半分がホットパンツからはみ出ているワイシャツなど、「怠け者」感も健在。
おでこが見える程に上げられた前髪には、フタユビナマケモノの顔面の模様が入り、後ろ髪はボサボサ。左上に向かってアホ毛のように髪を結んであるのもポイント。
何よりも目を引くのが、動物としてのフタユビナマケモノの腕を表現した、パーカーの袖とその袖口の爪。一見特異な雰囲気を醸し出しているが、ゾウ系アニマルガールのマフラーように自由に袖を動かすことの出来る第三・第四の腕ではないかとの考察もある。
全体的に、新規に書き下ろされ同時に登場したミユビナマケモノと対となるような姿となった。
ネクソン版アプリでの扱い
「私、ナマケモノ。……え、これ以上はないよ?」
私はナマケモノ。
……え、まだ何か言うの?
んー、ほとんど木の上ですごす。
あと、こう見えて、泳ぎが得意。
でも一番得意なのはぼーっとすること。
なまけてるんじゃない、ぼーっとしてるだけだから。空とか見てるだけだから。
ピュア属性(緑)・レアリティレベル2のフレンズとして登場。コストは250、攻撃タイプは近距離、サイズはM。グループには所属しない。専用スキル『今から攻撃をしません』は、15秒間、敵の移動速度を25%下げる効果。
セイウチ、マレーグマとのトリオはプレイヤー達から俗にぐうたら三銃士とされる。ジャパリパークの飼育員側からもそう認知されているのか、「第一回セイウチ杯」にて少し元気が良すぎるお友達の面々(サーバル・コツメカワウソ・ニホンイノシシ・ユキウサギの4人)を大人しくするべく、審査員兼お手本役として3人揃って呼び寄せられている。登場した途端にめんどうくさい・何もしたくない・超眠たい・寝ていい?と怒涛のぐうたら発言ラッシュを披露。セルリアンが襲来しようとも極力動かないスタイルは変わらず、意地でもだらけようとする。
マルタタイガーのストーリクエストでは宝塚みたいな優雅すぎる雰囲気・行動故に注目されまくりなマルタタイガー(ルター)とゴールデンタビータイガー(ルビー)の2人を普通にするべく奮闘するニシツノメドリにより、セイウチ共々怠けの達人として登場。素敵要素溢れる2人に素敵じゃない要素を入れれば少しは普通に近づくんじゃね?という発想により呼び寄せられた。ここでも動くのが面倒だから近くにいるフレンズにご飯を貰う、というぐうたらっぷりを発揮している。
また、メインストーリーにてアライさんにマレーグマ共々disられたりしている。
その一方でアミメキリンとはマイペース同士で波長が合うと感じ、仲良くなるために彼女(とロスチャイルドキリン)のもとに訪れ、一緒に過ごしてみるなど、フレンズ化したことによって精力的になった一面もあり、それによって新しい関係も生まれている。
また、怠けの超人である三銃士の面々だが自身より上位のぐうたらフレンズとして、マンモスに敬意を持ち憧れている。曰く「何万年も氷の中でぐうたらしていた」との事。ただし、マンモスの場合は死んで化石化したりミイラ化した後に氷に閉じ込められたのであって、別に好きでやった訳でもぐうたらしてた訳でもない。
余談だが、スキル連携機能である『けもリンク』は、発動順に応じてそれぞれのスキル名が合体していくのだが、ナマケモノのスキルは、最初に発動した場合は頭に『今から』、最後に発動した場合は後ろに『しません』が付くため、プレイヤーの間で行われていた『けもリンク作文』に於いても汎用性の高いものとしてよく使用されたとか。
ぱびりおんでの扱い
「わたしは…ミユビほどとろ~んとしてないわよ。けっこう…シャキシャキ…してるでしょ?ナマケモノの割にはアクティブだって…言われるわ。せっかくこの体になったし…遠くにも行ってみたいじゃない。え?サバンナ?……ジャングルから出るかどうか…ゆっくり考えさせて。」
けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用
「泳ぎは…苦手だわ。」
2021年5月26日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「あなた」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
実は「ナマケモノ」という名称は2018年6月6日のさばくエリア解禁と同時にスナネコのけもトークで登場していた。登場こそ2021年4月28日とミユビナマケモノの方が先だったが、約3年越しでのナマケモノのフレンズの登場ということになる。また、ぱびりおんへの最後のフレンズ追加4人のうちの一人である。
ぱびりおんではフタユビナマケモノとミユビナマケモノが存在しており、お互いのことは「フタユビ」「ミユビ」と呼び合う仲であるが、他のフレンズからもその呼ばれ方をする事もある。ちなみに頭部にあるナマケモノの顔のような部分はフードのような外見だが、髪の模様らしい。
「これじゃミユビみたいに……のんびり、ぐうたらしてるって思われちゃう」と言うなど、フタユビナマケモノの方が少しアクティブなようだが、あくまでナマケモノ同士での比較であるため他のフレンズからすると動きはやはり遅めであり、コケが勝手に体に生えてくることがあるようだ。ちなみにそのコケも美味しくいただいている。
記述上同一種とされているNEXON版のプロフィールでは泳ぎが得意だと語っていたが、けもトーク内では泳ぐことが出来ないと言っており、ラッキービーストⅢ型解説でも「泳げない動物だと考えられています」「フレンズ化してもその影響で泳げない」と、ぱびりおん内では泳げないとされている。
フレンズたちは「前脚」「後ろ脚」という動物だった頃の部位に基づく発言をすることがあるが片腕を指して「片脚」という発言がけもトーク内で確認されている。ちなみにパーカーに通っている外見上の腕は「マジッククロウ」と呼ばれるどーぐになっているようであり、ラッキービーストⅢ型にも「非常に稀なフレンズ化の例」だと言われている。
その他
アニメ版における第1話「さばんなちほー」にて、崖を少しずつ降りるかばんちゃんを見て、サーバルが「あなた、もしかしてナマケモノのフレンズとか?」と声をかけている。放送当時はネクソン版のヒトに近いデザインが知られていたためか、性質だけでなくその容姿からもそう思ったのではないか、とも言われていた。
関連動画
関連静画
ネクソン版「ナマケモノ」
関連商品
関連チャンネル
関連項目
脚注
- 2
- 0pt
- ページ番号: 5486771
- リビジョン番号: 3192041
- 編集内容についての説明/コメント: