ノーヴァレンダ(Nova Lenda)とは、2016年2月9日生まれの日本の競走馬である。黒鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2018年:全日本2歳優駿(JpnI)
2022年:ダイオライト記念(JpnⅡ)、報知オールスターカップ(SⅢ)
概要
父ダイワメジャー、母モンプティクール、母父*クロフネという血統。
父ダイワメジャーはGI5勝馬で、種牡馬としては2歳戦に強くG1馬複数を含む多数の重賞馬を輩出した。
母モンプティクールは中央で28戦3勝。母母*ゲートドクールの牝系からは直仔に報知杯4歳牝馬特別勝ち馬リトルオードリーとフランスの重賞馬*ココパシオン、*ココパシオン産駒の新潟2歳ステークス勝ち馬ザラストロなどが輩出されている。母母母Gay Apparelの牝系にはヴァンキッシュランとビヨンドザヴァレーの母でG1馬*リリーオブザヴァレーとその半弟のG1馬Mubtaahijを擁する。ついでに母母母母Brief Attireの牝系からは重賞4勝のスギノハヤカゼ。
母父*クロフネは芝とダートでGIをそれぞれ1勝し、種牡馬としてもG1馬複数を含む多数の重賞馬を輩出した。母父としてもクロノジェネシスなど活躍馬多数。
生産はノーザンファームで、キャロットファームからクラブ馬として7万円400口で募集された。
戦績
2歳(2018年)
栗東の斉藤崇史厩舎に入厩し、9月にダート1800mの2歳新馬に出走すると川田将雅鞍上で単勝2.2倍の1番人気に支持されたが、2コーナーで競争を中止。レース後に右前肢跛行と発表された。
10月にダート1800mの2歳未勝利に出走すると、重馬場の中、北村友一鞍上で単勝2.5倍の1番人気に支持され、番手に付け上がり最速を出してモズダッシュスターに3馬身半差の圧勝。
11月には500万下でダート1800mのもちの木賞に出走し、単勝3.6倍の2番人気に支持され、番手に付け上がり最速を出して逃げた1番人気ダンサーバローズを捉えて4馬身差の圧勝。
12月には全日本2歳優駿(JpnI)に出走。重馬場の中で単勝6.3倍の5番人気となって迎えたレースでは、番手から早めに先頭に立ち、追い込んできた2番人気デルマルーヴルにアタマ差を付けて勝利。後にクロノジェネシスやクロワデュノールなどで中央GIを勝利する北村騎手と斎藤調教師の両方にとってこれが初のGI級勝利となった。
3歳(2019年)
3歳初戦は3月の中山競馬場の伏竜ステークス(OP)。北村騎手は同日に阪神競馬場の大阪杯で9番人気アルアインに騎乗してJRAでGIを初制覇したが、石橋脩騎手鞍上で臨んだノーヴァレンダは8頭立ての2番人気で5着。
続く6月のユニコーンステークス(GⅢ)は北村鞍上で5番人気となったが、結果は以前から課題であったコーナリングもあってワイドファラオの9着。
10月には白山大賞典(JpnⅢ)に出走。 和田竜二鞍上で5番人気となったレースでは、番手に付けて粘り、グリム、デルマルーヴルに次ぐ3着。
11月には松山弘平鞍上でみやこステークス(GⅢ)に出走したが、11番人気で14着に終わった。
浦和記念に登録したものの回避して同月の福島民友カップ(L)に出走。中谷雄太鞍上で7番人気となったレースでは先行したが5着。
4歳(2020年)
4歳初戦となる2月の佐賀記念(JpnⅢ)ではアンドレアシュ・シュタルケを鞍上に迎えて5番人気となると、ナムラカメタロー、ロードゴラッソに次ぐ3着と健闘。
同月の仁川ステークス(L)に出走したが、ここは6番人気で先行して6着。
この後に屈腱炎を発症したようで同年は出走せずに終わった。
5歳(2021年)
団野大成鞍上で平安ステークスを想定したが除外となり、5歳初戦となる復帰戦は6月のアハルテケステークス(OP)。菅原明良鞍上で臨んだが14番人気12着。
8月には阿蘇ステークス(OP)に 岩田望来鞍上で出走したが6番人気で後方からそのまま15着。
11月に森泰斗鞍上で生田オープンに出走すると単勝3.2倍の2番人気に支持され、逃げたが1番人気ハイランドピークに差し切られてクビ差の2着。
12月のスパーキングオールスターチャレンジでは単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持され、メンコを付けたレースでは、逃げて上がり最速を出し2着のシャイニングアカリに7馬身差を付けて3年ぶりの勝利を手にした。
6歳(2022年)
6歳初戦となる1月の報知オールスターカップ(SⅢ)では単勝1.8倍の1番人気に支持され、逃げて11番人気エルデュクラージュに2馬身半差を付けて勝利。因みにエルデュクラージュは翌月の川崎記念でも2着に健闘した。
続いて3月には森騎手の所属する船橋競馬場で行われるダイオライト記念(JpnⅡ)に出走。単勝10.3倍の5番人気に支持されると、ここも先手を取ってそのまま逃げ切り、8番人気でキタサンブラックの全弟エブリワンブラックに2馬身半差付けて3年3か月ぶりのグレード重賞勝利。地方所属馬によるダイオライト記念勝利は、2009年のフリオーソ以来であった。因みに馬体重はこれまでも最低524kgと大型馬であったが、今回は前走から14kg増の549kgといつもに増して重めであった。
かしわ記念などは回避し、7月18日にマーキュリーカップ(JpnⅢ)に出走。3番人気に支持されて番手に付けたが、バーデンヴァイラーと捲ったテリオスベルが接戦となる中で8着に終わった。直後、上がり運動中に心臓麻痺を発症して死亡。
復活を遂げ、今後も期待される中でのことであった。
血統表
| ダイワメジャー 2001 栗毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
| Cosmah | |||
| Wishing Well | Understanding | ||
| Mountain Flower | |||
| スカーレットブーケ 1988 栗毛 |
*ノーザンテースト | Northern Dancer | |
| Lady Victiria | |||
| *スカーレットインク | Crimson Satan | ||
| Consentida | |||
| モンプティクール 2003 芦毛 FNo.4-r |
*クロフネ 1998 芦毛 |
*フレンチデピュティ | Deputy Minister |
| Mitterand | |||
| *ブルーアヴェニュー | Classic Go Go | ||
| Eliza Blue | |||
| *ゲートドクール 1987 鹿毛 |
Lomond | Northern Dancer | |
| My Charmer | |||
| Gay Apparel | Up Spirits | ||
| Brief Attire |
クロス:Northern Dancer 4×4(12.50%)、Turn-to 5×5(6.25%)
関連項目
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