バトルスピリッツ 覇王(ヒーローズ)とは、トレーディングカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材とした
メ~テレ制作のアニメシリーズの第4シリーズに当たる。
放送期間は2011年9月18日~2012年9月2日。全50話。
シリーズとしての並びは
前作(「バトルスピリッツ ブレイヴ」)→本作→次作(「バトルスピリッツ ソードアイズ」)。
概要
前作「バトルスピリッツ ブレイヴ」とは一転して、日常に近いストーリー・キャラクターのSD化やナレーターへのツッコミなど、どちらかと言うと第一作「少年突破バシン」の路線へと回帰したかのような印象を受ける。
ただし、ステップを明確に宣言してのバトル進行・実体化されたスピリットがバトラーに直接攻撃する、などといった要素は前作から引き継いでいる。
今作から導入された新システムとしては「バースト」が挙げられる。
これはプレイヤーごとに1枚までバースト効果を持つカードを場に伏せ、発動条件を満たした時点でノーコストで発動することが可能であるというものである。
これにより、先攻を取ることの重要性が高まったとのこと。
登場人物
- 陽昇ハジメ(ひのぼり-) 声:平田真菜
- 本作の主人公。主に赤のデッキを使用する。
キースピリットは「英雄龍ロード・ドラゴン」とその進化系「爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル」、白いロード「爆氷の覇王ロード・ドラゴン・グレイザー」、そしてロードが【バースト転召】した「超覇王ロード・ドラゴン・セイバー」。
ライフ減少時バーストでロード・ドラゴンを出すのが定番であり、そのプレイングの単純さにより反撃を食らうことも。
性格も直球(単純)なため、アラタが扮するアフローヌやミカ扮するバトスピ仙人の正体に気づいていない。
口癖は「アゲてくぜぇ~~っ!!」
ふりかけのブレンド研究というバトスピ以外の趣味もある、別名ふりかけ王。
- 巽キマリ(たつみ-) 声:藤田咲
- ハジメの幼馴染で「世界征服」を夢に掲げるヒロイン。
目的のためには手段を選ばない傾向があり、強力な部下を求めてテガマルに挑戦状を叩きつけようとしたり、同じく世界制服を狙うDr.サンセットの潜水艦を乗っ取るなどの暴挙に出ている。
キースピリットは12宮Xレア「魔羯邪神シュタイン・ボルグ」と「呪の覇王カオティック・セイメイ(様)」、「魅惑の覇王クレオパトラス」。
目立ちたがり屋な性格で、キースピリット召喚時のキメ台詞が世界的に流行した原因は彼女にある。
- 棚志テガマル(たなし-) 声:福山潤
- ハジメの最大のライバルにして「テガマル組」のリーダー格。ハジメの名前を覚える気がなく「ハチマキ」と呼んでいる。ちょんまげ。
主に赤のデッキを使用する。キースピリットは「皇牙獣キンタローグ・ベアー」と「刀の覇王ムサシード・アシュライガー」
牛乳が好物で、よいバトルが出来たときはフルーツ牛乳を飲む。
年上には礼節をもって接する、中学生にしてはなかなかに出来た人物。
バトルフィールドの体感ダメージを眉一つ動かさず受けきることから「仁王立ちのテガマル」と呼ばれている。
先祖は式神使いの武将。バトルスピリッツの頂点に立ち「お家再興」をするのが夢。
その夢を追い続ける姿に共感する仲間も多く、自身も仲間を大事にしている。 - しかし、戦国時代に棚志家没落の原因となったカード「絶対なる幻龍神アマテラス・ドラゴン」を手に入れたことで……?
- 仁霧コブシ(にぎり-) 声:松田健一郎
- 「テガマル組」の一員で彼を「アニィ」と呼んでいる。
緑使いでキースピリットは「風の覇王ドルクス・ウシワカ」
弁慶のようにがっしりとした体格の持ち主。
かってはバトルに勝利した相手からカードを奪うなど弁慶のごとく振る舞い自身の強さに満足していたが、テガマルに成敗され改心し彼の夢を支える決意をして現在に至る。
覇王になったら「モテたい」らしい。
- 日下チヒロ(くさか-) 声:水沢史絵
- 「テガマル組」の一員でスピリットデザイナーを目指している少年。
白使いでキースピリットは「氷の覇王ミブロック・バラガン」および「魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー」
クールな性格の持ち主で親衛隊が存在する。
が、バトル中スピリットの姿に感激して喜びながらスケッチを始めるなどやっぱり変わってる。
かって両親にデザイナーの夢を否定され自暴自棄になっていたが、その絵を見たテガマルに「お前の描くスピリットで闘いたい」と夢を応援され彼の仲間となった。
キマリと馬が合う、お風呂イベントを回避する、ハジメに抱きつかれて悲鳴を上げるなど視聴者から「コイツ実は女なんじゃね?」疑惑が持たれた。
その正体は「日下部チヒロ」という名家のご令嬢が男装した姿である。イヤッッホォォォオオォオウ!
- 大泉マナブ(おおいずみ-) 声:武藤正史
- ハジメやキマリが通う門出中の生徒会長。ものすごく良い人。
一見してクールかつガリ勉のようなスタイルだが、バトルになるとまるでホストのような軽い言葉遣いに変わる。
当初は赤使いとして登場したが、チャンピオンシップには青使いとして参戦。キースピリットは「鉄の覇王サイゴード・ゴレム」 - サイゴード・ゴレムの能力大粉砕発揮の際に「行く?行っちゃう?行って欲しい?」とギャラリーに声をかけ、弟のカタルを始めとするギャラリーが「イケイケスピリット!行ってちょうだい!ノリノリスピリット!やってちょうだい!」と踊りながら応えるのがお約束。
- 薬師寺アラタ(やくしじ-) 声:羽多野渉
- バトスピワールドチャンピオンの青年。額の×印の傷が特徴。
赤使いでキースピリットは「龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード」と「天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード」
軽い性格だがバトスピはとにかく強い。
切り札の2枚は「大人買い(=箱買い)で手に入れた」「バトスピタワーで当てた」となんとも現実的な入手をしている。
顔を知られているため、普段は「流離いのカードバトラー・アフローヌ」に変装してショップに出没・バトルしている。
- 如月ミカ(きさらぎ-) 声:高橋美佳子
- ハジメ達行きつけのカードショップの店長。通称「ミカ姉」「姉御」
アラタとは昔なじみで、アフローヌの姿で詰め寄られては軽くあしらっている。
テガマルに敗北したハジメをバトスピ仙人として鍛えあげるなど、面倒見が良い。 - かつては「天霊のミカ」と呼ばれる伝説的強さのカードバトラーで、あのアラタですら勝つことが出来なかったが、キースピリットの「大天使ミカファール」が伝説入り(=禁止カード化)してしまったために引退した。
- いちショップの店長だと思われていたが、実は全世界のカードショップが姉御の傘下である模様。パネェ。
- ナレーター 声:諏訪部順一
- その名のとおりナレーター。
しかし前作ブレイヴの落ち着いたナレーションとは打って変わって、全編通してやたらテンションが高く、さらに登場人物との受け答えも普通にしている。もはや一キャラクターといってもいいかもしれない。サンキューナレーター!
関連項目
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