ロスアンゼルス(Los Angeles)とは、 2021年2月22日生まれのアイルランドの競走馬である。黒鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2023年:クリテリウムドサンクルー(G1)
2024年:アイリッシュダービー(G1)、グレートヴォルティジュールステークス(G2)、ダービートライアルステークス(G3)
2025年:タタソールズゴールドカップ(G1)、ムーアズブリッジステークス(G2)
概要
父Camelot(キャメロット)、母Frequential、母父Dansili(ダンシリ)という血統。
父Camelot(キャメロット)はG1を4勝した馬で、21世紀としては珍しく英クラシック三冠を目指したセントレジャーステークスで2着に敗れたことでも知られる。種牡馬としても多くのG1馬を輩出している。
母Frequentialは未出走馬でその半妹に重賞馬Impulsif。母母母で重賞馬Allez Les Troisの牝系にはTamayuz(タマユズ)、Anabaa Blue(アナバーブルー)と言ったG1馬が属している。母母母母Allegrettaは、名牝Urban Sea(アーバンシー)、*キングズベストの母で、この牝系からはTorquator Tasso(トルカータータッソ)など多くの活躍馬が今も輩出されている。
母父Dansili(ダンシリ)は現役時代はG1未勝利に終わったものの種牡馬としては*ハービンジャーなど数多くのG1馬を輩出した。
生産者はLynch-Bages Ltd & Longfield Studで馬主はWesterberg, Mrs John Magnier, Michael B Tabor & Derrick Smith…複数人所有であるが要は所謂クールモアの馬である。
都市名の「ロサンゼルス」や同由来の現役日本馬との区別をしやすくするため
、日本においては「ロスアンゼルス」と表記されることが多い。
戦績
2歳(2023年)
アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎に入厩し、9月にシーミー・ヘファーナンを鞍上に芝9ハロン戦に出走すると、4番人気で先行して2馬身差以上付けて勝利。
10月にはフランスに遠征してクリテリウムドサンクルー(G1)に出走。クリストフ・スミヨン鞍上で7頭立ての4番人気に支持されたレースでは、中団からの競馬でIslandsinthestreamとの競り合いをクビ差で制して勝利。
3歳(2024年)
3歳初戦はアイルランドで5月のダービートライアルステークス(G3)に出走。ウェイン・ローダン鞍上で1番人気に応え、3番手でのレースで同厩舎のEuphoricに1馬身差付けて勝利。
6月のダービーステークス(G1)では3番人気。先行したが、空馬Voyageに逃げたEuphoric共々影響を受けたりしたこともあり、結果は同厩舎のCity of Troy(シティーオブトロイ)が勝利する中、2着Ambiente Friendlyからも2馬身以上離れる形で3着。
続いて同月のアイリッシュダービー(G1)にライアン・ムーア鞍上で出走。Ambiente Friendlyに次ぐ2番人気で迎えたレースでは、Euphoricがペースメーカーとして逃げ、2番手3番手も同厩舎の馬となる中で4番手に付け、同厩舎の馬が作った形の経済コースを通ってAmbiente Friendlyとの叩き合いも制してSunway(サンウェイ)に4分の3馬身差の勝利。Ambiente Friendlyは3着、余談だが4着にはMatsuriという馬がいた。ブックメーカーには秋のセントレジャーステークスの本命とされる一方で、陣営からは更に上を目指したいという意向も示された。
インターナショナルステークスに出走するCity of Troy(シティーオブトロイ)と使い分ける形で8月にはグレートヴォルティジュールステークス(G2)に出走。Euphoricがペースメーカーとして先導するレースでは5頭立ての3番手からの競馬で同厩舎のIllinoisにクビ差の勝利。因みに更にクビ差の3着にはSaxon Warrior(サクソンウォリアー)産駒のKing's Gambit。
9月にはアイリッシュチャンピオンステークス(G1)にディラン・ブラウン・マクモナグル鞍上で出走したが、ここは4番人気となり、Economics(エコノミクス)、Auguste Rodin(オーギュストロダン)、日本から遠征したシンエンペラーに次ぐ4着。
10月には凱旋門賞(G1)に出走。ムーア鞍上で4番人気に支持されたレースでは、逃げ馬不在もあって逃げて1番人気Sosie(ソジー)には先着し、Bluestocking(ブルーストッキング)、Aventure(アヴァンチュール)に次ぐ3着と健闘。
続いて同月のチャンピオンステークス(G1)にも出走したが、ここは3番人気に支持されたものの番手からの競馬で手ごたえが悪く沈んでいきAnmaat(アンマート)の9着に終わった。
4歳(2025年)
4歳初戦は5月のムーアズブリッジステークス(G2)。1番人気で迎えたレースでは、番手で進めて2番人気で前年の勝ち馬White Birch(ホワイトバーチ)をクビ差で振り切って勝利。
同月のタタソールズゴールドカップ(G1)でも1番人気に支持されると、Continuous(コンティニュアス)らが逃げる中で3番手に付け、早めに先頭に立つとAnmaat(アンマート)との競り合いを制して半馬身差の勝利。因みに3着にはStudy Of Man(スタディオブマン)産駒のKalpana(カルパナ)。
続く6月にはプリンスオブウェールズステークス(G1)に出走してここも1番人気に支持されたが、Continuous(コンティニュアス)がペースメーカーとして逃げた後ろの番手に付けたものの、伸びずにOmbudsman(オンブズマン)の5着。
しばらく休養して8月のロイヤルホイップステークス(G3)に出走すると単勝1.6倍の圧倒的1番人気に支持されたが、6頭立ての4番手から伸びず4着に終わった。
9月にはフォワ賞(G2)に出走。スミヨン鞍上で2番人気に支持されたが、前で粘ったものの日本馬ビサンチンドリームの4着。
10月の凱旋門賞(G1)ではローダン鞍上で13番人気となり、日本馬クロワデュノールと先行して競り合ったこともあってか最下位17着に終わった。
11月のジャパンカップにも予備登録して同厩舎のQueenstown(クィーンズタウン)とともに一旦招待を受諾していたが取り止めた。
血統表
| Camelot 2009 鹿毛 |
Montjeu 1996 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer |
| Fairy Bridge | |||
| Floripedes | Top Ville | ||
| Toute Cy | |||
| Tarfah 2001 鹿毛 |
Kingmambo | Mr Prospector | |
| Miesque | |||
| Fickle | *デインヒル | ||
| Fade | |||
| Frequential 2014 鹿毛 FNo.9-h |
Dansili 1996 黒鹿毛 |
*デインヒル | Danzig |
| Razyana | |||
| Hasili | Kahyasi | ||
| Kerali | |||
| Violante 2008 鹿毛 |
Kingmambo | Mr Prospector | |
| Miesque | |||
| Allez Les Trois | Riverman | ||
| Allegretta |
クロス:Kingmambo 3×3(25.00%)、*デインヒル 4×3(18.75%)、Northern Dancer 4×5(9.38%)
関連項目
親記事
子記事
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兄弟記事
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