加古川市(かこがわし)とは、兵庫県東播磨地方にある市である。
概要
人口は約26万人、施行時特例市に指定されている。
地理的に東播磨の中心にあることから、東播磨県民局が置かれるなど東播磨の中心的都市として、また交通の便の良さから神戸市・姫路市のベッドタウンとして発展してきた。
歴史
歴史は古く、播磨国風土記では大帯日子命と印南別嬢の別れの舞台として描かれている。考古学的にも古墳が見つかっており、また聖徳太子時代の創建と伝わる鶴林寺が古くから栄えるなど、加古川地域はかなり古くからの歴史が刻まれている場所であることには違いない。
江戸時代は西脇や三木など、加古川流域の内陸部からの水運と接続する西国街道の宿場町として栄え、維新後は多木化学工場などが建設されるなど、交通の利を生かし発展を続けてきた。
戦後は神戸や姫路のベッドタウンとして、そして工業地としても海沿いに神戸製鋼加古川製鉄所の立地する金沢町を埋め立てで造成するなど工業都市として発展。
また中心駅の加古川駅前にはヤマトヤシキを代表とする大型商業施設、加古川バイパスと旧道の2本が走る国道2号や国道250号沿いにはロードサイド店舗が数多く立ち並んでいるが、加古川バイパスから北に行けば、阪神圏・姫路のベッドタウンとして開発された新興住宅街が点在する中、長閑な田園風景が残っており、志方町は播磨の奥座敷と呼ばれるなど風光明媚な地として知られる。一方、田園風景を象徴づける瀬戸内らしいため池は開発が進んだ市南部も含め、市内の平野部全域に点在している。
工業地帯となる前は海岸部も青松白砂の美しい防砂林が広がっていたが、埋め立ての進展により姿を消した。現在、「尾上の松」の由来となった尾上神社の神木が往時を偲ばせる。
名物など
名物はかつめし。カツライスとも呼ばれることもある。カツ丼との違いは、画像にある通り、皿の上にデミグラスソースのたっぷりかかったカツが乗っていること。岡山市にも同様のグルメが存在する。また、穴子やタコといった海産物、イチジクや柿などの果物も有名。
また、後述の通り加古川を出身とする棋士が多い経緯から将棋による町おこしを行っており、2011年からは市が主催する「加古川青流戦」という棋戦を行っている。
また野球ファンには福本豊がサンテレビボックス席で西宮市の甲子園球場の試合が延長になった時に言った「加古川の人帰られへんね」という迷言でも有名。なんJでは甲子園に限らず、延長戦に縺れた試合が終わると「その球場から加古川までの帰り道」が貼られるのが恒例化している。なお実際の甲子園駅から加古川駅までの終電(2021年9月現在)は以下の通り。新快速の止まらない東加古川駅、加古川線沿線や路線バス乗り換えなどとなるとより早くなることには留意されたい。
阪神甲子園駅 23:33 特急山陽須磨行
阪神神戸三宮駅 23:51で徒歩連絡
JR神戸線三ノ宮駅 23:59 新快速姫路行
加古川駅 0:34
交通
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