岡田斗司夫[1]とは、大阪府出身の作家・プロデューサー・評論家である。
概要
1958年大阪府大阪市生まれ。元ガイナックス社長。ガイナックス本体やその母体となったSFグッズ専門店・ゼネラルプロダクツなどを作った。詳しくは→ガイナックス
ガイナックス時代には、『王立宇宙軍〜オネアミスの翼』『トップをねらえ』などの作品に企画や脚本として関わっている。
通称オタキング。オタク界の言論を引っ張るオピニオンリーダー(多分)。東大でサブカル論(授業名マルチメディア概論)の非常勤講師をやっていたこともある。彼以前の一般的なオタク像といえば宅八郎であった。
NHK『BSマンガ夜話』『BSアニメ夜話』では初期からレギュラー陣の一人として出演している。
作家としての活動するフィールドは多彩であり、『ぼくたちの洗脳社会』でメディア・社会論、『プチクリ』でクリエイター論、『オタク学入門』『オタクはすでに死んでいる』でオタク論、『フロン』『恋愛市場主義宣言!』で家庭論・恋愛論、『いつまでもデブと思うなよ』でダイエットを扱っている。他にもオモチャのコレクション本やマンガ論の翻訳など様々な本を出している。
2007年には『いつまでもデブと思うなよ』『世界征服は可能か?』がヒットした。
アニメ以外のプロデューサーとしては、海洋堂の食玩「王立科学博物館」シリーズを手がけた。彼が手がけたリーフレットの出来に感動したスミソニアン航空宇宙博物館のスタッフにより、同館での販売が決定している。
2008年8月3日に起きたワンフェス会場でのエスカレーター事故に立会い、自身のblogやマスメディアを通じてその状況を証言している。
と学会会員ではあったが、会費も滞納し、例会などにも顔を出さない幽霊会員状態であったので、2008年5月21日付で退会処分になった。(山本弘氏のブログの2008年9月23日のエントリーから)
2011年5月29日からニコニコ生放送の公式レギュラー番組「ニコ生岡田斗司夫ゼミ」に、10月26日からは「岡田斗司夫のニコ生シンクタンク」に出演している。また、2011年7月にはニコニコチャンネル内に「岡田斗司夫チャンネル」も開設している。
2014年にはyoutubeでも「岡田斗司夫ゼミ」というチャンネルを開設して配信を行っており、オタク論を定期的に発信している。多くのチャンネル登録者や視聴者が居る。
ゼミの評判
……のだが、その論評の内容の正確性はかなり怪しいものがあるというのが専らの評である。「下品なコジツケをすれば深いと思っている。」とは過去この記事の冒頭に書かれてた一文である。
2022年にはガイナックスから独立したスタジオカラーの代表庵野秀明氏がTwitter(現X)にて募集質問に答える企画を行った際、以下のような質問と解答が残っている。
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/evangelion_co/status/1501181166455455744
そして後に削除されたものの、「スタジオジブリ」の公式アカウントがこのツイートに「うん。」と画像付きで返信したことも話題になった。当時の画像も検索すると出てくるよ。
これらのツイートでは人物名は明言されなかったものの、エヴァンゲリオンに関してもスタジオジブリに関してもオタキングは色々発言していたことから、(多分あの人だろうな…)と察する人は多い。
他にも下記の様のように度々(主に悪い意味で)評判になりがちでもあったりする。
レコーディングダイエット
岡田斗司夫といえば、かつては伊集院光と見間違うかのデブとして知られていた。
今やそれも過去の話。画期的なダイエット法「レコーディングダイエット」に成功して劇的に痩せたのだった…(117kg→67kg)。尤も、痩せて「存在感が無くなった」「老けた」などの声もある。
その体験を纏めたダイエット本『いつまでもデブと思うなよ』はベストセラーに。
これは当然の如くオタクよりも一般人の中のダイエット好き層に注目され、今や、世間ではデブオタクの人ではなく、ダイエットの人となっている。
レコーディングダイエットとは「自分が摂取しているカロリーや食事内容、その日の体重をすべてメモすることで意識改革を図る」というダイエット法である。
似たようなダイエット方法は、NHKの情報番組『ためしてガッテン』でも2003年に『ガッテン流「計るだけダイエット」』として放映されている。
実際は、以前から医療機関などで肥満の患者や糖尿病の患者などに対して同様の方法が推奨され、効果も確認されている方法と言われている。
この事は岡田氏本人も「以前からあったダイエット方法」として公言しているらしく、一般紙に掲載される程度に話題となったサービス停止問題が、「著作権(「岡田氏の著作物」を違法に利用した)問題ではなくパブリシティ権(「岡田氏の知名度等による顧客吸引力」を違法に利用した)問題」とされる理由でもある。
ニコニコ動画について
インターネット配信している番組内にて、視聴者からの質問に答える形で以下のように語っている。
- 「(ニコニコ動画は)おもしろいよね、俺も普通に見てる。」
- 「ダーッと出てくるテロップがあるじゃん、あれが鬱陶しい事があって消す事が、多いな。」
- 「悪乗りする連中がどんどんコメントを増やしていくから、悪貨は良貨を駆逐するで、だんだんやり過ぎ感が出ちゃう。」
- 「規制して完全に駄目だと言うよりは、どうやって法律社会や著作権法との生き残りを考える方が現実的だと思うな。」
- 「著作権法をガチガチに守ったってクリエイターは一つも得しないんだよね、得するのは配給会社とか製作会社とか資本を出資してる奴らだけで。」
- 「クリエイターっていうのは著作権ていうのは半分守ってくれる程度で良いんだよね。」
- 「自分をリスペクトしてくれたり、海賊版であっても自分の作品の方が世に知られたいと思うのが、僕はクリエイターの心の叫びだと思うな。」
- 「映画が盗まれてるじゃなくお前らの金が盗まれてるのが嫌なんだろ。」
詳細は関連動画のsm2924460にて確認していただきたい。
2015年の炎上騒動
2015年、岡田氏に関する様々な告発や糾弾がインターネット上で飛び交い、いわゆる「炎上」状態となった。
岡田氏はこれらの炎上の最初の発端となった写真・告白文について、当初は「ニセ写真」「写真と告白文を作った本人からはすでに謝罪して貰った」と否定する内容のツイートを行っていた(その後ツイートは削除)。しかし、その後に「基本的には全部本物」と一転して認めた[2]。
それに続くように、複数の匿名・非匿名の人物によって、岡田氏のそれまでの行いを告発・糾弾するような文章や漫画がインターネット上に投稿され始めたために炎上は燃え広がった。非匿名の人物の例としては竹熊健太郎氏、高須克弥氏など。
この流れの中で、「ゲスっぷりにはただただ閉口するしかない」[3]とニュースサイトに評されるような、多数の女性を「巨乳度」「便利度」などの項目で採点する内容[4]を書き連ねたリストも不明な出所から流出。岡田氏が記したとされるこのリストにはまた、『「若い子は騙して抱いて、終わったら捨てろ」というのが僕の中の法則』といったような記述[5]も含まれていたという。
このリストについて岡田氏は「ほとんどは私が、仕事で会っただけの女性に対する妄想を書いたもの」であるとして、自分が書いたものであると認めてお詫びする文章を自らのブログに掲載した[6]。
関連動画
関連チャンネル
関連リンク
配信サイト
その他
- 岡田斗司夫公式ウェブサイト
- 岡田斗司夫公式ブログ
- @ToshioOkada - Twitter
- 岡田斗司夫 on Facebook
- バベルチャンネルex - 岡田斗司夫メールマガジン
- クラウドシティ
- 岡田斗司夫 関連記事の一覧│ニコニコニュース
関連項目
- ガイナックス
- ワンダーフェスティバル
- 岡田斗司夫のニコ生では言えない話 - ニコニコ公式ブロマガ
- ダイエット
- オタク
- と学会
- フリーミアム
- ニコ生岡田斗司夫ゼミ
- 岡田斗司夫のニコ生シンクタンク
- 週刊岡田斗司夫スピーチ
脚注
- *オタキングex
- すべての「理屈っぽい人」のために。
- *「ねとらぼ」の記事より
- *「LITERA」の記事より
- *「日刊サイゾー」の記事より
- *「女子SPA!」の記事より
- *岡田斗司夫公式ブログ「岡田斗司夫なう。」過去記事より(現在は「FREEexなう。」にブログ名が変更)
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