概要
現在は株式会社サイバーエージェント代表取締役社長である。
経歴
大学卒業後宇野康秀(現USEN社長)による人材派遣会社「インテリジェンス(現・パーソル)」に勤務。
その後宇野の支援を受け、1998年にサイバーエージェントを創業。
同社はITバブルの中で急拡大を遂げ、2000年には創業2年での上場を果たす。
2004年には「Ameba」を開始し、ブログサービスを世に広く根付かせた。その後Cygamesを通じてゲーム・アニメ関連事業に、「ABEMA(旧・AbemaTV)」を通じて映像制作配信事業にも進出している。
スポーツ関連事業
自分の趣味であるスポーツ[1]に、サイバーエージェントを通じて出資を行っている。
競馬は2021年から馬主業をスタート。後述の「馬主として」を参照。
麻雀は麻雀最強戦2014で優勝した経験を持つほどの腕前で、麻雀のプロリーグ「Mリーグ」設立に関与し、初代代表理事に就任した。サイバーエージェント所属の麻雀チーム・渋谷ABEMASではオーナー(当初は監督も兼ねていたが、2023-24シーズンから退任)。Mリーグの試合はABEMAのコンテンツとして放送している。
野球はヤクルトスワローズのファンであり、2010年には買収するとの報道が日刊スポーツよりあったが、藤田は「初耳です」と否定している。
サッカーは、過去に東京ヴェルディの運営にかかわったことがある(2006年-2007年)。2018年にFC町田ゼルビアを買収し、オーナーとなっている。その際、「FC町田トウキョウ」への改名とエンブレムなどの変更をしようとしたが、サポーターからの反発で撤回している。
また、これに伴い子会社のCygamesがサガン鳥栖のスポンサーから撤退している。ただし同社は地元佐賀のチームということで、『ゾンビランドサガ リベンジ』に駅前不動産スタジアムとサガン鳥栖のロゴが登場するなど、協力関係は続いている。
馬主として
2020年に、雑誌『GOETHE』にて武豊と対談。この際、武から馬主を打診されていた。この際食事の席で森秀行調教師が馬主申請書を持って現れ、さらに2021年の年始に、CA立ち上げ時には「フェラーリと馬だけは買うな」と言われていた宇野と会った時に「もう買ってもいい」というお許しが出たことで、以前から興味を持っていた馬主業の準備を始める。
2021年、Cygamesが手がけた競走馬擬人化ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』のヒットにより、その利益を競馬界に還元するためという理由もあり、本格的に馬主を始める。
初年度から億単位の高額馬を「爆買い」してマスコミの注目を集めた。
所有馬
2021年に、千葉サラブレッドセールでディープインパクト産駒の2歳馬「プレミアステップスの2019(のちのドーブネ)」を4億7010万円で購入したのを皮切りに、同年のセレクトセール2日間で合計23億円超の「爆買い」がマスコミの注目を集めた。
2021年にデビューした2歳馬5頭中4頭が年内の勝ち上がりというすさまじい滑り出しであり、出した金額の甲斐はあったようである。
唯一未勝利だったラヤスも、2022年に姫路のJRA交流競走を勝利している。
2022年には早くも重賞勝利馬を輩出し、2023年にはJpnIを、2024年には国際GIをそれぞれフォーエバーヤングで制する。フォーエバーヤングは翌2025年には日本調教馬としては初めてブリーダーズカップ・クラシックを制し、同年に制したサウジカップも併せて、ダート最強馬として君臨している。
一方、中央GIの勝利には恵まれず、シンエンペラーやボンドガールをはじめとして善戦マンが目立つ傾向にある。総合的に、「テソーロ」の了徳寺健二オーナーと揃って「地方と海外に強いオーナー」として有名である。
なお、下記の通り、過去に同姓同名の「藤田晋」という馬主がいた。当初のnetkeiba.comの検索結果では同姓同名の馬主を分けることができず、まざって表示されていた(現在は曖昧さ回避を挟む)。
命名
冠名は特になく、2021年に購入した2歳馬(つまり2019年産)5頭は、本人の趣味であるワインに関連する名前をつけていた。しかし、商標名は競走馬の命名規則に引っかかるためこの路線は難しい旨を発言しており、ドーブネは「古代の舟」という建前でジャパン・スタッドブックに登録している。
2020年産馬からは特に規則性なく名前をつけているが、本人曰くちゃんと意味があるとのこと。実際、いわゆる「薔薇一族」の牝馬産駒には「ヤングローゼス」「チャンスザローゼス」と薔薇関連の名前をつけている。また、ヒップホップ関係の名前が多く見られる。
主な実績
- 初勝利: ドーブネ 2021年9月4日 2歳新馬
- OP初勝利: ドーブネ 2022年ききょうステークス(OP)
- 重賞初勝利: ジャングロ 2022年ニュージーランドトロフィー(GII)
- GI級初勝利: フォーエバーヤング 2023年全日本2歳優駿(JpnI)
- 国際GI初勝利: フォーエバーヤング 2024年東京大賞典(GI)
- 海外重賞初勝利: フォーエバーヤング 2024年UAEダービー(G2)
- 海外Gi初勝利: フォーエバーヤング 2025年サウジカップ(G1)
『ウマ娘』との関係
藤田は子会社が作っているゲームでありタイミングが重なっただけとしながらも、社長の道楽と言われず仕事が絡んでいるイメージを持たれるのはラッキーであるとしている。
直接の関係があるかどうかは不明だが、藤田が馬主となってから、これまで実装されていなかった社台グループの競走馬が続々とウマ娘となっており、競馬関係者とのコネクションにはなっている可能性がある。
自身の所有馬については、「GIを勝ったらウマ娘にしてくれと言っている」としている。また、「フォーエバーヤングとシンエンペラーはウマ娘になる。現在ライバル募集中」とも言っており、ウマ娘化には積極的である。GI級および国際GI勝利については前述の通りフォーエバーヤングが第1号となっている。また、シンエンペラーはGI未勝利であるが、同作はGIで善戦してきたGI未勝利馬も多数ウマ娘になっており(通称「カノープス枠」)、その他の馬についても可能性がないわけではない。
ウマ娘公式からは、フォーエバーヤングのブリーダーズカップ・クラシック勝利後、Xにて意味深な投稿がされているが…?
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関連項目
脚注
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