WIN5(ウインファイブ)とは、日本中央競馬会(JRA)が発売する5重勝単勝式(指定された5レース分の1着を全て当てる方式)の勝馬投票券である。
概要
2011年4月24日よりPAT方式(A-PAT、即PAT、JRAダイレクト)限定で発売開始された。
A-PATと即PATは対象レース発走の10分前、JRAダイレクトは15分前で発売を締め切る。
完全セレクト(全てのレースを予想する方式、フォーメーションでの購入が可能)、一部セレクト(最大4レースまでを指定し1頭ずつ予想、残りのレースはコンピュータが無作為に選択)、ランダム(全てのレースをコンピュータが無作為に選択)の買い方が可能。
対象レースは原則として「日曜日のメインレースのうち最も発走時刻の遅いものを起点に、時間をさかのぼった5レース」だが、東日本大震災に伴う開催日変更の為に開催された2011年10月10日(月)の4回東京3日にもメインレースのJpnIのマイルチャンピオンシップ南部杯(第11レース)を含む8レースから12レースの5レースを対象として開催された。
従来の馬券に比べて買い目が多くなる為(全競争で出走枠最大の18頭出走となる場合、18の5乗で1,889,568通りとなり、WIN5発売前で最も買い目が多くなった三連単方式の最大18×17×16の4,896通りに比べ約386倍の当たりにくさ)、総じて高配当となりやすいが、当然ながら難易度も高くなる。
また、控除率も他の馬券と比べて高く、30%となっている(つまり配当金は7割ということ)。
1票あたりの100円から購入可能で、払戻上限は1票あたり6億円となっている(競馬法第9条、競馬法施行規則第11条により。なお2014年5月以前は2億円だった)。払戻額が6億円を超えるような場合、または的中票無しの場合にはキャリーオーバーが発生し、次回のWIN5に繰り越しとなる。
初のキャリーオーバー発生は2011年6月26日(的中3票、払戻金2億円)、初の的中票無しは2011年9月4日。
尚、WIN5の発売に先立って2011年4月8日から4月23日の間、JRAの広報的な位置づけとして作成されカオスなレース展開によりニコニコ動画でも人気となった「Japan World Cup 3」にて、WIN5の模擬レースが開催され、また4月23日はニコニコ生放送にて最終レースにあたる第三回ジャパンワールドカップが放送された。
2022年9月4日現在、最高配当は2021年3月14日の5億5444万6060円(的中1票)、最低配当は2018年10月8日の6050円(的中56058票)である。
関連項目
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