ASKAとは、次のものを指す。
概要
ASKA(飛鳥涼) 本名: 宮﨑重明。
以前の名前の由来は、『デビルマン』の飛鳥了だとかそうでないとか。
90年代をピークにミリオンヒット・ダブルミリオンヒットを連発し、80年代から現在に至るまで精力的に活動するデュオ、CHAGE and ASKAの一人である。
グループ活動やソロ活動だけでなく、他のアーティストへの楽曲提供やTVドラマの出演など、芸能活動の幅も広い。
粘着質で突き上げるような発声、強弱の激しい独特の発音(『ボリュームのつまみをいじりまくってるような歌声』)、豊富な声量が特徴。小室哲哉はその声について「国宝ものの倍音」と評している。
それらに加えて、その歌唱法に特化している上に非常に複雑なコード進行を持つ楽曲など、歌い上げるのが難しい要素がそろっているため、歌ってみた系での人気は比較的低い。
デュオ活動停止、再結成決定・中止
デュオでやれることは一通りやったので、これからはソロでやれることをやろう、ということで、CHAGE and ASKAとしての活動を2009年1月31日を持って無期限休止。CHAGEと共に、ソロ活動を本格化させる。
ちなみに、デュオとしての活動は、2007年のアコースティックライブ以来開店休業同然だった。
2013年までの4年間に、ソロコンサートツアーを3回行ったほか、ビッグバンドコンサート、シンフォニックコンサートなどを精力的にこなし、2012年には6年ぶりとなるオリジナルアルバム『SCRAMBLE』を発売した。
また、東日本大震災を受けて、往年の名歌謡曲をカバーしiTunesで限定配信し売り上げを全額寄付。のちにこれらのカバー曲は、『僕にできること』というタイトルでカバーアルバムとしてまとめられ発売された。
そして2013年1月、CHAGEandASKA再結成を発表し、8月にはデビュー当時にライブを行った国立代々木競技場第一体育館で再結成ライブ『On your mark』の開催を決定した。
が、6月、一過性脳虚血症であることが判明し、療養のため同ライブを延期することになった。
薬物騒動
同年9月、東京スポーツと週刊文春などによって、薬物使用疑惑が浮上。
当初は事務所、本人共に否定していたものの、後に文春の単独インタビューにて、安息香酸ナトリウムカフェイン=アンナカを長年にわたって使用していると認めた。アンナカの使用自体に違法性はないものの、事務所の許可もとらずにインタビューに応じたこと、当初の答えとは違う回答をしたことなどが問題視され、無期限活動停止となった。
2014年5月17日、ついに覚せい剤の所持で逮捕。知人の女性宅から出てきたところで任意同行となり、家宅捜索の結果自宅から覚せい剤が発見。さらに、尿検査でも陽性反応が出たという。しかしここに至っても本人は使用を否定しているようだ。ちなみに、同月4日には、盟友の玉置浩二のライブに飛び入り参加して歌を披露したばかりだった。
1989年に渡英したときに薬物を覚えたとか、あるいは2000年頃から使用しているとか、その薬物使用の様子については複数の報道・憶測が飛び交っている。
2014年6月、ASKAの所属事務所は、エージェント契約を解消することを発表した。またこれに合わせてファンクラブも8月で運営を休止する事となった。[1]
事件後の活動
事務所から契約解除された後、プライベートレーベルとして「DADAレーベル」を設立。2017年に『Too many people』『Black & White』の2枚のアルバムリリースを行なう。
2018年3月からは月1ペースでの楽曲配信を9月まで行った。
(アルバム収録曲に届いてしまうため6曲で止めた)
執行猶予が10月に明け、2018年11月5日にステージ復帰。全国各地のオーケストラの共演『billboard classics ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE-』を開催し、2019年1月からはアジアを含めたバンドツアー『ASKA CONCERT TOUR 2019 Made in ASKA -40年のありったけ-』を開催した。
同12月から「billboard classics ASKA premium ensemble concert -higher ground-」が開催中。
2019年8月、公式ブログにおいてCHAGE&ASKAからの脱退を宣言。事前に通知されていたCHAGEもそれを受け入れたため、実質的な解散となった。 [2] [3]
楽曲・アルバム発表
ソロアルバムは2005年の『SCENE III』以来長らく発売されてなかったが、上述の通り、2012年に新作『SCRAMBLE』を発売した。
その他、『僕にできること』のほか、クリスマスソングを中心にカバーした『STANDARD』、その発展形である『BOOKEND』、セルフカバーアルバム『12』『君の知らない君の歌』なども発表している。
事件前は、『僕にできること』にまとめられた「いま歌う」シリーズや、『歌の中には不自由がない』など、iTunes配信のみでの楽曲発表が中心になっていた。
復帰後は2017年に2枚のアルバムを出し(計26曲)、『Too many people』のLP版に村上啓介との新曲1曲、2018年3月から月1ペースで計6曲の配信限定曲、2019年リリースのベストに新曲1曲、2019年12月にシングルリリース(2曲)と、3年で36曲ものリリースを行った。
更に、2020年3月に15曲入りのアルバムをリリースする予定(既に配信された6曲+シングルリリース2曲+7曲が新曲)と、まるで7年に1度しかアルバムリリースが無かったとは思えないほどの多作っぷりである。
e-onkyoとの配信サイト「Weare」の設立後は、ハイレゾ音源での配信に力を入れている。
デュオ「CHAGE&ASKA」としてのオリジナルアルバムは、2007年の『DOUBLE』を最後に発売されていない。
2020年以降の動き
かつての薬物騒動からは嘘のように精力的に動いている様子が見られる。2018年に開いたASKA独自のYouTubeチャンネルで音楽活動を行ったり、2021年からはコンサートやツアーを再開したりしている。さらには運動として学生時代にやっていた剣道を約40年ぶりに再開したり、韓流ドラマや連続テレビ小説にはまったり……。 [4] [5]
しかしその一方、たびたび薬物騒動の頃から見られた「自分を監視している」「Githubが~」などの奇妙な言動は未だ続いており、それどころか拍車がかかっている。
2020年に発生したコロナ禍以降は、反ワクチン・反マスク・Qアノンなどの陰謀論にも傾倒し始めており、ファンからもファンじゃない人からも「この人大丈夫か」と心配する声が上がってきている。
- ASKAがコロナが死滅するという“怪しい機械”を開発「僕に投資して」 (週刊女性PRIME 2020/3/28)
- ASKA @ASKA_Pop_ASKA 午後6:24 · 2020年12月2日
- ASKA @ASKA_Pop_ASKA 午後2:50 · 2021年3月29日
- イベルメクチン⬆️「臨床結果報告」⬆️と、新曲の歌詞「尋常でっか?申告」(;_;)【追記】 (Fellows 2021.08.19)
- 上松 正和🎍@Uematsu1987 午後0:53 · 2022年1月26日
余談・その他
- 前述の独特の発声による歌い方は人気を博したが、同時に、その歌い方はしばしばASKAを酸欠に陥らせたという。本人は歌っている間に頭がボーッとしてきていると語っている(活動を追ったドキュメンタリー等においては、歌い終わった後に舞台裏で倒れて大量のスタッフに介抱されるASKAが映っている)。
- 脱退の経緯について、ASKA自身の主張によると、バランスが崩れてきたのは2004年頃で、これまで7(ASKA):3(CHAGE)だったバランスをCHAGEが5:5にすることを主張してきたためとしている。また、薬物騒動の際には、CHAGEが2人で会うことを弁護士を通じて知らせてきたことから、「大事な言葉さえ弁護士経由で伝えてくるあいつとの信頼関係は築けない」と、CHAGEへの不信感をあらわにしている。
ディスコグラフィー
シングル
配信限定シングル |
アルバム
カバーアルバムセルフカバーアルバムベストアルバム |
関連動画
歌ってみた
VOCALOID
その他
楽曲提供
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
脚注
- *ASKA、事務所から契約解除 FCも8月で運営休止 (ORICON NEWS 2014-06-27 18:51)
- *遅すぎた解散劇…ASKAの脱退をChageが受け入れた理由 (日刊ゲンダイDIGITAL 2019/08/28 06:00)
- *“解散”は拒むも「ASKA脱退」はしぶしぶ容認… 名を捨て実を取ったChageの思い (ZAKZAK 2019.8.28)
- *ASKA、2年振りの全国ツアーいよいよ来月開幕 〜12月18日よりチケット発売開始〜 (PRTIMES 2021年12月18日 10時00分)
- *【ズバリ!近況】音楽活動を本格再開させたASKAが語る今の暮らしとハマッているもの (Yahoo!ニュース 2021/8/20(金) 9:10)
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