Madonna(マドンナ)とは、アメリカ合衆国ミシガン州出身の歌手である。言わずとしれたクイーン・オブ・ポップ。
概要
最早説明不要、世界的に有名なポップス界の女王で、世界で最も成功した女性歌手ともいわれる(ギネスに認定済)。80年代にデビューした当初はマリリン・モンローに続くセックスシンボルのイメージを強く出していたが、次第に歌手として多様な世界観を見せたり、様々な問題提議を行うリーダー的存在として多くの成功を収めた。
数多くのヒット曲を持ち、受賞歴や記録も多数。様々なタブーに果敢に挑戦し、現在の女性アーティスト活躍の礎を築いたといわれる凄い人。全世界での売り上げ枚数は4億枚以上で女性アーティストとしては断トツ。日本でもMariah Careyに続いて2番目に売れている洋楽女性アーティスト。
リミキサーやサウンドクリエイター、さらには共同プロデューサー選びに定評があり、作品は後の音楽シーンに多大な影響を及ぼすほどとも言われている。実際に、『I'm Breathless』収録のシングル『Vogue』はダンスシーンにヴォーギングを流行させ、『Music』発売前後には2ステップやトランス、フィルターハウスがブームとなった。
かなりの努力家であり、多くのステージをこなすためにトレーニングを欠かさず肉体を鍛えている。
ゲイ・アイコンとしても有名で、その界隈では神様のように扱われている。
お騒がせセレブでもあり、バッシングされることも多いが、それを糧にしてのし上がる強さを持つ。
たまに女優活動も行うが、ゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)の常連としても名を馳せている。これまでに最悪主演女優賞を5回(内1回が最悪スクリーンカップル賞のW受賞)、最悪助演女優賞3回、20世紀最悪主演女優賞1回計9回も受賞している。それでも、本業の音楽を生かしたミュージカル映画『エビータ』ではゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞するなど、輝かしい経歴もあることも記述しておく。
ニコニコでは親しみを込めて神BBAと呼ばれることもある、特に後述するHung Upなど当時のマドンナの年齢から考えてそうは見えないような美貌やダンス、活躍ぶりなどに尊敬を表す意味で使われる事が多い。
代表曲(一部)
- Like A Virgin (1984)
世界的ブレイクを果たした記念碑的作品。PVやキッチュな歌声から、セクシャルなイメージが強い。30代以上なら聴いたことがある人も多いだろう。余談だが、PVやライブなどに板尾の嫁は出てこないので注意。出てくるのは日本のとある有名な例の番組だけである。 - Material Girl (1984)
Madonna自身の代名詞となったほどのヒット曲。が、実際の彼女は社会貢献等の行為に積極的なことから、実際のマテリアル・ガールとは異なる。PVにおいては意図的にマリリン・モンローと自身のイメージを特にダブらせて演出していることで有名になった。しつこいようだが、PVやライブなどに板尾の嫁は出てこないので注意。出てくるのは(ry - Crazy For You (1985)
Madonnaのバラードといえばコレと言われるほどの人気作。映画『ビジョン・クエスト/青春の賭け』の劇中でマドンナが同曲をクラブで歌うシーンがある。が、意外にもオリジナルスタジオアルバムには収録されておらず、マドンナのCD音源作品として収録されたのは初のオフィシャルベスト盤である『The Immaculate Collection』であった。 - Live To Tell (1986)
これもMadonnaバラードの代表作の一つ。当時の夫であったショーン・ペン主演の映画『アット・クロース・レンジ』の主題歌として使用された。2006年の『Confessions Tour』では高さ6mの十字架にマドンナ自ら張りつき、話題をさらった。...のはいいが、予想通り、キリスト教団体からクレームをつけられるハメに。 - Papa Don't Preach (1986)
アメリカ社会が抱える問題をクローズアップした話題作。父子家庭(中流)の娘が、少女時代の幸福な時代から、成長し、一人の青年と出会い、愛し合った結果、妊娠してしまうというのが大まかなストーリー。 - Like A Prayer (1989)
当時のローリング・ストーン誌の中でもその重厚なゴスペル・コーラス、ファンキーなグルーブのあるサウンドは賞賛された程の音楽性を秘めた問題作。何が問題って...当時、カトリックの権限が強い中、マドンナが聖痕を帯び、焼ける十字架の前で踊ったりするシーンを含んだPVを作ってしまったからだ。無論、歌詞も自身が育ったカトリック教会等の宗教に対する皮肉や反抗が含まれていた。 - Express Yourself (1989)
マドンナ流女性賛歌ともいえる曲。発売から20年余り経ってレディー・ガガが『Born This Way』を発売した時に似ている!と話題になったがマドンナ本人はそれを逆手に取る形でExpress YourselfにBorn This Wayを組み合わせてコンサートで歌うという懐の深さを見せた。 - Vogue (1990)
マドンナオリジナルのハウスナンバー。PVやライブの振り付けで取り入れたヴォーギングが楽曲の爆発的なヒットによって世界的に流行した。実は本来、B面(CDでいうところのカップリング)に収録される予定の楽曲として作られたが、短期間で作ったとは思えないほどの高クオリティーだったため、ワーナーの重役がメインタイトルシングルとしてマドンナにリリースするよう勧めた経緯を持つ。MTVの授賞式でこの曲を歌い踊った時はマリーアントワネットに扮して登場した。 - Erotica (1992)
同時期のヌード写真集『SEX』と連動したエロ路線、モロ出しの無修正版PVも存在する。 - Ray Of Light (1998)
一部で全音音階が使われているファストチューン。この曲も世界的に代表曲として認知されており、PVも一日を早送りで見せるという斬新な内容であった。MTVビデオ・ミュージック・アウォーズではレニー・クラヴィッツのギターを従えて歌った。 - Music (2000)
当時としては珍しい、エレクトロ色の強いダンスナンバー。ヴォコーダーや非四つ打ちなど、これまでのマドンナ楽曲の中でもキャッチーながらも風変わりなサウンドとなっている。全世界で1位を記録し、自身のシングルセールスの中では二番目を記録している。 - Hung Up (2005)
47歳(当時)とは思えぬ肢体をこれでもかと言わんがばかりに見せ付けるダンスPVが話題となった、41か国で1位になるなど自身最大のシングルヒット曲。ABBAの名曲『Gimme Gimme Gimme』をサンプリング(マッシュアップ?)したことも話題に。実は発売前である8月に落馬し、鎖骨と手首を骨折、肋骨3本にひびが入る全治3ヶ月の重傷を負っていたにもかかわらず、発売を遅らせなかった。しかも、重傷の身でプロモーションを積極的に展開していた。余談だが、プロモーションのために出演した『SMAP×SMAP』でもレオタード姿で出演。47歳(当時)とは思えないキレのあるダンスを披露し、メイン視聴者である10代~20代の若者の度肝を抜いた。そのおかげで、しばらくの間、日本の着うたでもヒットし続けていた。 - 4 Minutes (2008)
ジャスティン・ティンバーレイクとのデュエット曲。共同プロデューサーには米ヒップホップ/R&B界隈の重鎮、Timbaland。一時はネット上に流布されるトラブルがあったものの、2008年3月17日にようやくラジオで解禁された。同日には「サンシルク」というシャンプーのCMイメージソングとしてお披露目された。PVには日本のダンスユニット、はむつんサーブが出演。これはMadonnaがYoutubeで彼らのダンスを見たことがきっかけだという。なお、当初のタイトルは『4 Minutes to Save the World』だった。
記録(あくまで一部)
- 史上最も成功した女性アーティスト(ギネス世界記録と米ビルボード)
- 史上最も売れた女性アーティスト(ギネス世界記録)
- 1983年から1989年までのシングル全てが連続してトップ10入り(米ビルボード)
- アルバムチャート5年代連続でトップ10入りした初の女性アーティスト(米ビルボード)
- ダンスチャートで50曲が1位になった唯一のアーティスト(米ビルボード)
- 史上最多のトップ10シングルを持つ女性アーティスト(イギリス)
- 3年代連続総合アルバムチャート1位(日本、オリコン)
発言集
「表現しなさい、制圧しちゃダメ」
「私はタフで、野心的で、何が欲しいか自分で分かっている。もしそれをビッチだというならそれでもいいわ」
「多くの人は自分が何を欲しいか主張する事を恐れている、だから得られないのよ」
「お腹が空けば食べるし、喉が渇けば飲む、言いたい事があれば言う」
「物議を醸す女だと散々言われてきたけど、この業界に残り続けた事が一番物議を醸したわね」
関連動画
MADとか
外部リンク
関連項目
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