R-Type Dimensionsとは横スクロール型シューティングゲーム「R-TYPE」のIとIIをカップリング移植したXbox360版である。移植はワシントン州ベルビューにオフィスを構えるTozai Gamesの手による。
Xbox LIVE Arcadeにて無料のお試し版と1200マイクロソフトポイント(約1,800円)の完全版が配信されている。
配信開始日の2009年2月4日はBYDOがXbox LIVEを侵蝕した記念日であり、R-TYPERがXbox LIVEにて迎撃を開始した開戦日である。
概要
横スクロールシューティング御三家の一角「R-TYPE」がXbox360に進出した作品。
1作目と2作目がカップリングされており、Xbox360版R-TYPESの趣をもつ。
ダウンロード専売ソフトであるが価格面でPlayStaion Networkのゲームアーカイブスで配信されているプレイステーション版「R-TYPES」の600円と比較してインパクトが無い、同じ内容を何度も買う気は無い、といった理由でTYPER達からハブられている気がしないでもない。
3D表示がどんなものかと取り敢えずお試し版をDLしてみたTYPERは少なくないと思われる。
2009年Xbox LIVE Arcade年間購入ランキング6位を獲得するなど意外な健闘を見せた。
他機種版との差異
プレイステーション版「R-TYPES」の様なプリレンダCGムービーや資料集は収録されていない。
従来方式(死に戻り)の「クラシック」モードの他、その場復活で無限コンティニュー、オマケに無敵時間とフォースまで付いてくるという「インフィニティ」モードが追加されており、ボスの時間制限(自爆)と併せ、ヘタレプレイヤーでもエンディングまで容易に到達出来る。
インフィニティでは死亡回数とスコアが記録される為、死亡回数を減らすように心掛ける事で上達していく事が出来る。
スコア・死亡回数はオンライン・ランキングに対応しており、他プレイヤーと腕の比較が出来る様になっている。
サウンド面ではドルビー・デジタルに対応。しかしサラウンドになっているのか、する意味があるのか不明である。
曲のアレンジはされておらず、オリジナルを忠実に再現する方針が採られている。
R-TYPE Iのドブケラドプス、R-TYPE IIのサブアトミックを倒すことでそれぞれのゲーマーアイコンが入手可能。
ネットワーク対応
Xbox LIVEのソフトだけあり、ローカルでの二人同時プレイ、Xbox LIVEのネットワークを介したCo-Opが可能となっている。(要ゴールドメンバーシップ)
条件を指定しない「クイック マッチ」、条件を指定して検索する「カスタム マッチ」、
条件を指定して部屋立てする「マッチ作成」、フレンドを招待してプレイする「プライベート マッチ」のメニューから選べる。
クラシック/インフィニティの指定の他、自機同士の接触判定のオン/オフが指定可能。
Xbox LIVE標準機能としてボイスチャットに対応している為、ネットワーク越しに「ゴマンダー様、相変わらずふつくしい」「ドプケラさん可愛すぐる」などと喧々諤々の口論をしながら妨害プレイと嫁議論も楽しめる訳である。
ちなみにCo-Opに関係した実績も幾つか存在する。
操作系
キーコンフィグが出来ない、連射ボタンの連射が遅い(手連射の方が早い)といった不満が挙がっている。
特に連射の遅さは実績「命知らず」の解除条件が連射ボタンのみ使用となっている為、かなり辛い。
(この実績は1PクラシックモードでR-TYPEのステージ1と2をアイテムを取らず連射ボタンのみでクリア。コンティニュー不可というもの)
グラフィック
本作はR-TYPEとR-TYPE IIが3D化された事が最大の特徴であるように、グラフィック面に特色がある。
画像出力はD5(1080p)のフルHDに対応。オリジナルままの2Dでも遊べるが、高解像度のふつくしい3Dを楽しみたいものである。
3D表示された時には2Dでは黒一色だった背景が描写されていたり、フォースや波動砲の発光が周囲を照らしたり、ドプケラさんの尻尾が光の軌跡を残したり、水面が自機や敵機の行動で波打ったり、ゴマンダー様が更にエロスだったり、バラカス様のご立派のテカり具合など各所に見所が存在する。
自機のモデリングは2Dドットを元にしている為、丸くて可愛い印象である。
画面の設定項目としては、
- 2D←→3D
- オリジナル←→ワイドスクリーン
出力画像のオリジナルアスペクトと左右の表示が拡張されるワイドスクリーンを選択可能。 - (2D時の)ノーマル←→アーケード
3Dのアップライト筐体を表示し、その筐体の画面に2Dのゲーム画面が表示されるという形式である。
十字キー操作で筐体やスティックが傾くなどのギミックがある。
画面に映り込みの光が描写されるが、然程邪魔にはならない。 - (3D時の)ノーマル←→アングル
3D時に斜め位置のカメラで表示するモードで、⊿やFINALの様な視点演出は無く、固定視点。
ステージや敵に「こんな風になっていたのか」と驚きを得られる一方、軸が判りづらい為にプレイ感は微妙である。 - エフェクト(なし、レトロ、レトロ 8ビット、レトロ2.0、レトロ2.0 8ビットの5種類)
3D表示時のみ効果がある、一言で言えばシェーダー。表示解像度や色数を落とした様な画面になる。
があり、これらの組み合わせで何種類もの表示が可能となっている。
2Dと3Dの表示はプレイ中Yボタン一つでシームレスに切り替えられる他、ポーズ中にメニューの画面設定から変更も可能。
3D表示時のHUD(残機/スコア/波動砲ゲージ)は半透明で表示されているが、
上下位置の微調整や透明度の設定も存在する。画面下固定の表示も可能。
また透明度100%で状態が判らない状況にしてプレイするのも一興かも知れない。
その他
- メニューから日本語トレーラーのデモムービーを見ることが出来る。
- クレジット(スタッフロール)の後ろで敵が動いていたりする。
- タイトル画面の左右にはドプケラさんとザブトムさんがおり、両手に花である。
ちなみに本作ではドブケラドプス、サブアトミックが正しい模様。
これは移植元が海外版である為。日本→海外→日本という再翻訳により国内TYPERには聞き慣れない名前となった。 - 操作説明のページを見ていくと、ラウンドキャノピーの中が透けて見えていて……。
- ゴマンダー様がふつくしすぎて直視するのがつらい。
関連動画
現行ハードにも関わらず、プレイヤー人口が少ない、動画を上げる人が少ない、という事でシリーズ他作品に比べ動画が少ないのが残念なところである。
ニコニコ生放送でシューターな生主が時折プレイしているのが確認されている。
日本語英語トレーラー |
2Dノーマル表示 |
2Dアーケード表示 |
3Dアングル表示 |
R-TYPE Ⅰ編 |
R-TYPE Ⅱ編 |
Co-Opの様子 |
なぜ飛ばしたし。そして一丁アイテム自重 |
関連商品
比較対照 |
関連コミュニティ
関連項目
- アイレム
- R-TYPE
- R-TYPE Ⅱ
- R-TYPE関連の記事一覧
- R's MUSEUM : R戦闘機の一覧
- Xbox360
- XBLA
- Tozai Games
- SouthEnd Interactive
- シューターホイホイ
- うp主はバイド
- バイドルマスター
- シューティングゲーム
- STG
- STGのタイトル一覧
- ゲームのタイトル一覧
外部リンク
- 1
- 0pt
- ページ番号: 4131010
- リビジョン番号: 2257406
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