Slenderとは
- (主に人の体型が)痩せている様を表す英語
- 痩せていることを揶揄したニックネーム、または人名そのもの
- アメリカのネット掲示板が発祥のキャラクターとそれにまつわる都市伝説「Slender Man」
- 3を題材としたホラーゲーム「Slender」(後に「Slender: The Eight Pages」と改題)
本記事では元ネタである都市伝説(3.)の解説とホラーゲーム(4.)について記載する。
概要
海外の都市伝説であるスレンダーマンを題材にした一人称視点(FPS)のホラーゲーム。暗い森の中でスレンダーマンに追われながら8つのメモを集めるのが目的。スレンダーマンに追いつかれたり一定時間視界に入れてしまうとゲームオーバーとなる。
2012年の7月に最初のベータ版が公開。リリース時のタイトルは「Slender」現在では改題され「Slender: The Eight Pages」となっている。
本作は近年のインディーホラータイトルの代表的作品であり、後に数多くのスレンダーマンを題材にしたゲームや視点のギミックが使われたゲームなどのフォロワーを生み出している。
スレンダーマン / Slender Man
2009年の6月にアメリカのネット掲示板の「フォトショで恐怖画像を作ろう」というスレから生まれたキャラクター。背が高くそれに不釣り合いな程痩せており、異様なまでに長い手足を持った無貌の男の姿をしている。
「Creepypasta」(日本でいう洒落怖のようなサイト)での投稿や、Youtubeに投稿された自主制作映画「Marble Hornets」などからネット上で大きく広まり、様々な恐怖談や都市伝説、彼にまつわる設定などが数多く作られている。
黒いスーツと白いワイシャツを着た姿の他、背からは触手が生えていたりし、瞬間移動能力を持つ。その姿を直接見た者は死ぬ。写真に写りこみ、その写真に関わってしまうと病にかかってしまう・・・などと言われている。
ゲームの詳細
そのように語られている都市伝説の通り、このゲームではスレンダーマンを見続けてしまうとゲームオーバー。ゲームのルールを要約するなら「だるまさんがころんだ」とでも言おうか。
プレイヤーが敵に追われているという状況を確かめるために必要な視界そのものがゲームのギミックとして用いられており、一方で確かめようと敵を見てしまうとプレイヤーの死が訪れるジレンマがある。音と共に視界に入るノイズによってスレンダーマンの接近がわかる。遠目であればすぐに視界から外せば回避出来るが、間近で直視してしまった場合は即死である。ちなみにセーブ機能は用意されていない。
目的であるメモを集めるごとに難易度が上昇しスレンダーマンの移動してくる半径が近くなり、BGMもより緊張感を煽るものに変化する。ゲーム後半には息切れと共にフラッシュライトの消耗で逃げ切る事が難しくなる事もあり、最期の一枚は運ゲーとも言える鬼畜難易度。クリアを求めるなら、メモの発見と取得に戦略が必要になってくるだろう。
後に製品版(実質的な続編)として「Slender:The Arrival」がリリースされている。
関連動画
セーブ無しの一発勝負という事もあり、実況者のリアクションが楽しめる実況プレイ動画が投稿されている。
関連項目
- PCゲーム
- ホラーゲーム
- フリーゲーム
- エンダーマン - 同じ都市伝説を題材にしたマインクラフトのキャラクター
- Slender The Arrival - 続編
- SCP Containment Breach - 設定に繋がりはないが、視界がギミックになっているホラーゲーム
関連リンク
- 公式ページ(外部リンク・英語)
- ティーザートレイラー(外部リンク・YouTube)
- Slender The Arrival 公式ページ(外部リンク・英語)
攻略法
以下はどうしてもクリアできない場合に詳しく読むことをお勧めする。また、リメイク前のベータ版を元にした情報のため、リメイク版とは異なる場合があるので注意されたし。
スレンダーマンの習性
スレンダーマンは、一枚目のメモを取るまでは出現しない。攻略だけを目指す場合は、簡単な位置にあるメモは取らず、マップ全域をある程度探索して面倒な場所のメモを確認しておくのもひとつの手。(ただし、モタモタしていると取得前から出てくるという情報もあり)
最初のメモの取得からスレンダーマンの追跡が開始される。スレンダーマンは"プレイヤーの視界に映っていない場所"に瞬間移動してくる。目前の木や壁の裏に移動されると鉢合わせとなりゲームオーバーになる事が多い。フラッシュライトで照らしているとプレイヤーが目視できる視界は広がるが、バッテリーには限りがあるので時間との勝負となってくるだろう。メモの取得枚数によって瞬間移動してくる距離が近くなり難易度は上がっていく。ゲーム終盤には「肩叩き」と言われる位、間近に迫ってくる。
スレンダーマンがプレイヤーに接近するとピアノを叩いたかのような音が響いて視界に入ったことがわかる。それと同時に視界にノイズが走り、そのまま見続けてしまうとノイズが強くなってゲームオーバーとなる。スレンダーマンは見られていると瞬間移動しないという習性があるようで、これを利用して物陰でバッタリのパターンを回避するテクニックが後半必要になる。
ルートのとり方
おおまかな道の配置は環状である。地図上の真南に位置するスタート地点からみて左側に大型トイレ、右側に10台の錆びたタンクローリーがある。オススメの攻略法は地図の攻略ルートか、以降で解説する右回りに攻略する方法が良いとされる。
赤色の貯蔵庫から順番に、岩場、十字塀、伐採林という順番で攻略し、錆タンクから公衆トイレ、その後、林を突き抜けてタンカー、キャンピングカー、そして最後に奇妙な大木、という順番である。目標物は10個あるが、その内8箇所にメモが貼られている。つまり残り2箇所は貼られていない。メモが張られる場所の設定はゲーム毎にランダムである。
なお、回収枚数が6枚を超えたら遊び心でも振り向いてはいけない。難易度が上昇したことにより常に後をつけられている状態だからである。そのためトンネルを通過した時点で6枚回収した場合、トイレの捜索が難しくなってしまう場合もある。トイレには出入り口が4箇所あるため、素早く捜索し、素早く退却するのが望ましい。
補足すると、トンネル内に張り紙が有る場合タンカーには張り紙がないので、これも攻略の内に計算した方がいいかもしれない。
ちなみに、難易度が上がれば上がる程、自分から近い距離に瞬間移動し、高頻度で瞬間移動してくる。つまり"走り続けるのは無駄"ということになる。これは、走ってもプレイヤーの側に瞬間移動する位置の距離は変わらないからである。といっても走らずにいても後ろから接触(肩たたき)されるため、適度に走るのが最も良いだろう。
また、「画面が暗過ぎて地図通りに進めない」「思い通りに進めない;;」という人は、ディスプレイのガンマ値を最大にしてみよう。画面表示的には数メートル広がるはずである。こうする事によって流石に迷う事はなくなると思われる。
しかしデメリットとして「普通の明るさのオブジェクトが眩し過ぎてメモが見えねぇ!!」的なトラブルが発生したり、もっと恐ろしいのは・・・上記の通り、紙をある程度集めるとスレンダーが移動してくる半径が小さくなるのだが、プログラムはガンマ値がMAXでプレイされることを予期せずに書かれているので、数メートル前にスレンダーマンが突然瞬間移動してくることがある・・・らしい。
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