【クストウェル】とは、GBAソフト『スーパーロボット大戦J』に登場する主人公機の一機である。合わせて後継機であり、オリジナル機という設定の【クストウェル・ブラキウム】も紹介する。
メカニックデザインは両機共にバンダイグループの1つであり児童向けのオモチャをデザイン・販売している株式会社プレックスの社員山田耕司氏。
概要
| 全長 | 21.3m |
|---|---|
| 重量 | 19.0t |
| 動力 | オルゴン・エクストラクター |
| M・M・I | サイトロン・コントロールシステム |
近接戦格闘用に開発された機体。
フューリーにオリジナル機が存在しており、それを参考にして作られた機体である。
両腕に装備している盾型の武装を合体・変形させることで、様々な格闘戦を行う事が可能である。
動力に【オルゴン・エクストラクター】という物が採用されており、【オルゴン・クラウド】発動時には頭部を中心に特殊な形態に変形する。
という設定を持つリアル系主人公機の一機。もう一体の主人公機【ベルゼルート】とは真逆のコンセプトとなっており、高機動接近戦機体となっている。
全ての武装が移動後に使用可能となっている反面、射程に難があり他の主人公に比べると最大でも半分の射程しかない。
攻撃は格闘機らしく全て拳から繰り出され、その軽い重量が反映されているのか運動性も高い。
他二機の主人公機の中間と言った性能を持っており、よく言えばどちらが搭乗してもそこそこ活躍出来て扱いやすい、悪く言えば中途半端と言った所で、ファンからはよく不遇機体という烙印を付けられることが多い。その要因として、
- カルヴィナとは性能上の相性が良いが、アニメーションの雰囲気が兎に角殴る蹴る突っ込むといった物であり、実に男の子な機体に仕上がっているためにクールな彼女には似合わないと言われる事が多い。
- 逆に統夜を乗せた場合アニメーションの雰囲気にもピッタリだが、「移動後すべての武器が使用可能」という本機の特徴と統夜の持つ精神コマンドの1つ『突撃』との相性が絶望的に悪く、一週目は回避推奨される。また男の子っぷりも王道スーパーロボットであるグランティードに敵わないとよく言われる。
- リアル系主人公が持つ特殊技能『ヒットアンドアウェイ』が射程の短い本機とはとことん相性が合わない。代わりに『加速』でもあれば良かったのだが、加速を覚えるのはスーパー系の統夜だけである。
- 射程の長い武器の火力が低い。他の機体の高射程技は準最強クラスだったり火力が高く、前に出て反撃で落とす無双プレイに向いていない。そしてその射程も他に比べるとダントツに短い。
- 『切り払い』『撃ち落し』『シールド防御』という他が持っている特殊防御システムを一つも所持してない。設定上は盾状の手甲を持っているのにあんまりではなかろうか。ちなみにシールド防御はバグで本ゲームでは意味をなさないものとなっている。
……といった感じであり、ファンから10年以上OGに参戦する際はハブられるんじゃなかろうかと邪知されている。
案の定OGMDに於いて統夜の搭乗機がグランティード、カルヴィナがベルゼルートに決まり、本機は隠し機体としての登場を待たれることになる可能性が高い。
しかしそのポジションでもスパロボJでも特に人気のある青い【ラフトクランズ】や、後継機【クストウェル・ブラキウム】の存在があり、益々危ぶまれている。
しかしアニメーションが劇的に進化した本作では、その「シンプル」「地味」とも言われる見た目も逆に返せば「動かしやすい」という事になり、後継機共々作中アニメでもトップクラスのカッコいいアニメーションを繰り広げるので一見の価値はある。
武器紹介
- オルゴンスラッシュ
両手で連打した後、足裏に隠したナイフで敵を切り裂く。無消費EN技。
EN消費を抑えるために必ずお世話になる。作中では「Oスラッシュ」表記。また、縦一列に並んだ敵を一辺に攻撃するコンボ版も搭載されており、本機がベルゼルートに唯一勝てる要素の1つである。
- オルゴンフィニッシュ
頭部を変形させオルゴン・クラウドを展開し、オルゴンブローと同じく武装を装着後、緑色をしたエネルギーを纏いながら敵に突進する必殺技。
スピード感があり奥行きといった3D演出を感じさせるそのアニメーションはカッコいいと評判。
「Oフィニッシュ」表記。
※余談だが上記の通り割と技名は適当である。恐らく技名変更システムに合わせた結果だと思われる。
前例があるためOGでは技名が変更される可能性が高い。
クストウェル・ブラキウム
| 全長 | 22.4m |
|---|---|
| 重量 | 20.0t |
フューリーで開発されたオリジナルのクストウェル。
機体のコンセプトは同じだがその性能はクストウェルを遥かに上回っており、全くの別物と言っても過言ではない。
両肩に装備された武装は遠隔誘導兵器として敵にぶつけたり、また変形して巨大なクローを出現させる事が出来る。それによって行われる攻撃は圧倒的な破壊力を持つ。
……といった裏設定を持っているが、ゲーム内ではクストウェルの新型後継機を開発するために製造された同型機を基に、モルゲンレーテ社において強化・改修された機体。本来はこちらが先に開発されている。
見た目の雰囲気はそこまで変化してないが、頭部のカメラアイがバイザータイプからツインアイタイプになっており、また両肩にはクストウェルの物とは比べものにならない大型クローが装備されている。
この設定のためか、前半機のクストウェルは量産試作機だったのでは無かろうか、と考察されている。
これに関しては開発の大元がフューリーの量産機を製造していたAK社である為、全く不自然な事ではない。
強いていえばオルゴン・クラウドの存在から騎士クラス用の格闘特化機であった可能性もある。
性能は元のクストウェルから大幅に性能をアップさせたようなものになり、特に特殊回避・軽減バリア・移動無視が組み合わされた【オルゴン・クラウド】の存在とEN回復がありがたい。アニメーションもそれに合わせダイナミックな動きが増えより楽しめるようになっている。
ちなみにブラキウムとはラテン語で『腕』を意味する。巨大な腕を装備しクロ―で攻撃を仕掛ける本機にはぴったりと言えよう。また余談だが他の主人公と違い文字制限の煽りを受けてない為そのままの表記で登場する。
武器紹介
- オルゴンブラキウムスラッシュ
接近した後、拳と脚の連打で敵を攻撃し続け、最後に飛び蹴りを浴びせる。「Oブラキウムスラッシュ」表記。コンボ版も同時に搭載されている。
オルゴンスラッシュの強化版……なのだが、クストウェルの特徴的だった足裏ナイフが無くなっているため、何処でスラッシュしてんの、と良く言われる。
また、本機腕部下には攻撃用のレーザーブレードのような物が設定資料から確認されており、もしかしたらそれを使用する予定だったのかもしれない。
- オルゴンブラキウムブロー
肩のクローを合体変形させ、オルゴン結晶を何度も叩き付ける。「Oブラキウムブロー」表記でオルゴンブローの強化版。
良く見ると振り返った時に、画像をそのまま反転させているため右手と左手に装備を変更しまくっている。
- オルゴンブラキウムフィニッシュ
本機最強技でオルゴンフィニッシュの強化版。「Oブラキウムフィニッシュ」表記。
武器名ではなく技名なので、モーションがヒロインによって全て変化する。
・カティア……頭部を変形させエネルギーを解放した後、巨大クローを装備し突貫。一撃で敵を貫く。
オルゴンフィニッシュをそのまま強化したような演出で、カティアらしい一撃必殺モーション。
・テニア……頭部変形後複数に分身、分身体にパンチとキックの乱打を浴びせ吹き飛ばす。その後クローを遠隔操作しながら敵にぶつけ、自分も乱打を仕掛けてフィニッシュ。
テニアらしいがむしゃら技。
・メルア……頭部変形後クローを射出、敵に何度も遠隔攻撃を浴びせ、最後は自身がクローを纏いながら敵にキック。オルゴンの嵐が吹き荒れる。
クローをクローとしてではなく、一番遠隔誘導兵器として扱っているモーション。
OGシリーズ
「クストウェルはブラキウムの量産試作機なのでは?」という考察を受け、OGシリーズのクストウェルは「もしかしてOGでは敵の量産機として出てくるんじゃ……」「ジュア=ムが乗って悪落ちするんじゃ……」等と散々な言われようを受けることなった。
というのも、前作スパロボDの『フォルテギガス』の扱いから分かるように、隠し機体で参戦する場合、乗換・合体イベントカットの都合で前半機より後継機の方がメインになる可能性が高いのである。本機がクストウェルとは設定上でもゲーム上でも唯一別物の機体として演出されているのにも拍車を掛けている。初期にクレジットされなかった本機とクストウェル、そして青いラフトクランズ、青いヴォルレント等がどのようにして扱われるか動向に注目されている。
その後、「クストウェルは出ます、フォルテギガスとは異なるが」と紹介され、多くの人に淡い期待半分・嫌な予感半分を持たせたまま、ムーン・デュエラーズが発売される。
(以下ネタバレ、反転すると読めます)
クストウェルは出るには出た。ただし、ブラキウムのみであり、レプリカはお蔵入りになっている。
ブラキウムは本来の設定である「フューリーのオリジナル」に焦点を当て、更に着色しつつ「敵として出る」「ジュア=ムが乗る」と言った予想を見事に当てはめる登場を果たす。
度重なる失態や鋼龍戦隊との戦いで追い詰められ発狂したジュア=ムは最後の戦いでこの機体に乗り込み、強烈な殺意をむき出しにして鋼龍戦隊に襲いかかってくる。戦闘アニメーションも原作のような荒々しい連撃を再現しているが、見方によってはジュア=ムの怒りと狂気を動きに反映したかのように見える。
条件を満たすと隠し機体として入手できる。乗り換えできるのは統夜とカルヴィナとサブの3人のみ。
残念ながらオルゴンブラキウムフィニッシュは実装されていない。
関連動画
関連商品
関連コミュニティ
関連項目
- スーパーロボット大戦J
- スーパーロボット大戦
- スーパーロボット大戦シリーズの一覧
- 紫雲統夜
- カルヴィナ・クーランジュ
- 三人娘(スパロボJ)
- フューリー(スパロボJ)
- グランティード
- ベルゼルート
- ラフトクランズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
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