ニコニコ大百科

「審査員の体調や環境に合わせて調理する」って考えると割と王道で、これが善側にふれるとクッソ寒い中で冷たい寿司なんか食いたくないだろうから暖かい（体が温まる）寿司食わせたろ！になる

悪側にふれると、一口目だけは抜群に美味いけど以降は濃すぎて完食できない（でもその一口目で相手の心折ったり審査員に認めさせて勝負がつけばいい）とか、これになる

料理バトル漫画はただ単純に美味いものを食わせるだけのマンガじゃない、っていうのを端的にあらわした良シーン……だったら、いいなぁ

春巻回とかサメ料理回で極上の料理を食わすためなら自分の身がどうなろうと一向に気にしない料理バカな面が見られる
料理するだけで周りに災いを撒き散らそうがこいつ料理のためなら後先考えねえし仕方ねえなと思えて来る
自分のための評判とか人間関係とかまで料理に突っ込むある種の自己犠牲なんよね

ジャンや霧子が料理のトップを考えなしに走り続ける代わりにマネジメントは小此木や店長やコテコテの子が受け持ったり、成長してからは本人らも料理を一番にしたさらにプラスアルファで周りの事も考えられるようになってくる
店の持続的経営も視野に入るようになって極上の料理体験をと考えると勝負でも心でも行きつく所は同じなのである種約束された王道ではあるが、千円フカヒレなんかはその集大成だろう
その成長途上を切り取るとこれだけ面白展開になる

正直　料理の内容としてはこれでも全然まともというか･･･　普通だからな　五行みたいに毒殺しても構わんとばかりにドリアンと酒の組み合わせ使ってくるような外道じゃない　弩級に口が悪いだけ

実は相手の料理の誉めるべきところは割と褒めてて、その上でお前の料理も美味いけど俺の料理はその万倍美味い！！っていうのがほとんど
小此木に指南を請われたら憎まれ口は叩くけどちゃんと教えて美味い物ものができたら一緒に喜ぶみたいに、めっちゃ性格は悪いけど根っこまでは腐ってないのがある意味でジャンの魅力だと思う

まぁ、マジックマッシュルームスープは微塵も擁護できないけど…

実際、ジャンの口や態度が非常に悪いだけで（いやそれが大問題なのだけれども）
・不正をせずルールの範疇で堂々と相手を叩き潰す
・勝つためとはいえ食べる人間のことを考えた料理を出している
・そして何よりもその料理は美味であった
と、態度の他はケチのつけようがないのがミソよねこの場面

道理が通ってて有無を言わせない実力があるので態度が悪くても文句言った方の立場が弱くなるやつ、オタクの大好物じゃん…

>>65つってもカレー食べる前に下痢便の話したら何故か味が落ちるでしょ
こいつの料理これに近くて食いたくねえ

まぁぶっちゃけジャンはあそこで霧子に一発殴られても良かった気はするｗ…

もっともジャンは食べる人間の事を必ずしも考えてないけどね。
大会では毒キノコスープで審査員を病院送りにしてるし、五行との戦いでは生薬由来の解熱作用で審査員を過度に凍えさせてるし。

だから霧子から、あんたの料理は食べる人の事を考えてない料理だって散々批判されてるんだからね。

ちなみにジャンの態度の悪さについては作中の大概の人物から批判されてるから。
実際、2回目の大会では態度が悪いからで減点食らってるし。

なおRの頃は、多少だけど丸くなっていたけどね。

これを見ていると、あらゆる料理対決は先攻で激辛料理出せば必ず勝てる気がするんだがどうなんだろう

・殆どの料理では激辛だと減点される
・実際激辛で相手の料理の味を分からなくさせる展開の漫画はある(ラーメン発見伝)

鉄鍋の醤は前知識のないうちに読んでこそ極上の漫画なんだ
しかし　この漫画には”おもしろさの持続力”がない！
話数が進めば進むほど味が落ちていく漫画なのさ
ハハハハハ―――ッ
鉄鍋の醤は初代で全てを出し切り他の料理漫画が読めなくなっちまうぐらい幸せな満足感が腹を満たす値千金のおもしろさだ
Rはまだしも鉄牌や2ndなんか誰も読まねーよ　ザマーミロ！

これ、美味しんぼでやったら絶対雄山が水を差す奴だ…

寧ろジャンVS雄山見てみたいわ。

いや、雄山の矛先はむしろ大前に向きそうな気がする
そして例によって居合わせた山岡さえも同調しそうだぞ
ジャンを積極的に肯定はしないにしても、明確にダメな部分のある大前には厳しくダメ出ししてそうだわ

村人「お前の料理なんかだ〜れも食っちゃくれねぇよ！」
コックカワサキ「美味しいと思うけど…」

>>75
さらに勝負自体が不公平であることをきっちり指摘して別の日に改めて最高のものを出しましょうと勝負の延期を申し付けてくるだろうな

その後、究極対至高の対決にシフトして(多分こういう別件から始まるタイプの対決は大体引き分けに終わる)、二人の料理を見た大前が自分の力不足を実感して再出発を志す展開まで見えた
でページめくると後日談が始まって、山岡か副部長あたりが1ページくらいでオチ付けて終わる

そしてジャンは雑な称賛コメントをするだけのモブに成り下がる

乗っ取られてるじゃねえかw

これ、主人公はこの後どうやって逆転するの？

大前父はジャンが先に出した瞬間に勝負の結果まで察せてたので
結局は自分でそれに気づけなかった孝太の経験不足、勝負勘のなさだよなって

>>81はわかったうえでわざと書いてると思うけど
こういうリプがこのシーンの画像につくのが定番よね

伍行壊だってドリアン食べた審査員に酒を飲ませて倒れさせてジャンのせいにしようとしてしてたりしたし、料理勝負ってのは頭脳戦だよね！

>>78
捻くれ者のジャンのことだから、究極対至の対決をぶち壊そうとするも山岡とキリコに阻止される
おまけに雄山と山岡からジャンの「料理は勝負」はガキの喧嘩と変わらんと皮肉られる
そして、逆ギレ同然に山岡をぶん殴る等の大暴れ、究極対至高の対決そのものが中止になりそう

五番町飯店が化学調味料を使ってるって設定で山岡にして欲しい

そもそも鉄鍋のジャンの作中には蟇目壇という、生意気だからという理由でジャンの指を折る、その後の料理勝負で片腕のジャンに引き分けに持ち込まれたあげくジャンの左腕までへし折る、更に次の料理勝負では代理で小此木タカオに料理をさせたジャンに完敗するとかいう、とんでもない料理人が居るからね。

この後の伍行壊、湯水スグルと勝つためにあれこれやってくる料理人が続くから、ジャンが相対的にマシに見えてくるかもしれない。

この話、ちゃんと読むとジャンの作った料理って(その思惑のベクトルはさておき)「料理は心」の体現にほかならないのがほんとに面白いよな。
結局のところジャンが作った料理は食べ手からしたら今1番出されて嬉しい美味しい料理だったわけだし。
ジャンはここに食べ手や対戦相手をねじ伏せて屈服させるという悪意がありはしたわけだけど、結局霧子もジャンもいざ料理を作るとなると出力されるのは「食べたいヤツが今望む最も美味しい料理」になる。

「幸せな満足感が腹を満たす」とか
「値千金」とか教養を感じるポエミーな台詞回しすき

>>75からの美味しんぼ流れ完璧過ぎて草