ニコニコ大百科

フェザーンの背後に宗教団体があったってのが本質を表してると思う
別に全員が地球教徒予備軍って意味じゃなくて拝金主義者に見えてイデオロギー先行型の人たちってこと
それは権力の犬と言われる歴代領主も同様
異常なまでの熱心さで自治領を認めさせた、帝国と同盟を結び付けようとする理想家、地球教のコントロールを嫌い独立を目指した、ルビンスキーとこんなんばっかり
いわゆる普通の自治領主ってどんなんだよって聞きたいね、そんなの出てこないわ

竜頭蛇尾ぶりが指摘されたりするけど、陰謀家なんて潰えてナンボだとアル戦の尊師見て思ったよ
一通り成功させておいてなんとなく戦場に出てなんとなくエンカウントして死亡って開いた口が塞がらんかった

要所要所で大物感出しておきながら最終的に一人負けしてるのが滑稽かつ悲しい。
ド・ヴィリエも同じようなもんだが。

かなり早い段階で出頭して恭順す(るフリすれ)ば、トリューニヒトみたいに内部から食い荒らす路線で成功しかけるくらいできそうだった気がするけども

ラグナロック作戦はいずれ破綻する、と見越していたのかもしれない。実際、ちょっと前にアムリッツァという例もあるし。
あと、ボルテックの裏切りも確定していたから、のこのこ出頭してもヤツに消されると思ったのかな。

「自分より下のレベルの人間のことは理解できるようになっている」
とか言いながらボルテックの裏切りも察知できなかったのはお笑い。

まあボルテックの裏切りは、「寝首を掻いてやったぜ」って積極的なものじゃなくて、ラインハルトに策謀叩き潰されて追いつめられてって側面もあるから……

作中人物みんなが後知恵みたく「今の段階で交渉する必要はなかった」「事が終わってから接触すれば多少の譲歩はやむを得なかった」ってのも、実際にやってたら皇帝誘拐の罪を問うの方で結局フェザーン占領の流れになったとは思うけど。
（この場合一億人百万隻体制が取れないから、同盟征服が多少厳しくなるかもしれんが）

ドミニクの台詞を見るに若いころはルパートの上位互換みたいな人だったんだろうなあ
野心ギラギラだがルパートのように焦りすぎることもない、そんな人だったんじゃないだろうか

陰謀家ではあるけどルパートの下品な冗談に顔をしかめるあたり品性そのものは卑しくはないんだよなあ

ルパートほど野卑ではないがエネルギーもない感じ
大人になったせいか元々も気質かは知らんが

ルビンスキーは見る側の
年齢と経験によって見え方が変わるかもな。
自分も40代になってとある病気を患ったが、
手術するまでは健康に取り柄があったので
色んな意味で失望し、精神的な
ショックと衰えを痛感した。
術後、自分は改善はしたが、
病気一つでこんなに心が弱くなるんだなって思うと、
ルビンスキーを今となっては笑えない。

もしヤンやユリアンら同盟軍人が憎き帝国、憎き皇帝の心で生きたらどのような生涯となったのかに対する作者の回答だと思う

そういえば、ルビンスキーの妻ってどうなってるのかな？

ケッセルリンクの台詞を借りれば「宇宙の富の何パーセントかを握る富豪の娘」だったそうだから、フェザーンでも有数の大富豪の令嬢だったと思う。
（さすがに銀河帝国の貴族が、フェザーン商人と娘を結婚させたがるとは思えないので。百万歩譲って、ロイエンタールの両親みたいに「貧乏貴族が財産目当てに、娘を金持ちのフェザーン商人と結婚させる」ことはあるかもしれんが、駆け出しのルビンスキーにそう思われるだけの金も権力も無いと思うし、それ以前にケッセルリンクの台詞と矛盾する）。

ただルビンスキーのことだから、結婚すら「嫁の実家の財産と、政財界の重鎮とのコネを得るための手段」と割り切ってるイメージがある。

ルビンスキーの妻は、生きてても事実上離婚同然の別居状態か、死んでると思う（仮に死んでるとすれば、事故死か病死だと思うが、そこにルビンスキーの意思があったのかどうかは不明）

ドミニクが目立ってるけど、そういえば奥さんいたなこやつ
当主が創業者だったら一筋縄ではいかんだろうけど、二代目三代目以降のボンボンと娘をあの手この手で操って乗っ取ってポイーしたのか、それともルビンスキーは実力を見込まれただけでフェザーン財閥の走狗にすぎなかったのか
竜頭蛇尾な最期みると後者もありえなくもない

ルビンスキーはどこを目指してたんだろうか

トリューニヒトは帝国で権力者として返り咲こうとしていて
地球教は地球教による帝国支配を目指していたけど

ルビンスキーは病気がなかったら最終的にどうするつもりだったのか

"有能な指導者ということになっているが、誰も知らないだけでじつは誇大妄想症患者であるかもしれないし…"のくだりを何となく思い出してしまった
まあろくでもないシチュエーションの元ネタの多くは現実とか歴史ではあろうけど

ハンドブックでもそうなってるが、生年は宇宙歴754年(帝国歴445)なのか？

｢5年前、急死した前任者ワレンコフのあとをついで、当時36歳の彼が～｣だから、アスターテ(宇宙歴796)の時41歳、生年は宇宙歴755年(帝国歴446)にならないか？
それとも自治領主就任時は36歳で、その後誕生日を迎えて37歳になった、ということか？

宇宙暦801年6月13日に47歳死亡なので、
　誕生日が6月13日以前ならば754年生まれ
　誕生日が6月13日より後なら753年生まれ

宇宙暦791年に自治領主に36歳で就任したとして
　誕生日が就任日以前ならば755年生まれ
　誕生日が就任日より後なら754年生まれ

そういうわけで宇宙暦754年生まれに絞れるはず
誕生日は6月13日以前で、就任日は宇宙暦791年6月13日より前かつ誕生日より前ということになる

なるほどね
なんか引っかかってたが、それなら納得だわ

>>75
本人は経済力で銀河を支配するつもりだったんだろうけど、いかんせん後半の動きがヨブやドヴィリエの2番煎じ3番煎じな存在すぎて理念もへったくれもなさそうなのがね
色んな意味で作者が持て余したキャラ

漁色家のくせに元恋人（ルパートの母）の命日をしっかり記憶していたり、ルパートの死に複雑な感情を見せたり、自分を殺させるためにドミニクに子供を産ませたいと独白したりと、なんだか本当にルビンスキーは元恋人とルパートを捨てた事に罪の意識があったっぽいんだよなぁ。
人並みの暖かい家庭を築けず、地球教に振り回されながら権力を追い求めて謀略に勤しむ日々。
そんな自分の人生をルビンスキーはどこか冷ややかに見ていた。
だからルパートに殺されて取って変わられる事を望んでいた。
しかしルパートは未熟でルビンスキーにあっさりと返り討ちにあった。殺されてやるはずが、一層空しさだけが残ってしまった。
そうした気持ちがドミニクと会話の後の「俺を殺させるためさ」という言葉に現れたのだろうか。

>>81
ルビンスキーの本心が、息子に殺されることによる贖罪だった、という説は面白いな。
もっと想像すると、帝国軍によるフェザーン進駐を招いて自治政府もろとも政治的に自殺して地球教団からの支配を無効化した、その状態のフェザーンをルパートに与えたかったということは言えないだろうか。

そうなると、ボルテックのしくじりと背信の可能性をルパートから聞かされて、それでもルビンスキーともあろう者が何の反応も示さなかったことと辻褄が合うしね。

ロイエンタールと同様どこか破滅願望があるキャラよね
しかも全力を出し尽くしたうえで破滅したいというくっそ面倒くさい性格してる

「夢よもう一度というわけか、進歩のない奴らだ」
「机上の作戦はいつだって完璧に決まっとるさ」

後半の自分へのブーメラン

>>80
実のところ、理念なき指導者はルビンスキーやトリューニヒトに限った話でなく、皇帝ラインハルトにも政策と戦略はあっても理念は見られなかったからなあ。
「問題を解決する」「自己の目標を果たす」それだけに邁進するのが良しという傾向が、本伝期の国家指導者に見られる傾向だとは言えそう。

逆にちゃんと理念を持った指導者ってなると、ルドルフとヤンしかいなさそうだなあの世界

これ見て「まるでルビンスキーじゃん」って思った

桐島聡容疑者か 身柄確保 70年代の連続企業爆破事件で指名手配
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240126/k10014336161000.html
>捜査関係者によりますと、桐島容疑者とみられる男は神奈川県内の病院に偽名で入院していたということです。
>男は末期がんを患っていて、治療が行われていましたが、25日までにみずからが桐島容疑者であるという説明を始めたということです。

ルビンスキーの末路は残念だった
途中まではラスボス的な扱いだったのに、結局ひっそりと病死して最後っ屁で爆破テロ起こすだけで終わるとは
地球教の末路と並んで二大残念要素だったわ

まあ物語としてはともかく、そこが「漁夫の利」と「テロリズム」の限界なのかなと思うと納得できなくもない
やっぱり表舞台に堂々と立って批判も称賛も同じくらい受けながら、
理想を語り時に現実と折り合けつつ悪戦苦闘する人たちが歴史を創るのだ

黒幕気取りが本当に黒幕を担えるほど世界は甘くないと言うか、フェザーンの経済力を背景にした干渉力を失った時点で世界を動かす力は消滅してしまっていたんだよね。
それを理解した上で残った干渉力で何かを成すって方向ではなく、自分はその気になれば世界を動かせるって自己満足のままひっそり息を引き取ったイメージ。