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勝頼の頃の甲斐武田の活路が、「信長頓死」しか実質ないというね
西上作戦時点でも手遅れ気味だったのに、織田家伸長を防ぐ機会を完全に逃した状況で、信長をブチ切れさせたままバトンを渡されてもな

となるとどうすりゃ良かったんだろうな、家康をぶち殺して武田を味方につける方が得だと信長に思わせるか、今川に味方するとゆう大義名分で織田、徳川に戦争しかけるしかなくない?

本能寺の変が起こるというのを知ってれば、上杉景虎に味方して甲相越同盟を作る、一時的に北条家への属国状態になってしまうだろうけど我慢
本能寺の変が起こり信長が死んでしまうだろうけど、武田家が健在なら信忠、家康も京には滞在せず生存するはずから、外交交渉で信忠と松姫の婚約再成立に掛けるぐらいかな？

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継承時点ではそこまでがたがたでもない
徳川領では連戦連勝だったし大敗した長篠でも奮戦した将兵は多い

高天神城に後詰め出さずに寝返り続発したのは勝頼の責任だと思う
一番肝心なとこで日和ったせいで家中がたがた

秋山も見殺しにしてるしな
継承問題というが他の信玄の息子、弟、親族は勝頼が引き継いでしばらく歯向かった人なんて誰もいない
裏切りが沢山出たのは上が指摘してる通り岡部見殺しから

家中がガタガタになったのは勝頼のやらかしってのはそのとおりだな

信勝に隠居して路線方針転換アピール＋臨済宗の快川紹喜通じて妙心寺等伝手に和睦交渉中（ぱっと見好調で佐竹義重「なんか勝頼は信長との和睦に決着付いたらしいぞ」里見「そうなんや」）だったから信長の心証悪くしたくない＋北条に足止め食らってで見殺しにしちゃったからなぁ
なお長い交渉の末の妥結は嘘でその隙に顕如退去、家康の高天神城包囲支援、新発田重家の反乱扇動ときっちり潰す気満々という（佐竹も何の打ち合わせもなく武田が人質にしてた＋身柄預かってた織田勝長を返還してしまう→上杉が「抜け駆けする気なのか？」と激怒して弁解しないといけなくなる…）

>>693
本能寺の変まで甲斐武田が粘り強く生き残ったとして、織田の後継者が甲斐武田をどう扱うか・・・
甲斐武田は東夷（朝敵）で朝廷から討伐命令、という大義名分を作られてるからなあ
我こそは信長後継者と思えばこそ「やり残した事業を完遂する」と甲州征伐により力を入れそう

そもそも長篠後に和睦すること事態難しくないか？
信長が和睦する気ない件は置いとくにしても、長篠という大敗のあと、明らかに弱気になってる状態で仲直りしようとしても織田から見れば
「イキりちらしてた奴が殺されそうになって慌てて命乞いしだした」ようにしか見えなくね？
「今更遅いわ」の一言で終わってしまうような気がする。

信玄と勝頼の外交差見てると地頭ってのがどういうものなのか分かるわ

信玄の方が悪辣で義もヘッタクレも無いんだけど、その場のノリ的には支持を得られて（利害が同じ相手と同盟するため）、ちゃんと自分自身実利を得る外交。
勝頼は義に振り回されてる外交で、人が好い。バカは人が好い。なのに他人が付いてこない（実利を提示できないため）

高天神城と新府城は完全にやらかしだな
特に新府城は穴山が母親の17回忌でも引き合いに出してる
長篠戦死組や別行動した、最後までついていかなかった程度の譜代親族はともかく
武田の名跡要求して、香語で勝頼は人を見る目がないやら側近は讒臣やら書いてる穴山とは確執があっただろうな

信玄時代からの生き残りじゃ滅亡寸前時点でも、穴山以外は勝頼に歯向かう気まであったのかはわからん感

なんのことはなく奥平さんとか「信玄公が生きてる限り決して裏切らぬ　なに死んでる？よし寝返りだ！」とさくっと手のひら返してるので
豪族の皆さんにとって信玄についていく実利はあっても、勝頼についていく義理は全くないだけのような

>>701
信玄も大概やらかしてるけどな
やらかしても、攻めづらい甲斐に籠もってれば、相手が実入りの少なさを嫌って攻め入って来なかったから凌げたという話
ある意味、甲斐武田は貧乏故の開き直りともとれる大胆な戦略をとれた

実利がないってのは知識不足だな
信虎時代から散々今川や北条に甲斐に侵攻されたり介入されてるんですが
実利がないなんてネットの意見だけだぞ

金山ある時点で貧乏は無理があるっしょ

信虎の時代、16世紀の頭って小氷河期のピークだったらしくどこの領主も積極的に他国を襲って略奪しまくってた節がある
北条も今川も武田もバチバチ殴り合ってるし
越後も謙信の親父が生涯100戦の大暴れ

尾張の織田信秀は津島の港を掌握して経済的にかなり潤ってたらしく朝廷や寺社に大金を寄進したとか羽振りのいい逸話が多いがそれを狙った三河や美濃と殴り合いになってるから結局どこも戦だらけ

>>705
だが甲斐の地理が攻め辛すぎて、あの今川をして攻めきれなかった
むしろもっと見入りの大きい侵攻先があったから、後回しにされたと言うべきか
>>706
金鉱山があれば貧乏じゃないなら、ブルキナファソが世界最貧国なのをどう説明する？
あそこは甲斐と似てるんだよ、内陸国で気象災害を受けやすく、水利に多大な難ありってところが

信玄は戦術的には実は割とやらかしてるけど、戦略的なやらかしは長尾景虎を舐めすぎて時間かけた事だけだと思う

勝頼は逆に戦術的には長篠以外はだいたい強いんだが、戦略が本当に不味い。他人の心持をわかっていない、「あいつバカだな」って敵味方に思われる外交しかしてない

家康の生涯を一個のRPGに例えるなら、信玄は勝つのがまず無理に設定されているボスキャラなんだけど、この人は初戦ではまた負けイベントやろwwwって勘違いしちゃうタイプの中盤手前最大のボスキャラってイメージだわ。
でも、ここを乗り越えなきゃゲームをより簡単かつ面白くする部下や武器、戦術も手に入らないもRPGあるある。

信長の野望だと普通に潰しにいけた気がするが
データ見たら知略が低いのはもう昔の話か

>>709
駿河侵攻や西上作戦も、完全に戦略の目論見が外れてたろ

逆に川中島で手間取ったのはしゃーない
あそこは越後の防衛ラインだから、そうやすやすとは抜けん
第二次川中島後に謙信の出家騒動が起こるや、和睦を無視して即座に調略を仕掛けたのはアレだったが
ちなみに和睦を仲介したのは今川義元、それを平然と破り捨てる信玄の強心臓よ

勘助が生きていれば…

この人への評価って｢無理してでも景虎を助けて北条との同盟は続けるべきだったよ｣派と、｢あの状況ならまだ上杉景勝と組む方がましだよ｣派で二分してるイメージ。

>>714
「織田相手じゃ上杉と北条の両方が味方でも結果に大差ないよ」派
軍事同盟とか国力増強なんかじゃ、もはやどうにもならない状況なんだよな
毛利、長宗我部、上杉、武田
戦国時代はすでに消化試合で、織田が地方の名だたる大大名を同時進行で攻略してる

勘助は兎に角、叔父の信繁や兄の義信が生きてれば、この人は当主にならずに済んで血を残せたかもね。

長篠・御館・高天神城・新府城
あと側近(跡部長坂)と親類衆(穴山)、譜代重臣(具体的には不明)の対立が昔から勝頼評価で言われがちな点だな

今は長篠重臣反対論と跡部長坂佞臣論は否定され気味で
新府城と親類譜代との対立は信玄時代にやっておくべきだった、継承が準備不足だった等で信玄のせいにされがちに

勝頼自身は長篠の2年後には氏政の妹を嫁にもらい、4年後には自分の妹を景勝に嫁がせて三国同盟を模索してたっぽい

問題点として謙信と氏政が死ぬほど仲悪い（つうか氏政の外交が勝頼以上に下手糞くさい）のがあるが
将軍足利義昭が三国の仲介に意欲的だったのと謙信が意外と勝頼に甘いので謙信存命中なら割と目があった
勝頼は信玄の遺言に従って謙信に下手に出たのだろう

まあ謙信は49にして急死して御館の乱がおき上杉は瀕死、武田は頓死に追い込まれるのだが
景虎を扇動して越後に介入した北条氏政はもっと情勢読むべきだと思う

越相同盟で散々碌な目に遭ってないし…→北条にとっての上杉
揚北衆とか吉江や直江とか竹俣慶綱・斎藤朝信ら重臣殆ど景勝側だし春日山城に追い込んだ段階で景虎が押し切れなかったのが運の尽きで地力に勝る景勝に押し返されてしまった
長篠後に勝頼は甲越和睦してるなら景勝側に立った斎藤らはこの和睦に関係してたんかな→御館の乱の時も和睦要請
景虎が春日山から逃亡したのが５月初旬で武田に救援要請が５月末期だからこの間に事態は大乱と把握したとしても北条は壬生・皆川を見殺しにするわけにもいかない状況（壬生と宇都宮は対立）
景虎は御館に入るより上野で好機を待つってのが最善だったんかなぁ

※718
仲悪いって…
越後上杉って国は、そもそも北条を殺すためだけに存在する武家なんですが…（建前では）

上杉の好敵手は武田と勘違いしてる輩は多いが、それは全く違う。
武田は浮遊勢力で、上杉と北条は不倶戴天