りぜるまいんとは、スギサキユキル原作の漫画及びそれを題材としたアニメ作品である。
日本政府に天然記念物として保護される少女”りぜる”と、彼女に一方的な好意を寄せられ、
国家権力によって無理やり結婚させられてしまった中学生の少年、岩城友紀の関係を描くラブコメディである。
原作漫画の時点で既に下ネタやロリコンホイホイ要素を多分に含んだ作品であったが、
アニメ版はそれらの要素を更に悪化させており、様々なギャグ、パロディ、エロ要素が混在したカオス作品と化した。
りぜる役には当時、今程の知名度は無かった釘宮理恵が抜擢され、多数の釘宮病患者を発生させたほか、
田中理恵、浅野真澄、鈴木千尋などの後にブレイクする実力派声優達もサブキャラクターを演じていた。
キャラクターデザインは大島美和、シリーズ構成は荒川稔久、音楽は佐橋俊彦が担当。
他のm.o.e作品と同様、これらの無駄に実力派スタッフが製作を手がけているだけあって、全体的なクオリティは高い。
なお、OP主題歌は『うる星やつら』、第一期EDテーマは『グレートマジンガー』のパロディである。
岩城りぜる 声:釘宮理恵
本作のメインヒロイン。ある理由で友紀に強い好意を持っており、彼を”ダンナさま”と呼んでデレデレする。
外見、言動共に12歳程度の美少女にしか見えないが、その正体は『プロトマンカインド』と呼ばれる謎の生命体。
その為、三分間だけ成人女性の姿に変身したり、ニトログリセリンの涙を流して周囲を爆破するなどの能力を持つ。
友紀に対しては、幼な妻として家事をしたり、意味も知らずに”大人のC”を要求するなど甲斐甲斐しく接するが、
その度にズレた行動を取って友紀に激怒され、泣いて家を爆破するのがお約束となっている。
実は10年前から肉体、精神の成長が停止しており、再度成長を始めるには友紀の愛情が必要だった。
アニメ版最終話では、髪飾りの円盤が無くなり、肉体が友紀と同年代程度に成長した姿を見せている。
岩城友紀 声:山口勝平
本作の主人公である14歳(アニメ版では15歳)の少年。年上の女性が好みで幾度も失恋を繰り返していた。
平凡な家庭に生まれ育ったが、ある日、日本政府の命令によって強引にりぜると結婚させられてしまった。
言動も外見も幼く、面識も無いりぜるには一切興味が無く、彼女の強引なアプローチを鬱陶しがっていたが、
徐々に心が揺らいでいき、終盤ではりぜるとの大人のCを決意するなど、明確な好意と性欲を抱くようになっていく。
後に、彼の年上好みは10年前に(現在と肉体年齢が同じ)りぜると遭遇した事が原因と発覚する。
近年は釘宮キャラと言えばツンデレが相場となっているが、本作ではツンデレキャラは彼のほうであると言える。
聖本あおい 声:浅野真澄
友紀の幼馴染で、龍之介に想いを寄せるお淑やかな美少女。りぜるの親友でもあるが、
その友情の陰にはりぜると友紀をくっつけて、龍之介のロリコンを克服させようという目論見もあった。
本作では数少ない常識人キャラクターかと思われていたが、修学旅行中に野良犬の犬吉をバター犬にしてしまい、
最終話のエピローグでは飼い犬となった犬吉と、全裸でローションプレイに興ずるという衝撃のラストを迎えた。
鳳凰院龍之介 声:鈴木千尋
大富豪の御曹司で容姿端麗な少年。あおいを始めとした多数の女性から好意を寄せられている。
しかし、りぜるに出会った事でロリコンに目覚めてしまい、彼女を我がものにしようと四苦八苦する。
”くまさんパンツ”に性的な興奮を感じる反面、何故か巨乳の女性に対して恐怖心を抱いている。
アニメ版21話において、りぜると友紀が結ばれる(?)現場を目撃、ショックで失神してしまうが、
その際に眼鏡が外れた響子に押し倒されて童貞を喪失、同時に巨乳恐怖症を克服した。
八千草響子 声:田中理恵
アニメ版オリジナルキャラ。パパCの娘であり、年下の岩城友紀に一方的な好意を抱くショタコン。
普段は見た目通りのお淑やかな女性だが、二重人格者でもあり眼鏡を外すと淫乱になってしまう。
菜摘に匹敵する巨乳キャラであり、それを活かして友紀を誘惑する一方、龍之介を恐怖させている。
りぜるを奪おうとする龍之介と共闘するが、上述の経緯で龍之介と結ばれ、最終話では同居に至っている。
井畑菜摘 声:永島由子
友紀の担任教師。友紀好みの年上美人であり、かなりの巨乳。
第一話の冒頭において恋人との婚約を発表、彼女に惚れていた友紀が失恋したところから物語が始まる。
劇中では度々、恋人との(性行為を示唆する)お惚気ぶりを周囲に見せつけ、友紀を苦悩させている。
るくす、ろべりあ、れいちぇら、らんらん、その他×24 声:釘宮理恵
世界各国が開発していたりぜるのクローン体。るくす、ろべりあ以外はアニメ版オリジナル。
るくすはアメリカ、ろべりあはイタリア、れいちぇらはロシア、らんらんは中国で製造されており、
各国のステレオタイプな特徴を有するが、声や惚れた友紀に一途で強引な面など、りぜるに似た面も多い。
漫画版では、るくすが友紀に好意を抱くも、拒絶されて自我が崩壊してしまうという凄惨な展開が描かれた。
ろべりあは日本に出現したことが報告されただけで、セリフなどは無い。
アニメ版では離婚騒ぎを起こした友紀を確保すべく、各国から送られた四人が争奪戦を繰り広げるが、
りぜるが離婚届を破り捨てた事で全員が昏倒している(漫画版のように自我崩壊はしていない)。
最終話では彼女たちの他、更に(画面内に確認できる限り)24カ国が製造したクローン体が登場した。
なお、るくす登場時のBGMは新スタートレックのオープニングテーマに酷似している。
佐橋俊彦が担当した作品にはよくある事である。
パパA、B、C 声:飯島肇、清水敏孝、松山鷹志
りぜるの保護者を名乗る国家権力の手先三人組。アニメ版にのみ上司のママA、B、Cも存在する。
前触れもなく岩城家に押しかけて、様々な好条件を餌に友紀の父母を買収、結婚を承諾させた。
友紀から相手にされないりぜるに対し、性的な意味で要らんアドバイスをして状況を悪化させるのが主な役割。
アニメ版最終話においてママA、B、Cは三姉妹であり、パパAの娘であることが発覚する。
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最終更新:2023/03/26(日) 07:00
最終更新:2023/03/26(日) 07:00
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