アリアンロッド2E・サガ・DDとは (アリアンロッドセカンドエディションサガデュアルディメンジョンとは) [単語記事]

――世界の裏側で　もう一つの戦乱が幕開く

アリアンロッド2E・サガ・DDとは、「アリアンロッド・サガ・SC」を投稿していた頃に、【きくたけの後継者】と呼ばれた神衣舞(かむいまい)による仮想プレイ動画の第2シリーズの名称である。
作者名の読み方は「神衣・舞」と区切るのではなく「神楽舞」の様に続けて読むイントネーションである。

概要

F.E.A.Rから発売されているファンタジー TRPG「アリアンロッド RPG 2E」を用いたプレイ動画である。
前作と同様に、実際のセッションをリプレイとしてまとめ、動画としたものではなく、
実際には行っていないセッションを動画にしたもので、やはり「仮想戦記に近い」とのこと。
初期構想ではDD(Dual Dimension)ではなく、DW(Dual World)だったようだ。（第五話その１）
SCの続編としての立ち位置である。
DDの第九章最終話にて、SCから閑話休題を含め、通算150回となった。
2013年 4月3日から始まったDDシリーズは、全95回の投稿をもって完結した。
2011年 6月15日に投稿が開始されたSCシリーズから数えて、全183回である。
これを以って、ヨーコ達のエリンでの冒険は幕を閉じる。

今作ではゆっくりボイスがついているので、前作よりも見やすく分かりやすくなっている。
ごく普通の女子高生がTRPGをしている風景との事ではあるが、皆が皆『ごく普通』ではなくスペックの高い女子高生である。
キャラクターの立ち絵も一新されており、PL発言は制服だが、 PC発言時は衣装を着た立ち絵で判別させている。

作者が、川上作品が好きであるために、カワカミャー卓と呼ばれる事がある。
そして、視聴者がつけたタグには、配点がつけられたりする。
例えば

轟く雷名（配点：既視感の連続）
キヨ無双(配点：輝く宣教)
出てくる物は残さず倒す（配点：殺意）

などがある。

登場人物

私立の共学校。出資元はイギリスに本社を置くとある企業である。
そこの女子生徒たちが本動画のTRPG プレイヤーである。

プレイヤー

セッション中のキャラクターと、プレイヤーは以下の通り。
※プレイヤー名をクリックで、プレイヤーの紹介と使用キャラの詳細データの記事に飛びます。

キャラクター名	プレイヤー
ヨーコ・ライムレス	佐野枝・Ａ・陽子
キヨーネ・ペンテ・ロン	楠下・清音
マイカ・ランデル	凰寺・舞華
リン・メイクルウィック	三皇・鈴
リーナ・ベルガモ	水月・莉那

GM

ゲームマスター

学園七不思議に数えられる『彷徨うペンギン』。

その正体は、英国のとある大学の機械工学科教授。
ちなみに、専門は災害救助ロボット。
英国に本社をおくとある企業の顧問技術者を兼任している。
その顧問技術者をしている企業が、現実世界側の舞台となっている学校であり
日本人であり、日本の教員免許も持っていることから、理事長を任される事になったらしい。
普段英国にいるらしく、出張の名目で日本に来ることが出来る事も理事長を引き受けた理由の一つらしい。
本作、DDからはTRPG部の顧問を務めている。

陽子の父や、清音の兄とは遊び仲間であり、陽子や清音よりも以前に面識がある。

GMとして動画に出ているペンギンは、災害現場用ロボットのプロトタイプである。
バランサー調整用の機体であり、剥き出しだとアレだから、と目の前にあった
ペンギンのぬいぐるみのデザインが採用された。
ちなみに、ネット回線経由の会話通信でラグが発生しないのは、莉那の研究論文の賜物である。

研究室の共同開発で、割と悪ふざけの賜物らしい。

莉那曰く「英国人に対して日本語の叙述トリック仕掛けるくらいは日常茶飯事」らしい。

NPC

ゲブラ

”赤の”ゲブラ。または、"厳正の"ゲブラ。セフィロトの"ゲブラー"に由来する。

古代竜の中で唯一、寿命を持つ竜である。
基本的に不死身であるため、寿命以外で死ぬことはない。
寿命により死ぬ間際に、自身の全ての記憶を遺す事から『転生する竜』とも言われている。
レジェンドデータ『赤竜の保護者』(リトル・ゲブラ)がアリアンロッドには存在する。

SCから登場しているヨーコの騎竜であり、DDでは、第一章の終盤に登場。
ヨーコとは『魂で繋がっている』らしい。
上記のレジェンドデータが公開されるよりも以前から、ヨーコとは『赤竜の保護者』で繋がっている様な状態であった。

ゲブラは火星に属するため、本来であれば男性の姿であるべきはずなのだが
本動画内では大変に可愛らしい少女の姿で登場している。
ヨーコからは「ゲーさん」と呼ばれ、視聴者からは「ゲーたん」と呼ばれ、本シリーズのマスコット的存在となっている。
可愛いは正義。

第八話その２において、ヨーコに対して宣戦を布告。その３でゲーさんとの戦闘が繰り広げられる。
１２０点ダメージを弾くなど、『敵にまわると優秀だが、味方だとポンコツ』であることを証明する事になる。
『捨てられないもの』を護るために、ヨーコたちと闘い、そしてSC 世界の自分にすべてを託し竜眼を遺して消えた。

アウラ

元々は、光を司る竜『ルミナスドラゴン』である。
アリアンロッドのエネミーとしては、ネームドエネミー一歩手前と言った強敵に属するはずのデータを持っている。
……はずなのだけど

前作SCにおいて、キャンペーンの中ボスとして登場したものの、顔見せで撃破され
お亡くなりになってからも敵として登場。
最後は、古代竜レベルの力を手に入れて、準ラスボスにまで昇格した残念系ヒロインドラゴンだ。

愛称は「るみたん」。
今作では、アウラと名乗る金髪の少女の姿で登場している。
割と重要なポジションを得ているようだ。

SC 世界へと渡った際に、SC 世界のルミたんは敵として４回目の登場を果たす事になった。

リリナ

ラングエンドとの国境にある小国ホルンの姫の一人であるリーナの影武者の少女。
諜報と家事全般が得意である。

種族がヒューリンなのか、エクスマキナ(SCの鏡人形)なのかは不明。

コダマ

和装の女性。オリジナルのヴァーナ(狐族)……に化けた霊獣である。
一人称は「妾」。セインの一人でもある。
SCでは、フェルディナンドの奥さんであったが、こちらでは……。

ヨーコに対して『竜殺しの槍(バルムンク)』を渡し「ゲブラを殺せ」と言い、
ヨーコ以外に対して「魂の記憶」を目覚めさせた。
この時に、ヨーコ以外の面々は「ゲブラを殺せ」の意図も知る事になる。

ヨーコたちに対してパワーを授けた。

テナイ

元は名無しの赤忍C。または変態C。いわゆる「三番目」である
フルネームは『間蔵隠・テナイ』。「我々の業界ではご褒美です」を地でいく変態である。

メリクリウスに仕える忍者。密偵や潜入が得意である。
神喚者の背後をとれる程度に忍者としての腕は高く「性癖以外は優秀」。

セルベリア

金髪巨乳の南方小国家ホルンのお姫様の一人。
宗家ではなく分家であるコントラス家の娘である。
リリナ曰く「政治的に不器用な方」であり「真面目で立派な方」である。
ホルンの軍が彼女を裏切ることはないと言わしめるほどに真面目な人物である。

一応、キャラクターとしてデータが組まれているようだ。
彼女については、個別記事があるので、そちらを参照されたし。
→セルベリア

 SCのセルベリアとDDのセルベリアは、まったくの別人。
はっきり分かんだね。

第八話において、SCのセルベリアが登場したが、ブレることはなく変態であった。

マキナ

メタメタなエクスマキナの女性で、『船』のナビゲーターである。
実際は、エクスマキナではなく

ゴールリンがエクスマキナを作る際に実験として作ったプロトタイプ。
故に「エクス」の付かない「マキナ（からくり）」という名前です。

ということらしい。

GMが悪ふざけをしやすいキャラでもある。
シルエットのみであるが、妙齢の女性というような風貌のシルエットである。

メタな発言をするせいで、彼女が何か言うとフラグになりそうで、怖い。

ゲスト

SCでは、ベネットを皮切りにアブソリュートの面々がゲストとして登場しているが
今作にも、公式リプレイのキャラクター(PL勢)が登場している。
公式リプレイのPCをNPCとして登場させる事はなんら問題ないので問題ないのである。

ギィ＆ドラン

第三話の登場キャラクター。
その２にて一見して下町風ストリートギャングで眼帯をしていた男がヨーコたちに探りを入れていたとして、ギィが登場。
その４にてウォータースピアを放ち、馬車から飛び出して来て、馬車の上にドラム缶が仁王立ちするという演出付きの登場をする。

公式リプレイD「デスマーチ」のプレイヤーキャラクターにしてギルド「エンジェルファイヤー」の2人である。
他シリーズやユーザーセッションではなく、実セッション内での中の人は
F.E.A.R.の社長とアリアンロッドの生みの親である。

なお、名前だけであれば某裏目軍師も三話にて登場している。
ユーザーセッションで良く見かける三人でもある。

ドランの登場シーンが、実にそれっぽい。『きくたけの後継者』の二つ名は伊達ではないようだ。

レギュレーション

初期経験点は510点（LV10+ゲッシュ+一般技能2個）
初期所持金3万G
レジェンドデータ1個
ギルド初期経験点100点
舞台は神聖アンリ帝国（アルディオン東岸）
前作(アリアンロッド・サガ・SC)のキャラクターを意識して作ること
ギルドへの供出はレベルアップ処理後
ギルドへの供出はCLの2倍まで

時間軸としては、帝紀815年春。
具体的に言うと、大崩壊は発生し、ピアニィが行方不明になっている状態。
商用リプレイ『ゲッタウェイ』においで、ビルベリが包囲されたかどうか不明な時点である。
分かりやすく言うならば「アルディオン・レボリューションガイド」での記述までは確定された歴史で
そこから先はIF ストーリーとして展開されていく。

プロローグ

各話その１リンク　と　あらすじ

第一章『安息より旅立ちて』

この出会いには
どんな意味があるのか

配点（邂逅）

第二章『古の呪い』

眠っている時に見る光景に
どれ程の真実が含まれているだろう

配点（夢）

第三章『運命』

情けをかけるのは
相手の為だけでなく
自分たちのためだから

配点（盟約）

第四章『縁結びて』

これからの闘いに
必要なことは何か
それは……

配点（実地授業）

第五章『終わりへの標』

一番わからないのは
いつも自分自身

配点（魂の記憶）

第六章『神の見守らぬ世界』

さて
ここはどうするのが
最善手かな？

配点（天啓）

第七章『キセキを描く標』

平地とか
森林とか
もう、そんなの関係なくね？

配点（殺意）

第八章『奇しき縁の先に』

目覚めた世界は
いつも通りの見知った世界
世界と世界の交錯で
一体何が起きるのか

配点（え？　マジで……）

第九章『決断』

目に見えるものは何なのか
目に見えぬものは何なのか
選択の時は迫り、信じられるものは……

配点（これからのこと）

第十章『交差』

望むものは何なのか
 目指すものは何なのか
そして何より、今ここでこうしてるのは誰がせいか

配点（説教という名の説得）

第十一章『さいごの始まり』

見える「終末」(おわり)はいくつもあって
迫る選択(けつだん)はどれほど重い

選ぶは「正義」か「悪役」か

配点（終わりの年代記）

第十二章『終焉の使者』

正しき道の標はなく
自分たちの『想い』(しんねん)に従って――

配点（彼女たちの『選択』）

第十三章『数奇なる定めの先に』（前編）

運命か
因縁か
それとも、因果か……

配点（比類なき前哨戦）

第十四章『数奇なる定めの先に』（後編）

幾つもの出会いがあって
時にはツラい別れもあって
それでも今、此処に立っている
―――それは未来を掴み、選択が間違いではないと証明するために

配点（ラストダンス）

最終回

――これは彼女たちの紡いだ『時代の物語』

閑話休題

章の区切りに挿入される幕間。セッション以外の学園生活であったり、アリアンロッドではないセッションを行っている様子がちょっとだけ描かれる。
投稿主にとっては、コメント返し回でもある。

「閑話休題・DD」のタグを付けておいたので、閑話休題のみを探したい時は、そのタグで探すと良いかもしれない。(SCにはつけていない)

第一話終了後	第二話終了後

第三話終了後	第四話終了後

第五話終了後	第六話終了後

第七話終了後	第八話終了後

第九話終了後	第十話終了後

第十一話終了後	第十二話終了後

第十三話終了後	反省会

アリアンロッド2E・サガ・DD 単語

概要