オールアロング 単語

オールアロング

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オールアロング(all along)とは、「最初から」「ずっと」と意味する熟語である。

  1. 1979年生まれのフランス競走馬本記事ではこれについて詳述する
  2. 1998年4月15日発売のEvery Little ThingアルバムTime to Destination」に収録されている楽曲。

オールアロング(All Along)とは、1979年生まれの仏フランス競走馬である。鹿毛

通算成績21戦9勝[9-4-2-6]

な勝ち
1982年:ヴェルメイユ賞(G1)、モーリス・ド・ニュイユ賞(G2)、ペネロープ賞(G3)
1983年:凱旋門賞(G1)、ロスマンズインターナショナルS(加G1)ターフクラシックS(G1)、ワシントンDCインターナショナル(G1)


1983年:エクリプス賞年度代表馬、最優秀芝 フランス年度代表馬、最優秀古
1990年:アメリカ競馬殿堂入り
ブラッドホース社選定 20世紀のアメリカ名馬100選 68位

概要

*ターゴワイス、Agujita、Vieux Manoirという血統。
ターゴワイスは8戦5勝でフランスの2歳G3を2勝しているが、G1では勝ち負けにもならなかった。種牡馬としては日本でも天皇賞(秋)レッツゴーターキンを出した一発大物タイプ
Agujitaは11戦2勝。
Vieux Manoirは5戦3勝でパリ大賞優勝イギリスセントレジャーでも2着に入着している。

オールアロングはフランスの画商でAllez France馬主としても知られるダニエルウィルデンシュタインによって生産・所有された。16ハンド雄大体に育ち、のちにパトリックビアンコーヌ調教師に預けられた。

永遠の名牝

2歳(1981年)

この年の11月10日、アミア競馬場でのドルノイ賞で同着ながら1着となっている。2歳戦の出走はこれだけだった。

3歳(1982年)

この年は2月27日のサンクルーミルスカ賞から始動。4馬身差で優勝している。
3月27日ペネロープ(サンクルー・芝2100m・G3)でも4馬身差で優勝し、この年のオークス戦線に名乗りを挙げた。
5月23日サンタラリ賞(ロンシャン・芝2000m・G1)では重馬場に見舞われ、Harbourから4馬身離された2着に終わった。

6月5日にはイギリスオークスステークス(エプソム・芝12f6y・G1)に挑戦。しかしここでは1000ギニー2着でのちのチャンピオンSキングジョージコロネーションカップ優勝Time Charterから5馬身3/4差離された6着に終わった。
そのわずか1週間後、ホームであるフランスオークスディアヌ賞(シャンティイ・芝2100m・G1)に出走。しかし重馬場に見舞われサンタラリ賞優勝Harbourから5馬身3/4差の5着に敗れた。

7月14日および古混合戦モーリス・ド・ニュイユ賞(サンクルー・芝2500m・G2)ではスーパークリークとしても知られる*ノーアテンションを半馬身抑えて優勝
9月12日の3歳終戦ヴェルメイユ賞(ロンシャン・芝2400m・G1)では良馬場恵まれ、ディアヌ賞2着Akiydaを1馬身半差抑え、初のG1の栄冠をつかんだ。
10月3日凱旋門賞(ロンシャン・芝2400m・G1)ではまたしでも重馬場に見舞われ、前走で勝っているAkiydaから21馬身も離されたいいところなしの15着に敗れた。

11月28日にはこの年から欧州の招待も始まった第2回ジャパンカップ(東京・芝2400m・G1)に遠征。レースでは中中団につけ、直線でアメリカ賞金王John Henryなどをかわし一度は先頭に立つも、最後に外側からアメリカHalf Icedに交わされ2着に終わった。この着順は凱旋門賞としては2023年現在も最先着となっている。

ビアンコーヌ師はこの年のオールアロングの多くの敗戦を重馬場のためだとした。

4歳(1983年)

この年は6月12日ラ・クー(シャンティイ・芝2400m・G3)から始動したが、3着に敗れた。続くサンクルー大賞(サンクルー・芝2500m・G1)ではブービー人気の*ダイヤモンドショールが前走ミラノ大賞からG1連勝を挙げ、一方の本は7馬身3/4差の7着と敗れた。
フォワ賞(ロンシャン・芝2400m・G3)では前年のオークスステークスTime Charterに敗れたが3/4差の2着は確保した。このレースでは先行が多かったそれまでとは違う控えての末脚勝負への脚質転換を図っている。

10月2日、この年の凱旋門賞(ロンシャン・芝2400m・G1)は良馬場恵まれライバルTime Charterやこの年のオークスステークスセントレジャーSun Princessジャック・ル・マロワ賞ムーラン・ド・ロンシャン賞を連勝して距離延長して臨んできたLuth Enchantee、のちのジャパンカップStanerraなど、の強が顔をえた。レースではオールアロングは中中団につけ、直線でSun PrincessTime Charter、Luth Enchanteeと競ったが、最後にオールアロングが1馬身抜け出し優勝を果たした。

その後、オールアロングはアメリカ遠征を敢行。カナダロスマンズインターナショナルS(ウッドバイン・芝13f・GI)を2馬身差で優勝ターフクラシックS(アケダクト・芝12f・GI)では前走で2着に破ったThunder PuddlesやGI3連勝を含む5勝を挙げた実績のあるErins Isle相手に8馬身3/4差で圧勝。さらにワシントンDCインターナショナル(ローレル・芝12f・GI)では3馬身1/4差で優勝とわずか41日の活動でG1を4連勝として、アメリカ競馬界に衝撃を与えた。
これによりエクリプス賞初のアメリカ調教および芝のみを走ったとしての年度代表馬となり、1990年にはアメリカ殿堂入りを果たし、さらにのちに20世紀のアメリカ名馬100選の1頭に選定された。なお、北米での3レースはすべて稍重で、そのときのやや柔らかい馬場彼女にあっていたのではないかと専門は分析した。

5歳(1984年)

この年も現役を続行。しかし調整が遅れ、ターフクラシックS(ベルモントパーク・芝12f・G1)を4着、凱旋門賞(ロンシャン・芝2400・G1)を3着、ロスマンズインターナショナルS(ウッドバイン・芝12f・G1)を4着と勝ちきれないレースが続いた。この年から設立されたブリーダーズカップ・ターフ(ハリウッドパーク・芝12f・G1)では直線で先頭に立つが最低人気Lashkariにクビ差で2着と惜敗し、これを最後に引退・繁殖入りした。

ビアンコーヌ師はオールアロングを「人生で最」と語っている。

繁殖牝馬として

オールアロングは10頭の子を産んで、そのうちの4頭が勝ち上がり、そのうちの1頭*アロングオールがG2グレフュール賞を優勝したが、現役時代のかしい成績に対して物足りないとされた。
オールアロングは2005年2月23日死亡した。
そしてその子孫もしばらくパッとしなかったが……。

2022年に3代子孫のLittle Big Bearがアイルランドの2歳G1フェニックスSで優勝、子孫からついにG1が登場。
そして日本では2023年に3代子孫のミックファイア敗で南関東三冠を達成。
ついに子孫が開くこととなった。

血統表

*ターゴワイ
Targowise
1970 黒鹿毛
Round Table
1954 鹿毛
Princequillo Prince Rose
Cosquilla
Knights Daughter Sir Cosmo
Feola
Matriarch
1964 黒鹿毛
Bold Ruler Nasrullah
All Along
1979 鹿毛
Miss Disco
Lyceum Bull Lea
Colosseum
Vieux Manoir
1947 鹿毛
Brantome Blandford
Vitamine
Vieille Maison Finglas
Agujita
1966 鹿毛
FNo.1-d
Vieille Canaille
Argosy
1950 鹿毛
Coastal Traffic Hyperion
Rose of England
Prosodie Prince Rose
Protein
競走馬の4代血統表

クロスPrince Rose 4×4(12.50%)

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