「戦いあって、痛めつけて… オレを燃え上がらせてくれ! ガンヴォルトッ!!」
ジブリールとはニンテンドー3DSソフト『蒼き雷霆ガンヴォルト爪』の登場人物である。
多国籍能力者連合“エデン”の構成員にしてグリモワルドセブン(G7)の一人。
金属を操る“メタリカ”の能力者。
表面上は敵をいたぶることで悦びを感じる残虐かつ嗜虐的な性格だが、その本質は被虐的であり自身が痛めつけられる程強い快楽を感じるという、所謂サディストとマゾヒストの両面を内包する歪んだ性癖を持つ。
後述する悲惨な経歴もあって身長の低さに強いコンプレックスを抱いており、そこに触れると手がつけられないほど暴れるため、 エデン内部では「小さい」「チビ」等の語句は彼女の前ではタブーとされている。
出身地はイギリス。
少し気は弱いが優しい母親と、堅物で真面目な父親との間に生まれる。
母親はジブリールのことを「小さな天使」と呼ぶほど愛情を注ぎ可愛がったが、外面を気にする父親はそれを快く思わず第七波動能力者として生まれたジブリールにストレスを感じていた。
やがて心を病んだ父親は、「指導」と称して母親に暴力を振るうようになる。
次第にその内容はエスカレートしていき、ジブリールがフレップスクール(俗に言う名門校へ進学するための準備校)を卒業する頃、遂にその命までも奪うという凶行に至ってしまった。
母親の死を目の当たりにしたジブリールは、「次は自分が殺されるかもしれない」という恐怖と、母親を失った怒りによって衝動的に自身の第七波動を発動。母親の死体から流れた血で金属の刃を作り父親を殺害してしまう。
父親を殺害後は収容施設送りとなり、そこでカウンセリングを受けていたジブリールだったが、ある日のこと第七波動を使い施設を脱走。放浪の末、能力者の不良グループの一員となる。そこで生き残るために数々の悪事を重ねた彼女はいつしか「鉄血のジブリール」の異名が付けられる。そこにはかつて「小さな天使」と呼ばれた面影は既になく、敵をいたぶり悦ぶ流血鬼の姿しかなかった。
後に、組織のメンバーを集めるため諸国を回っていたパンテーラと相対するが敗北を喫しエデンに参入。
その時、「敗北したジブリールは何故か笑っていた」と彼女の仲間が話している。
戦闘で生じた痛みに快楽を感じていたのか、自身を倒したパンテーラに特別な感情を抱いたのか、ここまで落ちぶれてしまった己の境遇を嘲笑ったのか…その真意は定かではない。
能力で生成した液体は用途に応じて金属へ変化させ、形状も自在に変えることが可能。
ジブリールの性格上、金属は拷問器具に変化させることが多く、ある意味自身の被虐性の裏返しとも取れる。
他にも生物に流れる血中の鉄分を操ることも可能。作中では洋館に配備された改造人間を操ったり、七宝剣のイオタと交戦した際はこの能力を使って彼の動きを止めることに成功している。しかし、基本的に実用レベルで他者に使えるものではなく、実戦では主にビーストモード時の自身の強化に使われている。
宝書による変身後は以下の3つの変身形態を使い分けて戦う。
A(アルケミスト)モード…全身に金属装甲を纏い、空中から遠隔操作した金属で攻撃を行う防御重視の形態。
B(ビースト)モード…全エネルギーを自身の身体能力の強化に回し高速戦闘を行う攻撃重視の形態。
C(クライシスビースト)モード…自身の生命力を糧とし、全能力を開放した暴走形態。攻撃・防御の両面において凄まじい強さを誇るがジブリール自身が死ぬまで解除不能となる諸刃の剣。
3つの変身形態による多彩な攻撃バリエーションを持ち、前作の元軍人を歯牙にもかけない高速戦闘が脅威となる。
第一形態アルケミストモードは動きが遅い反面、防御力が非常に高く、クードスを溜めたグロリアスストライザーでも使わない限りこの時点での撃破は不可能。技の中では自機狙いで丸ノコを4連射する「レインメーカー」が回避し辛く、技途中に体力を2/3まで削ると一斉に丸ノコが自機に飛んでくるため注意が必要。
第二形態ビーストモードからは常に前屈みとなった低姿勢状態で戦闘を行うため、通常の射撃では攻撃が命中し辛くなる。ガンヴォルトはダートをテクノスに変更、アキュラならロックオン射撃やEXウエポン中心で攻撃を行うなど、対策をしておきたいところ。フェイントが厄介な「ストレンジワールド」、巨大衝撃波「チャイルドフッズエンド」など初見では回避し辛い攻撃も多いが、技を繰り出す順序は決まっているため、パターン化すれば次にどんな攻撃をするか予測可能。
第三形態クライシスビーストモードに移行するとスペシャルスキル「アイアンメイデン」を発動。巨大な檻を生成し、その中を縦横無尽に駆け巡り、着地した際に付着させた液体から剣を突き出してくる。飛び回るパターンは5種類あるが、ラストを除いてどのパターンが来るかはランダム。基本的には下手に動くより画面左下で待機し突進が飛んでくる2パターンを壁蹴りジャンプで回避する方法が無難。
アイアンメイデンが終了するとジブリールは体力0の状態で何もしてこなくなり、暫くすると力尽きて死ぬ。
派手なスキルで葬るか、ダート一発で昇天させてやるか、あえて手を出さず視姦プレイや放置プレイに興じる変態となるか、全てはプレイヤーの自由だが、スコアを重視するのであれば無論スキルでトドメを刺す必要があるのでお忘れなく。
ジブリールはその容姿と「嗜虐的な性格だが、本質は被虐的」という如何にも一癖ありそうなプロフィール、奇抜なセンスのTシャツ等の要素からゲーム発売前から人気があり、パーソナルカラーが前作の変態ドルオタロリコン緊縛機械姦処女厨VIPPERデイトナを彷彿とさせる「赤」であることも踏まえて色々な意味で多くの期待を寄せられていたキャラクターだった。
そして、ゲーム発売後は自分を殺したガンヴォルトに恋心を抱くという衝撃の展開でプレイヤーを胸キュンさせ、その人気は更に加速。その影響を受けてか公式ではジブリールが着ているTシャツ(通称T殺)を公式通販サイトで販売開始。ガンヴォルトやシアンなどメインキャラクターではないにも関わらず、このように単独でグッズ化される事態は前作でも例がない。
そして迎えた2016年10月、前作同様公式ツイッターにてハロウィン壁紙のメインを決める人気投票が実施された。前作では日本語圏のみで実施されエリーゼが1位の栄冠に輝いたが、今回は日本語圏・英語圏の累計で結果が決まる規模の大きい投票であったため、相当な混戦となることが予想された。
だが、やはりジブリールは強かった。厳しい戦いであったにも関わらずジブリールには多くの票が入り、2位のロロの追撃を振り切り見事1位の座を勝ち取った。そして、蓋を開けてみれば日本語圏票数1位、英語圏票数1位という文句なしの結果となり、日本のみならず海外でもジブリールの人気が高いことが証明されたのだった。まさに…愛の勝利だッ!!
彼女のモチーフとなった童話は「赤ずきん」
ジブリールもかつては「小さな天使」と呼ばれた少女だったが、やがて狼に変貌してしまうその過程は皮肉としか言いようがない。変身後のアルケミストモードはケープを被った少女、ビーストモードは狼と思われる意匠が見て取れる。
ジブリールの技名はイギリスのロックバンド「アイアン・メイデン」の楽曲名から名付けられており、彼女が着ているジャケットなどのファッションも同バンドのイメージを模したものと考えられる。
作中でガンヴォルトに惚れてしまうジブリールだが、アキュラ編では再戦がない都合もあってか惚れる描写は見られない。その代わりにEXウエポンのバンテージラインを彼女に命中させると緊縛プレイに目覚めたのかシークレットボーナスが貰える。(地下水路での戦闘限定)
2016年11月に開催された『インティ・クリエイツ創立20週年イベント』ではジブリール役の声優、榎吉麻弥氏がT殺姿で登場。同じくゲスト出演したテセオ役の石原朋典氏と生掛け合いを披露した他、ジブリールについて「これまで演じた役は大人っぽい役が多くて、ジブリールのような(幼い)役は初めてで大変でした」とコメントを残している。
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最終更新:2025/03/24(月) 06:00
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