「ふしゅるるる・・・じゃまするヤツは ころす!
この テッドブロイラーさまが まるやきにしてくれるわ! がががー!」
テッドブロイラー(テッド・ブロイラー)とは、SFCソフト「メタルマックス2」及びDSソフト「メタルマックス2:リローデッド」のボスキャラである。
携帯iアプリ用ソフト「メタルサーガ 旋律の連鎖」にも道中ボス兼ラスボスとして出演している。
マッチョな体に青いボディスーツをまとい、火炎放射器を背負った赤いモヒカン頭の怪人。
ブロイラーの名が示す通り白い顔に赤いモヒカンであるため、丁度鶏のように見えるのが特徴。
敵組織「バイアス・グラップラー」の四天王の筆頭格であり作中最高額の賞金、6万Gが掛けられた賞金首である。
ゲーム的にはラストダンジョンでラスボスの前座として戦うボスと言う、良くある立ち位置のボス。
しかし、データ的な意味でも、ストーリー的な意味でも、プレイヤーの心情的な意味でも、そのインパクトはラスボスを遥かに凌駕する。
初登場から10年以上経過した今でも、ファンの間でその名を轟かせ続けるメタルマックスシリーズを代表するカリスマキャラの一人。
なお、顔が死体色でツギハギな為か時おり名前を「デッド」ブロイラーと間違われるが「テッド」が正しい。
またブロイラーには鶏という意味の他に「炙り焼きにする」という意味があり、実際炎攻撃を得意とする。
冒頭、オープニングにて「どうあがいても勝てない絶望的な敵」として登場。
マドの街を壊滅させ、主人公の育ての母とも言える女ソルジャー、マリアを始めとした用心棒達を死に追いやる。
この一件が、主人公が復讐のためにハンターとして立ち上がる切っ掛けとなる。
後に実際に戦う時も、順当にそこまで進めた程度のレベルで普通に戦うと、とある対策アイテム(カスタマイズすることで色々な効果が出るアイテムで、ブロイラー用と言うわけではない)を用いて熱バリアを張り、「攻撃のほとんどを無効化した」にも関わらず、かなりの苦戦を余儀なくされる凶悪なボスキャラ。
しかも、必死で削ったと思ったところに
(,,#゚Д゚):∴;'・,;`:まんたーんドリンクっ!
の叫びに心をへし折られたプレイヤーは数知れない。
そのため、正攻法で倒す事がメタルマックス2の基本的なやりこみの一つとして知られる。
元々は戦車戦闘が可能だった予定だったらしいのだが、マップデザインのミスで戦車をテッドブロイラーの所まで持ち込むことが出来なくなり、その為の白兵戦用の調整がされる前に世に出てしまった為であると言われている。
それが結果的に今日に至るまでのカリスマ性を確立させたのだから、世の中何が功を奏するか分からない物だ。
関係者のツイートによるとこの情報は誤りだった模様。
また、メタルマックス2は賞金首の賞金額が全体的に安いため、作中最高である賞金6万Gは、シリーズ全体で見るとかなり安いほうだったりする。正直この5倍は欲しい。
ドロップのブロイラーボンベはソルジャー用の作中最大威力のグループ攻撃武器である。
(参考:シリーズの最高賞金、1.バッド・バルデス20万G、砂塵.レッド・フォックス30万G、3.アラモ・ジャック25万G)
彼の存在は17年も後になって発売されたメタルマックス3にも影響を与えており、3の敵組織である「冷血党」の幹部にも独特の口癖や「まんたーん!ドリーンク!」といった要素が受け継がれている。
「ふしゅるるる・・・じゃまするヤツは ころす!
この テッドブロイラーさまが まるやきにしてくれるわ! がががー!」
-本項目冒頭にもあるように、テッドブロイラーを象徴するとも言える初登場時のセリフ。
ちなみに「がががー!」は彼の口癖である。
「がはは!にげろ!にげろ!
はやく にげないと まっくろこげだががー!」
-オープニングでの戦闘時、「逃げる」コマンドを選ぶと言われるセリフ。
「逃げる」自体は何度でも実行可能だが、絶対に逃げられない。
「まんたーんドリンクっ!」
-戦闘中、HPが少なくなってくると1度だけ使用する回復行動。
ちなみに「まんたんドリンク」とは、メタルマックスにおけるHP全快アイテムである。
初めて見たときの字面的衝撃は計り知れない。
前述通り、中ボス兼ラスボスとして登場し、負けバトル含めて合計3回戦う事になる。
賞金額は20万G。原作に比べれば相応の評価はされていると言って良いだろう。
モバイルの舞台であるファース島を攻めているグラップラーの実質的元締めで、彼の下に更に4人の四天王が居る。
ただ、口癖が「がががーーー!!」ではなく、「ブロロローー!!」なので、ファンの一部からはニセモノだとか言われている。実際に作中で、このテッドブロイラーはオリジナルのクローンである事が判る。
が、その強さは間違いなく本物であり、テッドファイヤーやモヒカンスラッガーと言ったお馴染みの技の威力は今作でも脅威そのもの。
何よりこのゲームにはLOVEマシンが存在しないので、きっちり装備で火炎耐性を施さないと、あっという間に遺伝子の欠片まで焼き尽くされてしまう。
話は大分進んでラストダンジョン。生身で戦う事になる。
事前のイベントで仲間がどんどん離脱し、序盤は主人公一人でのタイマンを余儀なくされる。
数ターン粘れば収容所最下層のヘラクレス大佐戦以降長期離脱していたサンダーと、直前のモンジョリーナ戦後に離脱したポチが駆けつけるのだが、ポチは兎も角サンダーは離脱した時のレベル・装備で加入するので、殆ど戦力に数えられない。
唯一ポチのみ、メタルカードで交換するポチウィングやポチインフェルノを装備していれば、若干ダメージを与えられる程度。
しかも、今作ではドーピングタブの重ねがけが出来ない上に上昇率も激減させられ、「無いよりマシ」程度の効果しか期待できない。
ポチの回復を最優先しつつ、人間二人はRPG-7や濃縮メチルなどで援護するのが基本的な戦法になる。
満タンドリンク? 当然使ってきます。
死ぬとミンチ送りではなく、タイトル画面に戻されるので注意。
今度はサンダーも離脱するので、ポチと二人で戦う事になるのだが、戦車で戦える(と言うか、生身では第二戦以上にダメージが通らない)。
しかし、その前にボス戦が二度ほど控えているので、此処で消耗するとかなり厳しい事になる。
テッドファイヤーやモヒカンスラッガーは戦車に乗っていてもかなり痛いので、最低でもコート等でのテッドファイヤー対策は必須。
長期戦に持ち込まれるとジリ貧は必至、同時発射能力のある戦車で一気に畳みかけよう。
「用心棒として雇われた賞金稼ぎどもか! こざかしいマネを!
我らバイアス・グラップラーにはむかう者には死あるのみ!
ここでオレに出会った不運、悔やみながら死ぬがいい! がががーーーっ!」
メタルマックス2から時を経ること実に18年。DSにてリメイクされた「メタルマックス2:リローデッド」において、我々のトラウマは甦った。
本作での名前は「テッド・ブロイラー」と、名前に中点が追加されている。
PVにて当時のドット絵のまま、ぬるぬるアニメーションする姿に衝撃を受けたユーザーも少なくないだろう。
また、上述の台詞は項目冒頭と同じく序盤でのマドを襲撃した時と同じシーンで使われているものだが、原作よりもやや理性的である。
「強さと賞金額が釣り合わない! 安い!」と言われていた賞金額は25万Gへと、↑の5倍は行かなくも、約4倍以上には跳ね上がった。
無論パワーアップしているのは外見と賞金額だけではなく、攻撃も更に熾烈になっている。
テッド・ファイヤーは凄く激しい炎上効果が追加され、対策無しでは毎ターン200前後のHPが削られてしまう。
モヒカン・スラッガーは100%クリティカル命中するようになり、半端なレベルのメカニックやナースなど一撃で粉砕されるだろう。
しかし、昔と違って白兵戦前提のバランス調整を為されたため、生身でもダメージ自体はまともに通る。
ソルジャーの他にレスラーなど白兵戦に強いジョブや、強力な特技の数々、ナースの特技で全体回復が容易に可能であるなどプレイヤー側も強化が著しく、対抗手段は多い。
それ以上に店売り最強防具であるサラトガシリーズに強力な炎耐性(全部揃えれば80%以上軽減可)があり、熱バリアの作り方のヒントも貰えるなどの救済措置があるため、普通に進めていれば炎は大した脅威にならなくなった・・・
・・・が、ヤツはそれ以上に恐ろしいことになっていたのだ。
まず、他のグラップラー四天王同様複数回行動になっている。
煙幕を張ろうと発煙筒や煙幕花火を投げれば、目からビームを出して迎撃する。
それ以上にブッ飛んでるのは、戦闘開始直後にオーバードリップを使い毎ターンHPを回復してきたかと思ったら
極め付けに禁断の注射器でプレイヤーを即死せしめんとしてくる。
新たな行動パターンから分かるとおり、テッド・ブロイラーの職業はナース♥・・・そこ、似合わないとか言わない。
2をプレイしたプレイヤーが炎対策だけを固めていくと注射器にやられるという初見殺し仕様となっている。
そして一番の衝撃が、プレイヤーの心をことごとく大破させてきた
(,,#゚Д゚):∴;'・,;`:まんたーんドリンクっ!を、3回も使ってくる事だろう。(使用時には何とも誇らしげな「どや顔」までまでする)
昔は字面だけだったが本作では回復量が目に見える上にそもそものHPが15倍以上に増えている仕様なので「2万3万と削ったHPを一気に全回復される様を目の当たりにさせられる」と言う、プレイヤーに対するとんでもない精神攻撃の側面も持っている。
結局のところ昔のような理不尽さがないというだけで、強さ自体は相変わらず恐ろしいことになっており、攻撃手段が多彩になっているため熱耐性の用意が最早前提条件という点で今回のほうが厄介かもしれない。
まずサラトガシリーズなどで炎耐性を固めるのが大前提として、注射器は携帯バリアで針を防げば即死しないため携帯バリアを常備し、弱点となり迎撃もされにくい氷、音波、ビーム属性の攻撃で攻めていくのが有効である。
炎上対策にヒートバスターを使うのも良いが、どうせテッド・ファイヤーでまた炎上状態にさせられるのがオチなので、此方もオーバードリップで対抗するのが良いだろう。サラトガ装備を揃えていれば、炎上ダメージをオーバードリップの回復で帳消しに出来る程度まで軽減できる。ここまでしてもモヒカン・スラッガーだけはどうしようもないので、常に十分な体力を維持すること。2500以上はキープしたい。
(一応、ポチタンクのように隠しパラメーターとして「通常軽減」が付与されている防具がある。防具を通常軽減優先にし、熱バリアと併用すればスラッガーのダメージをそれなりに減らすことも可能。むしろハード以上の難易度ではこちらが重要。
また、2週目以降、もしくはカル様に貢ぐ場合はLOVEマシンをセメント弾にして、戦闘モードEで他の迎撃アイテム等に紛れ込ませてセメントを発射すればかなり楽になる。というか、やはりハード以降はこれがないと厳しい)
炎耐性は装備で得られるので、LOVEマシンは熱バリアより蘇生装置のほうが便利。
それでもどーしても勝てないと言うのならば大人しく亀やアリの世話になるか、若しくはシャイニングタワーを最高に光らせて解体しまくろう。
それでも無理ならもうレベルメタフィン飲んで人間やめちまえ!!
ドロップアイテムはまんたんドリンク/ブロイラーボンベ/モヒカッターと順当なラインナップ
ボンベとカッターは性能自体はそこそこだがソルジャー以外にナースも装備可能なのでナースの最強装備となる。
掲示板
152 ななしのよっしん
2023/02/27(月) 15:59:02 ID: 8Rg7/dDrlc
見た目は北斗に出てきたら即効殺されそうな見た目しているのにOPで殺されたマリアが実はとんでもない人間だったのが物語進めてると判明してきて、そんな偉大な母が手も足も出なかったのか・・・となる印象は受ける
ただそんな偉大な義母を力づくでねじ伏せた実力者なのにOPでマリアが即効殺されるのであまりプレイヤー視点だとドラクエ5もゲマみたいに復讐心とかが薄れるのは勿体ないかも。
ある程度物語進んで殺された方が物語的には盛り上がったかも・・・
153 ななしのよっしん
2024/01/07(日) 10:21:07 ID: bJA1IUc+3E
主人公は二度グラップラーから親を奪われている
復讐劇っぽくないといわれているみたいだが、四天王及び首魁を葬るのは復讐劇そのものだろ
154 ななしのよっしん
2024/01/07(日) 10:29:01 ID: B5WomHp3Vz
>>152
ある程度進んでから殺されるのは1でやってるからな
1人で旅に出る理由として存在してるわけだから仕方ない面はある
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/01(水) 00:00
最終更新:2025/01/01(水) 00:00
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