ヘラジカ(けものフレンズ)とは、アプリゲームなどの各種メディアミックス作品『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物を擬人化した女の子キャラクター)である。
最大のシカ科動物であるヘラジカ(別名オオジカ・ムース・エルク)のフレンズ。雄のヘラジカにのみ与えられた平べったい角が特徴。武器として自身の角を模した槍を装備する。この勇壮さから「森の王」と呼ばれ畏敬の念を持たれているが、本人は「ガラじゃない」としてあまり気にしていない。
角が生えている事から、もしかしたらフレンズ前はオスだったのかもしれないし、元がメスでもフレンズ化でオスの形質を獲得したのかもしれない[1]。
学校の制服を着ているような格好。外見の色合いはヘラジカの体色を表現している。長袖のカッターシャツの上にカーディガンを着込み、スカートとタイツを履いている。首周りにマフラーのようなもふもふを巻いている。
手には雄のヘラジカが備える立派な角を模した武器(槍扱いらしい)を持つ。もちろん戦闘時は豪快に振るって戦う。
瞳の色は黒、髪は黒色のロングヘアー。また、角のように白く撥ねた部分も、髪の毛の一部であるとのこと。[2]
ヘラジカ……別名オオジカ。
ゆったりして堂々してるってよく言われる。
たしかに時間を気にしたことはあまりないし、慌てることも少ないかな。
でも、そのせいか、”森の王”なんて呼ばれることもあるんだ。ガラじゃないんだけどね。
クール属性(青)のレアリティレベル3のフレンズとして登場。偶蹄目の角を持った動物が集まっているグループ「けも勇槍騎士団」に所属する。コストは300・攻撃タイプは近距離・サイズはL。固有スキル「誇り高き森の王」は10秒の間自身の攻撃力を40%上昇させる攻撃的な効果。
ゆったりとした雰囲気を持っている。あまり時間を気にしない性格で、物事に接しても慌てる事も少ない。それらの性質が強者オーラを感じさせるようで周囲から「堂々としている」と評価され、森の王と呼ばれる所以の1つにもなっている。キャラクタークエストでは、その振る舞いとポジティブさで、調査のために同行したミミちゃん助手に罪悪感を覚えさせた。その後助手からとある称号が贈られる。
「けも勇槍騎士団」の創始者でありリーダー。グループクエストでは、結成の為に開いた武道大会が物語の舞台となる。そこでヘラジカは解説役として、とあるけものの成長を見守ることとなる。
そしてメインストーリーでは、第9章に登場。遺跡アトラクションの巨大セルリアンに怯むルルの前に、けも勇槍騎士団メンバーと共に現れ、ルルを励まし、奮い立たせる。撃破後も遺跡アトラクションの攻略とセルリアン退治の為にその場に残り、ルルを見送ると共に、ルルとラビラビとの絆を再確認した。
クジラ偶蹄目 シカ科 ヘラジカ属 ヘラジカ Moose |
第6話「へいげん」で登場。本来ヘラジカが住んでいるのは森林地帯だが、フレンズ化した事で環境適応性が上がったのだろうか。
ある時強いフレンズとして有名だったライオンと戦ってみたいと思い勝負を挑む。最初は些細な勝負だったが次第にエスカレートし、やがてお互いにチームを組んで合戦を行って勝負するようになった。ヘラジカ側にはシロサイ・オオアルマジロ・アフリカタテガミヤマアラシ・パンサーカメレオン・ハシビロコウが所属している。
勝負は今まで51戦行われたが、結果はヘラジカ陣営の51連敗という圧巻の負けっぷり。勝負はヘラジカ軍がライオン軍の本拠地である天守閣風の木造建造物目指して攻め込むという流れだが、作戦も連携も事前の打ち合わせも無しに、ただ道に沿って全力で走って突っ込んでいくだけという、アプリ版で例えるならばスキルも撤退もしない縛りプレイめいた戦法だった。その結果もオーロックスとアラビアオリックスの2人に負けるという体たらくだった。51回も負けようがライオンが飽き始めようが、ヘラジカ本人は全く懲りず勝負を挑もうと意気込む。
仲間からは尊敬され度量もあるが、いい加減で脳筋な面が強い。パワーは非常に強く、模擬戦で戦ったオオアルマジロを鍔迫り合いにて舞台(?)中央から壁まで一気に押し飛ばすほど。しかし、個としてはライオンに匹敵する強さだが、ライオンと異なりシカの群れには明確な序列がない(リーダーがいない)こともあってか指揮能力は無い。自分を基準にし各人の個性をガン無視した突撃が敗因だがそれに気づかず、力不足の一言や天気のせいにして、敗北から学習していない。たとえ隠密行動だろうが戦闘前は名乗りを上げる。
あまりの弱さに呆れたライオンから、ヘラジカ軍強化を託されたサーバルとかばんちゃんが参謀として仲間になる。かばんちゃんの指導で戦術を身に付けた面々がサーバルと一緒にオーロックスとアラビアオリックスを引き付けている間、ヘラジカはかばんちゃんとパンサーカメレオンと共に城に乗り込む。その際「みなさん、大丈夫でしょうか?」と陽動係らを心配するかばんちゃんの言葉に対し、「かばんの作戦は完璧だ!みなを信じよう!」と、仲間たちを信頼した返答をしている。
パンサーカメレオンがニホンツキノワグマと相打ちになる形で道を作り、ヘラジカは遂にライオンと相対する。「初めて平原でお前を見た時から、ずっと全力で戦ってみたかった!ずっとこの時のために戦ってきた……」とライオンへの気持ちを語り、さらに「みなのおかげでようやく今日、その夢がかなう!」と改めて仲間への感謝の念を告げてから、決闘を挑んだ。ライオンもその気持ちに応え、わざと負けるのではなく正々堂々と受けて立った。
2人の戦いは激しく強烈で、最初の一合の打ち合いからの鍔迫り合いはライオンが間合いを放したところをヘラジカが片手突き、ライオンは突きを体をひねって回避してその勢いから振り下ろし、ヘラジカがこれを受けて二合目の鍔迫り合い。ヘラジカが左肘でライオンを突き飛ばすラフプレイに対しライオンはバク転で力を殺しながら距離をとり、そこをヘラジカがジャンプから振り下ろして追撃。辛くも追撃を逃れたライオンが逆にジャンプから振り下ろし、ヘラジカはこれを薙ぎ払いで迎撃。全力の戦いの末に相打ちとなり、52戦目の勝負は引き分けで終わった。
この戦い、よく見ると距離が離れているときはライオンがやや優位に立ち回り、鍔迫り合いになるとヘラジカが優位に攻めている。これは瞬発力を生かして間合いを一気に詰めて狩を行うライオンと、角という武器を絡み合わせて力比べをすることから鍔迫り合いに近い経験を積んでいるヘラジカの習性を表した殺陣だと思われる。
全力勝負をしてすっかり仲良くなった2人は和気あいあいと仲間の下へ。以後は安全に配慮しながら勝負を続けようと約束。としょかんへ向かうかばんちゃん一行を見送った。
第8話「ぺぱぷらいぶ」のCパートにも登場し、ライオン達とかばんちゃんの提案したボール遊び(恐らく、サッカーに近い何か)をルールに則って楽しんでいた。アライさんが語った「かばんちゃん帽子泥棒疑惑」に対してはあまり信じていない。
第12話「ゆうえんち」にてコノハ博士&ミミちゃん助手率いるフレンズ連合軍の一員として登場。アリツカゲラに運搬されてガイナ立ちポーズのまま空へ上がり、ライオンと共に上空からの急降下攻撃を敢行。巨大セルリアンに大ダメージを与えた。
戦闘終了から1ヵ月後に開催されたセルリアン撃退&かばんちゃんが何のフレンズか判明記念パーティーにも参加。ライオンと同じ強者オーラを感じたのか、ジャガーに「お前強そうだなぁ」と対戦を申し入れていた。後の、海を渡り新たな冒険へ向かうかばんちゃんを仲間と共に見送った。
余談ではあるが、7話以降のOPでは、腕を組み威厳たっぷりなヘラジカの隣に「監督 たつき」と表示されるため、一部のファンからは「たつき監督」または「ヘラジカ監督」と呼ばれるネタがある。たつき監督自身もこのネタを把握していたようで、全話一挙放送ではヘラジカが登場した際に「エゴサでやたら出てくる顔」とコメントしていた。
第6話内では「ゆめみがさきどうぶつこうえん うだおにいさん(かながわ)」による、以下のようなヘラジカの解説が挿入された。
体長が2m50から3mぐらい、肩の高さが2mぐらい
シベリアヘラジカは角がね、枝状になっててヘラ状には実はならないんですね※1
性格はですねぇ…発情期になるとかなり怖いですけどもそれ以外は、
とてもやさしい、大人しい、ですね(経験談)
※1 この動物園ではシベリアヘラジカを飼育していたためこの話が出たのだろうと思われる。
※2 飼育していたヘラジカ「ユキ」と「ポロウ」は残念ながら2012年から2013年にかけて相次いで亡くなってしまった。「うだおにいさん」は、彼女らの誕生時から最期の時まで世話をし続けたという宇田さんか。
「強い奴はいないか?」
リリース時の初期メンバー。けもトークアイコンの背景色は赤。一人称は「わたし」、他のフレンズのことは「お前」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
ぱびりおんではアニメ版での設定や性格を元にしているが、この性格や行動はフレンズの間でも有名らしく、ヘラジカから声をかけられると「ちからくらべ」の誘いなのではないかと警戒するフレンズもいるほど。ちなみにプロフィール内の自己紹介はNEXON版のものを元にして多少の文章変化をした程度のため、この差が激しいフレンズの一人である。
その一方で静かな時間の良さも理解しておりツキノワグマからそのことを意外に思われたり、2つあるヘラジカ陣営勢揃いけもトークでは「力比べはしたいが、それより仲良く遊ぶ方がいいだろう」「実はへいげんには度々来ていて砦の事は気にかけていた」といったことを言って、他のヘラジカ陣営のフレンズを驚かせている。
ぱびりおんでは「かっせんごっこ」は一段落しているが、交流は引き続きあるようで「かっせん」以外で勝負したり、一緒に遊んだりはしているようである。へいげん回のメンバーは登場時期が割とバラけており、けもトーク数も登場時期に比例して多かったり少なかったりするが、少なくともヘラジカ陣営のフレンズからは「ヘラジカ様」と呼ばれて慕われているなど関係性は変わっていないようだ。
ちなみにライオンには相変わらず度々勝負を挑んでいるようだが、ライオンの方はあまりノリ気ではないようでのらりくらりと回避されており、すごく珍しい行動時の専用セリフも一部切り取りではあるが「そろそろ一休みしよう。」「ライオンはさっきから休んでばかりじゃないか。」という掛け合いになっている。
その反動か強者を求めてライオン以外のフレンズ達にも何かと「ちからくらべ」を挑もうとしているが、やはりというか断られることも多いようで、特に初期の頃はジャガーに度々絡んでおり、最終的に「……勝負の話も、仲間になる話ももう無しね。」と言われるに至っている。
トナカイが発案した「ツノくらべ」の初期メンバーであり、勧誘にもとても積極的に動いている。けもトーク内では「アクシスジカ・アラビアオリックス・クロサイ・シヴァテリウム・トムソンガゼル・バイソン・プロングホーン」に声をかけており、シロサイの参加が決まっていることも語られている。またヘラジカの関与がないところでプロングホーンがオグロヌーを勧誘している。
珍しい行動は「武器で攻撃(セルリアンバッグ)」、すごく珍しい行動は「何度でも勝負!(縁側の稽古場)」でペア相手はライオン。
ちなみにあーかいぶ7での制作物は「バーベル」となっているが、あそびどうぐとしては存在しない。
「森林浴するのは大好きだね。」
2021年1月27日から観察可能になった。けもトークアイコンの背景色は青。一人称は「私」、他のフレンズのことは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
NEXON版をモチーフにしていると思われる第2世代では自己紹介と性格が一致しており、森の王なんてガラじゃないと謙遜している。なおNEXON版でミミちゃん助手から貰った称号も継続しているようで、流石「けものたらし」と言われる一幕も。
第2世代の観察トークでは他フレンズが登場することは稀だが、観察3ではジャガーが登場する珍しいパターンになっている。
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最終更新:2024/11/09(土) 09:00
最終更新:2024/11/09(土) 09:00
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