マグニフィカ(Magnifica)とは、2007年3月22日生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牡馬。
主な勝ち鞍
2010年:ジャパンダートダービー(JpnI)、東京湾カップ(SⅢ)
2012年:京成盃グランドマイラーズ(SⅢ)
父ゼンノロブロイ、母*フサイチエレガンス、母父Rahy(ラーイ)という血統。
父ゼンノロブロイは所謂秋古馬三冠を制覇したGI3勝馬だが、種牡馬としては大成功とは言い難く、産駒のGI級勝ち馬は初年度産駒の2頭、マグニフィカの他にはオークスでアパパネと同着になったサンテミリオンのみである。
母*フサイチエレガンスは米国産馬で、日本に輸入されたが未出走で繁殖牝馬となった。*フサイチエレガンスの半妹Sea Gullは繁殖牝馬として3頭の重賞馬を輩出している。
母父Rahy(ラーイ)はG2では10馬身差で圧勝したもののG1未勝利で引退したが、母Glorious Song(グローリアスソング)という良血もあって種牡馬入りすると成功を収め、*ファンタスティックライトなどを輩出した。
生産は社台ファームで、社台グループオーナーズによって共有される形で吉田照哉が馬主として登録された。
船橋競馬場の川島正行厩舎に入厩し、6月に地方競馬時代の戸崎圭太を鞍上にダート1000mのJRA認定2歳新馬。単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持されると、逃げて上がり最速を出し1馬身半差の勝利。これがゼンノロブロイ産駒の初勝利となった。
続く7月のダート1200mの特選でも単勝1.3倍の圧倒的1番人気に支持されると、番手に付けて上がり最速を出して逃げ馬を捉えクビ差の勝利。
8月にはフレッシュスター特別に出走して単勝1.8倍の1番人気に支持されると、番手に付けて逃げ馬を捉えて2馬身半差の勝利。
9月にはゴールドジュニアーに出走して単勝1.2倍の圧倒的1番人気に支持されると、番手に付けて上がり最速を出し逃げたショウリュウを捉えて1馬身半差以上の勝利で4連勝。
11月にはハイセイコー記念(SⅡ)に単勝1.7倍の1番人気に支持されると臨んだが、好位から伸びず逃げた勝ち馬で4番人気ショウリュウから5馬身離れた3着。
12月の全日本2歳優駿(JpnI)では8番人気となり、後方からの競馬でそのまま地方馬ラブミーチャンの11着に終わった。
他の競走にも登録などはあったものの、3歳初戦は5月の東京湾カップ(SⅢ)。石崎駿鞍上で単勝15.9倍の5番人気に支持されると、番手から早めに先頭に立ち、1番人気ブンブイチドウに5馬身差を付けて圧勝。
続く6月の東京ダービー(重賞)は単勝5.5倍の3番人気となり、レースでは逃げたものの、戸崎鞍上で同父の1番人気マカニビスティーの3着。余談であるが、マカニビスティーは中央の矢作芳人厩舎から大井競馬に移籍することで東京ダービー馬となったものの、そのあとすぐに中央に戻ったおかげで日程と規定の関係上ジャパンダートダービーに出られなくなったことが判明して矢作調教師が結構な不満を述べたとかなんとか。
7月にはジャパンダートダービー(JpnI)に再び戸崎鞍上で出走すると、地方馬の中でこそ一番人気であったものの20.8倍の6番人気となった。レースでは逃げてそのまま粘り、コスモファントムに4分の3馬身差付けて勝利。同じく川島調教師の管理馬でジャパンダートダービーに勝利した先例としてフリオーソがいたため、川島調教師はフリオーソの再来を期待したとか
。
南部杯にも登録していたものの、11月にJBCクラシック(JpnI)に出走。そもそも先述のフリオーソが戸崎鞍上で出走することもあり、今野忠成鞍上で出走し単勝47.8倍の8番人気となったが、除外馬を除く13頭中最下位の13着に終わった。因みに11着はトウホクビジン。
4歳初戦となる1月の報知オールスターカップ(SⅢ)は戸崎鞍上で2番人気に支持され、最初は逃げたが後退していき11着に終わった。4月のブリリアントカップも3番人気に支持されたが9着。5月の川崎マイラーズ(SⅢ)は吉田稔鞍上で4番人気に支持され、逃げて5着。6月の京成盃グランドマイラーズ(SⅢ)は戸崎鞍上で2番人気に支持されたが7着。
同月の帝王賞(JpnI)は石崎鞍上で6番人気に支持され、最初は先行して後退し8着。
8月のサンタアニタトロフィー(SⅢ)では御神本訓史鞍上で単勝4.8倍の1番人気に支持されたものの、番手に付けて10着に終わった。因みにこのレースにはアメリカからレッドアラートデイが遠征してきていたが最下位15着に終わっている。
同月のアフター5スター賞(SⅢ)は石崎鞍上で5番人気7着。9月の東京盃(JpnⅡ)には的場文男鞍上で出走し、12番人気で後方からそのまま12着。
5歳初戦は2月の金盃(SⅡ)。石崎鞍上で5番人気に支持され、逃げて6着。3月の隅田川オープンは6番人気に支持され、逃げて4着。4月のブリリアントカップは杉村一樹鞍上で7番人気に支持され、逃げて4着。5月の川崎マイラーズ(SⅢ)は4番人気11着。
6月の京成盃グランドマイラーズ(SⅢ)では、的場文男鞍上で単勝23.6倍の8番人気となったが、番手に付けて最後も脚を伸ばし、逃げ馬を差し切って1馬身差付けて久々の勝利。
8月のサンタアニタトロフィー(SⅢ)は吉原寛人鞍上で4番人気に支持されたが、15着に終わった。
9月に的場鞍上で日本テレビ盃(JpnⅡ)に出走すると、単勝17.7倍の4番人気に支持され、逃げてソリタリーキングの3着と健闘。
続く11月のJBCクラシック(JpnI)は6番人気に支持されたが、先頭から後退していき13着に終わった。
6歳初戦となった6月の京成盃グランドマイラーズ(SⅢ)は6番人気10着。7月の文月オープンは4番人気で番手に付けて5着。8月のアフター5スター賞(SⅢ)は江川伸幸鞍上で11番人気となり逃げて8着。9月の東京記念(SⅡ)は山崎誠士鞍上で9番人気となり逃げて9着。埼玉新聞栄冠賞(SⅢ)は6番人気で逃げて5着。
浦和記念(JpnⅡ)は一応中央馬4頭に次ぐ単勝105.6倍の5番人気に支持されたが、逃げたものの前年日本テレビ盃では共に逃げて5着であったランフォルセら数頭に早々と交わされ8着。因みに4着には単勝281.2倍の10番人気グランシュヴァリエが入った。
馬主がファーストビジョンに変わり、笠松競馬場の川嶋弘吉厩舎に移籍。初戦となる1月の東海クラウンは逃げて1馬身差の2着となったが、重賞のオッズパークグランプリは10着、東海クラウン5着、重賞のオグリキャップ記念9着、重賞の名古屋でら馬スプリント9着、7月の盛夏特別では2着、オッズパーク杯6着、重賞のオータムカップ6着、オッズパーク杯8着、東海クラウン3着、紅葉短距離特別3着、晩秋特別5着師走特別7着、12月31日の大晦日特別7着と勝ちきれずに終わった。
笠松競馬で3走した後、溝橋一秀厩舎に移り、園田競馬で3走したがすべて掲示板外。
園田競馬場の三宅直之厩舎に移籍し、5月の移籍初戦、川原正一鞍上で単勝10.9倍の6番人気に支持された第13回大日本プロレスカップで久しぶりの勝利。この後は12戦して3着2回。
1月に1戦した後、金沢競馬場の鈴木長次厩舎に移籍して5月から3戦し、6月のレースでは3着となった。
7月からは山元博徳厩舎に移籍して園田競馬のレースに出走したが、12戦全て最下位。
園田競馬の下級クラスで12戦したが、そのうちブービー1回を除く11戦で後方から最下位と低迷を極め、6月を最後に出走せず。2018年10月に地方競馬登録が抹消となった。
95戦8勝 [8-2-8-77]。GI級勝ち馬ではなかなか見ない数な気がする。
実は正式に抹消していなかっただけで、2017年6月の時点で既に栃木県の乗馬クラブにいることが確認されていた。
| ゼンノロブロイ 2000 黒鹿毛 |
*サンデーサイレンス 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason |
| Cosmah | |||
| Wishing Well | Understanding | ||
| Mountain Flower | |||
| *ローミンレイチェル 1990 鹿毛 |
*マイニング | Mr. Prospector | |
| I Pass | |||
| One Smart Lady | Clever Trick | ||
| Pia's Lady | |||
| *フサイチエレガンス 1995 栗毛 FNo.9 |
Rahy 1985 栗毛 |
Blushing Groom | Red God |
| Runaway Bride | |||
| Glorious Song | Halo | ||
| Ballade | |||
| Exclusive Bird 1988 栗毛 |
Storm Bird | Northern Dancer | |
| South Ocean | |||
| Exclusive Moment | Exclusive Native | ||
| Highest Trump | |||
| 競走馬の4代血統表 | |||
クロス:Halo 3×4(18.75%)、Raise a Native 5×5(6.25%)
掲示板
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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