強くてニューサーガとは (ツヨクテニューサーガとは) [単語記事]

強くてニューサーガとは、阿部正行による日本のライトノベル、およびそれを原作とするメディアミックス作品である。

概要

小説家になろうにて2012年 5月より発表されていたが、途中から書籍化の関係でアルファポリスに発表先を移行。書籍版は2013年から2025年まで刊行された。全11巻、完結済み。

コミカライズ版は2014年より刊行。キャラクター原案は布施龍太、作画は三浦純による。アニメ版は2025年 7月より放送開始。

あらすじ

「終わった…これでやっと…やっと」

魔族が仕掛けた大規模な戦争「大侵攻」によって、
人族が滅亡寸前にまで追い込まれた世界。
戦乱の中で青年・カイルは、かけがえのない存在と故郷を失う。
復讐のため、魔法剣士として立ち上がった彼は、
激戦の末に魔王討伐を果たすのだが…
勝利の代償はあまりにも大きく、
瀕死の重傷を負った自身も力尽きようとしていた……。

その時……

深紅の宝石が放つ光に包まれ、
次に目覚めると、なんとそこは既に滅んだはずの故郷だった！
４年もの時を遡り、失った家族、友人、恋人と再会を果たしたカイルは、
二度と同じ悲劇を繰り返さぬよう、前世の記憶と経験を武器に2周目の人生に挑む！
今、世界を救うための“ニューサーガ”が始まる！

（アニメ公式 HPより）

登場人物

カイル（CV：内田雄馬）
主人公。「大侵攻」により故郷とリーゼを失ったことに端を発し、自他問わず多大な犠牲を払った末に魔王討伐を果たすが、力尽きる寸前で何故か「大侵攻」以前へと時間を遡った。
セラン（CV：下野紘）
カイルの幼馴染で共に剣術を習った悪友。女好きで軽薄だが時に鋭い観察眼を発揮することも。
リーゼ（CV：ファイルーズあい）
カイルの幼馴染で、家事が壊滅的なカイルの母に代わり世話を焼くこともしばしばという間柄。クマを倒す程の格闘術の持ち主。
ウルザ（CV：瀬戸麻沙美）
エルフの精霊使い。カイルの前世ではカイルの婚約者であったが魔王と対峙した際カイルを庇い命を散らした。
シルドニア（CV：髙橋ミナミ）
見た目は幼女のそれだが古代魔法王国の王の人格・知識を複製した精神体。カイルの巻き戻りを知る唯一の人物。
ミレーナ（CV：前田佳織里）
ジルグス王国の王女。カイルの前世では16才の若さで死亡していた。
ゼントス（CV：安元洋貴）
ジルグス王国の近衛騎士第二番隊隊長。カイルの前世では轡を並べたこともあった。
ミランダ（CV：杉山里穂）
鉱山都市カランに駐在するジルグス王国大使。ミレーナの外交関係の教育係を務めたこともある。
ゴウ（CV：引坂理絵）
ガザスの息子の魔技師。カイルの前世で活躍した自律兵器の復元を目標としている。
ガザス（CV：稲田徹）
鉱山都市カラン屈指の鍛冶師。頑固者だが人望が厚い。
ガニアス（CV：子安武人）
魔族の男。強大な能力と極めて残忍な性格の持ち主。
ユーリガ（CV：日笠陽子）
魔族の女。ガニアスと行動を共にしている。
セライア（CV：金元寿子）
カイルの母。天真爛漫で華奢な女性だが大国で数人しかいない大魔導士(アークメイジ)の称号の持ち主。これが経産婦だと
レイラ（CV：渡辺明乃）
セランの母だが血の繋がりはない。かつて大陸で名を馳せた相当な実力者。