準サイコミュとは、宇宙世紀ガンダムシリーズに登場する用語である。
NT用I/F「サイコ・コミュニケーター」を一般兵用に調整した簡易版サイコミュの総称。
パイロットの脳波をサンプリングすることで、特定の命令をリアルタイムで送信する事が出来る。純粋なサイコミュ程の膨大な情報のやり取りは出来ないが、感応波が微弱な一般兵でも扱えるようになった。
準サイコミュは大きく二つに分けられる。代表的な物が「バイオセンサー」と「有線式ビーム砲などの操作補助システム」である。
制約も大きいが、数の少ないNT以外にも扱えるシステムとして重宝されている。
準サイコミュを世に送り出したのは、連邦傘下のニタ研(ニュータイプ研究所)であった。
連邦は一年戦争後にジオンのニュータイプ研究の成果を接収し、その技術を基にニタ研の一つ「オーガスタ研」が準サイコミュの開発を行った。
ジオン残党もサイコミュ技術発展のためにアクシズで準サイコミュの研究を行っていたようだが、成果は得られず、鹵獲した連邦機(ガンダムMk-Ⅴ)の技術を転用することになる。
一年戦争時のフル規格サイコミュは強力な感応波を発するニュータイプにしか扱えず、無線/有線ビーム砲等の遠隔操作にしか使われなかった。
だが後に台頭する簡易サイコミュの構想はフル規格サイコミュにも適用されており、ニュータイプ以外の微弱な感応波を増幅させたり、読み取り易くなっている。
搭載は明言されていないが、NT要らずで発展した準サイコミュ技術はUC150年代でも活躍している。
また、サイコミュ系統の技術はサイコミュ感応するコンピュータチップを金属に鋳込む「サイコ・フレーム」に拡大発展した。
この技術が援用されUC120年代には第二期小型MSのMCA構造(Multiple Construction Armor。マルチプル・コントラクション・アーマーの頭文字を取った略称。装甲自体を構造材や電装伝達機器とした多機能装甲)に採用されムーバブルフレームの小型・高性能化に成功、小型MS開発の汎用技術として定着していく。
一方で宇宙世紀200年代を描いた『ガイア・ギア』では、マン・マシーン(MSの次世代兵器)に高性能化したサイコミュが搭載され、一般兵でもニュータイプに匹敵する能力や超感覚を得る事が出来る。
ガイア・ギアの時代にはNTと非NTの境界が無くなったと言えるのだが、残念ながら原作者直々に闇に葬る決意を表明している。これをサルベージするか上書きするか、今後の展開はバンダイやサンライズ次第だろう。
準サイコミュの定義は「一般兵でも扱える疑似NTシステム」であり、準サイコミュとして開発されていない「それらと同等のシステムを持つ非NT対応機」までは含まれない。ただし、それらはEXAMシステム、HADES、妖刀システム、ナイトロ等の「例外」ばかりである。
掲示板
3 ななしのよっしん
2019/01/10(木) 21:20:40 ID: xEbSyUsWC6
>>2
(MS大図鑑PART.8)「バイオセンサーと呼ばれる準サイコミュ」
NT用の簡易サイコミュも準サイコミュ
ドーベンとかが積んでる脳波増幅するタイプも準サイコミュ
4 ななしのよっしん
2019/08/31(土) 05:29:45 ID: Qdh9Jg/oyY
リ・ガズィもバイオセンサー仮設してるから、準サイコミュ機でないかい?
5 ななしのよっしん
2021/08/02(月) 02:02:53 ID: Ohyqhx18EP
センチネルの小説によると、Sガンダムのインコムは脳波を一切使わずコンピュータ制御だけで自動で動かすモードにもできる
この場合、たぶんオーガスタのNT研で収集された「NTのビット兵器の動かし方」を記録しておいて、そのプログラムだけで動かすと思われる
(Mk-Vも同様のモードがあると思われるが不明)
なので準サイコミュといってもサイコミュ要素を一切使わない場合もあるんだが
(昔は「疑似サイコミュ」「模擬サイコミュ」という記述もあった。これは準ではなく明らかにサイコミュでは「ない」ものを指している)
実のところ機体ごとに全然違うと思われるので、フル機能のサイコミュ未満/技術を利用した機能を全て「準サイコミュ」と総称するくらいしかない
あとバイオセンサー搭載機は諸説あるのが厄介なところ
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最終更新:2025/12/05(金) 16:00
最終更新:2025/12/05(金) 16:00
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