牧田和久(まきた かずひさ、1984年11月10日-)とは、静岡県出身の元プロ野球選手(投手)である。
福岡ソフトバンクホークス #97 三軍ファーム投手コーチ |
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牧田和久 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 静岡県焼津市 |
生年月日 | 1984年11月10日 |
身長 体重 |
177cm 85kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2010年ドラフト2位 |
引退 | 2022年 |
経歴 | |
選手歴
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国際大会 | |
代表チーム | 日本 |
WBC | 2013年、2017年 |
日米野球 | 2014年 |
プレミア12 | 2015年 |
メジャーリーガーテンプレート |
数少ない現役のアンダースローの使い手。高校時代に習得したこの投法で現在も投げ続けている。
社会人時代には大怪我から復帰後、2010年3月に行われたJABA東京スポニチ大会の明治安田生命戦でノーヒットノーランを達成した。同年4月8日に埼玉西武ライオンズのファームチーム相手に投じた(試合は6-6の引き分け)。
同年のドラフト会議でその埼玉西武ライオンズから2位指名を受けて入団。速球型の多い西武では珍しい変則型投手の獲得であった。背番号35。
2011年4月15日福岡ソフトバンクホークス戦で先発として初登板したが、アクシデントで降板(試合は後続の投手が打たれ負け)。4月22日には8回初完投もチームが負けと、好投しても周りが援護してくれない状況が続き、似たような境遇だった武田勝と並びムエンゴの代名詞のように扱われた。それでも5月6日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではプロ初完封勝利を挙げる。
交流戦が終わってからはムエンゴでも関係ない抑えに回り、22セーブを挙げ、新人王を受賞した。
2012年は再度先発へ転向しローテーションの一角を担う。相変わらず孤軍奮闘な試合も多かったが13勝9敗でチームの勝ち頭となった。この年の開幕ローテーションに名を連ねた投手の中で、シーズン中一度も離脱しなかったのは牧田だけである。
2013年はWBC日本代表に選出され、2011年以来のストッパーを担当した。レギュラーシーズンでは先発投手を務め、栗山巧と共に4月の月間MVPを獲得する好調な滑り出しだったが、今年もやっぱりムエンゴに泣かされ、パ・リーグ3位の防御率を記録する一方で勝ち星は伸び悩んだ。2014年からは選手会長を務める。
2014年もまたムエンゴに悩まされ、さらに防御率が3.74と悪化。レギュラーシーズン最終戦でも大量失点を喫するなど厳しいシーズンを送った。
2015年は開幕投手を務める予定だった岸孝之が脇腹の故障で戦線離脱したため、初の開幕投手を務め、7回無失点と好投し勝利投手となった。しかしその後は先発で結果を残せず、7月に不調に陥った高橋朋己の代わりに2011年以来の抑えに配置転換される。その後は先発投手が足りなくなったため先発に戻ったが、今度は牧田自身が精彩を欠くようになり、シーズン終盤に今度は中継ぎに再度配置転換と、何ともせわしないシーズンを送った。
シーズン終了後は侍ジャパンのメンバーに招集、WBSCプレミア12でも中継ぎとして登板した。
2016年は開幕から中継ぎを務め、前半戦終了時点でチームトップの6勝を挙げる。後半戦では1勝だったが、チーム3位の7勝、リーグ4位の25ホールドを挙げた。
2017年はWBC日本代表に選出される。この年も中継ぎを担当し、リーグ7位の28ホールドを挙げた。オフにポスティングシステムの申請をしてメジャー移籍を目指した。
2018年1月6日にサンディエゴ・パドレスと2年契約を結んだことが発表された。背番号は53。メジャーとマイナーを何回も行き来したため、27試合の登板で1敗7ホールドに留まり、メジャー40人枠から外れ、マイナー契約を結んだ。
2019年は6月17日に一度メジャー契約を結んだが登板機会がないまま戦力外となり、ウェーバーを経てマイナー契約を結んだ。
2019年オフに日本球界復帰することになり、古巣の埼玉西武ライオンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスが獲得に乗り出し、11月26日に楽天に入団した。背番号は22。
2020年は開幕からリリーフとして、7月末頃からはセットアッパーとしてシーズンを通してフル回転。チーム最多の52試合に登板、22ホールドを挙げ、防御率2.16の好成績を残した。
2021年は17試合の登板で2ホールドに留まり、戦力外通告を受けた。
2022年4月19日に台湾プロ野球の中信兄弟と契約した。6試合の登板に留まり、現役を引退した。
2024年からは福岡ソフトバンクホークスの三軍ファーム投手コーチを務める。
球団 | レス | No | プレイヤー |
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西武 | 応援歌のピコカキコ一覧#47 | 8592 |
年度 Year |
球団 Team |
登板 G |
先発 GS |
完投 CG |
完封 SHO |
勝利 W |
敗戦 L |
セーブ SV |
ホールド HLD |
勝率 W-L% |
投球回 IP |
与四球 BB |
奪三振 SO |
失点 R |
自責点 ER |
防御率 ERA |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2011年 | 西武 | 55 | 10 | 2 | 1 | 5 | 7 | 22 | 1 | .417 | 127.2 | 16 | 86 | 39 | 37 | 2.61 |
2012年 | 27 | 27 | 3 | 1 | 13 | 9 | 0 | 0 | .591 | 178.0 | 36 | 108 | 55 | 48 | 2.43 | |
2013年 | 26 | 26 | 3 | 1 | 8 | 9 | 0 | 0 | .471 | 166.0 | 39 | 87 | 54 | 48 | 2.60 | |
2014年 | 26 | 26 | 0 | 0 | 8 | 9 | 0 | 0 | .471 | 170.2 | 50 | 89 | 74 | 71 | 3.74 | |
2015年 | 34 | 21 | 1 | 0 | 9 | 11 | 3 | 0 | .450 | 137.2 | 44 | 66 | 68 | 56 | 3.66 | |
2016年 | 50 | 0 | 0 | 0 | 7 | 1 | 0 | 25 | .875 | 78.2 | 16 | 43 | 15 | 14 | 1.60 | |
2017年 | 58 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 0 | 28 | .500 | 62.2 | 5 | 35 | 18 | 16 | 2.30 | |
2018年 | SD | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | .000 | 35.0 | 12 | 37 | 23 | 21 | 5.40 |
2020年 | 楽天 | 52 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 22 | .500 | 50.0 | 12 | 33 | 15 | 12 | 2.16 |
2021年 | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | .--- | 16.1 | 3 | 5 | 10 | 6 | 3.31 | |
NPB:9年 | 345 | 110 | 9 | 3 | 55 | 51 | 27 | 78 | .510 | 987.2 | 221 | 552 | 348 | 308 | 2.81 | |
MLB:1年 | 27 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 7 | .000 | 35.0 | 12 | 37 | 23 | 21 | 5.40 |
機構 | 守備位置 Pos |
試合 G |
刺殺 PO |
補殺 A |
失策 E |
併殺 DP |
守備率 Fld% |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 投手 | 345 | 66 | 223 | 10 | 9 | .967 |
MLB | 投手 | 27 | 3 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
表彰 | |||
---|---|---|---|
NPB | 新人王 | - | 2011年 |
月間MVP | 1回 | 2013年4月 | |
その他 | |||
NPB | 開幕投手 | 1回 | 2015年 |
初登板 | 2011年4月5日 | 対福岡ソフトバンクホークス1回戦 | 福岡Yahoo!JAPANドーム |
---|---|---|---|
初奪三振 | 対福岡ソフトバンクホークス1回戦 松田宣浩から |
||
初完投 | 2011年4月22日 | 対オリックス・バファローズ1回戦 | 京セラドーム大阪 |
初勝利 初完封 |
2011年5月6日 | 対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦 | 日本製紙クリネックススタジアム宮城 |
初セーブ | 2011年6月26日 | 対東北楽天ゴールデンイーグルス7回戦 | 西武ドーム |
初ホールド | 2011年8月6日 | 対福岡ソフトバンクホークス13回戦 |
掲示板
86 ななしのよっしん
2022/01/21(金) 18:46:23 ID: 5hQwNe5t8S
先発、中継ぎ、抑えと全てこなせるし、
投手の便利屋ポジションとしてどこか取りそうな気がしたんだが現実は厳しいな
87 ななしのよっしん
2022/02/09(水) 12:49:15 ID: 7RJaS3mG0K
独立リーグか、九州アジアリーグ、日本海オセアンリーグといったプロ野球独立リーグ行ってもいいんじゃないかって思う。
続けたいって割にNPBに行こうとしちゃう辺りプライドが高すぎると思う。
NPBの球団が欲しければ今頃獲ってるよ。
88 ななしのよっしん
2022/02/09(水) 12:58:41 ID: eqn55Wg0Tj
中継ぎリリーフの市場はやっぱ厳しいな
言っちゃなんだが「お前の代わりはなんぼでもいる」が顕著だから
セットアッパーやストッパー候補でもないと来年38歳で戦力になるかも怪しいオッサン取る理由が全く持って無くなってしまう
二軍から引っ張ってくるか、いなけりゃマイナーリーグでももっと使えそうなのいくらでもいるだろうからな
特に最近じゃ劣悪環境のマイナーよりレベル高くて給料も待遇も良い日本で経験積んでから
MLBに挑戦したいってマイナーリーガーが山ほどいるみたいだし
急上昇ワード改
最終更新:2024/11/28(木) 10:00
最終更新:2024/11/28(木) 10:00
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