牧田和久 単語

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牧田和久(まきた かずひさ、1984年11月10日-)とは、静岡県出身の元プロ野球選手投手)である。

概要

数少ない現役のアンダースローの使い手。高校時代に習得したこの投法で現在も投げ続けている。


社会人時代には大怪から復帰後、2010年3月に行われたJABA東京スポニチ大会の明治安田生命戦でノーヒットノーランを達成した。同年4月8日埼玉西武ライオンズのファームチーム相手に投じた(試合は6-6の引き分け)。
同年のドラフト会議でその埼玉西武ライオンズから2位名を受けて入団。速球の多い西武ではしい変則投手の獲得であった。背番号35

西武時代

2011年4月15日福岡ソフトバンクホークス戦で先発として初登板したが、アクシデントで降(試合は後続の投手が打たれ負け)。4月22日には8回初完投チームが負けと、好投しても周りが援護してくれない状況が続き、似たような遇だった武田勝と並びムエンゴの代名詞のように扱われた。それでも5月6日東北楽天ゴールデンイーグルス戦ではプロ完封勝利を挙げる。
交流戦が終わってからはムエンゴでも関係ない抑えに回り、22セーブを挙げ、新人王を受賞した。


2012年は再度先発へ転向しローテーションの一を担う。相変わらず孤軍奮闘な試合も多かったが13勝9敗でチームの勝ち頭となった。この年の開幕ローテーションに名を連ねた投手の中で、シーズン中一度も離脱しなかったのは牧田だけである。


2013年WBC日本代表に選出され、2011年以来のストッパーを担当した。レギュラーシーズンでは先発投手を務め、栗山巧と共に4月MVPを獲得する好調な滑り出しだったが、今年もやっぱりムエンゴに泣かされ、パ・リーグ3位の防御率記録する一方で勝ちは伸び悩んだ。2014年からは選手会長を務める。


2014年もまたムエンゴに悩まされ、さらに防御率が3.74と悪化。レギュラーシーズン終戦でも大量失点を喫するなど厳しいシーズンを送った。


2015年開幕投手を務める予定だった岸孝之の故障で戦線離脱したため、初の開幕投手を務め、7回失点と好投し勝利投手となった。しかしその後は先発で結果を残せず、7月に不調に陥った高橋朋己の代わりに2011年以来の抑えに配置転換される。その後は先発投手が足りなくなったため先発に戻ったが、今度は牧田自身が精を欠くようになり、シーズン終盤に今度は中継ぎに再度配置転換と、何ともせわしないシーズンを送った。
シーズン終了後は侍ジャパンメンバーに招集、WBSCプレミア12でも中継ぎとして登板した。


2016年は開幕から中継ぎを務め、前半戦終了時点でチームトップの6勝を挙げる。後半戦では1勝だったが、チーム3位の7勝、リーグ4位の25ホールドを挙げた。


2017年WBC日本代表に選出される。この年も中継ぎを担当し、リーグ7位の28ホールドを挙げた。オフポスティングシステムの申請をしてメジャー移籍をした。

パドレス時代

2018年1月6日サンディエゴ・パドレスと2年契約を結んだことが発表された。背番号は53。メジャーマイナーを何回も行き来したため、27試合の登板で1敗7ホールドに留まり、メジャー40人から外れ、マイナー契約を結んだ。


2019年6月17日に一度メジャー契約を結んだが登板機会がないまま戦力外となり、ウェーバーを経てマイナー契約を結んだ。

楽天時代

2019年オフ日本球界復帰することになり、古巣の埼玉西武ライオンズ阪神タイガース東北楽天ゴールデンイーグルスが獲得に乗り出し、11月26日楽天に入団した。背番号は22。

2020年は開幕からリリーフとして、7月末頃からはセットアッパーとしてシーズンを通してフル回転。チーム最多の52試合に登板、22ホールドを挙げ、防御率2.16の好成績を残した。


2021年は17試合の登板で2ホールドに留まり、戦力外通告を受けた。

台湾・中信時代

2022年4月19日台湾プロ野球の中信兄弟契約した。6試合の登板に留まり、現役を引退した。

引退後

2023年TBS野球解説者を務めた。

2024年からは福岡ソフトバンクホークス三軍ファーム投手コーチを務める。

プレースタイル

人物・その他

応援歌

球団 レス No プレイヤー
西武 応援歌のピコカキコ一覧#47 8592
8592

成績

年度別投手成績

年度
Year
球団
Team
登板
G
先発
GS
完投
CG
完封
SHO
勝利
W
敗戦
L
セーブ
SV
ホールド
HLD
勝率
W-L%
投球回
IP
与四球
BB
奪三振
SO
失点
R
自責点
ER
防御率
ERA
2011年 西武 55 10 2 1 5 7 22 1 .417 127.2 16 86 39 37 2.61
2012年 27 27 3 1 13 9 0 0 .591 178.0 36 108 55 48 2.43
2013年 26 26 3 1 8 9 0 0 .471 166.0 39 87 54 48 2.60
2014年 26 26 0 0 8 9 0 0 .471 170.2 50 89 74 71 3.74
2015年 34 21 1 0 9 11 3 0 .450 137.2 44 66 68 56 3.66
2016年 50 0 0 0 7 1 0 25 .875 78.2 16 43 15 14 1.60
2017年 58 0 0 0 3 3 0 28 .500 62.2 5 35 18 16 2.30
2018年 SD 27 0 0 0 0 1 0 7 .000 35.0 12 37 23 21 5.40
2020年 楽天 52 0 0 0 2 2 2 22 .500 50.0 12 33 15 12 2.16
2021年 17 0 0 0 0 0 0 2 .--- 16.1 3 5 10 6 3.31
NPB:9年 345 110 9 3 55 51 27 78 .510 987.2 221 552 348 308 2.81
MLB:1年 27 0 0 0 0 1 0 7 .000 35.0 12 37 23 21 5.40

通算守備成績

機構 守備位置
Pos
試合
G
刺殺
PO
補殺
A
失策
E
併殺
DP
守備率
Fld%
NPB 投手 345 66 223 10 9 .967
MLB 投手 27 3 4 0 0 1.000

表彰・その他

NPB 新人王 - 2011年
MVP 1回 2013年4月
その他
NPB 開幕投手 1回 2015年

初記録

登板 2011年4月5日 福岡ソフトバンクホークス1回戦 福岡Yahoo!JAPANドーム
奪三振 福岡ソフトバンクホークス1回戦
松田宣浩から
完投 2011年4月22日 オリックス・バファローズ1回戦 京セラドーム大阪
勝利
完封
2011年5月6日 東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦 日本製紙クリネックススタジアム宮城
セーブ 2011年6月26日 東北楽天ゴールデンイーグルス7回戦 西武ドーム
ホールド 2011年8月6日 福岡ソフトバンクホークス13回戦

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