人生(ライトノベル)とは (ジンセイとは) [単語記事]

ここでは、川岸殴魚によるライトノベル作品「人生」について説明する。その他の用法については→　人生

相談1「この作品の概要が気になって夜も眠れません」

回答：

小学館・ガガガ文庫より2012年 1月に1巻が刊行された。イラスト担当はななせめるち。作者の川岸殴魚はほかに邪神大沼シリーズ(全8巻)で知られる。2015年 3月刊行の第10章(第10巻)で本編は完結した。

近年の、やたら長く複雑化するライトノベルのタイトルの傾向に反し、ひじょうにシンプルなタイトルが特徴。むしろシンプルすぎてライトノベルのタイトルだと一見するとわからない。またタイトルが「人生」ということで、非常に重く、壮大でシリアスなイメージを抱くかもしれないが、実際の内容はほぼ全くそんなことはない学園コメディである。

大まかなあらすじは、各章の初めに、主人公の属する第二新聞部に寄せられたお悩み相談が示され、その相談へのベストアンサーを導き出すために回答者3人(のちに4人)＋主人公の勇樹がいろいろ奮闘していき、その繰り返しで全体として各巻ごとに一つの大きなストーリーが展開していく・・・という形になっている(タイトルの「人生」は、このお悩み相談(やや大げさに言い換えれば人生相談)に由来する)。お悩み相談といっても基本的にはギャグ寄りのストーリーなので軽い気持ちで読んでいって問題ない。
そしてこの作品のもう一つの特徴として、作中のお悩み相談および幕間のミニお悩み相談で使われるお悩み相談の一部を作者 twitterで公募していることが挙げられる。そのため、読者が作者と共に作品を作り上げるような形になっている。ひょっとしたらあなたのお悩み相談も、いつか作品の一部となる・・・かもしれない。

2013年 11月、アニメ化とコミカライズが発表された。

相談2「ストーリーを教えてください」

回答：

九文学園第二新聞部に所属する赤松勇樹は、入部早々に部長の二階堂彩香から、人生相談コーナーの担当を命じられる。生徒たちから寄せられた悩みに答えるのは、理系女子の遠藤梨乃、文系女子の九条ふみ、体育会系の鈴木いくみの三人。三者三様の意見はいつもまとまらずに、とりあえず実践してみることになるのだが・・・・・・。友達、恋愛、勉強、性癖、将来のこと。あなたのありふれた悩みにバッチリお答え！超 ☆感性・人生相談開始!!「邪神大沼」シリーズで多くの読者を爆笑の渦に巻き込んだ驚異の新人！川岸殴魚の最新作!!　(第1巻裏表紙より)

相談3「どんな登場人物がいるのか不安です」

回答：

注：以下の内容は一部ネタバレを含みます。

※CVはTVアニメ版のもの。

赤松勇樹 (あかまつ・ゆうき)　CV：内匠靖明

主人公。九文学園一年二組。第二新聞部に所属。
やや地味で押しが弱い性格で、第二新聞部部長の彩香より、お悩み相談コーナーの担当を命じられるが・・・。メガネ。
遠藤梨乃 (えんどう・りの)　CV：新田ひより

ヒロインの一人。九文学園一年二組。「お悩み相談コーナー」回答者の一人で理系代表。
普段は眼鏡をかけている(が、残念ながら表紙や口絵では外していることも多い)。ガチガチの理論派だが、出る結論はたいがい非現実的だったりどこかずれていたりする。逆に精神論やオカルトは徹底的に否定する。そのため特にいくみとは徹底的にそりが合わない模様。回答者の中でも特に頑固だが、一方で催眠術にかかりやすい一面も。ツンとしたクールビューティで、それゆえ人付き合いも苦手(というかぶっちゃけぼっち気味)で恋愛耐性もなかったがお悩み相談のメンバーとは仲良くなってきている。特に勇樹に対しては順調にデレつつあるというかフラグを立てている。むしろメインヒロイン状態になりつつある。
九条ふみ (くじょう・ふみ)　CV：豊田萌絵

ヒロインの一人。九文学園一年一組。「お悩み相談コーナー」回答者の一人で文系代表。
基本おっとりした性格で、若干天然なのか出てくる回答はやはりどこかずれている。歴女と思われる節があり、よく三国志や戦国武将などを引き合いに出して回答する。時々長い想像、というより妄想を周りに語り周りを困らせることも。名家のお嬢様であるという一面も持っていたりする。が、その実家も変な伝統が多かったりちょっと変わっている(特に彼女の祖父)。巨乳。
鈴木いくみ (すずき・いくみ)　CV：諏訪彩花

ヒロインの一人。九文学園一年五組。「お悩み相談コーナー」回答者の一人で体育会系代表。
明るい性格で、体育会系というよりもむしろあまり物事を考えない脳筋気味。精神年齢も割と小学生並で、しょっちゅう駄菓子を食べ散らかしたり、ナチュラルに失礼な発言を連発したりしている。一方で体育会系代表なだけにフィジカルな能力はかなり高い。回答はだいたい根性論か力技に行きがち。作品の舞台である小金井のローカルヒーロー・コガネンに強くあこがれている。そしてとある事件以降、勇樹をコガネンとして慕うようになる。胸は控えめ。
村上絵美 (むらかみ・えみ)　CV：大西沙織

4巻から登場。九文学園一年三組で美術部。最初は第二新聞部への協力の交換条件として相談をする関係であったが、後に美術系代表の追加回答者として「お悩み相談コーナー」に参加することとなった。
いくみやふみ以上に感覚的な回答が多いが、芸術家タイプゆえかそのセンスはやはりどこかずれている。普段はおとなしい性格で口数も少ないが、芸術に没頭するとテンションが上がり、奇行に走ることも。また芸術といえばヌード、だからなのか、脱ぎ癖があると思われる。イラストを見る限りふみほどではないが胸は大きめ。
二階堂彩香  (にかいどう・あやか)　CV：前田玲奈

九文学園二年五組。第二新聞部の部長で勇樹の従姉妹。
よく言えば行動的、悪く言えば強引な性格で、勇樹にお悩み相談コーナー担当を命じるが、実はその裏にはある真の目的が・・・？
アリーナ・チェリビダッケ CV：？？？

８巻から登場。九文学園一年三組でモルドバからの留学生。来日の理由となった「ある悩み」を解決後、絵美に続く追加回答者として「お悩み相談コーナー」へ参加。アニメでは未登場。モルドバ系（？）代表。
年相応に無邪気で礼儀正しいが、赤松たちが遠い祖国の文化を知っているという前提で話すため、時々まったく噛み合わなくなる。日本文化はこよなく愛しているが、外国人特有の誤解で赤松たちを困らせることも。
浅野浩太 (あさの・こうた)　CV：森久保祥太郎

九文学園三年三組。第一新聞部の部長。
とある経緯で第一新聞部と第二新聞部がいがみ合っているために第二新聞部に対し嫌がらせをしたりする。
基本的に変態で、異性へのセクハラな言動が多い。
白河香織 (しらかわ・かおり)　CV：内田真礼

九文学園二年一組。九文学園生徒会長。
理事長の孫娘。我儘でプライドが高く性格は悪い。いろいろ黒い噂があるらしい・・・。第二新聞部の(というか彩香の)宿敵ともいえるキャラ。

相談4「アニメの情報が気になっています」

回答：

2014年 7月から9月まで、TOKYO MXほかにてテレビアニメ放送された。
アニメ版のタイトルは『人生相談テレビアニメーション「人生」』。

相談4-1「スタッフの情報が気になっています」

回答：

相談4-2「主題歌が気になっています」

回答：

主題歌

オープニングテーマ『凸凹解決せんせーしょん』: 作詞・作曲・編曲：y0c1e; 歌：あやめと優里花 from 乙女新党
エンディングテーマ『人生 ☆キミ色』: 作詞：PA-NON; 作曲・編曲：Tak Miy az awa; 歌：じんせーず［新田ひより・豊田萌絵・諏訪彩花・大西沙織・前田玲奈］

挿入歌

『コガネンのうた』（第6話・第7話）: 作詞：中央通り商店街有志; 作曲・編曲：カワイヒデヒロ; 歌：コガネン（CV：浪川大輔）

相談4-3「各話のタイトルが気になっています」

回答：

話数	サブタイトル	脚本	絵コンテ	演出	作画監督
#01	「相談」	荒川稔久	川口敬一郎	島崎奈々子	下谷智之/山崎正和枡田邦彰/川島尚
#02	「反省」		松下周平		佐藤元昭/枡田邦彰近藤優次/松本朋之
#03	「資本」		越田知明		林あすか/山崎正和下谷智之
#04	「夏物」		島崎奈々子	宇根信也	佐藤元昭/枡田邦彰重本和佳子/飯田清貴福地和浩
#05	「短尺」		伴山人	ふじいたかふみ	山崎正和/枡田邦彰佐藤元昭/上野卓志徳田夢ノ助/築山翔太中本尚
#06	「飯田」	玉井 ☆豪	越田友明	村田光	下谷智之/林あすか松嶌舞夢
#07	「美声」	大知慶一郎	松下周平		川村幸祐/近藤優次松本朋之
#08	「尻取」	玉井 ☆豪	島崎菜々子	ロングコート桜島崎菜々子	重本和佳子/佐藤元昭桝田邦彰/川村幸裕安本学/土方友希谷口繁則/福地和浩林あすか
#09	「却下」	大知慶一郎	伴山人	嵯峨敏	山崎正和/桝田邦彰川島尚/山本篤史
#10	「陰性」	荒川稔久	伴山人	島崎菜々子村田光有富興二	下谷智之/佐藤元昭桝田邦彰/山崎正和三宅舞子
#11	「応募」	大知慶一郎	松下周平		近藤優次松本朋之
#12	「潜入」	玉井 ☆豪	島崎奈々子	島崎奈々子村田光	飯田清貴福地和浩
#13	「隠畑」	荒川稔久	川口敬一郎	ふじいたかふみ	川島尚山本篤史重本和佳子