ときめきメモリアルシリーズとは、コナミの恋愛シュミレーションゲーム「ときめきメモリアル」を軸とした、グッズ、ゲーム、ラジオ、アニメ、映画等の多岐に渡るメディアミックス企画の総称である。
ニコニコ動画ではゲームのプレイ動画が主だっているため、ここではゲームについて述べていく。
※ シリーズ詳細については、Wikipediaの記事をご覧ください。
ときめきメモリアル(以下「ときメモ1」)とは1994年5月27日コナミからPCエンジンSUPER CDROM2向けに発売され、絶大な人気を受けて様々なゲームの機種に移植された恋愛シミュレーションゲームでときめきメモリアルシリーズ』栄光の第一作目。
「卒業式の日に、校庭のはずれにある伝説の樹の下で、女の子から告白され成立したカップルは永遠に幸せになる」 という伝説がある私立きらめき高校。
この学校に入学した主人公が、家が隣同士で幼馴染の藤崎詩織から告白されることを目指して、部活や勉強で自らを磨きながら高校3年間を過ごしていく。
ここではときメモシリーズに共通するシステムを記述しておく。
プレイ期間は高校生活三年間、文学、理系、運動、芸術、根性、容姿、娯楽といったパラメーターを上げながら、ヒロインとイベントやデートを繰り返しながら親密になっていき、卒業の日にヒロインから告白されることが目的。
※SS版ときメモ1のみ、こちらから告白することも可能である。
ヒロインとの好感度・親密度をあらわす値で、パラメーターを上げたりデートを成功させたりすることで上げることができる。このときめき度によってヒロインのこちらに対する態度が変わっていき、ときめき度の低いヒロインは態度が悪く総じて辛辣である。
このときめき度を高め、ときめき状態に持って行くことがヒロインから告白される条件の一つである。
↑ときめき度高 ↑ときめき度低
ヒロインに冷たくしたり、無視したり、デートに失敗し評価が下がったりすると、ヒロイン達の間で妙な噂が流れ、噂を流したヒロインの評価のところに爆弾マークがつく。この爆弾マークがついたヒロインを放置しておくと、爆弾は爆発してしまい、登場しているすべてのヒロインのときめき度が下がってしまう。
爆弾は、爆弾マークがついたヒロインをデートに誘うことによって解除することができる。これによって、一度のプレイで一人のヒロインだけでなく、いろいろなヒロインと接触させプレイのマンネリ化を防ぐことが狙いのシステムである。
ときめきメモリアル2(以下「ときメモ2」)とは、ギャルゲー市場を開拓し、ギャルゲーの地位を向上させるなど、輝かしい功績を残した恋愛シュミレーションゲーム「ときめきメモリアル」、その正統なる後継作品である。「ときめきメモリアルシリーズ」のシリーズ二作目。
幼少期、小学二年生まで過ごしていたひびきの市に7年ぶりに戻ってきた主人公が、、「卒業式の日に、女の子からの告白の時に校庭にそびえ立つ時計塔の頂上についている伝説の鐘の音に祝福されたカップルは永遠に幸せになる」という伝説を持つひびきの高校に入学し、幼少期の幼馴染との再会や新しい出会いの中で自らを磨き、高校生活3年間で好きな女の子から告白されることを目指す。
『ときメモ1』では藤崎詩織を攻略することがゲームの最終目的となっていたのだが、藤崎詩織以外のサブヒロインも注目され人気が出たことを受けて、『ときメモ2』では『ときメモ1』に比べサブヒロインの扱いが良くなり、メインヒロインと同格程度に扱われるようになった。これにより、メインヒロインである陽ノ下光は、その名を後世にまで轟かせる藤崎詩織に比べ、かなり印象が薄くなってしまっている。
本作から導入された、エモーショナル・ボイス・システム(EmotionalVoiceSystem、以下EVS)とは、入力した主人公の名前をヒロインに呼ばせることができるシステムである。
ニコニコ動画におけるときめものプレイ動画において、EVSは非常に重要視されており、序盤どうしても盛り下がってしまうときめもプレイ動画の救済手段として重宝されている。このような重要性から、より強烈なインパクトを求めて、隠語や遠まわしな表現により、法の目を潜り抜けたシモネタ的な名前をつける者もいる。(しかし、この場合発音のパターンが用意されていないので正しく発音されず、あまりいやらしく聴こえないのが肝である。)
尚ソフト本体では陽ノ下光と麻生華澄しかEVSを使用できない。
それ以外のキャラクターで使用する場合は「別冊ひびきのウォッチャー」についてくるアペンドディスクを使ってキャラクター毎に設定する必要がある。
以下は収録ディスクの内容。ちなみにVol.4にはディスクが存在しない。
CD入れ替えの頻繁さに煩わしさを覚える者もいるというのに実質6枚組み。
※エンディングでDisc5からDisc1に入れ替える必要があるため
非常に残念である。
攻略できるヒロインでは、伊集院メイが誕生日イベントで眼鏡をつけているのが確認できるのみである。
↑メガネ動画
ときめきメモリアル3(以下「ときメモ3」)とは、コナミから発売されたプレイステーション2用恋愛シュミレーションゲーム。 「ときめきメモリアルシリーズ」第三作目にして問題作!
サブタイトルは「約束のあの場所で」。
「学校近くの旧道の途中にある坂で、運命のその日、桜舞い散る中で愛を誓い合った二人は永遠に結ばれる・・・」という伝説を持つ私立もえぎの高校に入学した主人公が、勉強や部活で自らを磨き、高校3年間で女の子から告白されるのを目指す。
前作までとの大きな違いはトゥーンレタリングという技術の導入である。これにより、キャラクターを3D描写することでヒロイン達の感情表現がより豊かになった。しかし、3D描写によるヒロイン達の動きが如何にも不自然で慣れるまで時間を要する、また顔が皆同じに見えるとの批判も多い。(しかしながら、これを良しとするファンも少なからずいる。)
前作ときメモ2では、EVSが陽ノ下光、麻生華澄の二人にしか標準装備されておらず、他のヒロインに適応するには追加ディスクが必要だったのに対して、今作では全ヒロインに標準装備されており、さらに会話や好感度によって微妙にイントネーションが異なるよう改良された。
かつてゲーム業界におけるギャルゲーの地位を飛躍的に向上させ、ギャルゲーというジャンルを浸透させたギャルゲー界の英雄的作品「ときめきメモリアル」、ギャルゲーブームに火をつけ一大ブランドまで成長、この世の春を謳歌し一時代を築き上げた…のも今は昔、現在ではシリーズを追うごとに売り上げは低下傾向にあり、世間的に「一昔前のギャルゲー」というイメージがある。しかしながら、現在においてもファンは多数存在し、これはニコニコ動画においても変わりないようで、キャラクター動画、攻略動画、一部の実況プレイ動画、ネタ動画などが人気を博しているようだ。
ときめもシリーズの実況プレイ動画では、当然のごとく男の実況者が多く、ギャルゲーに対する気後れ、気恥ずかしさからか複数で実況することが多い。そのほとんどが二人一組で行われていて、実況スタイルとしては、ときめもをネタにボケたり突っ込んだりして実況者間でトークするというパターンがお決まりのようだ。
実況プレイ動画数は少なくなく、先ほども述べたようにときめも自体のファンはニコニコユーザーにもある程度存在しているようなのだが、ほとんどの実況プレイ動画で再生数の伸び悩みが発生している。理由としては次の5点が挙げられる。
ゲーム内のプレイできる期間が長いので、一旦実況をはじめるとシリーズが長期化してしまうため気軽に視聴することができない。
ときめもは「積み重ねのゲーム」であるため、プレイの期間が長い割りにゲームの進行スピードが遅く、一回平均20分程度の配信ではほとんど進展せず、何もできないまま変化しないまま終わってしまう回もしばしば見受けられる。
このゲームに出てくる女の子はときめき度が低いと総じて辛辣で、時には実況で盛り上がっているところに水を差したり、実況者をガチでヘコませたりし、実況者のみならず視聴している者の空気までをも凍らせることがある。
ゲーム序盤は、女の子の評価が低いため盛り上がりに欠け、定期視聴者が定着しにくい。
パラメーター上げ→電話→デートと、ゲームの流れはほぼワンパターンでたまにイベントがあるくらいである。また、このゲームのプレイ上の目玉であるデートも、デート場所や女の子の服装や反応にある程度バリエーションがあるものの数は少なく、実況のネタにつまりやすく飽きてしまう。
上記より、ときめもシリーズの実況はニコニコユーザーの足が向きにくい傾向にある。がしかし、人気実況プレイヤーはるしげ氏とその友人オーバ氏による『男二人で「ときメモ」gdgd実況プレイ』という平均17000回再生を記録する化け物企画もあり、実況者の人気や実力が伴なったときのときめも実況の爆発力は未だに未知数である。
難実況ギャルゲーではあるが、それ分実況の腕が試される試金石として、今後もときめもシリーズ実況に挑戦する者が現れ続けるものと思われる。
このゲームは以降のギャルゲーなどと違い、『彼女を振り向かせるために自分を磨く』という男らしいゲームでもある。
ひたすらパラメータを上げて、甲子園で優勝したりインターハイに行ったり、巨大ロボを作ったりして関心を買う。
メインキャラの藤崎詩織と友人美樹原 愛、ライバル?の伊集院レイ、親友の早乙女 好雄と妹優美以外は
パラメータ調整や所属クラブの関係で出現を抑えたり出来る。
あまりキャラを出しすぎると、デートが重なったり、不満を持った女の子から不穏な話(爆弾)が流れたりして
まともにクリアできなくなる…ので、調整する必要が出てくる。
また、自ら上げたパラメータ数値以外の必須イベントがほとんど無く、ファミ通のやりこみで
一回もデートせずにハッピーエンドを迎えるなんて事も可能なほど自由度が高かった。
だが、2以降は必須イベントが増えている。
慣れてくると、2時間ほどで終わる。
キャラ商売イメージが先行しているが、シミュレーションゲームとして十分成立している作品である。
ただ文章を呼んでいくだけ…のギャルゲーよりはゲームとして十分の出来である。
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最終更新:2025/12/18(木) 08:00
最終更新:2025/12/18(木) 07:00
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