パンをナメるな!とは、貞松龍壱による漫画である。
概要
『マンガワン』にて2024年4月27日から、『裏サンデー』では2024年5月3日より連載されている、鎌倉のパン屋を舞台に少女たちが奮闘するハートフルコメディー。
それまでバイト経験すらない群馬出身のヒキニートが、唆されて鎌倉のパン屋で店長代理として住み込みで働く様子とその日常をユーモラスに描く。
時折りパンの解説も入る。
予想外に売れており、発売一週間で重版が決まった。
あらすじ
高校を中退して以降、2年間引きこもりを続けていた19歳のオタク少女・内木夢夢は、目先の金に惑わされて叔母さん夫婦が営む鎌倉のパン屋『Renard du Tibet』まで辿り着く。
しかし、メニュー表作りの手伝いか何かだと思い込んでいたそれは実際は産休と夫の看病で店に出られない叔母さんの代わり……つまるところ店長代理だった。
主なキャラクター
- 内木夢夢
- 主人公。4月12日生まれの19歳。身長138cm、体重32kg。B73、W51、H74。ゲームが大好きなオタク。内向的な性格でこれまでの人生を日陰者として過ごしており、無理して入った進学校の授業についていけず中退し、それから2年間、たまにケイの店の店頭チラシのデザイン作成などでお小遣いを稼ぐ以外は引きこもりニートとして過ごしてきたが、勘違いもあり『Renard du Tibet』の店長代理として働くことになる。チベスナちゃんの考案者として写真が掲載されていたため、お客さんからは「チベスナちゃんの人」として認識されている。
- 中邑哀
- ヤンキーっぽい見た目をした『Renard du Tibet』の店員。4月3日生まれの17歳。身長175cm。B85、W65、H86。夢夢とは同じ寮の隣人。親はいない。意外と面倒見がいい。
- 丸重やよい
- 『Renard du Tibet』の販売担当。11月16日生まれの21歳。身長157cm。立ち振る舞いは凛としているが、ケイに惚れており、脳内で自分の世界に入り込んでイケない妄想に浸ることもある。女子短大の経営学科を卒業している。優しいため、夢夢から聖母扱いされ頼られている。
- 加藤芽生華
- 週末だけ『Renard du Tibet』のバイトに入る人懐っこい白ギャル。10月10日生まれの16歳。身長175cm。B99、W59~80、H99。食べるのが大好きで、エネルギーが切れるとフリーズしてしまうため、お店のパンを食べていいことになっている。目がシイタケみたい。
- ケイコ
- ケイと呼ばれる、『Renard du Tibet』の店主で夢夢の母の妹。妊娠8か月目。
- コウイチ
- ケイの夫。フランスまでパン修業に出た経験があり、時折りフランス語が出る。パンを盗んだトンビを追いかけて軽トラに轢かれ大怪我を負う。
用語
- Renard du Tibet(ルナール・ドゥ・チベ)……ケイが店主を務めてきたパン屋。元は違う店名だったが、夢夢がデザインしたチベットスナギツネのキャラクターが好評を博したため、フランス語で「チベットのキツネ」を意味する今の名前となった。築40年のボロい寮があり、夢夢と哀はそこの二階で暮らす。
- チベスナちゃん……夢夢が以前デザインしたチベットスナギツネとコウイチをモチーフとする『Renard du Tibet』のマスコットキャラクター。死んだような目を始めとする絶妙な雑さが逆にエモいと評判を呼び人気となった。
関連静画
関連リンク
関連項目