見える子ちゃんとは、泉朝樹によるWEB漫画作品である。MFコミックスより単行本既刊2巻。
概要
ある日突然、普通の人には見えない「ヤバい」ものが見えるようになってしまった女子高生みこ。彼らに対してみこは逃げるでもなく、立ち向かうでもなく、ひたすらシカトを決め込むことに…。日常に突然紛れ込む「ヤバいの」を美少女が死んだ目で無視し続けるホラーコメディ。
登場する「ヤバいやつ」の正体は基本的に解明されず、考察のしようもないほど意味不明なものも多い。外見からしてショッキングなものが多く、ホラーが苦手な人には決してオススメ出来ないが、描き込みが細かく絵として見ごたえがあり、時には愛嬌が感じられることもないでもない。
みこは前述の通り基本的に無反応を決め込んでいるが、時には「ヤバいの」から友達を守る為に必死に行動せざるを得ない緊迫感のある展開もある。
登場人物
主要人物
- 四谷みこ
- 突然「ヤバいの」が見えるようになってしまった女子高生「見える子ちゃん」。見えることが気づかれればどうなるかわからないため普段は懸命に無視しているが、誰かを助けるためなら行動を起こすことも。
- ハナ
- みこの親友。巨乳でよく食べる。怖いのが大の苦手。「ヤバいの」は全く見えないが生命オーラがとても強く、炎に蛾が寄ってくるように「ヤバいの」を引き寄せてしまう体質。強すぎて本人にはほぼ影響がないらしいが、「ヤバいの」が側にいるとお腹がすくようだ。
- 二暮堂ユリア
- みこの隣のクラスの生徒。小柄。子供の頃から怪異が見え、霊能者を目指しているが、周りに理解されずにぼっち気味。さらにみこが本当に「ヤバい」と感じるものが彼女には見えず、怪異に対して警戒が薄い。みこは「見える子」同士いつか相談できるかも知れないと思っているが、ユリアはみこを一方的にライバル視している。
- 遠野善
- 無数の「ヤバいの」に憑かれた男性。ハナがSNSで猫の里親を探した際に出会ったが、周りに「ヤバい」猫の群れが見えたみこに警戒され、断られる。職業は高校教師で、産休を取ったみこ達の担任に代わって臨時の担任になってしまう。
その他の重要人物
- 恭介
- みこの弟で小学生。姉が女子であることを意識しがちな思春期男子。
- 豪塚さん
- スキンヘッドで両腕と頭にタトゥーを入れている厳つい男性。見た目は怖いが猫好きの良い人で、亡き妻と二匹の飼い猫の霊に見守られている。
- アナコンダ穴熊
- 「男の中の男」と謳われるシブいプロレスラー。身長は決して高くないが鍛え上げられた肉体を持ち、チェキ会では女性ファンの肩に手を回してもタッチはしない紳士。必殺技は胴締めスリーパーホールド「大蛇落とし」。
- ゴッドマザー
- 本名タケダミツエ。インチキ占い師に成り下がっていたが、かつては「下町のゴッドマザー」と呼ばれた本物の霊能者。みこが連れていた「ヤバいの」を祓って再起しようとするも、失敗して逆に引退を決意した。作中で初めてみこを「見える子ちゃん」と表現した人。
- 神さま
- みこがハナに憑いた「ヤバいの」を祓うために「ヤバいパワースポット」で検索して見つけた神社の神サマ(?)。狐のような顔の童女二人と、みこに「さんかい」と告げて何かをした大きな狐のようなものがいる。
関連静画
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