鈴仙・優曇華院・イナバとは、上海アリス幻樂団制作による「東方Project」作品群の登場キャラの一人。
登場作品:『東方永夜抄』5面ボス、『花映塚』『緋想天』自機、『文花帖』LEVEL4被写体。
また『月のイナバと地上の因幡』(4コマ漫画、通称うどんげっしょー)では主人公。
二つ名:
狂気の月の兎(永夜抄、花映塚、儚月抄)
視界を揺さぶる妖怪兎(文花帖)
狂気の赤眼(求聞史紀)
狂気の赤い瞳(緋想天)
テーマ曲:狂気の瞳 ~ Invisible Full Moon
幻想郷の竹林にあるお屋敷「永遠亭」に住む妖怪兎。同じく永遠亭に住む妖怪兎のてゐとは違い、月出身の兎である。
東方ファンからの愛称はもっぱら「うどん」「うどんげ」。現在の綿月姉妹のペットである「レイセン」と紛らわしいからか、鈴仙という名前よりもそちらで呼ばれることの方が多い。また、東方で「座薬」といえばまず彼女のことを指す(ゲームにおいて彼女の放つ弾が座薬のような形をしているため)。
明るい紫の長髪に赤い目、大きなウサ耳にブレザー姿。初対面のレミリア曰く「挑戦的な見た目」どーゆー意味じゃい(笑)。耳の付け根部分には(アクセサリーなのかも知れないが)ボタンのようなものがついており、ウサ耳は着脱可能ではないかとも言われる。
儚月抄においてはボタンのようなものは(綿月姉妹の新しいペットであるところの)レイセンにはついていない。8話に登場した玉兎兵にはついていたが、後の話数においては描かれなかった。うどんげには常に描かれているようである。
元々は月で綿月姉妹に飼われていたペットであったが、人間の月侵攻に恐れをなして月から逃げ出した(ちなみにこの月侵攻とはアポロ計画のこと。ただアポロ11号の月面着陸の時点で逃げ出したのか、それ以前に逃げ出したのかは不明)。そうしてやって来た地上で幻想郷のことを知り、転がり込んだ先が永遠亭だった。
永夜異変の際に一度月に戻ろうとしたが色々あって(永夜抄のストーリー参照)帰れなくなり、その後も永遠亭に留まっている。あまりアクティブでない永遠亭のメンバーの中では一番積極的に動き回っており、出番も多い。
幻想郷に来てから数十年なので、幻想郷の妖怪の中では比較的新顔の部類(年数的には紅魔館の方が新顔だが、永遠亭が外と交流を持つようになったのは永夜異変以降なので、そういう意味では紅魔館より新顔)。月にどのぐらいの年数住んでいたのかは不明なので実年齢は不詳であるが、少なくともてゐよりは年下であるらしい。
本来の名前は「レイセン」のみである。これは月の綿月姉妹に飼われていた頃の名前。
永遠亭に来てから地上人に偽装できるようにと「鈴仙」の当て字をつけられ、さらに永琳から「優曇華院」、輝夜から「イナバ」の名を与えられた。こうして長ったらしい名前になったために、人によって呼び方が様々に異なる。
名付け主の一人である永琳は「優曇華」「ウドンゲ」「鈴仙」と呼んでいる。
同じく名付け主の一人の輝夜は、永夜抄テキストではてゐと区別せず常に「イナバ」と呼ぶ……とされていたが、本編にハッキリ「鈴仙」と呼ぶシーンがあったりする。小説儚月抄でも「鈴仙」と呼んでいるので、区別するようになったのかもしれない。
てゐは「鈴仙」と呼ぶ。
なお、二次創作だと永琳どころか妖夢とか咲夜と言った永遠亭と特に親交を持たないキャラまで「うどんげ」だの「うどんちゃん」だのと呼んでいる事があるが、原作に限っていえば本人は「優曇華」と言う呼び方は永琳から呼ばれる場合を除いて嫌がっているため、永琳以外に「優曇華」と呼ばれる事は無い。
このように、呼称する際は十分な注意が必要である。変な呼称だと叩かれる恐れがあるので注意。
彼女の赤い瞳を直視した者は狂気に堕ち、様々な幻覚を見せられると言う。
しかしこれは彼女の能力のごく一端であり、正しく能力を現すならば「波長を操る程度の能力」と言える。
物事には必ず「波長」が存在しており、その長短を操る事で様々な現象を起こす。
感覚の波長を長くすれば暢気になり、やがては鬱になる。逆に短くしてやれば短気になり、情緒不安定になって狂気に至る。
存在の波長を短くしてやれば存在が過剰になり、どんなに遠くに居ても声が聞こえたりする。逆に長くしてやれば存在が希薄になり、隣に居ても気づかなくなる。
他にも竹林の波長を操って封鎖し迷路状にしたり、廊下の波長を操って無限の長さに見せたりと非常に応用の効く能力である。
東方緋想天において、彼女が何も無いところから現れたり消えたりするような動作を見せるのは、この能力の応用である。
この能力は幻想郷の外に存在する月の都にいる兎ともコンタクトが取れるらしい。
ちなみに、永夜抄エンディングにおいて妖夢も赤い狂気の目になった事があるが、妖夢の場合は自分自身が狂気に堕ちており、優曇華のそれとは異なる。
患部で止まってうんたらかんたら等と言われるようになった原因の彼女の弾幕であるが、これは座薬ではなく銃弾をモチーフにしたものである。
彼女は月に居たころは綿月姉妹の下で高度な戦闘訓練を受けており、かなり優秀な兎であったと言われている。そのため火器類の扱いは一通りの経験があると思われる。(その戦闘技術を兵士として発揮する前に脱走してしまった訳だが)
実際、弾を撃つ際には手を指鉄砲の形にして人差し指の先から弾を発射している(緋想天)ため、弾を撃ち出す動作そのものを銃器の扱いになぞらえている様子。
なお、緋想天・非想天則では拳銃の弾のような銃弾から炸裂するロケット砲のような弾まで色々バリエーションがある。
さらには、目からレーザー光線だのリップルレーザー(ドーナツの輪のような形をしたビーム)だのも発射している。
彼女のスペルは他のキャラとは違い、ほとんどのカード名に読み仮名が含まれている。例に挙げるなら漫画やゲーム、ライトノベルなどの文章で楽しむ作品で時折見かけるアレに近い感覚 →アレの例:「幻想殺し(イマジンブレイカー)」「紫電の槍(ライトニングスピア)」など
こんなカード名を使っているのは彼女くらいのもので、良くも悪くも中二病特殊な趣向の持ち主らしい。
これは永琳に「優曇華院」という変な名前を付けられた事に対する当てつけでもあるのだが、本人はこのスペルカード名を気に入っている。
もちろんカード名をそのまま訳してもその読み仮名になるわけではないので、注意が必要。しかし使われている英単語の意味を調べてみると新しい発見があるかもしれない → 東方元ネタWiki
ニコニコ動画初期、IOSYS製作のFlashムービー「患部で止まってすぐ溶ける~狂気の優曇華院」が人気となり、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」で登場した霧雨魔理沙、アリス・マーガトロイドと共に東方Projectのキャラクターとして一躍有名となる。 またこのムービーを元にして作られた動画も多く、それらの曲・動画には「狂気の優曇華院シリーズ」タグが付けられる。
ウサミミ+ブレザーといういかにも狙っているような容姿で、『狂気の優曇華院シリーズ』が流行った2007年ごろは新参ホイホイと呼ばれていたが、現在は死語と化しそのように呼ぶ人はほとんどいない。
ニコニコに限らず二次創作全般においては、主人公勢よりも永遠亭勢との絡みが多い。アクの強い周辺キャラクターの暴走との対比もあって常識人っぽく描かれる事が多く、ポジションとしては「苦労性」「貧乏くじ」「巻き込まれ役」「いじられ役」「ツッコミ役」となる事が多い。
前述の通り、永遠亭の中では常識人ポジションとして苦労人属性を背負わされることが多い。実質的に公式二次創作である『月のイナバと地上の因幡』での扱いがほぼ二次創作での鈴仙のポジションであると考えて良い。
「仲間を見捨てて逃げ出してきた」という過去があり、花映塚では映姫にもそのことで説教を受けている。そのため、シリアスな二次創作では大抵の場合その過去に主眼が置かれる。・・・・・・のだが、儚月抄で登場した玉兎兵と月の都が存外呑気だったのと、永夜抄と儚月抄の設定の食い違いとかで微妙に扱いが難しくなっている。
カップリングの相手はてゐ、永琳、そして妖夢が主流。てゐの場合は、てゐが鈴仙を振り回すのが「好きだからちょっかいをかける」的に解釈されるパターン。永琳とはお仕置きされたり薬の実験台にされたりでイロイロとアブないことになっている師弟の絆、家族として愛情を注がれていたり、おもちゃにされていたりする。もちろん性的な意味で。
魂魄妖夢とは原作ではほとんど接点がない(永夜抄、花映塚、緋想天と共演は多いがストーリー的な関連はあんまりない。永夜抄の冥界組EDの描写ぐらいか)が、どちらも主に振り回されている苦労人・常識人ポジションであるため、苦労人コンビとして意気投合するパターンが多い。妖夢は剣士、鈴仙は座薬銃弾で武器キャラ同士イラスト映えも良かったり。妖夢の方が年下のイメージがあるせいか大抵は妖夢が敬語。→うどみょんは俺の銃刀法違反
またその名前のせいで、鈴仙の絡むタグは「○○うどん」と付けられる事が多い。相手がチルノなら「冷やしうどん」、相手がパチュリーなら「もやしうどん」、相手が天子なら「天ぷらうどん」など。(定着はしていないので正確なタグ名は伏せておきます)
数が増えたので、鈴仙・優曇華院・イナバのお絵カキコに分離しました。全てを見る場合はそちらへ。
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最終更新:2024/05/02(木) 11:00
最終更新:2024/05/02(木) 11:00
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