さくら学院(さくらがくいん)とは、日本のアイドルユニットである。株式会社アミューズ所属。
2010年4月に開校(活動開始)。2021年8月31日をもって閉校(活動終了)
「学校と部活動をテーマにした成長期限定ユニット」というコンセプトのアイドルユニット。
メンバーは小学校5年生から中学3年生に限られ、中学3年生の義務教育終了とともにさくら学院を卒業しなければならないという「鉄の掟」がある。
「学校」というコンセプトに徹底的にこだわり、本当の学校のように授業と季節の行事を繰り返しながら、教師と生徒が人間関係の中で成長する様子をドキュメンタリーかつエンターテイメントとして提供している。
また「部活動」として多数のサブユニットが活動してきた。特に『重音部 BABYMETAL』は、最終的にさくら学院から独立して、世界的なメジャーアーチストにまで成長した。
小中学生のアイドルユニットではあるが、そのダンススキルは日本のアイドルの中でもトップクラスであり、歌唱力や演技、お笑いやトークの技術においても、アイドルとしては高い実力を持つメンバーがいる。
卒業生の多くが、女優、モデル、歌手、声優、タレントとして活躍している。
さくら学院のファンは「父兄」と呼ばれる。実際に中高年の男性が多いが、女性でもメンバーと同年代の学生でも「父兄」と呼ばれる。
初期を除いて、観客はサイリウム、ペンライトは使わない。代わりにピンク色の公式フラッグを振って応援する。ただし、フラッグを使用する曲は決まっている。
アイドルライブでよく行われるMIXによる応援もない。2010年度から2011年度発表の初期曲には、よく行われる定番コールがあるが、2012年度以降の発表曲はほぼ振りコピとクラップと歓声だけの応援となっている。
2008年から2009年にかけて期間限定で活動した小学生女子3人組ユニット『可憐Girl's』のメンバーが、期間限定であるが故に短期間で感動的な成長を遂げたことにをヒントに、期間限定にすることで少女の成長と感動を見せることを売りにしたアイドルユニットとして、『さくら学院』が企画された。
また2009年にTBS系動画サイトで流された教育番組『新しいこども番組』のコンセプトや知見も後にさくら学院に活かされることになる。
2009年から1年間かけてアミューズキッズ内で、参加メンバーを入れ替えながらオーディションを兼ねた練習が行われ、初期メンバー10人が決定した。
『可憐Girl's』からは、武藤彩未と中元すず香が参加し、当時すでにドラマやCMで活躍し始めていた三吉彩花、雑誌『ニコラ』のオーディションでグランプリを獲ったばかりの松井愛莉、食をテーマにした小学生アイドルユニット『ミニパティ』の3人(堀内まり菜、飯田來麗、杉崎寧々)、ドラマ『ハガネの女』などに出演していた子役の佐藤日向、雑誌『ちゃお』のオーディションで小2で準グランプリを獲った菊地最愛、モデルやCM出演をしていた水野由結、というメンバーだった。ただし、最年少の菊地最愛、水野由結は、結成段階では正式メンバーには入らなかった。
2010年4月に、メンバー8人で結成。2010年8月7日の『TOKYO IDOL FESTIVAL 2010 @Shinagawa』で、菊地と水野が「転入生」として加入し、10人で初ライブを行なった。
2010年11月28日、横浜赤レンガ倉庫(キャパ300人)で初のワンマンライブ『さくら学院祭☆2010』を開催。ここで部活動として『バトン部 Twinklestars』『クッキング部 ミニパティ』『重音部 BABYMETAL』『帰宅部 sleepiece』が披露された。
2010年12月8日、デビューシングル『夢に向かって/Hello ! IVY』発売。
2011年7月23日と24日、渋谷 duo MUSIC EXCHANGEにてワンマンライブ『さくら学院2011年度 NEW ~ Departure ~』計3公演が行われ、ここで初めての「転入式」が行われ、実質的には初の転入生である田口華と磯野莉音が加入し12人体制となった。また、『新聞部 SCOOPERS』が登場し、代表曲のひとつとなる『FRIENDS』も披露された。
2011年11月23日 『さくら学院 オープンキャンパス 学校説明会』が開催され、放送作家兼ミュージシャンであり『新しいこども番組』で教師役も務めた倉本美津留氏が校長に就任。「アイドルを超えたスーパーレディー」を目指す七ヶ条の校則が発表され、公開授業も開始された。
2012年3月25日、日本橋三井ホール(キャパ650人)にて、初の卒業式ワンマンライブ『さくら学院 2011年度 卒業 ~旅立ち~』を開催。卒業する3人のためだけに作られたオリジナル曲『3.a.m』も披露された。以後、ほぼ卒業式で1回しか歌われない、卒業生のためのオリジナルソングが毎年度作られるようになる。
卒業式ライブ終了後には本格的な卒業式が行われ、卒業証書授与式、在校生送辞、卒業生答辞、校長と担任から式辞があった。卒業式後のアンコールでは『旅立ちの日に』が歌われ、この日をもって、武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉は卒業し、それぞれの道を歩み出した。
この最初の2年間で、さくら学院の基本フォーマットがほぼ確立したと言える。
2010年度と2011年度の最初の2年間の生徒会長は武藤彩未が担ったが、2012年度生徒会長は、たったひとりの最上級生となった中元すず香となった。サポートのために中2の堀内まり菜が副会長、飯田來麗が副々会長となって、「生徒会」役職メンバーが中心になって自治運営する体制がより明確になった。
中元生徒会長は、前年度までの武藤会長とは異なるテイストのさくら学院を少しずつ作り上げ、BABYMETALで培ったアグレッシブなライブパフォーマンスが2012年度の魅力となった。また、さくら学院初のスタンディングライブもこの年度に行われ、以後、着席のホールライブと、ライブハウスで行うスタンディングライブが、並行して行われるようになっていった。
2012年10月27日、28日のワンマンライブ『さくら学院祭☆2012』では新部活動として『テニス部 Pastel Wind』『科学部 科学究明機構ロヂカ?』が登場。科学部は後にシングルデビューをすることになる。また、歌唱のない高度なダンスパフォーマンス曲『Let's Dance』も披露された。
この年度から卒業式ワンマンライブシリーズが「Road to Graduation」と銘打たれるようになった。中元すず香ひとりのために川瀬智子が作った卒業ソング『My Graduation Toss』は、以後毎年度の“Road to"においてもっともシンボリックな卒業ソングとなっていく。2013年3月31日の卒業ワンマンライブは東京国際フォーラム ホールC(キャパ1500人)で行われた。
2013年度は、堀内まり菜が生徒会長となり、杉崎寧々がトーク委員長、飯田來麗がパフォーマンス委員長、佐藤日向がムード委員長に就任。生徒会メンバーの役割分担がより明確にされるようになった。特にライブのMCを仕切るトーク委員長は、以後毎年必ず指名される定番の役職となった。
この年度はフジテレビの『アイドリング!!!』や、AKB48高橋みなみの『mu-Jack』、松本人志の『OMOJAN』などテレビ出演も多く、さくら学院の重要キーワード「顔笑れ」(がんばれ)の語源となるシングル曲『顔笑れ!!』やRoad toの定番ソング『未完成シルエット』などの楽曲が作られた。
卒業ライブシリーズ「Road to Graduation」は、2月にバレンタインライブ昼夜2公演(スタンディング)、3月下旬平日のラストスタンディングで卒業生の進路発表、その直後の週末に卒業式ホールライブの計4公演行われ、以後毎年度踏襲されるようになった。卒業ワンマンライブは旧・渋谷公会堂(キャパ2500人)で開催された。
2014年3月にBABYMETALが武道館ワンマンライブを開催し、知名度が急上昇するとともに、母体だったさくら学院にも徐々にファンが流れ込むようになった。BABYMETALは2012年度の中元すず香卒業をもってさくら学院から独立したグループとなったが、両者で並行して活動していた菊地最愛が2014年度生徒会長に、水野由結がプロデュース委員長に就任。それまで生徒会長ポジションでもあった、『夢に向かって』のセンターポジションを水野由結が担当するなど、実質Wセンター体制となった。
また、田口華は気合い委員長に就任し、『プロレス同好会』を立ち上げた。野津友那乃は2代目トーク委員長となり、ライブ中に物販紹介を担当する『購買部』にもなった。以後、購買部は後輩に引き継がれ、毎年活動する常設の部活となった。
この年の夏、BABYMETALが米国のレディーガガのライブのオープニングアクトを務めることになり、菊地最愛と水野由結はさくら学院として最後のTIFに出演できないことになってしまった。その穴を埋めるため、卒業生の堀内まり菜と飯田來麗が助っ人としてTIFに一緒に出演した。
この年度に川瀬智子が提供した『ハートの地球(ほし)』はチアガールのようなポンポンを持って歌い踊りながら文字を作る難度の高い曲で、さくら学院のパフォーマンスを特徴づける曲となった。
2014年度の卒業式は、2015年3月29日に過去最大規模のNHKホール(キャパ3500人)で行われ、さらに全国の映画館でライブビューイングで同時中継された。以後、さくら学院のホールライブがライブビューイングで全国展開されるようになっていく。
2014年度をもって最後の初期メンバーだった菊地最愛と水野由結が卒業。人気・知名度の高いメンバーがいなくなり、在校生の数は6人に激減。さらにUniversal Musicとのメジャー契約も終了。さくら学院は、アミューズが単独で運営するインディーズアイドルになった。
5月の転入式でさくら学院史上最多の6人の転入生が入ったが、元気が良すぎてテレビ局の廊下を真っ直ぐ歩かせるのにも苦労する有様だった。当初は、在校生と転入生が2グループに分かれてしまったり、生徒会長となった磯野は、卒業生から「元気なだけではさくら学院ではない」と苦言を言われたりした。
このピンチに、磯野莉音、大賀咲希、白井沙樹が奮起。転入時に「会話の通じない宇宙人」と呼ばれていた磯野莉音は生徒会長として俯瞰的な視点を持つ天才司令塔に、危ない発言で「爆弾娘」と呼ばれていた大賀咲希は歌唱面のエースとしても転入生を指導する教育委員長としても活躍、メンバーにサインをねだる熱烈すぎる父兄だった白井沙樹はトーク委員長を超えたプロデューサー的手腕で、2015年度を盛り上げた。
また6人の転入生は、いずれも才能溢れる即戦力型だった。この年8月のTIFでは、クッキング部、帰宅部、購買部の3つの部活が再始動し、学院祭で再始動した科学部と合わせて計4つの部活が稼働し、クッキング部、帰宅部、科学部は外部のフェスや対バンでも活動した。
また、この2015年度から、現在のさくら学院の運営フォーマットがさらに固められた。
また、2015年1月に開始された毎週月曜19時からのネット配信のレギュラー番組「LoGiRL さくら学院の学んdeマンデー」(テレビ朝日)が、ライブ、公開授業に並ぶ重要な活動となり、毎週の生放送でメンバーのトーク力やアドリブ力、お笑い力が飛躍的に上達していくことになった。
2016年度を担った、生徒会長の倉島颯良は中1転入、MC委員長の黒澤美澪奈は中2転入で、さくら学院生としてのキャリアが浅い生徒会となったが、そのハンデを跳ね返すような活躍を見せた。
磯野の熱血路線を引き継いだ倉島会長は「心をひとつにする」というさくら学院の方針を更に磨き上げ、切れ味鋭いダンスパフォーマンスを作り上げた。芝居が大好きな黒澤美澪奈の希望がかない、8月から9月にかけて赤坂REDシアターにて2週間の本格的な舞台公演『秋桜学園 合唱部』が行われた。
ワンマンライブ『さくら学院祭☆2016』は舞浜アンフィシアター(キャパ2170人)で行われ、公演の模様の一部が3月のCDアルバムの特典として、Blu-rayに収録された。
さくら学院の重要な活動となったLoGiRLだったが、2017年3月いっぱいをもって終了。2017年6月からはサイバーエージェント系のFRESHで「さくら学院のFRESHマンデー」としてリニューアルスタート。LoGiRLがアイドルバラエティの基本フォーマットを踏襲したものだったのに対し、小中学校風の机と椅子、MC席に教壇風の机が設けられ、より「教育エンターテイメント」を意識した内容が増えていった。
2017年度はアミューズフェスに出演し、憧れの先輩であるPerfumeと2万人の観衆の前で共演。
山出愛子がシンガーソングライター活動を開始し、岡田愛はおはガールとして毎週テレビ出演、岡崎百々子はミュージカル『黒執事』のヒロイン役で注目されるなど、中3メンバーの活動が目立った年だった。また、『おはスタ』に出演して生で『My Load』を披露。さくら学院として最後の地上波テレビ出演となった。
2018年度は、TIFへの参加がなく、ちゃおSmilesのリリースイベントにゲスト出演。通常2日間行われる学園祭も1日のみだったが、夏の間に映画『さよならくちびる』の撮影に新谷ゆづみと日髙麻鈴が参加し、学園祭のHRコントも、クオリティの高い青春ドラマに昇華され、2011年度『FRIENDS』から始まったcAnON.作詞作曲シリーズの頂点的な完成度となった『Carry on』が作成された。
2019年度は、転入式が文京区シビックホール(キャパ1700人)で行われ、TIF2019では最終日HOT STAGEのトリ前を務め、学院祭では中3の4人が @onefive としてデビュー。12月には初のクリスマスライブを舞浜アンフィシアターで開催。アルバムはアナログ盤も発売され、3月の卒業式は過去最大のパシフィコ横浜国立大ホール(キャパ5000人)が予定されるなど、さくら学院史上最大規模の活動が展開された。
しかし、2020年の3月から新型コロナウイルスの流行によってすべての活動が延期の上、中止になってしまった。
2019年の卒業式は、内容を大幅に短縮し、2020年8月30日に無観客のオンラインライブとして行われた。
翌8月31日には、1年後の2021年8月31日をもってさくら学院を閉校することがアナウンスされた。
2020年度は転入生を入れず、野中ここな、白鳥沙南、田中美空、八木美樹、佐藤愛桜、戸高美湖、野崎結愛、木村咲愛の8人で活動することとなり、全員が生徒会の役職付きとなった。
活動はオンラインのみとなり、FRESHマンデーは、生徒達の自宅から毎回リモート接続で行われた。
2021年7月に1年5カ月ぶりの有観客ライブがZepp横浜で行われ、プロレス同好会OGとして卒業生の田口華と磯野莉音が出演。さらに、ライブ開催後、磯野莉音が職員室(マネージャー)となっていたことが明らかにされた。
全員が卒業となるFINALライブは2021年8月30日に中野サンプラザで開催。途中、初代卒業生の3人がゲストで登場し、さくら学院の過去10年を振り返った。
最後の卒業生8人は、全員が芸能界引退を宣言せず、アミューズに所属したままそれぞれに活動を継続することとなった。
さくら学院のメンバーは開校(結成)以来、常に偶数となっている。2010年の開校時は8名。初ライブは10名で行われ、2011年度以降は、2014年度の10人を除いて常に12人体制で運営されている。
さくら学院の生徒(メンバー)は共に学び成長する仲間であるとともに、ダンスや歌唱のポジションを競うライバルであることから、ライバルであり、かつ親友であるというコンセプトがダンスの振り付けや歌詞に頻繁に織り込まれている。
これは、実際に生徒達の活動の様子を職員室(マネージャー陣)が観察し、その様子を作詩家に伝えて、さくら学院の世界観を構築した結果であるが、同時に生徒達もさくら学院の歌を歌い踊ることで、その世界観を自分たちの人生観に深く刻み込んでいく。
そして、代表曲『FRIENDS』のサビにある「ライバルと親友の顔を持つふたりだから」というフレーズを体現するような、多くのペアがさくら学院の歴史の中で生まれ、偶数メンバーならではのペアダンスの振り付けが、歌詞と相まって感動を作り出している。
さくら学院には、公式が定めたものではない、生徒たちが勝手に名乗っている仲良しユニットがある。
『ライバルと親友』に匹敵する、さくら学院を象徴するキーワードに『負けず嫌い』がある。
さくら学院の生徒(メンバー)全員が、強烈な負けず嫌いであり、メンバー選定の基準のひとつになっている可能性がある。さくら学院のレッスンは、ときとして1日8時間にも及び、フォーメイション移動の僅かな遅れも「いまからプロにならないと」と大人から叱咤される。歌唱やダンスのポジション、部活動(サブユニット)のアサインは、実力主義で行われ、親しい仲でも常に厳しい競争があり、それに勝つために強い負けず嫌いや克己心が求められる。
メンバー内でのいちばん分かりやすい競争は「背比べ」で、1年中抜きつ抜かれつの身長バトルが行われ、『負けるな! 青春ヒザコゾウ』という曲にもなっている。また、ダイエットをテーマにした『ご機嫌! Mr.トロピカロリー』という曲もある。
克己心については、2013年度に『顔笑れ!!』『I・J・I』『未完成シルエット』といった楽曲で何度も言及され、2015年度以降は、さらに深掘りされて『キラメキの雫』(2015年度)、『アイデンティティ』(2016年度)、『My Road』(2017年度)と各年度の代表曲で昇華されていき、『Carry on』(2018年度)がひとつの頂点となった。
現在のさくら学院のライブでは、サイリウムやペンライトは禁止となっている。代わりにピンクの公式フラッグを使って応援する。公式フラッグは物販やオンラインショップ「ASMART」で700円で購入できる。
フラッグはいつ振ってもいいわけではなく、使用曲が決まっていて、父兄はステージの指示に合わせて振ったり、振りコピで振る。2019年度現在フラッグを使用する曲は以下の通り。
デビュー曲であり、節目節目の重要なライブの最後に歌われる。曲終わりにステージ上の全員が横一列になって振るときに、観客も一緒に振り、曲終わりにステージと一緒に観客も一瞬で振り下ろす。このタイミングが合うと生徒達が非常に喜ぶ。
デビュー曲のカップリング曲。ステージから振り方の指導があるので簡単。最後に「Hello! IVY! IVY Girl,Yeah!」の掛け声に合わせてステージと一緒に素早く小さく振ると楽しい。
歌詞に「さくら学院」が織り込まれた校歌的な楽曲。2013年度の学院祭からフラッグが振られるようになり、観客席のピンクの旗の海を見て感動した磯野莉音が、これをきっかけに舞台監督を志すようになった。
サビの「ラララ〜」のスキャット時にステージに合わせて左右にゆっくりフラッグを振るが、このときステージとミラーになるようい振るとより美しくなって生徒達が喜ぶ。
冒頭からフラッグを振りまくるので、イントロが聞こえたら、すぐにフラッグを用意する。曲中は適当に振るしかないが、最後にフラッグを上げて止めるところは合わせたい。
フリが複雑で速い。しかも、フラッグを前に突き出したりするので、キッチリと振りコピするのは危険。無理のない範囲で振ろう。
さくら学院は振り付けにクラップが入っている曲が多く、次第に観客の父兄も一緒にクラップするようになった模様。
フォークダンスの「オクラホマミキサー」を元に作られたらしい。間奏でステージ上で輪になって踊るときに「パンパン」と2回クラップする。慣れないと3回叩いてしまい恥ずかしい。クラップのタイミングが掴めないときは、左右の手を上下に向けて、上下を入れ替えるフリから真似するとやりやすい。
中元すず香が在籍中に一番好きだった曲で、武藤彩未は自分の卒業後の曲なのに好きで、インスタライブで飯田來麗と一緒に歌った。スタンディングや学院祭の定番曲でもある。Dメロで「いつだって」(パンパパン)「目に見えない絆を」(パンパパン)と3回ずつ叩くが、ステージ上で生徒たちが両手を上に広げてタイミングを教えてくれるので、わかりやすい。
英語をテーマにした「賢くなれるシリーズ」の1曲。最初から最後までクラップだらけのザ・クラップ曲。イントロからクラップの指示が最前メンバーから出るので、手を叩いて盛り上げよう。AメロとBメロの間もクラップ。サビのDメロで「Going」(パンパン)「Going」(パンパン)「進めこのまま〜」、「Smilling」(パンパン)「Smilling」(パンパン)〜とクラップ。次の2番Aメロまでまたクラップ。
2番Aメロ「Crap your hand 手を叩こう」で「手を叩こう」に被せて(パパンパパパン)とやるのが速くて難しいので注意。2番Dメロでも1番同様にクラップを入れて、間奏前にこの曲最大の難所である(パンパンパン、パパンパパパン、パンパンパン、パパンパパパン)の連続クラップがある。最後に再びDメロのリフレインでクラップ。
ほかの曲とは異なるが、17年度の代表曲『My Road』にもクラップポイントがある。基本的に盛り上がる曲ではあるが、間奏ダンス後の1列になってズレながらワンフレーズずつ歌うDメロのあとのEメロ大サビ。「悔しくて大泣きしたって〜」で父兄が全力クラップする。このクラップは2017年度の放課後アンソロジー(ラストスタンディングライブ)で自然発生したもの。のちのドキュメンタリー映像で新谷ゆづみが「このクラップに勇気づけられた」と語ったことから、父兄的にはより熱が入るようになった。
いまのところ、タオルを振り回す曲は2018年度発表の『Fairy Tail』のみ。回し方はステージから教えてくれる。いつこの曲が歌われるかわからないので、とりあえずフラッグだけでなく、公式タオルも持っていくようにしたい。
さくら学院は三大行事と定義されたワンマンライブを行う。三大行事はすべて着席限定となっている。
毎年5月のGWの終わり頃に開催される。ライブの合間に新メンバーである「転入生」のお披露目を兼ねたHR(ホームルーム)コントと、生徒会の役職を発表する「生徒総会」が行われる。
HRコントの前には、転入生が入る前の人数が欠けた状態でライブが行われる。人数は少ないが、全員が前年度の卒業式を経てスキルアップしたあとなので、見応えのある貴重なライブである。
転入生の紹介が終わった後の1曲目は『FRENDS』。生徒総会後の最後の曲は『夢に向かって』が歌われる。
転入式前には、父兄(ファン)の間で転入生の予想合戦が行われる。転入生の多くはアミューズキッズの中から選ばれるが、まったく予想外の子が転入してくる場合もある。転入生の予想は、父兄だけでなく、生徒(メンバー)の間でも行われている。生徒達が転入生に引き合わされるのは4月のどこかで、写真撮影やレレッスンの合間にサプライズで行われるらしい。
毎年10月から11月にかけて開催される。ライブの合間に、さくら学院の活動や友情関係をテーマにしたHRコントや、生徒の即興芝居でアドリブ力を競う『サクラデミー女優賞は誰だ?!』などの企画が行われる。
HRコントは担任の森ハヤシが脚本と演出を担当しているが、年々進化していき、感動的な青春物語や抱腹絶倒のコメディが上演され、専門の舞台演出家が招かれるようになった。
『サクラデミー女優賞は誰だ?!』は、当初は、アイドル番組でありがちな、アイドルに自分から恥ずかしい台詞を言わせて照れる様子を笑う企画だった。しかし、2014年度に小6の岡田愛が本気で勝ちに行って勝利をもぎ取ってから、ガチで企画力・構成力・演技力・アドリブ力を競うイベントに変わってしまった。
2017年度と2018年度は、新谷ゆづみと日髙麻鈴が演技力勝負で火花を散らし、のちの映画『さよならくちびる』出演オファーにまで繋がった。2019年度は勝てなかった白鳥沙南が悔し涙を流した。
毎年3月の終わりごろに開催される。ライブの合間に本格的な「卒業証書授与式」が行われ、在校生の送辞、卒業生の答辞、教師陣からの祝辞が述べられる。また、卒業証書授与式のアンコール1曲目は『旅立ちの日に』が必ず歌われる。父兄の多くがスーツや着物で観覧する。またドキュメンタリー映像を見ると、舞台裏のスタッフもスーツを着用している人がいる。
卒業式のセットリストは、毎年度卒業する中3の希望を元に決定され、アンコールの2曲目となる、その年度の最後の曲が何になるかも父兄の興味の対象となっているが、実際には2013年度以降は、2011年度の卒業式のために書かれた『See You…』とデビュー曲の『夢に向かって』が交互に歌われてきた。
三大行事のほかに定例化しているイベントがある。
毎年6月に開催される。公開授業とほぼ同じ形式で、身長測定と体力測定が行われる。信じられないかもしれないが、ただそれだけのイベントなのに、毎年盛り上がる。
前年度の卒業式ワンマンライブの模様を収めたDVDが、2012年以降、毎年7月に発売されてきた。2015年以降はBlu-rayも発売されるようになり、発売日は7月7日の七夕に固定された。
2010年から2017年まで毎年参加していたが、2018年は不参加となり、代わりに姉妹ユニットCiao Smilesのリリースイベントにゲスト出演した。2019年はメインステージであるHOT STAGEで、最終日のトリ前を務め(トリはAKB48 TIF2019選抜)、ライブの全模様とインタビューがフジテレビのCSチャンネルで生放送された。
毎年、8月下旬にパシフィコ横浜で開催される『ちゃおサマーフェスティバル』内のイベント『ちゃおガールオーディション』に毎年「シークレットゲスト」として、さくら学院が出演してきた。シークレットゲストなので、開催前に告知されることはないが、毎年恒例となっている。
過去、多くのちゃおガールオーディション経験者が、さくら学院生となってきたこともあり、さくら学院とは非常に関連性の高いイベントである。
なお、子供向けのイベントなので、参加する大人父兄は常に「子供優先」を心がけるべきなのは、言うまでも無い。
かつて、可憐Girl'sのライブを見に行った大賀咲希が、周囲の大人達の配慮で最前で見ることができ、中元すず香に憧れてさくら学院に転入し、2015年度に大活躍したことを思えば、あなたの後ろで背伸びしながら「見えない」と言っている子が、未来の大賀咲希なのかも知れないのだから。
2017年より開始されたネット上のレギュラー番組『顔笑れ!FRESHマンデー』の夏休み特別番組。キャンプ場やテーマパークで遊ぶ、普段見られないメンバーの姿を愛でられる。
2013年、2014年、2017年、2018年の9月に開催されたスタンディングライブ。夜公演のファストパスのゲットを目指して父兄(ファン)が昼公演でクイズに挑む。
2月から3月かけて行われるワンマンライブシリーズの通し名称。2月のバレンタインライブの昼夜2公演と3月の卒業式直前スタンディングライブ、そして、最後に卒業式がファイナルとなる。
毎年3月に発売されるCDアルバムの特典DVDに「抜き打ちペーパーテスト」の模様が収録される。一般常識20問で生徒が点数を競い、珍回答と成績順位に一喜一憂する姿を描く。また、抜き打ちでテストを行うために、運営が仕掛ける凝ったサプライズも売り物とされているが、父兄側からは「もっと珍回答を増やしてほしい」という声も多い。
なお、2012年度学年末テストでの中元すず香の珍回答から、父兄の間ではCD、DVD、Blu-rayなどの円盤メディアを「デロ」と呼ぶ習慣がある(「CDのDの意味は?」の問いに中元は「デロリアン」と答えた)。
2017年度以降、さくら学院祭のDVD/Blu-rayが、開催翌年の2月14日バレンタインデイに発売されている。公式オンラインストアASMARTか、TOWER RECORDS各店舗の店頭でのみ購入できる。
さくら学院では、2011年以来、毎年3月ごろにその年度の集大成としてアルバムCDが発売されている。2014年度までは、付録特典によって『さ盤』『く盤』『ら盤』の3種類と通常版が発売されていた。
Universalミュージックを離れ、インディーズとなった2015年度以降は、発売日は3月3日のひな祭りに固定された。『さくら盤』と『学院盤』の2種類と通常版となり、さくら盤には、MVやライブ映像を収めたBlu-rayが付属し、学院盤には学年末テストの模様を収めたDVDが付属する。また、2015年度以降のインディーズ盤は、公式オンラインストアASMARTか、TOWER RECORDS各店舗の店頭でのみ購入できる。
アルバム発売記念イベント。タワーレコード制作のネット番組『アイドル三十六房』の特別編。タワーレコード社長の嶺脇育夫氏と音楽ライターの南波一海氏が、その年に卒業する中3を全員呼んで、さくら学院での活動を振り返る。TOWER RECORDS渋谷店の地下1階イベントスペースで公開収録が行われ、その日の夜に配信される。
毎年度の最後に行われる公開授業。3月上旬に開催。生徒達が自分が生まれる前に発表された楽曲を自分で選び、その曲の概要とその曲を選んだ自分なりの理由をプレゼンテーションし、最後にアカペラでワンコーラスを歌う。講師は倉本校長が担当し、公開授業の前に非公開の事前授業も行われる。特に卒業が間近い中等部3年にとっては、卒業式に並ぶ、さくら学院生活の総決算となる重要なイベントとなっている。
卒業式直前の平日夜に行われるスタンディングライブで、その年の卒業生の卒業後の進路が発表される。女優や歌手を目指して芸能界に残る子もいれば、進学や留学を理由に芸能界を引退する子もいる。2018年までに5人が芸能界からの引退を表明しているが、いずれも予想外の発表だった。中3推しの父兄は、自分の推しが引退発表するのではないかと、この日まで不安な日々を過ごすことになる。
毎年4月上旬頃に開催される写真集の発売イベント。抽選で申し込んで当たった人だけが参加できる。卒業式を終えた卒業生から直に写真集を受け取り、サインと名入れをしてもらえる。握手会や特典会がないさくら学院において、父兄(ファン)がメンバーと直接会話できる唯一の機会である。秋葉原の『書泉ブックタワー』など、書泉系大型書店で開催される。
毎年4月上旬頃に開催される写真集の発売イベント。さくら学院の「担任の先生」である森ハヤシ氏を招いて、タワーレコード社長の嶺脇育夫氏、音楽ナタリー記者の清本千尋氏が、前年度のさくら学院の活動について思い出話をする。卒業生も現役メンバーは一切出演しないが、ここでしか聞けない貴重な裏話を知ったり、未公開の動画や写真を見ることができる。集まった父兄が、森先生に「みなさん、正気ですか!?」と問いただされるのが恒例。TOWER RECORDS渋谷店の地下1階イベントスペースで開催される。
さくら学院の活動は、毎年5月上旬の転入式で本格的に始まり、翌年4月上旬の謝恩会で幕を閉じる。
さくら学院では、ライブコンサートと並ぶ重要な活動として、公開授業がある。文化、学問、芸術の専門家を講師に招いて、生徒たちが講義を受けたり体験することで、1コマの授業の中で成長する様子をドキュメンタリーかつエンターテインメントとして見せてくれる。
1つの授業は1日に3コマ開催され、12人の生徒が4人ずつに別れて参加する形が一般的(2コマの場合もある)。各コマが1つの公演となり、それぞれチケットを購入する必要がある。会場は横浜・みなとみらいのはまぎんホールが使われることが多い。
公開授業のスケジュールは流動的であるが、2015年度以降はだいたい、以下のペースで行われることが多い
過去3回開催されている。講師は書家の矢野きよ実。書道ではなく、心の奥底にある想いや感情を筆を動かして書にしたためる方法を体験的に学ぶ。卒業が近い1月に開催され、生徒達の不安や熱い思いが毎回書の形で爆発的に表現されて、涙すら誘う感動的な授業となる。
過去3回開催されている。講師は画家の山下良平。観衆の前で絵を描くライブペイントとコラボレーションを体験的に学ぶ。落書きのようなライブペイントが、最後には立派なアート作品にまで仕上げる場合もある。
さくら学院では、ライブコンサートと公開授業に加えて、週に1回のネット生放送番組も重要な活動となっている。番組中のさまざな活動を通して、芸能活動や社会人として必要なスキルを磨き、成長していく。
テレビ朝日の運営で、2015年の1月から2016年の3月まで毎週月曜日19:00から19:59の間で無料配信された。テレ朝動画などで培ったアイドル番組作成のノウハウが活かされ、低予算ながら毎回爆笑の渦で父兄の評判も高かった。2016年度の学年末テストのサプライズ企画で、「LoGiRL最終回」というドッキリ企画を行ったところ、3月に本当にLoGiRLが終わってしまった。
サイバーエージェントの動画配信サービス『FRESH』上で2017年6月から信開始された有料配信サービス。LoGiRLは無料だが見逃したら二度と見られないが、FRESHは月額1000円の固定で、配信後1週間アーカイブを何度でも見ることができる。LoGiRL 学んdeマンデーに比べると、やや真面目な教育エンターテインメントを志向しているように見える部分もあるが、次第にLoGiRLに近くなってきている。
さくら学院では、部活動という名前で複数のサブユニットが存在している。部活動はそれぞれに衣装と楽曲に特徴がある。もっとも成功したBABYMETAL以外の部活動も、独自にCDを出したりフェスに参加するなど活発に活動していたが、2015年度を最後のピークに、部活動は年々縮小し、2019年末現在、購買部以外の部活は休眠状態となっている。
食をテーマにした小学生ユニット『ミニパティ』としてさくら学院よりも先に活動していたが、さくら学院開校に合わせて、クッキング部として吸収された。楽曲はサカモト教授によるピコピコミュージック。初代メンバーは、堀内まり菜、杉崎寧々、飯田來麗。2代目は、菊地最愛、水野由結、田口華、3代目は山出愛子、岡崎百々子、日髙麻鈴。初代から2代目への代替わりは転入式で引き継ぎ式が行われ、初代の3人は涙したが、職員室によると交代の理由は「成長して大きくなり、衣装が入らなくなったから」だった。
バトントワリングのパフォーマンスとコスチュームで歌い踊る。楽曲は元Cymbalsの沖井礼二による渋谷系。初代は、武藤彩未、飯田來麗、堀内まり菜、杉崎寧々、佐藤日向、菊地最愛、水野由結。2代目は菊地最愛、水野由結、野津友那乃、倉島颯良、山出愛子。野津友那乃はバトン経験者で、卒業式で高々とバトンをトスしたが、残念ながらカメラに写っていない。長らく休眠状態だったが、2019年度にバトンで全国大会出場経験のある木村咲愛が転入し、バトン部再始動の希望が出てきた。
軽音部ならぬ重音部として、ヘビーメタルの音楽に合わせて歌い踊るユニット。メンバーはSU-METAL(中元すず香)、MOAMETAL(菊地最愛)、YUIMETAL(水野由結)。3人の卒業によって、2015年4月からは、さくら学院とは完全に別のグループとして活動している。ただし、2017年9月のさくら学院のライブ公演『紅葉のシャッフルナイト』では一夜限りの重音部が復活(麻生真彩、日髙麻鈴、藤平華乃)。さらに2019年には現役生徒会長の藤平華乃と2017年度卒業生の岡崎百々子がアベンジャーズ(サポートメンバー)としてBABYMETALに参加した。
パジャマ姿で『メダカの兄弟』や『走れ正直者』など昔の人気ソングをカバーする。初代はミニパティから移行した堀内まり菜、杉崎寧々、飯田來麗。2代目は大賀咲希、黒澤美澪奈、麻生真彩。大賀咲希の卒業後、藤平華乃が加入。2018年度の卒業式では麻生真彩、藤平華乃に日髙麻鈴を加えた3人で歌い踊った。
三吉彩花と松井愛莉によるユニット。メガネと腕章をして歌い踊る。2017年9月のシャッフルナイトでは、岡田愛と岡崎百々子がメガネと腕章に加えて2011年度の旧制服を来て演じた。
ミニスカートのテニスルックでラケットを持ち、ピュアな恋愛ソングを歌う。もっともアイドルチックな部活動。初代は杉崎寧々、堀内まり菜、田口華、野津友那乃。2013年度に大賀咲希が堀内まり菜に変わって加入。2017年9月のシャッフルナイトでは、山出愛子、麻生真彩、有友緒心、森萌々穂が演じた。
白衣と眼鏡でのスタイルで、科学、天文、コンピュータなどをテーマにしたテクノソングを歌う。Ver.1.0(初代)は、堀内まり菜、佐藤日向、磯野莉音で独自にCDデビューもしている。Ver.1.2は磯野莉音、倉島颯良、岡田愛。Ver.2.0は倉島颯良、岡田愛、岡崎百々子。
田口華のプロレス好きが部活動になった。同期の磯野莉音とともにリング上でパフォーマンスする。雑誌で現役プロレスラーとの対談企画も行った。2020年度7月のライブで、八木美樹と戸高美湖により復活。さらに卒業生の田口華と磯野莉音もゲスト出演。
学院日誌上で物販の商品を紹介していた「自称購買部」が実際に部活動化された。初代は野津友那乃と白井沙樹で、野津の毒舌と銭ゲバ発言が人気だった。2代目は白井沙樹と吉田爽葉香で、白井の父兄的なこだわりがポイントだった。3代目は吉田爽葉香と有友緒心で、吉本新喜劇的なベタベタのコントが特徴。4代目は八木美樹。さくら亭八木亭美樹が落語のように紹介するのが特徴。
2018年春の非公開のプレゼン会で森萌々穂が提案した部活動が実現したもの。メンバーは、森萌々穂、新谷ゆづみ、野崎結愛。ベレー帽とサスペンダーパンツでシャンソン風味付けの楽曲でアートをテーマに歌う。2020年度FINALでは野崎結愛、野中ここな、佐藤愛桜が一夜限りの美術部となった。
定例イベントほかにも、各年度ごとに特徴的なイベントが行われている
2015年12月5日と6日にデビュー5周年記念ライブ『さくら学院 5th Anniversary LIVE ~ for you ~』が開催された。2011年度学院祭の寸劇を、山出愛子と岡田愛の関係に置き換えて再上演されたHRコント『FRINEDS 2015』や、2012年度学院祭の歌唱のないハイレベル・ダンスパフォーマンス『Let's Dance』の再演に加えて、初日は2013年度卒業生の4人のビデオメッセージが上映され、2日目には三吉彩花と松井愛莉がゲスト出演した。
さくら学院メンバー全員が出演したオリジナル脚本による芝居。2016年8月24日から9月4日にかけて、赤坂REDシアターにおいて上演された。出演者は、2016年度さくら学院メンバーに加えて、2013年度卒業生の堀内まり菜と佐藤日向(ダブルキャスト)、および岡田愛のダブルキャストとして黒嵜菜々子。
当時中1だった黒嵜菜々子は、この秋桜学園での体験が忘れられず、アイドルになるためにアミューズを辞めてプラチナムプロダクションに移り、『26時のマスカレイド』の新メンバーオーディションに挑戦。惜しくもオーディションでは選ばれなかったが、ファイナルメンバーによって結成された『Peel the Apple』としてアイドルデビュー。グラビアやテレビで活躍するようになった。
2017年6月4日に開催された アミューズアーティストによる音楽フェス『Amuse Fes in MAKUHARI 2017 -rediscover-』にさくら学院が参加。大観衆の前で自分たちの楽曲を歌い踊っただけでなく、フェスのトリを務めるPerfumeの『Spending all my time』で、コラボを披露した。
さくら学院生は、アミューズに所属するキッズタレント、若手タレントでもあるため、さくら学院の活動と並行して別の芸能活動を行うこともある。それらの活動は「課外活動」として紹介される。
さくら学院のメンバーの多くは、小学館の少女マンガ雑誌『ちゃお』の誌面モデルやCMモデルとして活動することが多い。『ちゃおガールオーディション』経験者以外も『ちゃおガール』とクレジットされることが多い。
ちゃおガールで結成されたアイドルグループ。メンバーは『ちゃおガールオーディション』のグランプリもしくは準グランプリ受賞者とされている。黒澤美澪奈、新谷ゆづみ、田中美空の3人がさくら学院と兼任した。
・三吉彩花は『Seventeen』、松井愛莉は『ニコラ』、杉本愛莉鈴『ニコ☆プチ』。いずれもさくら学院以前からの契約だった。
・『アイカツ 公式ファンブック』などアイカツシリーズのファンブックに、麻生真彩、森萌々穂、有友緒心、田中美空などがモデルとして出演。
・ミドルティーン向けアパレルブランド『レピピアルマリオ』のウェブモとして吉田爽葉香が2018年夏から活動。
・三吉彩花は在籍中から複数のCMに出演。森萌々穂は在籍前からパナソニックの『ふだんプレミア』シリーズのCMに出演していた。また、森萌々穂はタカラトミーの女児向け玩具のCMにも出演している。
・テレビ東京『おはスタ』におはガールとして岡田愛が出演(2017年〜2019年)
・岡崎百々子は『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-』のヒロイン・リジー役で、2017年12月から2018年2月まで東京、神戸、愛知、金沢、福岡の5箇所40公演に出演。原作マンガファンからも大絶賛された。
・ベネッセ『こどもちゃれんじハロウィン【グーチョキパーで パンプキン】』にパンプキンお姉さんとして岡崎百々子が出演(2017年)
・サンリオ『「まるもふきぶん 〜モップダンス〜」』にちゃおガールとして有友緒心が出演(2017年)
・『グミチョコパンプキン』の2代目パンプキンお姉さんとして藤平華乃が出演(2019年)
さくら学院は、最上級生を中心に自治的な活動が行われており、上級生にはそれぞれ役職が与えられる。2020年度は生徒全員に役職が与えられた。
ただし、各役職の仕事内容は流動的かつ重複する部分もあり、毎年度の生徒会が自分たちで考えてやるべことをやるという傾向がある。
さくら学院のリーダー。さくら学院の各年度は生徒会長の指向が色濃く反映される。生徒全体をまとめあげ、各公演、各楽曲で何をどう見せるかの方針づくりの中心となる。
生徒会長を補佐する役割。中3が中元すず香 1人だけだった2012年度に、堀内まり菜が副会長に、飯田來麗が副々会長に任命された。また、中3が倉島颯良と黒澤美澪奈の2人だけだった2016年度は、山出愛子が副会長に任命された。
ライブコンサートのトークの内容を考えたり、順番を割り振る役割。担任の森先生の補佐役もしくは相方として機能する場合や、プロデュース委員長的に動く場合もある。「MC委員長」は、2016年度の黒澤美澪奈だけに与えられた役職であり、実質的にはトーク委員長だった。黒澤のタレントとしての実績と、さくら学院でのキャリアの短さから、黒澤が自由に動きやすいようにあえて名称を変えた可能性がある。
ライブの構成やセットリストなどを考える役割。2014年度の水野由結だけに与えられた役職。さくら学院では、楽曲毎に全員でイメージを統一することを毎年度行うが、水野は各楽曲のイメージボードを作ってそれを促進しようとした。
ダンスリーダーに相当する役職。さくら学院のダンス全般に精通し、ダンスの指導を行う。初代パフォーマンス委員長の飯田來麗は、卒業後も2014年度に転入生のダンス指導を行ったり、2015年度のLet's Dance再演のためにダンスを教えたりしている。
下級生、特に転入生に、さくら学院生としての考え方、振る舞い方を指導する。
さくら学院をPRする、広報的役割。
「謎委員長」とも言われる、具体的な仕事内容が一切決まっていない役職。この役職が割り振られた本人は、悩みながら自分の役割やポジションを探り当てていく。
本職は脚本家。早稲田大学の学生お笑いグループ「WAGE」のリーダーだった。プロの芸人として身を立てることに挫折したが、脚本家として成功。また、アミューズ所属のタレントとして、ラジオ番組を持ち、アミューズ所属タレントが関係するイベント(ちゃおフェス、ジャックオーランドなど)のMCも務める。
さくら学院では「担任の先生」として、ライブコンサートやネット生放送番組、公開授業のMCを勤めながら、生徒たちにトーク番組での振る舞い方、舞台における演技、お笑いの技術やセンスなどを教えている。
また、転入式や学院祭のロングコントや寸劇の脚本執筆、毎年度更新される自己紹介ソング『目指せ!スーパーレディー』の作詞も行っている。
毎年度の卒業式で、生徒達に送る言葉が印象的であり、生徒からも父兄からも強く支持されている。特に2013年度の卒業式で語った人生の「寄り道」の大切さについては、さくら学院卒業生の人生の道しるべとなっている感があり、2011年度卒業生である武藤彩未も歌詞やメッセージの中で使用している。
MCを務めるラジオ番組『もちこみっ!』に在校生や卒業生がゲスト出演したり、卒業生のイベントやネット番組でMCを務めたり、ゲスト出演するなど、さくら学院外でも共演することがある。
さくら学院が所属する芸能事務所アミューズの担当マネージャー陣。さくら学院の公演や楽曲、パッケージコンテンツは大半がアミューズの独自企画であることから、実質的にはプロデューサーでもあると考えられる。単なるマネージャーの枠を超えて、メンバーとは生徒と先生の関係にあることが、2013年頃の公式Twitterでの言動から見て取れる。
作家、放送作家、ミュージシャン。2011年度に就任。さくら学院の校則7か条を作り、「アイドルを超えたスーパーレディーを目指す」というコンセプトを作った。学校としてのさくら学院の基本フォーマットを整えた人物だと言える。
公開授業のフォーマットを作り、ときとして、自ら講師として教壇に立つ。各年度を締めくくる『歌の考古学』の授業では、公開授業の講師を務めるだけでなく、事前の非公開の指導も行う。
卒業式の祝辞や、転入式の役職任命で、生徒の名前や役職名を間違えるため、一部父兄の間では評判が悪いが、実はかなり緊張しているように見受けられる。
PerfumeやBABYMETALの振り付け師でもある。また、近年は演出家としても実績をあげ、2020年の東京オリンピックの開会式・閉会式の演出チームにも加わっている。さくら学院の全楽曲の振り付けを行っており、ときには手土産を持ってレッスンスタジオを訪れる。
アイドル好きとして有名だが、特にさくら学院については、熱烈な父兄であることが知られている。ライブや公開授業で一般客として鑑賞している姿が、よく目撃されている。
「父兄に卒業は無い」(推しが卒業しても、新しい推しを見つけてさくら学院を推し続けよう)という名言がある。
ここまで紹介したさくら学院の定例行事をカレンダーにすると以下のようになる。ただし、毎年度細かい変更があるので、必ずしも予想通りには進まない。
さくら学院生には地方在住者が多く、週末や長期休暇中はアミューズの寮に寝泊まりしている。また、親元を離れて寮に引っ越し、東京の学校に通う子もいる。レッスンで遅くなった日には、関東在住の子たちも寮に泊まることもあるようだ。
寮はかつて「BEE-HIVE寮」と呼ばれた若き日の田野アサミやPerfumeが暮らした寮だと言われている。
武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉、元可憐Girl'sの島ゆいからは、高校卒業まで寮生活を送っていた。
OGの三吉、松井と、現役生だった白井、山出が寮内で一緒にたこ焼きパーティをした写真も残っている。
寮はひとり部屋と複数人部屋があり、倉島や山出が蒲団で滑り台を作って遊んでいたこともある。
さくら学院の熱烈な父兄だった白井は、寮の部屋が汚いことにショックを受けて泣いて抗議したという。
白井、吉田などのしっかり者は、寮母のように後輩を世話し指導したとされる。
2015年度は一気に6人の転入生が入ったが、名前が美澪奈、百々子、真彩、麻鈴と4人が「ま行」。在校生にも愛がいたため、12人中5人が「ま行」でまぎわらしく、白井沙樹がLoGiRLで「ま行が多すぎる!」と悲鳴をあげた。その後もなぜか「ま行」の名前が多い状態が続いている。
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/27(月) 21:00
最終更新:2024/05/27(月) 21:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。