モンスターハンターのモンスター一覧 > ゲネル・セルタス
ゲネル・セルタスとは、モンスターハンターシリーズに登場するモンスターである。
概要
| 甲虫種 | |
|---|---|
| ゲネル・セルタス | |
| 別称 | |
| 原種 | 重甲虫 |
| 亜種 | 砲甲虫 |
| 登場作品 | |
|
|
| モンスターハンターのモンスターテンプレート | |
分厚い甲殻に身を包む甲虫種の大型モンスター。アルセルタスとは雄雌の関係で、ゲネル・セルタスはメスである。
オスとは生態がかなり異なっており、羽は退化していて自立飛行はできないかわりに堅く巨大な脚が発達しており、戦車のようなその風貌から重甲虫（じゅうこうちゅう）の異名を持つ。尾には巨大な鋏があり、これは攻撃だけでなく後述の用途でも使う。
アルセルタスの特徴でもあるカマのような第一肢はゲネル・セルタスでは盾のような形状になっており、弱点である頭部を覆い隠すようになっている。
動作は緩慢だが、巨大な体躯から繰り出される重い攻撃は脅威の一言で、口からは高圧の水属性ブレスを吐き出す。その威力は反動で巨大なゲネル・セルタスの体が後ずさるほど。
強烈な臭いのフェロモンガスを発してオスのアルセルタスを呼び寄せ、尻尾の鋏で抑え込み合体、使役する。この状態ではアルセルタスによって飛翔能力がもたらされ、自由自在にとはいかないまでも飛翔しながらの突進攻撃や浮かび上がってのプレス攻撃などを繰り出してくる。アルセルタスは大変そうだが…。
さらにゲネル・セルタス自身の通常攻撃に加え、アルセルタスは戦車の砲手よろしく頻繁に粘液攻撃を行ってくるため非常にやっかい。
合体したらハンターが引き剥がすまでそのままではなく、自ら分離して連携攻撃を仕掛けてくることもある。また、エリア移動の際には基本的にアルセルタスはついて回る。
しかし、腹が減っていると、使役しているアルセルタスを食べてスタミナを回復する習性がある。その場合はしばらくゲネル・セルタス単体となって戦いやすくなるが、もたもたしているとまた新たなアルセルタスを呼び寄せられる危険性もある。
亜種
4Gより亜種が登場。砂漠に生息し、より向上したブレス発射能力から砲甲虫と呼ばれている。
体色がより砂漠に適した黄色っぽい色に変わっており、特に尻尾のハサミがさらに巨大化している。
原種と同様にアルセルタス亜種と合体するが、その合体方法はアルセルタス亜種が来るのを待つのではなく、地面にハサミを突き立てて強引にアルセルタス亜種を地面から引き抜くという乱暴なもの。
その後もアルセルタス亜種を掴んだまま武器として振り回したり、時には「甲虫激砲」でアルセルタス亜種を弾丸代わりにしてぶっ飛ばしてくるという原種以上にオスを酷使するとんでもない戦い方をしてくる。
ちなみに弾丸となったアルセルタス亜種は死ぬ。激突と同時に木っ端微塵に砕け散るのである。そして死ぬ度に次の弾丸が地面から再装填され、また射出されて命を散らしていく地獄が展開される。
（なお砕け散った場合でも狩猟数にはカウントされる。またサイズ変動も当然あるため、射出による死亡で最大金冠や最小金冠を取得する場合もある）
MH世界の男性はまだメスと対等に近いレウス、テオ、カムや、メスを一方的に支配できるドスジャ、ロアルに生まれ変わってもアルセルタス亜種にだけは生まれ変わりたくないだろう。
余談
同種を捕食するという所謂共食いの習性は、実在のカマキリなどの昆虫にもみられる。カマキリの例をとってみると、カマキリは餌の識別能力が低く、動くものなら形振り構わず襲い掛かってしまうため、交尾中また終了後のオスを餌だと勘違いしてしまい襲い掛かってしまう事がある（なおこの時のオスの生存率はかなり高く、野外では捕食される方が稀）。
このゲネル・セルタスの場合、ハンターや他の天敵との戦いで疲弊した時に、手っ取り早くスタミナを回復するためにすぐ近くに居てそれほど抵抗しない（と思われる）アルセルタスをやむなく捕食しているのか、それとも最初から「手足となって働いてくれる便利な餌」としか見做していないのか。捕食したらすぐに新たなアルセルタスを呼び寄せる習性から後者のような気もするが・・・
何気に甲虫種初となる大型モンスターである（クイーンランゴスタやアルセルタスは中型モンスター）。
またモンスターハンターシリーズ初の「他のモンスターと合体するモンスター」であり、廃熱する様子やガションガションといった効果音はロボットをイメージさせる。
素材から作られるセルタス装備も、直線的で尖ったアウトライン、胸のエネルギーコア、腰や背面に装備されたバーニア噴射口、顔がまんまガンダムかアクエリオンなどロボット要素満載。
武器もまた、ハンマーは打撃面がドリルになったロケットハンマーでありドリル回転やロケット噴射の素敵ギミックがあり、双剣にいたっては両手がドリルになる素敵装備となっている。
合体と分離を繰り返してハンターに襲い掛かってくる様は、今作で追加された新武器「操虫棍」の虫（アルセルタス）を使う攻撃と「チャージアックス」の盾（ゲネル・セルタス）と合体する形態の両方の特性を彷彿とさせ、ある意味で今作を象徴するモンスターと言えるかもしれない。
※しかしこれらの武器種にはセルタス夫妻の素材を使用したものは存在しない。
それどころかセルタス一式の発動スキルは砲術師に加え（スタミナ回復遅延もあるが）剣士装備には業物もあるにも関わらず、セルタスのガンランスは存在しない。一番似合うであろうランスもない。
更に重甲に徹甲と戦車感丸出しにも関わらずヘビィボウガンではなくライトボウガンしか存在しておらず速射は 散弾と何故か毒弾。水冷弾が速射になるのは最終強化までお預けである（徹甲榴弾は撃てるが速射は無い）。
しかし、MH4Gにて遂にセルタス種のガンランス、操虫棍、そしてチャージアックスが追加される事になった。
武器や防具の形状といい、その防具のスキルに反しての武器のラインナップだったり、弓の最終強化の名前といい、モンニャン隊の勲章といい、お食事シーンといい、愛の詰まったネタモンスターである。
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関連項目
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