ドモン・カッシュとは、サンライズのテレビアニメ『機動武闘伝Gガンダム』の主人公である。
概要
ガンダムシリーズでは珍しい、熱苦しい正統派熱血主人公。
……と思われがちだが、それは戦闘時の話。普段は寡黙でぶっきらぼう。でも不器用なりに優しさを見せる性格。
あと、幼馴染のパンチラを見ただけで照れてずっコケるようなシャイな男でもある。
あと師匠を前にするとすごいデレたり無茶苦茶キレたり、あと泣いたりもする。
要はこの男、すごい忙しい人間である。
大声で叫ぶ姿はガンダムパイロットと言うよりは『マジンガーZ』の兜甲児以来の連綿と続く、ヒーロー型スーパーロボットパイロットの必殺技を叫ぶ雄叫び熱血キャラクターを意図的に踏襲している。
流派『東方不敗』の使い手、『キング・オブ・ハート』の紋章を持つ格闘家であり、国を代表するモビルファイター(MF)パイロットである。師匠は、「師匠ぅー!!」「馬鹿弟子がぁー!!」とお笑いド突き漫才過剰な迄の熱い師弟愛ドラマを織り成す東方不敗マスターアジアである。
デビルガンダムを持ち去り、父カッシュ博士を冷凍刑に追い込み、母を殺した兄キョウジ・カッシュを捜している。
また父の冷凍刑を赦してもらうため、ネオジャパン代表としてガンダムファイトに参加。
ガンダムファイトのパートナーは幼馴染のレイン・ミカムラ。
主な搭乗機体はモビルファイター(MF:Mobile Fighter)シャイニングガンダム、ゴッドガンダム。
モビルファイター(MF:Mobile Fighter)の操縦システムは、操縦桿やペダル等で操作するモビルスーツ(MS)、モビルアーマー(MA)等の人型ロボット兵器と違い、操縦者の身体動作をセンサーが読み取り[1]、モビルファイターが操縦者の動作を忠実に再現する『モビルトレースシステム』を採用し、そのシステム上、身体能力の高い格闘家に適している。[2]
東方不敗マスターアジアと共に徒手空拳、生身でMF,MSと同じ大きさの人型兵器デスアーミーを一蹴する桁外れの格闘能力を披露した。
参戦したゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでも、東方不敗と共にMSや機械獣等を生身で破壊するのも、最早お約束の恒例行事と言えよう。
名だたるガンダムシリーズ主人公で機械に頼らない肉弾戦での格闘能力が最も高いのは間違いない。
一方で、ガンダムシリーズの中では一・二を争う不幸を背負っている男である。
母は殺され、父は冷凍刑、兄は母殺しと国家反逆罪の汚名を着せられ、そんな事情を知らずに仇として1年間も追いかける羽目に。あげく真実を知った直後、自らその兄を手に掛けなくてはならないという重荷を背負わされる。
これだけでも相当に不幸だが、おまけに彼の人生を決定づけた恩師マスター・アジアが自分の敵となり、師弟の縁を切られたのも相当にキツイ。
そんな師匠も自分が殺めることになり、ようやく不幸の連鎖に終止符が…と思った矢先、愛するレイン・ミカムラを奪われてしまうという最大の悲劇に見舞われる。
これだけの大きな試練を乗り越えた末、最終話においてはヒロイン、レイン・ミカムラへの世界中への中継を伴った漢らし過ぎる告白を叫んだ。
小説や漫画版では、告白の直前に思いを伝える言葉をいくつか考えていた描写がある、が
その後の超必殺技として恥ずかしいネーミングの『石破ラブラブ天驚拳』をぶちかます。
どんな告白シーンかは関連項目の『世界三大恥ずかしい告白シーン』で是非確かめて欲しい。
外部出演
ガンダムシリーズでも屈指のキャラ立ちしている事もあり、ガンダムゲームは勿論、スーパーロボット大戦シリーズやコンパチヒーロー、無双シリーズ等出演が多数。初期(20世紀前後)の頃は原作途中での加入が多く、他の作品のキャラとの軋轢や衝突が目立つ展開が多かった。
近年は原作終了後即ち「ガンダム・ザ・ガンダム」「キング・オブ・ハート」としての参加が殆どで歴代主人公でも珍しいキャラ間の調停や相談役などしっかりした大人の対応が中心。これに関してはやはり主人公として稀有な人生経験と既婚者としての立場が大きい。シナリオ展開も大半が上記からのドモンの名声故に喧嘩を売られて已む無く買うというパターンがかなり多く、割と苦労人でもある。
ただ、いずれの作品も共通しているのが「素手で巨大ロボ(MSに限らない)を倒し」「指パッチンでガンダムを呼び出す」事で周りを驚愕させる事である。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- アニメ / 機動武闘伝Gガンダム
- 関智一
- 東方不敗
- シュバルツ・ブルーダー
- シャイニングガンダム / ゴッドガンダム
- 明鏡止水
- 超級覇王電影弾
- シャッフル同盟
- 石破天驚拳 / 石破ラブラブ天驚拳
- シャイニングフィンガー
- 世界三大恥ずかしい告白シーン
脚注
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