初音ミク project mirai 2とは、セガより発売されたニンテンドー3DS専用ソフトである。
動画タグでは基本的に「
本記事ではインターナショナル版として開発された「初音ミク Project mirai でらっくす」についても記述する。
概要
初音ミク project mirai 2 | |
対応ハード | ニンテンドー3DS |
発売日 | 2013年11月28日 |
価格 | 6,279円 (通常版) 7,665円 (限定版) 5,600円(ダウンロード版) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
ジャンル | 3Dリズムアクション |
備考 | パッケージ版の発売日に ダウンロード版の配信も開始される |
2012年3月8日に発売された『初音ミク and Future Stars Project mirai』の続編で、同じく3Dリズムアクションゲーム。前作にあったand Future Stars の部分がなくなり、発表当初の(仮)が取れてそのまま正式タイトルになった。
2013年4月18日に公式ティーザーサイトオープンと共に発売が発表された。
前作の特徴である”ねんどろいど”のモデルを使用したPVや、ノーカットのFULL楽曲といった要素はそのまま引き継ぎ、マイルームやゲーム部分を大幅に改良してさらに遊びごたえのある内容になっている。
さらに前作に収録された21の楽曲とコスチュームは全て本作にも引き継いでいる。システムや譜面は本作基準に合わせて一新されており(ゆめゆめ以外はPVの変更はない)、新たに収録される予定である26曲を合わせると、その総数は47曲にも及ぶ(ボーカルチェンジ分は含まない)さらにコスチュームも100着以上登場する。
また前作でゲスト出演したインターネット社のボーカロイド「GUMI」ことMegpoidが本作にも登場する。本作では新たにねんどろいどモデルがデザインされPVで共演することになる。
予約特典として「ジャポニカ学習帳」などでおなじみのショウワノートとコラボレーションした、初音ミク学習帳 通称ミライのノートが付いてくる(前作の特典であるミライノトートとの関係性は不明である)。
さらに数量限定版としてぷちぷくパックが販売される。これにはオリジナルデザインのねんどろいどぷち初音ミクとぷくぷくデコレーションシールが同梱されている。
またパッケージ版には前作同様、必ずARカードが16枚(裏表印刷で32種類)付いてくる。内訳はキャラクターカードが3枚(裏表で6種類)、ライブカードが13枚(裏表で26種類)となる。ダウンロード版を購入するユーザーのため、発売日以降に公式サイトで画像データの公開も行う予定。
なお、パッケージは一見3DCGに見えるが、実は手描きイラスト。アーティストは初音ミクAppendのイラストも担当したねこいた。
ちなみに発売日の数字である11と28を足すと39(ミク)になる。
4月27日(土)~28日(日)に幕張メッセで開催された『ニコニコ超会議2』と、4月27日(土)~5月6日(月)に日本テレビ汐留ビルで開催された『Go!Next60 日テレ黄金週間』に出展し、いち早くボタン・タッチモード及び新楽曲のプレイが可能であった。
現在、ニンテンドーeショップから本作の無料体験版をダウンロードすることが出来る。前作同様30回の起動制限があるが、今作の場合初めから「エレクトリック・ラブ」「ワールドイズマイン」の2曲が遊べ、難易度変更やボタン・タッチモードの選択、効果音・ボタン表記の変更オプションが使用可能である。
また簡易的ではあるが、おきがえモードも体験出来る。
収録楽曲 (曲名・五十音順/公開されているもの)
※演出:「ねんどろいど」→3Dモデルを使ったダンス等 「PV」→2DのオリジナルPVを立体視用に調整したもの
リズムゲーム
マーカーライン等演出面の変更点
前作は円型のラインが表示され、内側から時計の秒針のようなものがマーカーのタイミングを指示するシステムであったが、今作ではPVの進行に合わせて画面上を1本、ホドヨク以上の難易度の場合2本のラインが走る演出に変更された(スタッフ曰く、「作るのが大変だった」とのこと)。そして同じライン上を円形のカーソルが移動し、それに合わせてボタンを押すシステムである。
また判定のタイミングはDIVAシリーズ基準になり、前作では判定毎に効果音が異なっていた(特に”COOL”未満の”OK”判定時の「ぼすっ」という効果音など)が今回はボタン毎に決まった音が鳴るようになっている。効果音はボタン毎に設定可能で、体験版でも3種類のプリセットから選択出来る。
ボタンの色分けは前作同様○×□△ボタン配色(DIVAシリーズ準拠)になっているが、製品版では変更可能であるとのこと。ちなみに公式スクリーンショットの1枚にはSFCと同じ配色のものが確認出来る。
評価ランクの変更点
前作からA・S・SSの評価基準が引下げられ、パーフェクトでクリアが条件だったSSランクが、今作では達成率95%クリアで取得出来る。
さらに評価画面ではノーミスでの最大コンボ数や、その曲での達成率がパーセンテージで表示されるようになった。
ボタンモードの変更点
従来のABXYボタン、ボタン長押しに加え、新たにボタンと十字キーを組み合わせた譜面が登場する。
主にボタンと同じ方向に対応した十字キー(「A=→」「B=↓」「X=↑」「Y=←」)との同時押しが追加。この際はラインが2本になる。高難易度では方向に関係ない十字キーの同時押しも存在する。さらにABXYボタンを長押ししながら十字キーを押すといった譜面もある。
初期設定では基本的にABXYボタンが表示され、同時押しが登場すると矢印が現れるようになっているが、設定で両方とも矢印表示にすることも可能。表示に関わらずボタンと十字キーのどちらを使ってもOKで、もっと言えば「Aボタン+十字キー上」の指示に対してAボタンとXボタンを押しても大丈夫だったりする。
また虹色のホールドラインはボタン長押しと同時にスライドパッドを回転させることで高得点が得られる。
下画面には4ボタンに対応したタッチパネルがあり、これを使ったタッチ操作でもプレイできる。一言でいえば「ボタン、十字キーに続く第3の操作部」であり、同時押しの片方に使う事も可能。虹色ホールドでは、タッチモードのようにパネルをぐりぐりしてもよい。
タッチモードの追加
今までのボタンモードに加え、新たに3DSのタッチパネルを使用する”タッチモード”が全曲に追加された。
これは上画面に表示されるマーカーの色と同じ色の下画面のパネルをタッチしたり、マーカーに表示された矢印の向きに合わせて下画面を同じ向きにスライドさせるというもの。
下画面をタッチしたまま、一筆書きの形で矢印マーカーをこなすとチェインとなり高得点が得られる。
色は難易度により最大3色、矢印は上下左右の4方向。ボタンモードに登場した虹色のホールドラインはスライドパッドではなくタッチペンで画面をタッチした状態でパネルをぐりぐりする。
難易度 | 出現するマーカーの色 |
ラクラク | 「赤」 |
ホドヨク | 「赤」「青」 |
トコトン | 「赤」「青」「黄」 |
いろいろなあそび
ぷよぷよ39!
落ちものパズルゲーム「ぷよぷよ」と初音ミクのコラボレーションミニゲーム。
ミニゲームとは言ってもキッチリとしたぷよぷよ通を遊ぶことが出来る。連鎖発動時は選択しているキャラの音声でオリジナル連鎖ボイスをしゃべってくれる。
条件を満たすことでアルルとサタンのコスチュームが解放される。
ダンススタジオ
好きな曲と様々なアクションを自由に組み合わせることでキャラクターに自分の好きなダンス”コレオ”を躍らせることが出来るモード。
かんたん・じっくりの2つの好きなモードで作成したコレオを観賞用モード「ショータイム」で見ることが出来る。
うたのお時間
下画面に表示されたキーボードをタッチすることで、上画面のキャラクターに歌を歌わせることが出来る。
音色はボイスだけでなく様々な楽器に変更することも可能で、これにより作成したオリジナルメロディー”マイフレーズ”はアラーム音などに使用することが出来る。
その他の追加・変更点
通信
すれ違い通信では新たにプロフィールカードを交換する仕組みになった。
これはキャラクターのポーズやカードのデザインを自由に変更し、さらに「PVに書き込んだコメント」「ダンススタジオで作成したコレオ」「うたのお時間で作成したマイフレーズ」の3つのデータを添付し同時に交換出来る。
またいつの間に通信にも対応し、遠く離れたフレンドと交換したり過去にカードを交換したユーザーとデータの更新が行える。
おきがえモード
前作のコスチュームチェンジをさらに進化させ、新たに髪型とコスチュームを別々に選ぶ「服だけチェンジ」が出来るようになった。さらに同性のキャラクターのコスチュームは着まわすことが可能である。また、コスチュームの配色を一部変更できる。
前作から引き継いでいるコスチュームも全てこの仕様に対応しており、合計100着の中から組み合わせを選ぶことが可能。
マイルーム
ゲーム機本体で設定した時計の実時間に合わせて、ルーム内の照明が変化するようになった。
「もようがえ」では好きなアイテムを飾ることが出来、キャラクターもそれに合わせて特別なアクションをする。
コミュニケーション
ゲーム内で買ったドリンクやおやつをキャラクターにプレゼントし食べてもらえる「おやつメニュー」が追加。
ゲーム内通貨”ミラポ”をおこずかいとしてプレゼントし、自由に買い物をさせる「おこずかい帳」が追加。
初音ミク Project mirai でらっくす
初音ミク project mirai でらっくす | |
対応ハード | ニンテンドー3DS |
発売日 | 2015年5月28日 |
価格 | 4,980円(税抜) |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
ジャンル | 3Dリズムアクション |
2014年7月に初音ミク Project mirai 2を欧米、アジア地域で発売するためオリジナルPVを新たに作られたねんどろいどダンスPVに置き換え、さらに追加要素などを加えたインターナショナル版「Hatsune Miku: Project MIRAI Remix」が発表された。その際に「要望があれば日本での発売も検討する」という内容の発言があり、これはそのファンの声に答えたものであると思われる。
前述のとおりすべての楽曲をねんどろいどPVに変更し、マイルームでのアクションやイベント、新コスチュームを追加、さらにオープニングテーマはピノキオP氏による新曲「はじめまして地球人さん」が採用されることになった。この曲も新たにリズムゲームとして遊ぶことが出来る。
関連動画
PV
ミクダヨーといっしょダヨー(本作の宣伝番組)
関連生放送/チャンネル
関連商品
関連項目・外部リンク
- 『公式サイト』
- 『中の人(1号) Twitter / SEGA feat. 初音ミク 公式 Twitter』
- 『週間ディーヴァ・ステーション』
- 「ニコニコ超会議2 体験リポート」
- 「ファミ通記事 初音ミクのじかん」
- 音楽ゲーム
- 初音ミク and Future Stars Project mirai
- 初音ミク -Project DIVA- / 初音ミク -Project DIVA- f
- VOCALOID / 初音ミク / 鏡音リン / 鏡音レン / 巡音ルカ / MEIKO / KAITO / GUMI
- ねんどろいど / グッドスマイルカンパニー
- セガ
- クリプトン・フューチャー・メディア / 株式会社インターネット
- ミクダヨーといっしょダヨー / ミクダヨー
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