ぷよぷよとは、テトリスと並ぶ知名度を持ついわゆる「落ち物パズルゲーム」の一つである。
|
|||
ぷよぷよ | |||
ジャンル | 落ち物パズルゲーム | ||
---|---|---|---|
開発 | コンパイル(ぷよぷよ~ぷよぷよBOX)/セガ(みんなでぷよぷよ~) | ||
対応機種 | MSX2、ディスクシステム、ファミリーコンピュータ、アーケード、メガドライブ、ゲームギア、PC-9801、スーパーファミコン、FM-TOWNS、PCエンジン、X68000、ゲームボーイ、Windows 3.1、Windows 95、Macintosh PPC、CX-100、Panasonic U1、Windows CE、Wii/3DS(バーチャルコンソール)、S!アプリ、WILLCOM他 | ||
発売日 | 1991年10月25日(MSX2、FC-DS) | ||
アーケード版稼動 | 1992年10月 |
『ぷよぷよ通』以降の作品、及び『なぞぷよ』等の番外的作品の詳細は各リンク先記事を参照のこと。
→#ぷよぷよシリーズタイトル一覧
ゲーム内のキャラクターとしてのぷよぷよは次の記事を参照のこと。
→ぷよぷよ(ゲームキャラクター)
概要
『ぷよぷよ』はそれまでのテトリス等に代表される「どれだけミスせず続けられるか」という一人用ゲームだった落ち物パズルに、対戦要素主体のゲームシステムを取り入れたことで大ヒットした。
特にシリーズ2作目の『ぷよぷよ通』は新しく追加された「相殺」等のシステムにより戦略の幅が広がり、1994年のアーケード版稼動から17年以上経った今なお、全国のぷよプレイヤー(通称ぷよらー)達により新しい戦法が研究・開発され、大会も開催され続けている。
かつては株式会社コンパイルが開発・発売していたが、無茶な経営がたたり1998年に経営破綻。再建できず倒産してしまったため、現在は株式会社セガが版権を引き継ぎ販売を続けている。
ニコニコ動画では有名プレイヤーによるプレイ動画がよくうpされる他、TAS動画、キャラボイスや画像を他のゲーム・アニメのキャラ等のものに差し替えた「差し替え」、ぷよぷよという題材をネタにしたMADや作品など比較的多岐にわたる動画がある。
なお、差し替えについては別項で紹介されているのでそちらを参照にされたい。
→ぷよぷよフィーバー
→ぷよぷよ差し替え
ニコニコ最古の動画の某出演者は当動画内で自身がアンチぷよぷよ派であることを公言しているらしい。「ぷよぷよするな!」
作品共通の基本的なルール
横6マス縦12マスのフィールドに2個1セットで落ちてくる様々な色のぷよぷよ(以下ぷよ)を積んでいき、同じ色のぷよを縦横4つ以上にくっつけて消すというのがシリーズ共通の基本ルールである。
また、4つくっついたぷよが消えることでその上に乗っていたぷよが下に落ち、再度4つくっついて消えることで起こる連鎖という現象がシステムの根幹を成しており、ぷよの消した数や連鎖した回数に応じて相手のフィールドにおじゃまぷよという4つくっついても消えないぷよを対戦相手のフィールドに降らすことができる。(おじゃまぷよは隣接した色ぷよが消える際にあわせて消滅する)
最終的にぷよが落下してくる個所(左3列目)が上まで埋まってしまうとゲームオーバーとなる。
現在セガが出してる『ぷよぷよフィーバー』以降のシリーズではシステムが大幅に変わり、「フィーバーモード」等様々なルールが追加されているが、「同色のぷよが4つつながると消える点」「ぷよが消えると上に乗っていたぷよが落下してくる点」という基本的な部分について差異はない。
シリーズ1作目の『ぷよぷよ』
1992年10月AC版稼動。後にメガドライブを初めとし、当時流通していたほぼ全ての家庭用ゲーム機向けに製作・発売された。
『ぷよぷよ通』以降の作品と区別するため「初代」「無印ぷよ」「ぷよ1」等とも呼ばれる。
CPUを相手に対戦し勝ち進んでゆく「ひとりでぷよぷよ」、プレイヤー同士で対戦する「ふたりでぷよぷよ」、どれだけの間プレイし続けられるか競う「とことんぷよぷよ」、与えられた条件でお題(○連鎖せよなど)をクリアしてゆく「なぞなぞぷよぷよ」(GG版と一部PC作品のみ。通称なぞぷよ)等のモードがある。
~プロローグ~
魔導の書、時の書に記されているオワニモの呪文。
時空の狭間へ魔物を消し去る究極の呪文の一つである。
だがこの呪文、この世に生まれてからただの一度も使われたことがない、とまで言われている。
難しいからではない。
使用価値がないからである。
なぜなら4匹の同じ色の魔物を揃えなければ、
どこにもふっ飛ばすことができない難儀な魔法だからだ。
うーん、こじつけ。
しかし、封印にも似た長い眠りにあったこの究極の呪文にも、
つい日の目を見る時がやってきた。
アルルよ、このぷよぷよ地獄で
思う存分この呪文を使いまくってくれ!
たのむから!
ぷよ通以降の「相殺」(相手から送られたおじゃまぷよを打ち消す)システムがまだなく、相手からのおじゃまぷよを防ぐ方法が皆無だった。(5連鎖できればほぼ致死量であり、それ以上の連鎖はかえって相手へ付け入る隙を与えてしまうことになる。)そのため、この初代ルールにおいてはいかにすばやく相手を攻撃できるかの速攻勝負となる。(参考記事:ぷよm@s#初代ぷよぷよの特徴)
後に発売されたシリーズのほぼ全作品にてこのルールで遊ぶことができる。
MSX2版・FC版(旧ぷよ)
1991年10月25日、最初に発売されたMSX2版とファミコンディスクシステム版(後にROM版も発売)にはCPUと対戦するモードはなく、「とことんぷよぷよ」「なぞなぞぷよぷよ」「ふたりでぷよぷよ」の3種類のみだった。
他にも
- ぷよぷよの色が最大で6種類(赤、黄、緑、青、黄緑、灰。現在は最大で5色)
- 配ぷよが1P側と2P側で異なる
- 落ちてくるおじゃまぷよの予告表示(予告ぷよ)がない
- 一回の連鎖で相手に送れるおじゃまぷよの最大数は30個まで
- HUMAN MODE(ぷよの形が人型に)なるものがある
等々アーケード版以降のものと異なる点がいくつかある。
AC版等に比べてあまり話題に上がらないため定まった呼び方はないが、AC版以降と区別する際はしばしば「旧ぷよ」「元祖ぷよ」「最初期ぷよ」等と呼ばれることもある。(ただし、現在では「旧ぷよ」と言えばコンパイル製の、「新ぷよ」はセガ製のぷよシリーズを指すことが多い)
海外版ぷよぷよ(『Dr. Robotnik's Mean Bean Machine』、『Kirby's Avalanche』)
北米、欧州向けに発売される際に、登場するキャラクターがメガドライブ版、ゲームギア版、セガ・マスターシステム版ではアニメ版ソニック・ザ・ヘッジホッグの、スーパーファミコン版では星のカービィのキャラ・BGMにそれぞれ差し替えられた。しかし、どちらにおいてもブロックであるぷよぷよのデザインは変更されず元のぷよぷよの形のままとなっている。
↓参考動画(左:『Dr. Robotnik's Mean Bean Machine』(ドクターエッグマンのミーンビーンマシーン)、右:『Kirby's Avalanche』(カービィズアバランチ、欧州でのタイトルは『Kirby's Ghost Trap』))
カービィ版の詳細は記事を参照のこと→Kirby's Avalanche
ぷよぷよシリーズタイトル一覧
シリーズ本編(ナンバリングタイトル)
ぷよぷよ通
シリーズ2作目。1994年9月、AC版稼動。
「相殺」「クイックターン」「NEXT2ぷよ」などの新システム追加により現在のぷよぷよシリーズの基礎が完成した作品。以降のほぼ全作品においてもこの「ぷよ通」ルールで遊べる。機種によっては4人までの同時対戦が可能。
単に「ぷよぷよ」と言った場合、この「ぷよ通」のルールを指していることも多い。
コンパイルによる公式大会(ばよえ~んツアー、全日本ぷよマスターズ大会 他)が大々的に行われたのがこの時期(1995年頃)からであり、ぷよSUNが発売された1997年以降も通ルールが採用され続けていた。
ニコニコにあげられている対戦動画のほとんどがこの通ルールによるものである。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよ通
ぷよぷよSUN
シリーズ3作目。1996年12月、AC版稼動。
連鎖中に巻き込んで消すことにより相手に送るおじゃまぷよの量が大幅に増える「太陽ぷよ」が登場。他にも主人公以外の各キャラクターにも連鎖ボイスやカットインが追加され、演出が強化。見た目も派手になった。
SUN以降で太陽ぷよルールが登場した作品は『GB版ぷよぷよ~ん』『ぷよぷよBOX』のみだったが、『ぷよぷよ!! 20th anniversary』にて実に11年ぶりの復活を果たした。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよSUN
ぷよぷよ~ん
シリーズ4作目。1999年3月4日、ドリームキャスト版販売。
ルールが特殊なものになる「ステージ」の概念が登場。また、逆転要素のある「特技」によりキャラクター毎にはっきりと性能の差を持たせたぷよ最初の作品である。(これらのルールは定着する事はなかったものの、『ぷよぷよ! 15th anniversary』ではよ~んの遺跡ステージと類似した「はっくつ」ルールが登場する。)
この作品では「ちぎり」(組みぷよを横に置いたときに片方が落下するまでの時間)が遅い。
作中イラスト・CGは、初代のぷよパッケージから多くのシリーズを担当してきた壱に代わり戸部淑がつとめている。また、SUNまではキャラクターのボイスはコンパイルの社員が担当していたが(PCエンジン版を除く)、今作ではプロの声優が担当している。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよ~ん
ぷよぷよフィーバー
シリーズ5作目。2003年11月26日、AC版稼動。
今作から倒産したコンパイルに代わりセガが開発・販売を行っている。
条件を満たすことで降ってくる「連鎖のタネ」が特徴の新システム「フィーバーモード」が登場。組みぷよに3個組み、4個組みなどの種類が増え、またキャラクター毎におじゃまぷよのレート等の性質が異なる。これらのフィーバールールが以降の作品の標準ルールとなる。
登場キャラクターや世界観も一新され、主人公がアルルからアミティに交代した。
今作からCPUがより論理的に連鎖を組むようになったため、コンパイル時代の作品とは比較にならないほど強くなっている。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよフィーバー
ぷよぷよフィーバー2(チュー!)
シリーズ6作目。2005年11月24日、プレイステーション2版発売。
基本的なシステムは『ぷよぷよフィーバー』と同じだが、対CPU戦でのみ使用可能な「アイテム」が登場した。
新たな舞台・新キャラクターが登場、さらに各キャラクターからのメールや博物館等の要素でフィーバーシリーズのストーリー的広がりを見せた作品。コレクション要素もあり、それらを含めて完全攻略するのにはなかなかのボリュームがある。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよフィーバー2
ぷよぷよ7
シリーズ7作目。2009年7月30日、ニンテンドーDS版発売。
過去作品のルール(初代、通、フィーバー、なぞぷよ)に加え、新ルール「だいへんしん」登場。
このルールでは、「へんしんゲージ」をためることでだいへんしんモードに突入。 ぷよが小さくなることで相対的にフィールドが大きくなり、最大47連鎖まで可能になる「ちびぷよフィーバー」、でかぷよを素早く連続で消すことで連鎖数が加算されていく「うわのせれんさ」が可能な「でかぷよラッシュ」で一発逆転を狙える。このルールにおいてはぷよを高速に落とす「クイックドロップ」が使える。
今作では新キャラクターあんどうりんごが主人公となり、舞台も「地球(チキュウ)」に移行。『ぷよぷよ! 15th anniversary』にて復活したコンパイル時代のキャラクター達もそのままの流れで登場した。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよ7
番外的作品
なぞぷよシリーズ
あらかじめ定められた組みぷよとフィールド上のぷよで指定されたお題(5連鎖せよ、3色同時消しせよ、赤ぷよを全部消せetc.)をクリアしていく、よりパズル的要素が強い作品。ルール自体は最初期のMSX2版FCDS版にすでに存在していたが、それを単品化したもの。
以下の作品がある。
- ゲームギア+1 なぞぷよ(GG)
- なぞぷよ2(GG)
- なぞぷよ アルルのルー(GG)
- なぞぷよ(PC-9801)
- す~ぱ~なぞぷよ ルルーのルー(SFC)
- す~ぱ~なぞぷよ通 ルルーの鉄腕繁盛記(SFC)
詳細は記事を参照のこと→なぞぷよ
ぷよぷよBOX
2000年12月21日発売。プレイステーション用ソフト。
「初代」から「よ~ん」までの全てのルールやキャラクターを包括した総集編的作品。エンカウントした敵とぷよ勝負するRPG風ゲーム「ぷよぷよクエスト」、プレイヤー毎に各シリーズからルールを選んで対戦できる「ごちゃまぜぷよぷよ」等のモードで遊べる。操作性、音質等に難あり。
みんなでぷよぷよ
2001年10月18日発売。ゲームボーイアドバンス用ソフト。
ぷよぷよの版権がコンパイルからセガに渡ってからの、セガ初の独自タイトル。ルール自体はぷよぷよ通が基礎となっておりキャラボイスもSUNからの使いまわしだが、漫才デモはオリジナルの物となっている。
ぷよぷよ! 15th anniversary
シリーズ15周年記念作品。2006年12月14日NDS版発売。
「ぷよ!」「15th」等と略記される。
「初代」「通」「フィーバー」「なぞぷよ」の定番ルールに加え、「すいちゅう」「だいかいてん」等バラエティに富む12種類のゲームルールで遊べる。また、コンパイル時代の旧キャラクターも復活、ストーリーモードでは全22キャラそれぞれに専用のストーリーがある等、15周年にふさわしい盛り沢山な内容となっている。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよ! 15th anniversary
ぷよぷよ!! 20th anniversary
シリーズ20周年記念作品。2011年7月14日NDS版発売。
「ぷよ!!」「20th」等と略記される。
これまでの定番ルールに加え『ぷよぷよSUN』のルールが復活。他にも新ルール「よんてさき」「アクティブ」、2対2の特殊なルールのチーム戦「ペアでぷよぷよ」等15種類以上のルールで遊ぶ事ができる。
使用可能キャラクターはコンパイル時代、フィーバーシリーズ、ぷよ7からの合計24(語呂合わせで"ぷよ"?)キャラ。「15th」と同じく、24キャラそれぞれに別のストーリーが存在する。他にも「デザインちがい」他様々なおまけ要素等で前記念作「15th」をさらに上回るボリュームとなっている。
ニコニコ動画でも ニコニコ静画「ぷよぷよ20周年イラストコンテスト」他 セガ公式による大々的なプロモーションが行われた。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよ!! 20th anniversary
ぷよぷよ!!クエスト
2013年4月24日にios版、6月11日にAndroid版が配信開始。スマホアプリ版のぷよぷよ。
アーケード版も稼動しており11月7日からサービス開始された。
シリーズファンからは「ぷよクエ」と略記される。
本作はお手軽さを重視したスマートフォンならではのパズルシステムとなっており、指でいらないぷよをなぞって消して連鎖を発生させるのがパズルの基本となる。従来のぷよぷよとは大幅にルールが異なっているので、ぷよぷよで連鎖を組むことが得意ではない人も楽しく遊べる。
長期的なサービスを行うソーシャルゲームとなっているので、定期的にアップデートが行われて不便なUIのリファインや不具合の改善が行われたり、新システム新キャラクターがどんどん登場していくのが大きな特徴。
おもに追加されるのはAC版からの逆輸入やオリジナルキャラクターだが、ミノタウロスやセリリなど過去作から久々の登場を果たしたキャラクターもいる。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよ!!クエスト、ぷよぷよ!!クエストアーケード
ぷよぷよテトリス
ぷよぷよとテトリスの夢のコラボレーション作。テトリスシリーズにとっては生誕30周年に当たる作品。2014年2月6日発売。
シリーズファンからは「ぷよテト」と略記される。
ぷよぷよとテトリスが混ざった形式のゲームなので従来作品より特殊なルールが多く、ぷよぷよとテトリスで普通に対戦をする「VS」のほか、ぷよぷよとテトリス混合のパズルの「ぷよテトミックス」、ぷよぷよとテトリスを交互に行う「スワップ」、落ちてくるアイテムを消してスコアを稼ぎあう「パーティ」、開幕からフィーバーモードとラッキーアタックモードで対戦する「ビッグバン」の五種類が用意されている。
使用可能キャラクターは歴代のぷよぷよから17キャラが登場しているほか、均衡を取るためかテトリス側のキャラクターが新しく7人製作された。
詳細は記事を参照のこと→ぷよぷよテトリス
他社製のぷよ関連作品
ここではコンパイルあるいはセガから「ぷよぷよ」のライセンスを受けて開発・販売された作品を紹介する。(任天堂から販売された『Kirby's Avalanche』については#海外版ぷよぷよの項を参照のこと)
ぷにっきいず(Pnickies)
発売元はカプコン。コンパイル開発。1994年AC稼動。
「ぷにっきい(ぷに)」と呼ばれる4~6色のブロックをくっつけて消していく落ちものパズル。ブロックはただくっつけるだけでは消えず、一つのつながりの中に、そのつながりと同じ色の星マークの付いたぷにを2つ以上くっつけることによって消すことができる。消すつながりが大きいほど、また、一つのつながりに星ぷにを多く入れるほど消したときの点数が高くなる。基本的には一人用だが対人戦プレイも可能(CPU戦なし)。つながりを大きくして消すことにより相手フィールドにより多くの「ゴミぷに」を降らせることができる(ゴミぷにの性質はおじゃまぷよと同じ)。ちなみにBGMはカプコン社のすごろく+クイズゲーム『クイズ&ドラゴンズ』からの流用である。
このゲームのシステムは、ストリートファイターシリーズ他同社のキャラが登場するパズルゲーム『スーパーパズルファイターII X』の基礎となった。
Qwirks
Big Bang Software社開発、Spectrum Holobyte(スペクトラムホロバイト)社販売。1995年発売のWindows 3.1、Macintosh用ソフト。
テトリスの作者アレクセイ・パジトノフが監修したぷよぷよ。「アメリカ版ぷよ」とも言われている。「初代ぷよ」のルールをベースに、独自の要素として、同色のぷよにつなげて消すことでその色ごとに異なる特殊な効果を発揮する「Crystal Qwirks」(クリスタルぷよ)が登場する。なぞぷよにあたる「Puzzle mode」もあるがクリア条件が「全消し」の問題のみである。
登場キャラクターやBGMはSF的で、この作品においてぷよぷよ(Qwirks)は悪の軍指揮官により宇宙から集められた、地球を侵略するモンスターという設定がある。
↓参考動画
Stressless Lesson Les Les(れすれす)
コンパイルから許諾を受けてマックスファイブが開発。1997年6月24日発売のPS用ソフト。
落ちてくる5色のブロック(玉)を同色縦横4つにくっつけて消していく対戦型落ち物パズル。ゲームシステムはぷよぷよとほとんど同じだが、おじゃまぷよにあたる「ストレス玉」は落ちてくる組だまの中に入っていることもある、相手の攻撃により組だまの数が最大で5個にまで増える、自フィールドのストレス玉を全て消すことができる「ストレス解消矢」が使える等といった違いがある。連鎖することで画面中央の羽付きのハートが上昇、画面上部の一定ラインに到達するとその時点で決着がつく。
1人用モードでは、男女それぞれ4人ずつの中から主人公と告白する相手を選び、その彼女(あるいは彼)の元へ向かう途中に立ちはだかるさまざまな相手(同級生、教育ママ、体育会系教師、自分の心、果ては犬、ゴミ箱、電柱など)と対戦。勝ち進んでいき、最後にはその意中の相手と対戦して勝利後に告白する。告白が成功するかはクリアまでの得点次第であり、告白に成功すればデート&キスでエンディングとなる。
2周目以降には告白の相手に同性を選ぶことができる。当然告白に成功すれば同性でのデート&キスである。アッー!
↓参考動画
機動劇団はろ一座 ハロのぷよぷよ
バンダイ開発・販売。2005年7月21日発売のGBA用ソフト。
機動戦士ガンダムのパロディ漫画『機動劇団はろ一座』とのコラボ作品。ゲームシステムは『ぷよぷよ通』と変わらないが、豊富な漫才デモや連鎖ボイスなどでキャラクターゲームとして重点が置かれており、連鎖ボイスはなんと本家アニメ版『機動戦士ガンダム』の声優による録りおろし。ゲームモードをクリアしていくことで「見える・・・連鎖が見えるぞ!」「対戦相手は化け物か!?」など原作の名ゼリフやそのパロディからなる連鎖ボイスを入手でき、その集めた連鎖ボイスは「ボイスカスタム」で7連鎖目まで自由にカスタムすることができる。まさに公式がMAD
ブロックのぷよはガンダムのマスコット的キャラ、球体状小型ロボットのハロに置き換わっている。
この「パズルのシステムよりもコレクション性を重視」したゲーム性は、本家ぷよシリーズの『ぷよぷよフィーバー2』に先駆ける形となった。
↓関連動画
ぷよぷよと魔導物語
実はぷよぷよのキャラクター達には『魔導物語』というRPGの原作が存在するのだが、悲しいくらい知名度が低い。(類例として『桃太郎電鉄』の原作『桃太郎伝説』などがある。)
元々は完全新作として開発が行われていたのだが、開発途中に魔導物語のキャラクターや設定を混ぜるよう変更したという背景がある。そのため「同じ色のぷよが4つくっつくと消える」という設定は後付であり、魔導物語の外伝である『道草異聞』にて「同じ色の魔物が4つ以上くっつくとそれらが時空の彼方に飛ぶ」という摩訶不思議な伝説の呪文「オワニモ」を登場させることで整合性を取っている。ちなみにこの「オワニモ」という用語がぷよぷよシリーズ本編にでるのは、『ぷよぷよフィーバー2』が初めてだったりする。
音楽(ピコカキコ)
♪ MEMORIES OF PUYOPUYO(TRY OUT) | |
---|---|
♪ THEME OF PUYOPUYO | |
♪ BRAVE OF PUYOPUYO | |
♪ STICKER OF PUYOPUYO | |
♪ FINAL OF PUYOPUYO | |
♪ SUNSET OF PUYOPUYO (FC風) | |
♪ TOY OF PUYOPUYO | |
♪ WARNING OF PUYOPUYO | |
♪ ばたんきゅ~ |
その他の楽曲のピコカキコはこちら→ぷよぷよ・魔導物語ピコカキコ一覧
関連動画
初代関連
初心者講座
それ以外
関連静画
関連コミュニティ
関連チャンネル
関連項目
|
|
親記事
子記事
兄弟記事
- サクラ大戦
- ソニック
- メガドライブ
- セガマークIII
- 電脳戦機バーチャロン
- NiGHTS
- 龍が如く
- ジェットセットラジオ
- デイトナUSA
- maimai
- キッズコンピュータ・ピコ
- ダイナマイト刑事
- CHUNITHM
- オンゲキ
- CARD MAKER
- maimai でらっくす
- STARHORSE
- rintaro soma
▶もっと見る
- 43
- 0pt