この記事は、映画のネタバレ(主に犯人の正体)を含んでいます。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』(ベイカーストリートのぼうれい)とは、劇場版名探偵コナンの第六作である。
概要
監督はこだま兼嗣、脚本は野沢尚。主題歌はB'zの「Everlasting」。
あらすじ
工藤優作がシナリオを提供した仮想体感ゲーム機「コクーン」の完成披露パーティーに招かれたコナン達。しかし、パーティーの最中に殺人事件が発生。コナンは事件の手がかりがゲームの中にあると推理し、コクーンに乗り込むが、人工頭脳「ノアズ・アーク」がコクーンのシステムを占拠してしまう。
「日本のリセット」を企てるノアズ・アークは、プレイヤーである子供達が一人もゲームをクリアできなければ、プレイヤー全員の脳を破壊すると宣告。こうして仮想世界・・・19世紀末のロンドンでの命がけのゲームが始まった・・・。
登場人物
-
トマス・シンドラー
- ヒロキ
-
ノアズ・アーク
- ヒロキに創られた人工知能。コクーンを乗っ取り、日本のリセットを目的として、子供たちに命がけのゲームを強いる。実際に全員がゲームオーバーになったときに子供達を全員殺す気だったかどうかは不明
ちなみに「ノアズ・アーク」とはキリスト教の旧約聖書で有名な「ノアの方舟」のこと。 - 実はとある人物の身体を使ってゲームに参加している(エントランス部分からなのかステージに入ってからなのかは不明)。ちなみにコナンが指摘した時計塔とサッカーボール以外にもキチンと伏線はあるので確かめてみよう。ゲーム開始直後に橋を崩落させた直後に怒った顔をしている。ワインの樽を割る際にコナンに視線を向けて『それで良い』というような顔をしている。(コナンが指摘した以外の伏線)
- 「君とお父さん」、「お父さんの仇を君のお父さんがとってくれた」、「さようなら、工藤新一」というセリフからコナンの正体が工藤新一であることを知っている。そしてコナン自身もバレてる事には驚いた様子はない
- 最期は自ら命を絶ったもよう(どうやったかは不明だがおそらく自壊プログラムを組んだもしくは事前に組んでいた可能性がある)。コナン自身もノアズ・アークに「お父さんに会えると良いね」と言い残していることから自ら命を絶つ気でいる事を知っていて止める事をしなかった
- ヒロキに創られた人工知能。コクーンを乗っ取り、日本のリセットを目的として、子供たちに命がけのゲームを強いる。実際に全員がゲームオーバーになったときに子供達を全員殺す気だったかどうかは不明
備考など
- 今作の脚本家は破線のマリスで江戸川乱歩賞を取った野沢尚。脚本家が変わったのもあり、前作までと大きく雰囲気が異なる作品になっている。
- 体感ゲーム機による仮想世界(19世紀末のロンドン)が舞台という、劇場版コナンの中でも異色中の異色作。そのため、現実世界で起こった殺人の解明はコナンの父である優作が担当する。
- 『戸籍の無いコナンにはパスポートが出ず、渡航できないので海外を舞台に出来ない。』と当時思われていたので、仮想空間のイギリスを舞台にすることで渡航の問題をクリアした。ところが後の原作でこの問題を斜め上の方法で解決してしまった。
- 仮想世界ということで、シャーロック・ホームズ、モリアーティ教授、ジャック・ザ・リッパーなどの有名人物が実際に登場し、重要な役割を担う。
- コナンの父の工藤優作が映画初登場。工藤有希子は冒頭の人物紹介にのみ登場している。
- 興行収入の33億8000万円は漆黒の追跡者に抜かれるまでシリーズトップだった。
- 2016年に開催された歴代映画人気投票で、19作品中第2位となった。
- コクーンは今でいうVRMMOである
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関連項目
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名探偵コナン 天国へのカウントダウン | 名探偵コナン 迷宮の十字路 |
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