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大阪モノレールとは、大阪府内を走る跨座式モノレールである。運営会社は、第三セクターの「大阪モノレール(株)」(2020年6月1日付けで大阪高速鉄道から大阪モノレールに社名変更)である。
概要
大阪府北部を走り、阪急・大阪市高速電気軌道・京阪の駅とを繋ぐ。
大阪市内に乗り入れない。本線のほぼ全線が府内の主要道路(中国自動車道・近畿自動車道・大阪府道2号大阪中央環状線等)の上を走っており、道路渋滞時はそれらを横目に悠々と駆け抜けていく姿が特徴。
ちなみに、総営業距離28.0kmは、ギネスブックで「世界最長の総営業距離を持つモノレール事業者」として認定されていたが、2005年に正式開通し、その後2006年に延伸した中国・重慶市の「重慶軌道交通」にその王座を奪われてしまった。
(2017年時点で重慶モノレール2号線は31.3km、3号線は64kmの営業距離がある。)
また、重慶モノレールの軌道は実は大阪モノレールと同じく日本跨座式を採用しており、2号線の車両は大阪モノレールの車両と同一設計のものをそのまま使用している。
路線
大阪モノレール線(本線) 門真市駅～大阪空港駅間(21.2km)
国際文化公園都市モノレール線(彩都線) 万博記念公園駅～彩都西駅(6.8km)
駅一覧
全線各駅停車である。
本線
| 駅番号 | 駅名 | ●乗り換え・▲駅周辺施設 |
|---|---|---|
| 11 | 大阪空港駅 | ▲大阪国際空港(伊丹空港)、大阪府警豊中警察署 |
| 12 | 蛍池駅 | ●阪急電鉄宝塚本線 ▲ルシオーレ蛍池SC、国立病院機構刀根山病院、 豊中市立蛍池図書館 、大阪府立刀根山高校 |
| 13 | 柴原阪大前駅 | ▲市立豊中病院、大阪大学豊中キャンパス、柴原霊園 |
| 14 | 少路駅 | ▲ロシア連邦在大阪総領事館、イオンタウン豊中緑丘 |
| 15 | 千里中央駅 | ●北大阪急行電鉄南北線 ▲ヤマダ電機LABI千里、千里セルシー、千里阪急ホテル、 千里阪急百貨店、センリトよみうり、大阪府立千里青雲高校 |
| 16 | 山田駅 | ●阪急電鉄千里線 ▲Dew阪急山田、吹田市立子育て青少年拠点夢つながり未来館、 大阪市立弘済院附属病院、源気温泉万博おゆば |
| 17 | 万博記念公園駅 | ●彩都線 ▲万博記念公園、ららぽーとエキスポシティ、大阪府立山田高校 |
| 18 | 宇野辺駅 | ▲イオンモール茨木、パナソニックリゾート大阪、 立命館大学大阪いばらきキャンパス |
| 19 | 南茨木駅 | ●阪急電鉄京都本線 ▲阪急グリーンプラザ、茨木市立文化財資料館、東奈良史跡公園 |
| 20 | 沢良宜駅 | ▲元茨木川緑地、サンドライビングスクール吹田茨木、 茨木市立南市民体育館 |
| 21 | 摂津駅 | ▲摂津市役所、摂津市立温水プール、ポリテクセンター関西、 摂津市立柳田テニスコート、大阪府立摂津高校 |
| 22 | 南摂津駅 | ▲東海道・山陽新幹線鳥飼車両基地、摂津新幹線公園 近鉄バス鳥飼営業所、スーパー銭湯摂津の湯、アトリウム南摂津SC、 摂津市立スポーツ広場 |
| 23 | 大日駅 | ●大阪市高速電気軌道谷町線 ▲イオンモール大日、大日ベアーズ、大阪守口プラザホテル大日駅前、 大阪広域水道企業団庭窪浄水場、守口自動車教習所 |
| 24 | 門真市駅 |
●京阪電鉄京阪本線 |
彩都線
| 駅番号 | 駅名 | 乗り換え・駅周辺施設 |
|---|---|---|
| 一部列車は本線・千里中央駅まで直通 | ||
| 17 | 万博記念公園駅 | ●大阪モノレール本線 ▲万博記念公園、ららぽーとエキスポシティ、大阪府立山田高校 |
| 51 | 公園東口駅 | ▲万博記念公園、万博記念競技場 |
| 52 | 阪大病院前駅 | ▲大阪大学吹田キャンパス、大阪大学医学部附属病院、 茨木市立春日丘運動広場、茨木カンツリー倶楽部 |
| 53 | 豊川駅 | ▲ニトリ茨木北店、友紘会総合病院、彩都天然温泉すみれの湯、 ラウンドワン茨木店、関西電力能力開発センター、梅花女子大学 |
| 54 | 彩都西駅 | ▲ガーデンモール彩都SC、彩都西公園、 大阪大学箕面キャンパス、茨木市立彩都西コミュニティセンター、 彩都友紘会病院、早稲田摂陵中学校・高校、茨木国際ゴルフ倶楽部 |
延伸計画
本線は門真市駅から南下して瓜生堂地区まで延伸する計画がある。長い間宙に浮いていたが、2015年度内に事業化されることになり、その後2019年度着工、2029年度開通とされた。5駅新設予定で、松生町駅、門真南駅（大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線接続）、鴻池新田駅（JR学研都市線接続）、荒本駅（近鉄けいはんな線接続）、瓜生堂駅（近鉄奈良線接続。八戸ノ里駅～若江岩田駅間）が設置される予定。既に一部建設予定地では準備工事が始まっている。その後計画の遅れから2033年度に延期になった。
彩都線は彩都西駅から東進して東センター地区まで延伸する計画がかつてあったが、彩都地区の計画見直しにより、2017年に延伸を断念、2019年に免許廃止となった。
車両
- 1000系
1989年～1998年にかけて製造。開業時から在籍しており、2024年10月現在4両編成6本が在籍。制御方法は界磁チョッパ制御。以前はクロスシート車もあったが全編成がロングシートに改造されてしまった。現在3000系に置き換え・廃車が進行中。 - 2000系
2001年～2009年にかけて製造。2024年10月現在4両編成8本が在籍。制御方法はVVVFインバータ制御(IGBT)。全編成最初からロングシート仕様である。 - 3000系
2018年デビューの最新鋭車両。2024年10月現在4両編成8本が在籍。2022年までの間に計9編成を投入し1000系を順次置き換えていく。大人の身長だと前面展望のやりにくい車両として定評がある。
関連動画
MAD等
関連項目
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