「指揮官、おかえりなさい。樫野になにか運んだり…お手伝いできたりすることはありませんか…?」
樫野(アズールレーン)とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第2次世界大戦時の大日本帝国海軍・運送艦「樫野」をモチーフとした登場キャラクター(KAN-SEN)である。
はじめまして、指揮官。重桜所属、給兵艦の樫野です。 んーちょっと特殊な艦ですけど、私でも力になれるようなことがありましたら、お任せください…ね?
KAN-SEN名 | |
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樫野 IJN Kashino |
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基本情報 | |
所属 | 重桜 |
艦種 | 運送艦 |
レアリティ | SR |
CV | 近藤玲奈 |
イラスト | 全班最菜嘤嘤嘤(YYY_( ´・ᴗ・` )) |
艦歴 | |
国籍 | 大日本帝国 |
出身地 | 長崎県長崎市 |
造船所 | 三菱重工業長崎造船所 |
艦級 | 運送艦(同型艦なし) |
進水日 | 1940年1月26日 |
就役 | 1940年~1942年(日本) |
最期 | 1942年9月4日(沈没) |
備考 | |
運送艦 樫野
重桜所属、大和型の砲塔を運搬するために設計された運送艦(給兵艦)。 艤装と、おっとりとした(ちょっと天然そうな)雰囲気から想像できない膂力で数々の輸送任務をこなしている。 のんびりと温泉やお風呂を楽しむのが趣味。
重桜所属の運送艦。レアリティはSR。デザイン:全班最菜嘤嘤嘤(YYY_( ´・ᴗ・` ))、CV:近藤玲奈。
日本版3周年イベント「刹那觀る胡蝶の夢」において、2020年9月17日のアップデートで期間限定建造で実装された。
♪~指揮官、お茶をお持ちしました。牛乳を入れてちょっとロイヤル風に…いかがですか?
容姿の面で目立つのはなんと言ってもその胸部装甲。サイズのインフレ振りが目立つ当ゲームだが、樫野の胸部装甲は、もうとんでもないレベルになっている。それというのも、公式のコンセプトが「爆乳天然牛娘」とのこと。そう言われれば、耳や角が牛モチーフであることがわかる。
「このおっぱいで運送艦は無理でしょ」と言いたくなるが、公式紹介の通り、おっとりしているが力自慢のようなのである。むしろ、このおっぱいを運べる力あればこそ運送艦をやっていられるのかもしれない。
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そして、実装と同時に水着着せかえ「湯上がりプレシュアタイム」が販売される。
もう、なんというのか柔肉のかたまりがどたぷ~んとしている、としか表現の言葉がない。これがLive2Dで動くのである。このミルタンクミルクタンクに癒やされたくなった指揮官はショップにいらっしゃいにゃ。
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2020年12月の生放送特番「アズールレーン クリスマス特番 2020」で驚きの商品が発表された。
それは、「湯上がりハンディレスト」ダイナミックマウスパッド(樫野)というもので、樫野の胸から上を実物大でマウスパッドとして再現したという公式が病気としか言いようがないシロモノである。そのサイズは実に縦600mm×横480mm×高さ100mmに達する。マウスパッドとは一体(哲学)。
当然胸の部分は柔らかい素材で樫野のタンクを「触り心地を含めてリアルに」再現することを目指したもの。生放送においては、ゲストがおっぱい部分を揉みしだくシーンが一瞬中断されたほどの危なさであった。
さて、この商品は冗談半分の参考出品かと思いきや、マジで受注生産で販売されることになった。実に価格は49,500円(税込)。12月31日から1月31日までの受付期間で注文が集められることになる。流石に高額すぎるし、所有が家族や親族一同に漏れたらいろいろな意味でヤバいだろうこの商品は、売る側のYosterにしてみてもジョークグッズという位置づけであり、販売目標100個――200個売れたら万々歳という見積もりだった。
しかし、年が明けて2月22日に行われた生放送で驚愕の結果が発表された。
しかも、数をひっくり返して読むと「サンキューパイ」となるという偶然まで…。なんにしても、生産が予想を遥かに超えた規模になったことで、発注者の手元に届くのは春の予定が初夏までずれ込むことになりそうとのこと。無事受け取れた方は、くれぐれも家族や恋人の目に触れぬように厳重に運用をお願いしたいところ。
私の艤装はほかの艦船と比べてちょっと特別ですよ。気になりますか…?んー、こちらの甲板に乗ってみませんか?
樫野は、これまでになかった新艦種「運送艦」となっている。
一見すると、工作艦のような戦闘に直接加わらない補助艦艇っぽいのだが…。
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- 前衛艦隊に属して戦うことになる。
- 主砲枠は駆逐艦砲を装備。対空砲は従来どおり。魚雷、副砲はない。
- 「装備」に専用兵装「積載」を装備できる。これは、特定の艦種にシナジー効果を与えられるもので、戦術によって装備替えすることが有効と思われる。
- つまり、「積載」装備で艦隊にシナジーをもたらしつつ、自らも駆逐艦砲で戦闘が可能である。
以上のようになっている。
大講堂では駆逐艦・巡洋艦と同じ扱いで、月火金土曜日に授業を受けられる。
能力的には、駆逐艦砲しか攻撃手段がないため、駆逐艦が魚雷を発射せずにひたすら砲で攻撃しているのと同じようなものである。反面、耐久力は重巡並にあるうえ、下記スキルで防御も充実しているため、前衛の先頭に立つことすら可である。君、ホントに運送艦なの?対空はそれなりでしか無いので、その点は強い艦に守ってもらう必要はある。
スキル1:堅牢な運び手
自身が所属している艦隊の海域における3回目の戦闘まで、自身が受ける砲撃ダメージを1.0%(MAX10.0%)軽減する; 戦闘開始時、味方艦隊に所属している重桜艦船が2隻以上いる場合、自身の速力が10アップ
スキル2:積載消防対策
積載を装備している場合、自身が受ける炎上ダメージを5.0%(MAX15.0%)軽減し、炎上持続時間を3(MAX6)秒短縮させる
スキル3:主砲、届けに来ました!(隠しスキル)
自身と同じ艦隊の主力に信濃がいるときだけ発動。戦闘開始10秒後に一度だけ戦艦の通常弾と同じ投射弾を放つ。
スキル1は、海域マップでの3回目の戦闘までは砲撃ダメージを軽減してくれるもの。魚雷ダメージは対象外のため、その点は注意。そして、樫野自身以外にもう1隻重桜の艦船がいれば、速力が大幅アップする。
スキル2は、装備「積載」を積んでいる限りは発動するため、事実上恒常発動も同然である。炎上ダメージを減らしてくれるので、デフォで消化器を持っているようなもの。ただし、炎上発生抑制機能だけはないので、物足りないときは消化器の装備も併用すれば、効果重複が効くためにほぼ炎上ダメージを抑えることができる。
スキル3は、ステータス表示画面では確認できない、いわば隠しスキル。同じ艦隊に信濃がいるときのみ発動してくれる。
さて、2020年10月現在では、四種類の積載が用意されている。
- 九四式四十糎砲(積載)T0 - 主力艦隊と超甲巡(つまり吾妻)の火力を10%アップ。樫野自身の耐久も750アップ。
- 航空戦資材(積載)T0 - 艦隊の航空値を8%アップ。樫野自身の耐久も550アップ。
- 小口径砲戦資材(積載) - 前衛艦隊の砲火力を8%アップ。(樫野自身も含まれる、超甲巡は含まれない)樫野自身の耐久も550アップ。
- 雷撃戦資材(積載) - 艦隊の雷撃力を8%アップ。魚雷を撃てるなら、主力艦隊も含まれる。樫野自身の耐久も550アップ。
組む艦隊の構成によって、資材を変えて対応したい。
補給物資、届きました!
「樫野」は、大和型戦艦の主砲塔を運ぶため「だけ」に作られた特殊な運送艦(一応、武器・弾薬を輸送する「給兵艦」に分類されてもいるが)である。
大和型戦艦の主砲は呉海軍工廠で作られることになっており、1番艦の大和と4番艦の111号艦はその場で据えることが可能だった。しかし、2番艦武蔵は長崎で、3番艦110号艦(信濃)は横須賀でそれぞれ建造されており、そこまで主砲を持っていく必要があった。
しかし、手持ちの輸送艦では40センチ主砲を運ぶのが限界であり、かと言って民間の大型船を徴用するのは「超秘密兵器」の大和型なのでこれも不味い。そこで、あらたに46センチ主砲を運べる専用の艦を作ることになった。ちなみに、大和型の建造費にはこの「樫野」の建造費もコミになっている。とんでもなく高い荷物運びもあったものである。
こうして、「樫野」は1940年1月26日に進水。同年7月10日に竣工した。とにかくこの艦が行動不能になることはすなわち、国家戦略の大本命である大和型建造に重大な支障をきたすことになる。そこで、輸送艦としては異例の船底から舷側まで続く二重底構造とされた。また、超重量物を積む関係上極めて低重心の構造とされた。これが原因で激しい横揺れによる乗り心地の「耐え難い」悪化を招き、後に上甲板に鉄板を積んで重心をすこし上げる工夫がされたほどである。
また、機関もスイスのタービンとアメリカの蒸気缶という輸入物で、高速駆逐艦「島風」のそれよりも高性能なシロモノだったという。さらに、万一それらが不調になった時のために国産の普通の機関も併せて搭載するという念の入れようだった。
上甲板に三箇所のハッチがあり、No.1ハッチに主砲の砲身。No.2ハッチに主砲の天蓋と砲座。No.3ハッチに主砲の回転部が積載されるようになっていた。将来的には計画されていた「超大和型戦艦」の51センチ主砲も輸送可能だったという。
1941年に三度に渡って武蔵の主砲を長崎に運び、当初の計画通りの任務を果たした。次は110号艦(信濃)の主砲を横須賀へ送る番だったが、こちらは戦局の変化により110号艦が空母に改装される計画が持ち上がり、主砲の輸送は見送られた。
こうして、「樫野」は普通の輸送艦と同じ扱いで軍需品の輸送任務に入るようになり、やがて台湾方面といった南方にも足を伸ばすようになった。1942年9月4日、台湾沖で米潜水艦「グロウラー」の雷撃を受け、「樫野」は沈没した。
「樫野」の写真は1枚も残っておらず、詳細な姿は現在も判っていない。販売されている模型も、不確かな図面やレポートに基づいて形どられたものである。
より詳しい史実については、こちらの記事も参照→Wikipedia樫野 (給兵艦)
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