『DEMENTO』 (デメント) とは、エロゲである。カプコンから発売されたPS2用ゲームソフトである。当初はクロックタワーの続編のつもりで製作していたが急きょ名前を変えデメントに。
概要
逃走状態、隠れポイント、パニック、即死トラップなどいろんなシステムがある。従来のクロックタワーのシステムや3からのシステム、今作の新しいシステムが混在している。
錬金術をテーマとしており、主人公は錬金術の負の側面に触れた人間から逃げ回ることになる。また主人公のパートナーとして犬が居る。探索させたり攻撃させたり、主人公の目には見えないアイテムを探させることも可能で、犬好きの人は必見のゲームとなっている。
なお、本作のイベントシーンの監督(シネマティック・ディレクター)を担当しているのは、俳優の竹中直人氏である。随所のカメラワークをとくと堪能しよう。
主な登場キャラクター
フィオナ・ベリ…白に近い金色の髪(プラチナブロンド)に青い瞳をもつ18才の美少女。乳揺れする主人公である。性格は優しくて大人しい。頭はすごくいいが運動は少し苦手。
ヒューイ…賢くて勇敢なわれらの相棒。フィオナの騎士。4歳。デフォルトの犬種はホワイトシェパード。GB。
竹中直人リカルド…フードの中身が誰かに似ているお城の執事長。モーション担当も中の人である。
ダニエラさん…ふつくしいお城のメイド。クールすぎるほどに職務熱心だが、オンとオフの差が激しい。
デビリタス…体の大きなお城の使用人。アホの子だが純真無垢。人形が大好き。
ロレンツォ…フィオナの脱出に何かと協力的なベリ城の現城主。「フィオナー!!フィオナー!!」
用語解説(軽度ネタバレ有り、注意)
- アゾート…おそらく綴りは「AZOTH」。医師であり錬金術師でもあった、かの著名な人物が、自らの短剣の柄に封じていたという霊的な存在が由来であろう。ニコニコのプレイ動画においては、ゲーム中の随所における演出のせいか、「女性の子宮」であるというコメントをよく見かけるが、これは誤解である。実際は「超常的なものすっごいパワー(錬金術的な意味で)」とでも解釈するのが適当。本作デメントは、要はこのアゾートを巡る鬼ごっこである。
- 賢者の石…または哲学者の石。錬金術における最高到達点のひとつとされる霊石で、文献や作品によりその形には諸説あるが、共通して赤い色をしている。いずれ錆びてしまう不完全な卑金属を、錆びることのない貴金属へと変化させるための媒体と言われ、転じて、死ぬ運命にある人間に永遠の命を付加することも出来るといわれるチートアイテム。不老長寿の万能薬エリクサー(エリキシル)と混同されることも。
- ホムンクルス…錬金術における人造の生命体のこと。一般的には、瓶の中に入る程度の小人であると伝えられるが、今作においては、城内のいたるところで全裸でブツブツ呟いているのを目にすることができる。個体によっては足元にまとわりついて悲鳴をあげるものもいるが、向こうからなにもしてこないものであれば基本的に人畜無害。だからといって、無抵抗の相手をおもちゃにするのは、ほどほどにしておこう。因果応報は世の理である。
- マンドラゴラ…マンドレイク、曼陀羅華とも呼ばれる。根っこが人の形をしていると伝えられる植物で、地中から引き抜かれる際に、人の精神を破壊するほどの断末魔の叫びを上げることで有名。聞いたものは死ぬ。本作でも、その悲鳴はフィオナの精神を犯し続ける上に、居場所を敵に知らせてしまうので、取り扱いには注意が必要。
- ルミネセンス…フィオナをストーキングしてくる青白い鬼火。触れると弾けて、その音で敵を呼び寄せてしまう。フィオナもびっくり。ただ動きが遅い上に、扉で行く手を遮ってしまえば追ってこられず、やがて勝手に消えるため、さほど問題にはならない相手。しかし、他の敵に追われているときに出くわすと少々面倒なので対策はお早めに。
- アイテム練成…ストーリーの各所に「練成部屋」が配置されており、練成素材によって様々なアイテムを作り出すことが出来る。しかしこのシステムはランダム要素が占める割合が大きく、何が練成されるかはやってみないとわからなかったりする。大成功した場合は、ゲームのバランスを崩してしまうほどの超チートアイテムを練成することも可能。
関連動画
関連商品
関連項目
外部リンク
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